JP2564546Y2 - 曲がり矯正機構付旋盤 - Google Patents

曲がり矯正機構付旋盤

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JP2564546Y2
JP2564546Y2 JP5462192U JP5462192U JP2564546Y2 JP 2564546 Y2 JP2564546 Y2 JP 2564546Y2 JP 5462192 U JP5462192 U JP 5462192U JP 5462192 U JP5462192 U JP 5462192U JP 2564546 Y2 JP2564546 Y2 JP 2564546Y2
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saddle
lathe
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正道 伊藤
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Okuma Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は曲がり矯正装置を備えた
軸物加工用NC旋盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軸物工作物は素材自体の曲がり,黒皮を
加工した後に発生する加工歪による曲がり、前工程の加
工不良による曲がり等いろいろの原因により曲がりが発
生する。従来この曲がりを矯正する為の機械に図8の自
動軸曲がり矯正機がある。このものはステッピングモー
タ105によって移動される固定センタ101とローリ
ングセンタ102に工作物Wを支持した状態で曲がりを
計測し、両センタを後退させて固定の受け103により
工作物Wの両端部を受け、油圧プレス104により曲が
り矯正を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた自
動曲がり矯正機は、機械自体が大掛かりで大きなフロア
面積が必要で、外径加工機と直結して連続的に曲がり矯
正を行う為には、ワーク自動搬送装置が必要となり、更
に大掛かりになるという問題点を有している。本考案は
従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは切削加工の前後又は
途中に曲がり矯正を連続的に行うことのできる曲がり矯
正装置を有する旋盤を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における曲がり矯正機構付旋盤は、心押台を有
する軸物加工用2サドル旋盤において、第1サドル上に
待機位置に設けられた曲がり測定用計測器と、第2サド
ル待機位置と矯正位置とに旋回可能に設けられた離れた
二個の固定受けに流体圧駆動の加圧アームにより工作物
を押し付けて曲がりを矯正する手段と、前記加圧アーム
の押し付け力を自動制御する手段と、前記固定受けが前
記工作物と当接したのを検知するセンサと、前記計測器
により測定した曲げ量が予め記憶する許容値より大きい
とき曲がり矯正を実行する手段とを含んでなり、軸物加
工の前後又は途中に曲がり矯正を連続的に行うものであ
る。
【0005】
【作用】主軸チャックと心押センタ間に工作物を支持
し、主軸を回転して計測機により曲がり(振れ)を測定
する。そして測定値が許容値以上のとき工作物の最大曲
がり位置に矯正装置を位置決めして、待機位置から矯正
位置に旋回したのち、更に矯正装置をX軸方向工作物側
に移動して、固定受けが工作物に当接したのをセンサで
検知して停止させる。次いで流体圧により加圧アームを
引込んで工作物を把持し、主軸チャックを開き、心押セ
ンサを外して工作物両端をフリーにしたのち、軸径,材
質等に対応した矯正力を加圧アームにより工作物に加え
て曲がり矯正を行う。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図7を参照して説明す
る。NC旋盤の図示しないベッド上に設けられたZ軸方
向の案内上に、心押台1が取付位置移動可能に載置さ
れ、心押台1のZ軸移動可能な心押軸2の先端に、セン
タ3が着脱可能に装着されている。ベッドの左側上には
主軸台4が設置されており、主軸台