JP2564561B2 - 化粧品組成物 - Google Patents

化粧品組成物

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JP2564561B2 JP21843487A JP21843487A JP2564561B2 JP 2564561 B2 JP2564561 B2 JP 2564561B2 JP 21843487 A JP21843487 A JP 21843487A JP 21843487 A JP21843487 A JP 21843487A JP 2564561 B2 JP2564561 B2 JP 2564561B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフィブロインペプチドエステルを配合した化
粧品組成物に関する。
〔従来の技術〕
絹の酸、アルカリまたは酵素加水分解によって得られ
るフィブロインペプチドや、そのアシル化物、第4級ア
ンモニウム誘導体などのフィブロインペプチド誘導体を
化粧品に配合することはすでに検討されている(例え
ば、特開昭60−243099号公報)。
これはフィブロインペプチドやその誘導体が、毛髪に
吸着して毛髪の損傷を防止したり、損傷した毛髪を回復
させる作用を有することや、天然の蛋白質誘導体であっ
て毛髪や皮膚に対する刺激性が少なく、安全性が高いと
いう理由によるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、化粧品の研究に携わる者によっては、
フィブロインペプチドの上記特性を損なうことなく、フ
ィブロインペプチドに化粧品用配合剤としてさらに有用
な特性を付与したり、あるいはこれまで提案されてきた
誘導体では得られなかった特性をフィブロインペプチド
に付与し、化粧品用配合剤としての有用性をさらに高
め、それを化粧品に配合することによって、より高品質
の化粧品を得たいという要望がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、絹を酸、アルカリまたは酵素加水分解
することによって得られるフィブロインペプチド、つま
り絹より誘導されるフィブロインペプチドを用いて種々
の誘導体を合成し、それらの特性について種々検討を重
ねた結果、次の一般式(I) (式中、R1は絹より誘導されるフィブロインペプチドを
構成するアミノ酸の側鎖であり、nは2〜20である。R2
は炭素数1〜18の直鎖または側鎖を有するアルキル基ま
たは炭素数1〜18の直鎖または側鎖を有するヒドロキシ
アルキル基である)で示されるフィブロインペプチドエ
ステルが、毛髪への吸着性が優れていて、毛髪に吸着し
て毛髪を保護し損傷した毛髪を回復する作用を有し、か
つ毛髪に湿潤性、油性感、自然な光沢、艶などを付与
し、また、皮膚に対しても親和性を有していて、皮膚に
高度の湿潤性と適度な油性感や自然な光沢、艶などを付
与し、かつ皮膚に対して馴染みやすく、感触にも優れ、
しかも安全性が高いという特性を有していて、これを在
来の毛髪用化粧品や皮膚用化粧品に配合するときは、上
記フィブロインペプチドエステルの特性を生かした高品
質の化粧品が得られることを見出し、本発明を完成する
にいたった。
すなわち、上記一般式(I)で示されるフィブロイン
ペプチドエステルは、そのフィブロインペプチド部分が
天然の絹より誘導されるものであって、毛髪に類似した
化学構造を有し、そのアミノ基や各種アミノ酸の側鎖の
作用によって毛髪に吸着し、毛髪を保護し、損傷した毛
髪を再生する作用を有し、かつ毛髪に湿潤性を付与し、
しかも皮膚に対しても親和性を有していて、皮膚に対し
て馴染みやすく、毛髪や皮膚に湿潤性を付与し、かつ安
全性が高いという特性を有する。
そして、エステル化によりフィブロインペプチドのカ
ルボキシル基が消失して塩基性が高まり、毛髪への吸着
性や皮膚に対する親和性がさらに向上し、かつアルコー
ルなどの有機溶剤に可溶になる。したがって、応用し得
る化粧品の範囲が広がり、かつ化粧品の調製が容易にな
る。もとより、水に対しても溶解する。しかも、エステ
ル化により導入するアルキル基またはヒドロキシアルキ
ル基によって毛髪に油性感と自然な光沢、艶などを与
え、また皮膚に対しても適度な油性感と自然な光沢、艶
などを与える。また、エステル化による毛髪への吸着性
や皮膚への親和性の向上により毛髪や皮膚に対して湿潤
性を付与する効果がさらに向上する。そして、天然の絹
より誘導されるものであるから、毛髪や皮膚に対して馴
染みやすく、また感触も優れ、安全性にも優れている。
したがって、この一般式(I)で示されるフィブロイ
ンペプチドエステルを毛髪用化粧品に配合するときは、
その毛髪用化粧品が有する特性を損なうことなく、毛髪
に吸着して毛髪を保護し損傷した毛髪を回復する作用を
高め、かつ毛髪に湿潤性、油性感、自然な光沢、艶など
を付与するという効果が特に顕著に発揮される。また、
上記一般式(I)で示されるフィブロインペプチドエス
テルを皮膚用化粧品に配合するときは、その皮膚用化粧
品の有する特性を損なうことなく、皮膚に湿潤性、適度
な油性感、自然な光沢、艶などを付与し、かつ皮膚に対
して馴染みやすく、感触にも優れ、安全であるという効
果が特に顕著に発揮される。
上記一般式(I)において、その側鎖がR1で示される
アミノ酸としては、アラニン、グリシン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、チ
ロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、アルギニ
ン、ヒスチジン、リジン、アスパラギン、アスパラギン
酸、グルタミン、グルタミン酸、シスチン、トリプトフ
ァンなどが挙げられる。フィブロインのアミノ酸組成上
の特徴としてはグリシンとアラニンが特に多く、その他
セリン、バリン、チロシンが比較的多く含まれる。その
一例を示すと表−Aの通りである。
ただし、通常、蛋白質のアミノ酸分析にあたっては、
アミノ酸分析を行う前に試料の完全加水分解を6N塩酸を
用いて行うので、その完全加水分解によってアスパラギ
ンとグルタミンのアミド結合は加水分解されてそれぞれ
アスパラギン酸とグルタミン酸となる。またトリプトフ
ァンは分解して消失する。そのため、表−Aでは、アス
パラギンとグルタミンはそれぞれアスパラギン酸とグル
タミン酸に加算されて表示されており、また、トリプト
ファンは定量されないので、表−Aにはまったく表示さ
れていない。
フィブロインペプチドエステルの製造方法としては、
通常、はじめにフィブロインペプチドを絹より誘導し、
次にそのエステルとする方法が採用される。絹よりフィ
ブロインペプチドを誘導する方法としては、絹を酸、ア
ルカリまたは酵素により加水分解する方法が採用され
る。酸、アルカリまたは酵素による加水分解条件を適宜
選択することによって得られるフィブロインペプチドの
平均分子量を160〜1600の範囲、一般式(I)中におけ
るnで表示すると、nを2〜20の範囲にすることができ
る。
このようにして得られたフィブロインペプチドは好ま
しくはさらにイオン交換樹脂、透析、限外濾過、電気透
析などの方法によって精製される。また、必要に応じて
脱色、脱臭なども行われる。
次にフィブロインペプチドは減圧濃縮、噴霧乾燥など
の方法によって水分を除去したのちに、エステル化され
る。エステル化は油脂類のエステル化と同様、エステル
化を行うアルコール類と混合し、加熱して酸触媒または
アルカリ触媒の存在下、好ましくは酸触媒の存在下で一
定時間攪拌することによって行われる。エステル化の進
行に伴い、フィブロインペプチドが反応液に溶解するよ
うになるので、それによってエステル化反応の進行を確
認することができる。反応後は酸触媒を用いた場合には
アルカリを加え、アルカリ触媒を用いた場合には酸を加
えて反応液を中和し、析出する塩を濾過して除去し、得
られたフィブロインペプチドエステルは通常エタノール
などの低級アルコール溶液にされる。
フィブロインペプチドを得るための原料の絹として
は、カイコ(蚕、特に家蚕)のマユ(繭)、絹糸、絹布
など種々の態様のものが用いられるが、特に加工は必要
ないのでカイコのマユあるいは紡績前の綿状、荒糸状の
ものを用いるのが経済的に有利である。それらの原料絹
は必要に応じて適当な大きさに切断または粉砕するか、
洗浄、高温加圧処理などを行って加水分解がしやすい状
態にしておくことが好ましい。また絹の蛋白質は、臭化
リチウム、塩化カルシウムなどのハロゲン化アルカリ金
属塩またはハロゲン化アルカリ土類金属塩の40%以上の
高濃度水溶液に溶解させることができるので、絹の蛋白
質をいったんそれらの液に溶解させ、その溶解液につい
て加水分解を行うこともできる。
絹の酸加水分解、アルカリ加水分解、酵素加水分解は
つぎに示すようにして行われる。
(1) 酸による加水分解 酸としては、例えば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化
水素酸などの無機酸、酢酸、ギ(蟻)酸などの有機酸が
あげられる。また塩酸と酢酸などを混合して用いてもよ
い。これらは一般に5〜85%(重量%、以下同様)の濃
度で使用されるが、加水分解の反応が常にpH4以下とな
るようにするのが望ましい。酸を必要以上に使用する
と、加水分解物溶液の色相が褐色となるので好ましくな
い。反応温度は、40〜100℃が好ましいが、加圧下で
は、160℃まで上げることもできる。反応時間は2〜24
時間が好適である。反応液は水酸化ナトリウム、水酸化
カルシウム、炭酸ナトリウムなどのアルカリで中和し、
そのままフィブロインペプチドの溶液として使用するこ
とができるが、反応液または中和済み後の反応液をゲル
濾過、イオン交換樹脂、限外濾過、透析、電気透析など
によって精製して使用することが好ましい。
(2) アルカリによる加水分解 アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸リチウムなどの無機アルカリが使用される。こ
れらは一般に1〜20%の濃度が適切である。アルカリを
必要以上に使用すると、加水分解物溶液の色相が褐色〜
黒色となるので好ましくない。反応は、20〜100℃の温
度で30分〜24時間行うのが好ましく、必要以上に温度を
上げすぎたり、反応時間を長くしないよう注意する必要
がある。反応後、前出の酸で中和するか、あるいはゲル
濾過、イオン交換樹脂、限外濾過、透析、電気透析など
により精製を行うのが好ましい。
(3) 酵素による加水分解 酵素としては、ペプシン、プロクターゼA、プロクタ
ーゼBなどの酸性蛋白質分解酵素、パパイン、ブロメラ
イン、サーモライシン、トリプシン、プロナーゼ、キモ
トリプシンなどの中性蛋白質分解酵素が使用される。ま
たスブチリシン、スタフィロコッカスプロテアーゼなど
の菌産性の中性蛋白質分解酵素も使用できる。加水分解
時のpHはペプシンなどの酸性蛋白質分解酵素の場合には
pH1〜4の範囲、パパインなどの中性蛋白質分解酵素の
場合にはpH4〜10の範囲に調製するのが好ましい。pHは
一般に酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液、リン酸緩衝液など
の緩衝液により、あるいは酸、アルカリなどの添加によ
って適正に調製するのが好ましい。反応温度は30〜50℃
が好ましく、反応時間としては一般に3〜48時間が採用
される。
酵素による加水分解反応では、酵素の使用量、反応温
度、反応時間などにより加水分解物の分子量は大きく影
響される。したがって、目的とする分子量のフィブロイ
ンペプチドを得るためには、酵素の使用量、反応温度、
反応時間の各条件について、得られたフィブロインペプ
チドの分子量分布をゲル濾過法により調べ、経験的に最
適条件を決定するのが好ましい。
酵素分解によって得られるフィブロインペプチドは、
酸、アルカリによる加水分解物に比較して分子量分布が
狭く、遊離のアミノ酸の生成も少ないので、化粧品配合
用としては非常に好適である。
これら酸、アルカリまたは酵素加水分解反応によって
得られるフィブロインペプチドの平均分子量は160以上1
600以下であることが望ましい。これを一般式(I)に
おけるnで表示すると、n=2〜20にすることが好まし
い。これはフィブロインペプチドエステルの毛髪への吸
着性や皮膚に対する親和性、感触の良さなどがその範囲
で最も良好であるからである。すなわち、フィブロイン
ペプチドの平均分子量が上記範囲より小さいときはフィ
ブロインペプチドに基づく毛髪への吸着性や皮膚に対す
る親和性などが低下するため、エステル化してもフィブ
ロインペプチドエステルの毛髪への吸着性や皮膚に対す
る親和性、感触の良さなどが所望とするほどには高くな
らず、またエステル化により導入するアルキル基やヒド
ロキシアルキル基の分子量が高い場合は水溶性が低下し
て扱いにくくなり、一方、フィブロインペプチドの平均
分子量が上記範囲より大きくなるとフィブロインペプチ
ドエステル中のアルキル基またはヒドロキシアルキル基
に基づく効果が低下して油性感や光沢、艶などを付与す
る作用が低下し、また分子量が大きすぎるために毛髪へ
の吸着性や皮膚に対する親和性、感触の良さなどが低下
するからである。
フィブロインペプチドをエステル化するには、上記の
ようにして得られたフィブロインペプチドをメタノー
ル、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコールなどの低級アルコール中でエステルとする
対象のアルコールと共に1〜10時間程度、加えた低級ア
ルコールの沸点で還流する。この際、液中には水をほと
んど含まない条件で行うのが良い。水が多く含まれると
エステル化が充分に進行しない。またエステル化を促進
するために無水塩酸、硫酸などの酸を触媒として少量加
えるのが好ましい。エステル化の進行はフィブロインペ
プチドの反応液への溶解によって確認できる。すなわ
ち、フィブロインペプチドは低級アルコールには溶解し
ないが、そのエステル誘導体とすることにより低級アル
コールに溶解するようになるからである。
上記のようにして得られたフィブロインペプチドエス
テルの溶液は活性炭などにより脱色したり、あるいは無
水塩酸、硫酸などの酸を触媒として用いた場合には水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリによって
中和し、また、適当な濃度とするために過剰の低級アル
コールを蒸溜して溜去、濾過するなどの処理が行われ
る。
得られたフィブロインペプチドエステルは乾燥して粉
末などの状態にして用いることもできるが、通常は低級
アルコールの10〜40%溶液に調製されて化粧品用配合剤
として用いられる。
フィブロインペプチドをエステル化するためのアルコ
ールまたはアルカンジオールとしては、炭素数1〜18の
ものが用いられる。これは炭素数が18を超えると油性が
強すぎてあつかいにくくなり、またフィブロインペプチ
ドとエステム化後もその特性が残って、得られるフィブ
ロインペプチドエステルがべたつき、感触的に良好でな
いからである。上記アルコールやアルカンジオールは直
鎖状のものであってもよいし、また側鎖を有するもので
あってもよい。このアルコールやアルカンジオールの炭
素数は毛髪や皮膚に対して付与する油性感に影響を及ぼ
し、一般には炭素数が大きいほど油性感が大きくなる。
上記フィブロインペプチドをエステル化するために使
用するアルコールまたはアルカンジオールの好適な具体
例をあげると、例えばメタノール、エタノール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、2−ヘキシル−1−デカノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、
1,12−ドデカンジオールなどであり、特にそれらのうち
エタノール、イソプロピルアルコール、ラウリルアルコ
ール、セチルアルコール、2−ヘキシル−1−デカノー
ルなどが好ましい。
上記一般式(I)で示されるフィブロインペプチドエ
ステルが配合される化粧品としては例えばシャンプー、
ヘアーリンス、パーマネントウェーブ第1剤、パーマネ
ントウェーブ第2剤、ヘアークリーム、エアゾール型フ
ォーム、ヘアーコンディショナー、セットローション、
ヘアーカラー、ヘアーブリーチ、ヘアートリートメン
ト、液体整髪料(ローション)、ヘアーパック、ヘアー
トニックなどの毛髪用化粧品、化粧水、アフターシェー
ブローション、クレンジングクリーム、エモリエントク
リーム、コールドクリーム、モイスチャークリームなど
の各種クリーム、乳液、ボディーシャンプー、各種石
鹸、メーキャップ用品、日焼け止め用品など、各種化粧
品をあげることができる。
一般式(I)で示されるフィブロインペプチドエステ
ルはこれらの化粧品中に0.1〜20%配合される。これは
化粧品組成物中、一般式(I)で示されるフィブロイン
ペプチドエステルが0.1未満では、該一般式(I)で示
されるフィブロインペプチドエステルの効果が充分に発
揮できず、また化粧品組成物中、一般式(I)で示され
るフィブロインペプチドエステルが20%を超えると、フ
ィブロインペプチドエステルが毛髪や皮膚上に過剰に残
存した場合にベタツキや過度の油性感が現れる原因とな
ることがあるからである。
そして、上記化粧品に一般式(I)で示されるフィブ
ロインペプチドエステルと併用して配合できる成分とし
ては、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活
性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などの各
種界面活性剤、カチオン性ポリマー、アニオン性ポリマ
ー、ノニオン性ポリマー、両性ポリマーなどのポリマー
類、天然抽出油、高級脂肪酸、炭化水素、脂肪酸エステ
ル類、グリセライド、ワックス、アルキルアルコール、
アルキルアミド、シリコーンオイル(例えば、ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、その
他各種変性シリコーンオイル)などの油分、コラーゲン
ペプチド、ケラチンペプチド、シルクペプチドなどの蛋
白質加水分解物またはその誘導体(ただし、一般式
(I)で示されるフィブロインペプチドエステルを除
く)、保湿剤、アルコール類、増粘剤、植物エキス、動
物エキス、紫外線吸収剤、pH調整剤、キレート剤、防腐
剤、色素、香料などの各種化粧品用配合剤をあげること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明するが、実施例の
説明にあたって、まず、フィブロインペプチドのエステ
ル化を参考例としてあげ、次いで参考例により得られた
フィブロインペプチドエステルを配合した化粧品組成物
を実施例にあげて説明する。
参考例1 絹の酸加水分解によって得られたフィブロインペプチ
ド(平均分子量1600、n(一般式(I)におけるn)=
20、使用酸:塩酸)の脱水粉末100gを500mlの三ツ口フ
ラスコに入れ、エタノール400gを加えて攪拌しながら、
エタノールの沸点まで加熱し、冷却管を用いてエタノー
ルを還流した。反応液に無水塩酸ガスを毎分20mlで15分
間吹き込んだ後、さらに3時間還流を続けて反応を終了
した。反応液を冷却、攪拌しながら水酸化カリウムを反
応液に少量ずつ加えて反応液を中和した。反応液に活性
炭20gを加えて脱色し、活性炭を除去した後、減圧濃縮
と濾過によって濃度25%のフィブロインペプチドエチル
エステルのエタノール溶液を得た。
参考例2 絹のアルカリ加水分解によって得られたフィブロイン
ペプチド(平均分子量160、n=2、使用アルカリ:水
酸化ナトリウム)の脱水粉末100gを500mlの三ツ口フラ
スコに入れ、エタノール400gを加えて攪拌しながら、濃
硫酸2mlを滴下した。エタノールの沸点まで加熱し、冷
却管を用いてエタノールを還流し、3時間還流を続けて
反応を終了した。反応液を冷却、攪拌しながら水酸化カ
リウムを反応液に少量ずつ加えて反応液を中和した。反
応液に活性炭20gを加えて脱色し、活性炭を除去した
後、減圧濃縮と濾過によって濃度25%のフィブロインペ
プチドエチルエステルのエタノール溶液を得た。
参考例3 絹の酵素加水分解によって得られたフィブロインペプ
チド(平均分子量400、n=5、使用酵素:パパイン)
の脱水粉末100gを500mlの三ツ口フラスコに入れ、エタ
ノール400gを加えて攪拌しながら、濃硫酸2mlを滴下し
た。エタノールの沸点まで加熱し、冷却管を用いてエタ
ノールを還流し、3時間還流を続けて反応を終了した。
反応液を冷却、攪拌しながら水酸化カリウムを反応液に
少量ずつ加えて反応液を中和した。反応液に活性炭20g
を加えて脱色し、活性炭を除去した後、減圧濃縮と濾過
によって濃度25%のフィブロインペプチドエチルエステ
ルのエタノール溶液を得た。
参考例4 絹の酸化水分解によって得られたフィブロインペプチ
ド(平均分子量1600、n=20、使用酸:塩酸)の脱水粉
末100gを500mlの三ツ口フラスコに入れ、エタノール400
gと2−ヘキシル−1−デカノール(炭素数16)20gを加
えて攪拌しながら、冷却管を用い、沸点まで加熱して還
流した。反応液に無水塩酸ガスを毎分20mlで30分間吹き
込んだ後、さらに3時間還流を続けて反応を終了した。
反応液を冷却、攪拌しながら水酸化カリウムを反応液に
少量ずつ加えて反応液を中和した。反応液に活性炭20g
を加えて脱色し、活性炭を除去した後、減圧濃縮と濾過
によって濃度25%のフィブロインペプチドエチルエステ
ルとフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステル
との混合物のエタノール溶液を得た。
参考例5 絹のアルカリ加水分解によって得られたフィブロイン
ペプチド(平均分子量160、n=2、使用アルカリ:水
酸化ナトリウム)の脱水粉末50gを500mlの三ツ口フラス
コに入れ、2−ヘキシル−1−デカノール400gを加えて
攪拌しながら、濃硫酸2mlを滴下した。冷却管を用い、1
20℃まで加熱して2−ヘキシル−1−デカノールを還流
し、3時間還流を続けて反応を終了した。反応液を冷
却、攪拌しながら水酸化カリウムを反応液に少量ずつ加
えて反応液を中和した。減圧蒸溜によって過剰の2−ヘ
キシル−1−デカノールを溜去したのち、反応物をエタ
ノール200gに溶解した後、該溶液に活性炭20gを加えて
脱色し、活性炭を除去した後、エタノールを追加して濃
度25%のフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエス
テルのエタノール溶液を得た。
次に上記参考例で得たフィブロインペプチドエステル
を配合した化粧品組成物を実施例として示す。なお、実
施例の各成分の配合量は原則として純分換算で示すが、
一部の成分については純分濃度を成分名のあとにカッコ
内に記載してその配合全量(水や溶剤などほかの成分全
部を含めた配合量)を示す。
実施例1〜3および比較例1(シャンプー) 参考例1〜3で得たフィブロインペプチドエチルエス
テルを配合して3種類のシャンプー(実施例1〜3)を
調製した。その配合組成を第1表に示す。
また、比較のため、上記フィブロインペプチドエチル
エステルを配合しなかったほかは実施例1と同組成のシ
ャンプーを調製し、これを比較例1とした。この比較例
1のシャンプーについても、その配合組成を第1表に示
す。
上記実施例1〜3のシャンプーについて10人のパネル
により比較例1のシャンプーとの比較試験を行った。試
験は毛髪のしっとり感(うるおい)、毛髪の手触り、毛
髪の艶について、比較例1のシャンプーとの比較を行い
(それぞれのシャンプーで洗髪し、水洗後の毛髪につい
て比較する)、下記の採点基準により、10人のパネルに
よる総得点を出し、第2表にその平均値を示した。
採点の基準 比較例1と変わらない 0点 比較例1よりわずかに良い 1点 比較例1より良い 2点 比較例1よりかなり良い 3点 第2表に示すように、実施例1〜3のシャンプーは、
毛髪のしっとり感、手触り、艶のいずれについても、点
数が2.0〜2.6と高く、比較例1のシャンプーより優れて
いた。これはシャンプー中に配合したフィブロインペプ
チドエチルエステルが毛髪に吸着して毛髪に湿潤性、油
性感、自然な光沢、艶などを付与した結果によるものと
考えられる。
実施例4(透明シャンプー) 参考例4で得たフィブロインペプチドエチルエステル
とフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルの
混合物を配合して透明シャンプーを調製した。配合組成
は次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペ
プチド2−ヘキシルデシルエステルの混合物(参考例
4) 5.0 ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 7.5 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 6.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 6.0 ポリオキシエチレン高級アルキルエーテル 0.8 コラーゲンペプチドヤシ脂肪酸縮合物カリウム塩(プロ
モイスECP、商品名、(株)成和化成製) 1.5 ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.5 グリセリン 3.0 EDTA 0.1 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.02精製水 計100とする 上記実施例4のシャンプーは、参考例4のフィブロイ
ンペプチドエチルエステルとフィブロインペプチド2−
ヘキシルデシルエステルの混合物を配合しなかったほか
は実施例4と同組成のシャンプーに比べて、毛髪にしっ
とり感(うるおい)を与え、かつ毛髪に良好な手触り、
艶などを付与することができた。
実施例5〜6(シャンプー) 参考例5で得たフィブロインペプチド2−ヘキシルデ
シルエステルを配合してシャンプーを調製した。配合組
成は次の通りである。
上記実施例5〜6のシャンプーは、参考例5のフィブ
ロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルを配合しな
かったほかは実施例5〜6と同組成のシャンプーに比べ
て、毛髪にうるおいを与え、かつ毛髪に良好な手触り、
艶などを付与することができた。
実施例7〜8(シャンプー) 参考例1で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してシャンプーを調製した。配合組成は次の通り
である。
上記実施例7〜8のシャンプーは、参考例1のフィブ
ロインペプチドエチルエステルを配合しなかったほかは
実施例7〜8と同組成のシャンプーに比べて、毛髪にう
るおいを与え、かつ毛髪に良好な手触り、艶などを付与
することができた。
実施例9(シャンプー) 参考例2で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してシャンプーを調製した。配合組成は次の通り
である。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例2)2.5 α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 12.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 4.5 コラーゲンペプチドヤシ脂肪酸縮合物カリウム塩(プロ
モイスECP、前出) 2.0 カチオン化セルロース 0.4 防腐剤(セイセプト、前出) 0.5 クエン酸(pHを約7とする) 0.07 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例9のシャンプーは、参考例2のフィブロイ
ンペプチドエチルエステルを配合しなかったほかは実施
例9と同組成のシャンプーに比べて、毛髪にうるおいを
与え、かつ毛髪に良好な手触り、艶などを付与すること
ができた。
実施例10(ふけ防止シャンプー) 参考例3で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してふけ防止シャンプーを調製した。配合組成は
次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例3)2.5 コラーゲンペプチドヤシ脂肪酸縮合物カリウム塩(プロ
モイスECP、前出) 3.5 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 10.0 ヤシ脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム 2.0 ポリエチレングリコール(分子量400万) 0.01 プロピレングリコール 10.0 EDTA 0.2 トリエタノールアミン 4.0 ジンクパラチオン 1.0 メチルパラベン 0.2 染料 適量 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例10のふけ防止シャンプーは、参考例3のフ
ィブロインペプチドエチルエステルを配合しなかったほ
かは実施例10と同組成のシャンプーに比べて、毛髪にう
るおいを与え、かつ毛髪に良好な手触り、艶などを付与
することができた。
実施例11(ふけ防止シャンプー) 参考例1で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してふけ防止シャンプーを調製した。配合組成は
次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例1) 2.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 ラウリル硫酸ナトリウム 8.0 ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム
2.0 コラーゲンペプチドウンデシレン酸縮合物トリエタノー
ルアミン塩(プロモイスEUT、商品名、(株)成和化成
製) 1.5 EDTA 0.2 殺菌剤 適量 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例11のふけ防止シャンプーは、参考例1のフ
ィブロインペプチドエチルエステルを配合しなかったほ
かは実施例11と同組成のシャンプーに比べて、毛髪にう
るおいを与え、かつ毛髪に良好な手触り、艶などを付与
することができた。
実施例12(ボディシャンプー) 参考例2で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してボディシャンプーを調製した。配合組成は次
の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例2) 5.0 コラーゲンペプチドヤシ脂肪酸縮合物カリウム塩(プロ
モイスECP、前出) 3.0 ヤシカリ石鹸 25.0 ラウリン酸 2.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 9.0 水酸化カリウム 0.5 トリエタノールアミン 4.0 防腐剤(セイセプト、前出) 0.5 EDTA 0.1 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例12のボディシャンプーと、参考例2のフィ
ブロインペプチドエチルエステルを配合しなかったほか
は実施例12の同組成のボディシャンプー(比較例2)を
用い、10人のパネルにより、泡立ち、泡のきめ細かさ、
洗浄力、洗浄後の皮膚のうるおいおよび艶についてどち
らが良かったかを比較した。その結果は第3表に示す通
りである。
上記のように、フィブロインペプチドエチルエステル
を配合した実施例12のボディシャンプーは、フィブロイ
ンペプチドエチルエステルを配合していない比較例2の
ボディシャンプーと比較すると、泡立ち、泡のきめ細か
さ、洗浄力は同等であるが、洗浄後の皮膚のうるおい、
艶が優れていた。これはボディシャンプー中に配合され
たフィブロインペプチドエチルエステルが皮膚への親和
性が優れていて、皮膚への吸着によって皮膚に湿潤性、
適度な油性感、自然な光沢、艶などを付与した結果によ
るものと考えられる。
実施例13(ヘアーリンス) 参考例4で得たフィブロインペプチドエチルエステル
とフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルの
混合物を配合してヘアーリンスを調製した。配合組成は
次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペ
プチド2−ヘキシルデシルエステルの混合物(参考例
4) 2.5 ステアリルアルコール 2.0 塩化パルミチルトリメチルアンモニウム 1.2 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 2.3 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(プロモイス
E−118D、前出) 0.7 ヘキサデシルステアレート 2.0 プロピレングリコール 3.0 防腐剤(セイセプト、前出) 0.3 リンゴ酸(pH5.5とする) 適量 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例13のヘアーリンスと、参考例4のフィブロ
インペプチドエチルエステルとフィブロインペプチド2
−ヘキシルデシルエステルの混合物を配合しなかったほ
かは実施例13と同組成のヘアーリンス(比較例3)を用
い(市販のシャンプーで洗髪、水洗後の毛髪に使用す
る)、10人のパネルにより、水洗、乾燥後の毛髪のしっ
とり感(うるおい)、ふっくら感(ボリューム感)、艶
についてどちらの方が良かったかを調べた。その結果を
第4表に示す。
第3表に示すように、参考例4のフィブロインペプチ
ドエチルエステルとフィブロインペプチド2−ヘキシル
デシルエステルの混合物を配合した実施例13のヘアーリ
ンスは、参考例4のフィブロインペプチドエチルエステ
ルとフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステル
の混合物を配合していない比較例3のヘアーリンスに比
べて、毛髪にうるおい(しっとり感)を与え、かつ豊か
なボリューム感(ふっくら感)と良好な艶を付与するこ
とができた。これはヘアーリンス中に配合したフィブロ
インペプチドエチルエステルとフィブロインペプチド2
−ヘキシルデシルエステルの混合物が毛髪に吸着して毛
髪に湿潤性を付与すると共に毛髪に適度な油性感、自然
な光沢、艶などを付与した結果によるものと考えられ
る。
実施例14〜15(ヘアーリンス クリームタイプ) 参考例5で得たフィブロインペプチド2−ヘキシルデ
シルエステルを配合してヘアーリンス(クリームタイ
プ)を調製した。配合組成は次の通りである。
上記実施例14〜15のヘアーリンスは、参考例5のペプ
チド2−ヘキシルデシルエステルを配合しなかったほか
は実施例14〜15と同組成のヘアーリンスに比べて、毛髪
にうるおいを与え、かつ豊かなボリューム感と良好な艶
を付与することができた。
実施例16(ヘアートリートメント) 参考例1で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してヘアートリートメントを調製した。配合組成
は次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例1) 4.0 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物の25%ヘキ
サデシルイソステアレート溶液 5.0 コラーゲンペプチド(平均分子量400) 1.0 ステアリン酸 13.0 セチルアルコール 2.0 エチレングリコールモノステアレート 4.0 メチルパラベン 0.2 シリコンオイル(ジメチルポリシロキサン) 0.2 トリエタノールアミン 1.6 プロピレングリコール 8.0 EDTA 0.1 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例16のヘアートリートメントと、参考例1の
フィブロインペプチドエチルエステルを配合しなかった
ほかは実施例16と同組成のヘアートリートメント(比較
例4)を用い(市販のシャンプーで洗髪、水洗後の毛髪
に使用する)、10人のパネルにより、水洗、乾燥後の毛
髪のしっとり感(うるおい)、ふっくら感(ボリューム
感)、艶についてどちらの方が良いかを調べた。その結
果を第5表に示す。
第5表に示すように、フィブロインペプチドエチルエ
ステルを配合した実施例16のヘアートリートメントは、
フィブロインペプチドエチルエステルを配合していない
比較例4のヘアートリートメントに比べて、毛髪にうる
おい(しっとり感)を与え、豊かなボリューム感(ふっ
くら感)と良好な艶を付与することができた。これはヘ
アートリートメント中に配合したフィブロインペプチド
エチルエステルが毛髪に吸着して毛髪に湿潤性を付与す
ると共に毛髪に適度な油性感、自然な光沢、艶などを付
与した結果によるものと考えられる。
実施例17〜18(ヘアートリートメント) 参考例2で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してヘアートリートメントを調製した。配合組成
は次の通りである。
上記実施例17〜18のヘアートリートメントは、参考例
2のフィブロインペプチドエチルエステルを配合しなか
ったほかは実施例17〜18と同組成のヘアートリートメン
トに比べて、毛髪にうるおいを与え、かつ豊かなボリュ
ーム感と良好な艶を付与することができた。
実施例19(ヘアーコンディショナー) 参考例3で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してヘアーコンディショナーを調製した。配合組
成は次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例3)12.0 ステアリルアルコール 1.0 セチルアルコール 1.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.7 グリセリルモノイソステアレート 1.0 防腐剤(セイセプト、前出) 0.3 香料 適量 グリセリン 4.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 クエン酸(pH6.5とする) 適量精製水 計100とする 上記実施例19のヘアーコンディショナーと、参考例3
のフィブロインペプチドエチルエステルを配合しなかっ
たほかは実施例19と同組成のヘアーコンディショナー
(比較例5)を用い(市販のシャンプーで洗髪、水洗後
の毛髪に使用する)、10人のパネルにより、くし通り
性、乾燥後の毛髪のしっとり感(うるおい)、ふっくら
感(ボリューム感)、艶についてどちらが良いかを調べ
た。その結果を第6表に示す。
第6表に示すように、フィブロインペプチドエチルエ
ステルを配合した実施例19のヘアーコンディショナー
は、フィブロインペプチドエチルエステルを配合してい
ない比較例5のヘアーコンディショナーに比べて、毛髪
に良好なくし通り性とうるおい(しっとり感)を与え、
かつ豊かなボリューム感(ふっくら感)と良好な艶を付
与することができた。これはヘアーコンディショナー中
に配合されたフィブロインペプチドエチルエステルが毛
髪に吸着して、毛髪に艶を付与するとともに毛髪のすべ
りを良好にし、かつ毛髪に湿潤性、適度な油性感、自然
な光沢などを付与した結果によるものと考えられる。
実施例20(パーマネントウェーブ第1剤) 参考例4で得たフィブロインペプチドエチルエステル
とフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルの
混合物を配合してパーマネントウェーブ第1剤を調製し
た。配合組成は次の通りである。なお、パーマネントウ
ェーブ第1剤のpHは9.2に調整した。
フィブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペ
プチド2−ヘキシルデシルエステルの混合物(参考例
4) 7.5 チオグリコール酸アンモニウム(50%) 12.0 アンモニア水(28%) 3.5 EDTA 0.1 香料 適量 塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.2滅菌イオン交換水 計100とする 上記実施例20のパーマネントウェーブ第1剤と、参考
例4のフィブロインペプチドエチルエステルとフィブロ
インペプチド2−ヘキシルデシルエステルの混合物を配
合しなかったほかは実施例20と同組成のパーマネントウ
ェーブ第1剤(比較例6)を用い、それぞれの第1剤中
に、1gの毛束をロッドに巻いて液温35℃で15分間浸漬
し、水洗後、上記毛束をロッドに巻いた状態で、8%臭
素酸ナトリウム水溶液からなるパーマネントウェーブ第
2剤に液温35℃で15分間浸漬して、パーマネントウェー
ブ処理を行った。
水洗、乾燥後の各毛束を10人のパネルが、毛髪のしっ
とり感(うるおい)、毛髪のふっくら感(ボリューム
感)、毛髪の艶、毛髪の手触りについてどちらのパーマ
ネントウェーブ第1剤が良いか判定した。その結果を第
7表に示す。
第7表に示すように、フィブロインペプチドエチルエ
ステルとフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエス
テルの混合物を配合した実施例20のパーマネントウェー
ブ第1剤は、参考例4のフィブロインペプチドエチルエ
ステルとフィブロインペプチド2−エチルヘキシルエス
テルの混合物を配合していない比較例6のパーマネント
ウェーブ第1剤に比べて、毛髪にうるおい(しっとり
感)を与え、かつ豊かなボリューム感(ふっくら感)と
良好な艶を付与し、毛髪の手触りを大幅に改善した。こ
れはパーマネントウェーブ第1剤中に配合した参考例4
のフィブロインペプチドエチルエステルとフィブロイン
ペプチド2−ヘキシルデシルエステルの混合物が毛髪に
吸着してパーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷を
防止し、かつ毛髪に吸着して毛髪に湿潤性を付与すると
共に毛髪に適度の油性感、自然な光沢、艶などを付与し
た結果によるものと考えられる。
実施例21(パーマネントウェーブ第2剤) 参考例1で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してパーマネントウェーブ第2剤を調製した。配
合組成は次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例1)7.5 ブロム酸ナトリウム 6.0 クエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.3 塩化ステアリルベンジルジメチルアンモニウム 0.2 精製水 計100とする 上記実施例21のパーマネントウェーブ第2剤は、通常
のチオグリコール酸アンモニウムを還元剤とするパーマ
ネントウェーブ第1剤の使用後の酸化に用いたとき、参
考例1のフィブロインペプチドエチルエステルを配合し
なかったほかは実施例21と同組成のパーマネントウェー
ブ第2剤に比べて、毛髪に良好なうるおい、ボリューム
感、艶、良好な手触りなどを付与することができた。
実施例22(ヘアークリーム) 参考例5で得たフィブロインペプチド2−ヘキシルデ
シルエステルを配合してヘアークリームを調製した。配
合組成は次の通りである。
フィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステル(参
考例5) 5.0 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物の25%流動
パラフィン溶液(プロモイスE−118(MO)、商品名、
(株)成和化成製) 0.3 ヘキサデシルステアレート 7.0 ステアリン酸 13.0 セチルアルコール 2.0 エチレングリコールモノステアレート 4.0 防腐剤(セイセプト、前出) 0.3 シリコンオイル(ジメチルポリシロキサン) 0.2 トリエタノールアミン 1.6 プロピレングリコール 8.0 EDTA 0.1 香料 適量滅菌イオン交換水 計100とする 上記実施例22のヘアークリームと、参考例5のフィブ
ロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルを配合しな
かったほかは実施例22と同組成のヘアークリーム(比較
例7)を用い(市販のシャンプーで洗髪、水洗、乾燥後
の毛髪に使用する)、10人のパネルにより、3時間経過
後の毛髪のしっとり感(うるおい)、艶、手触りについ
てどちらの方が良いかを調べた。その結果を第8表に示
す。
第8表に示すように、フィブロインペプチドエチルエ
ステルを配合した実施例22のヘアークリームは、フィブ
ロインペプチドエチルエステルを配合していない比較例
7のヘアークリームに比べて、毛髪にうるおい(しっと
り感)を与え、かつ毛髪に良好な艶を付与し、毛髪の手
触りを改善することができた。これはヘアークリーム中
に配合したフィブロインペプチドエチルエステルが毛髪
に吸着して、毛髪に湿潤性、適度な油性感、自然な光沢
などを付与し、かつ毛髪をなめらかにした結果によるも
のと考えられる。
実施例23(栄養クリーム) 参考例4でフィブロインペプチドエチルエステルとフ
ィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルの混合
物を配合して栄養クリームを調製した。配合組成は次の
通りである。
フィブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペ
プチド2−ヘキシルデシルエステルの混合物(参考例
4) 5.0 乳化剤(アヤコールLC−WAX、商品名、(株)成和化成
製) 4.5 乳化剤(アヤコールGTISS、商品名、(株)成和化成
製) 6.0 オクチルイソパルミテート 6.0 イソプロピルイソステアレート 3.5 グリセリルモノイソステアレート 2.0 ステアリン酸 4.5 シリコンオイル(ポリジメチルシロキサン) 0.2 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 トリエタノールアミン 0.2 1,3−ブチレングリコール 10.0 グリセリン 4.0 EDTA 0.1 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例23の栄養クリームと、参考例4のフィブロ
インペプチドエチルエステルとフィブロインペプチド2
−ヘキシルデシルエステルの混合物を配合しなかったほ
かは実施例23と同組成の栄養クリーム(比較例8)を用
い(市販の石鹸で洗顔後に使用する)、10人のパネルに
より、使用3時間後に皮膚への馴じみ易さ、皮膚のうる
おい、柔軟性について5段階評価(1〜5点、数字が多
いほど良いことを示す)を行った。その結果(10人によ
る評価の平均値)を第9表に示す。
第9表に示すように、フィブロインペプチドエチルエ
ステルとフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエス
テルの混合物を配合した実施例23の栄養クリームは、フ
ィブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペプ
チド2−ヘキシルデシルエステルの混合物を配合してい
ない比較例8の栄養クリームに比べて、皮膚に馴じみ易
く、かつ皮膚にうるおいを与え、皮膚を柔軟にする効果
が優れていた。これは栄養クリーム中に配合されたフィ
ブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペプチ
ド2−ヘキシルデシルエステルの混合物が皮膚との親和
性に優れていて、皮膚への吸着によって皮膚に湿潤性と
適度な油性感を付与して皮膚を柔軟にした結果によるも
のと考えられる。
実施例24(フェイスローション) 参考例2で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してフェイスローションを調製した。配合組成は
次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例2)10.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 1,3−ブチレングリコール 5.0 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物トリエタノ
ールアミン塩(プロモイスE−118T、商品名、(株)成
和化成製) 0.3 アロエエキス 1.0 防腐剤(セイセプト、前出) 0.3 水酸化ナトリウム(pH6とする) 適量精製水 計100とする 上記実施例24のフェイスローションと、参考例2のフ
ィブロインペプチドエチルエステルを配合しなかったほ
かは実施例24と同組成のフェイスローション(比較例
9)を用い(市販の石鹸で洗顔後に使用する)、10人の
パネルにより、使用1時間後に皮膚への馴じみ易さ、皮
膚のうるおい、柔軟性について5段階評価(1〜5点、
数字が多いほど良いことを示す)を行った。その結果
(10人による評価の平均値)を第10表に示す。
第10表に示すように、フィブロインペプチドエチルエ
ステルを配合した実施例24のフェイスローションは、フ
ィブロインペプチドエチルエステルを配合していない比
較例9のフェイスローションに比べて、皮膚に馴じみ易
く、皮膚にうるおいを与え、皮膚を柔軟にする効果が優
れていた。これはフェイスローション中に配合されたフ
ィブロインペプチドエチルエステルが皮膚との親和性に
優れていて、皮膚に湿潤性と適度の油性感を付与して皮
膚を柔軟にした結果によるものと考えられる。
実施例25(シェービングクリーム、エアロゾールフォー
ムタイプ) 参考例1で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してシェービングクリーム(エアロゾールフォー
ムタイプ)を調製した。配合組成は次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例1)10.0 コラーゲンペプチドミリスチン酸縮合物トリエタノール
アミン塩(プロモイスEMT、商品名、(株)成和化成
製) 6.0 セチルアルコール 0.5 イソプロピルイソステアレート 1.0 ブチルパラベン 0.1 コラーゲンペプチドヤシ脂肪酸縮合物カリウム塩(プロ
モイスECP、前出) 3.5 グリセリン 5.0 香料 適量精製水 計100とする 上記ベース 90.0 フレオンガス 10.0(フレオン12/フレオン114 50/50) 上記実施例25のシェービングクリームは、参考例1の
フィブロインペプチドエチルエステルを配合しなかった
ほかは実施例25と同組成のシュービングクリームに比べ
て、皮膚にうるおいと艶を与え、マイルドでサッパリし
た感触を付与することができた。
実施例26(アフターシェービングローション) 参考例2で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してアフターシェービングローションを調製し
た。配合組成は次の通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例2) 8.0 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(プロモイス
E−118D、前出) 0.7 乳化剤(アヤコールA−100、商品名、(株)成和化成
製) 2.0 メントール 0.1 香料 適量 エタノール 63.0精製水 計100とする 上記ベース 8.0 フレオンガス 92.0(フレオン12/フレオン114 50/50) 上記実施例26のアフターシェービングローションは、
参考例2のフィブロインペプチドエチルエステルを配合
しなかったほかは実施例26と同組成のアフターシェービ
ングローションに比べて、皮膚にうるおいと艶を与え、
マイルドでサッパリした感触を付与することができた。
実施例27(液体整髪料) 参考例3で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合して液体整髪料を調製した。配合組成は次の通り
である。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例3) 8.0 ジイソブチルアジペート 0.3 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(プロモイス
E−118D、前出) 0.6 ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル 21.0 エタノール(99%) 50.0 ビオゾール 0.1 プロピレングリコール 3.0 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例27の液体整髪料は、参考例2のフィブロイ
ンペプチドエチルエステルを配合しなかったほかは実施
例27と同組成の液体整髪料に比べて、毛髪にうるおいと
良好な艶を付与することができた。
実施例28(ヘアートニック) 参考例5で得たフィブロインペプチド2−ヘキシルデ
シルエステルを配合してヘアートニックを調製した。配
合組成は次の通りである。
フィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステル(参
考例5) 5.0 エタノール(99%) 60.0 ジイソブチルアジペート 0.5 トーガラシチンキ 0.4 L−メントール 0.4 パントテン酸カルシウム 0.4 ビタミンB6 0.2 L−シスチン 0.005 ヒノキチオール 0.1 EDTA 0.01 ビオゾール 0.1 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例28のヘアートニックは、フィブロインペプ
チド2−ヘキシルデシルエステルを配合しなかったほか
は実施例28と同組成のヘアートニックに比べて、毛髪に
自然な光沢とうるおいを付与し、かつその効果を長時間
にわたって保持することができた。
実施例29(ヘアートニック) 参考例1で得たフィブロインペプチドエチルエステル
を配合してヘアートニックを調製した。配合組成は次の
通りである。
フィブロインペプチドエチルエステル(参考例1) 4.0 ジイソブチルアジペート 0.3 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(プロモイス
E−118D、前出) 0.6 ビオゾール 0.1 サリチル 0.2 L−メントール 0.2 塩化カルプロニウム 0.5 エタノール(99%) 66.0 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例29のヘアートニックは、フィブロインペプ
チドエチルエステルを配合しなかったほかは実施例29と
同組成のヘアートニックに比べて、毛髪に自然な光沢と
うるおいを付与し、かつその効果を長時間にわたって保
持することができた。
実施例30(ヘアーブロー) 参考例4で得たフィブロインペプチドエチルエステル
とフィブロインペプチド2−ヘキシルデシルエステルを
配合してヘアーブローを調製した。配合組成は次の通り
である。
フィブロインペプチドエチルエステルとフィブロインペ
プチド2−ヘキシルデシルエステル(参考例4) 2.5 コラーゲンペプチドイソステアリン酸縮合物2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩(プロモイス
E−118D、前出) 0.5 塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0 ポリビニルピロリドン 1.0 エタノール(99%) 90.0 香料 適量精製水 計100とする 上記実施例30のヘアーブローは、参考例4のフィブロ
インペプチドエチルエステルとフィブロインペプチド2
−ヘキシルデシルエステルを配合しなかったほかは実施
例29と同組成のヘアーブローに比べて、毛髪に自然な光
沢を与え、かつ毛髪のうるおいを保つので、ブロー効果
をより長時間保持することができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、化粧品中にフィブ
ロインペプチドエステルを配合することにより、それぞ
れの化粧品において、フィブロインペプチドエステルの
毛髪への優れた吸着性、毛髪の保護作用、皮膚に対する
優れた親和性、毛髪や皮膚への湿潤性、油性感、自然な
光沢、艶などの付与作用などを発揮させて、各化粧品の
品質を高めることができた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、R1は絹より誘導されるフィブロインペプチドを
    構成するアミノ酸の側鎖であり、nは2〜20である。R2
    は炭素数1〜18の直鎖または側鎖を有するアルキル基ま
    たは炭素数1〜18の直鎖または側鎖を有するヒドロキシ
    アルキル基である) で示されるフィブロインペプチドエステルを0.1〜20重
    量%配合したことを特徴とする化粧品組成物。
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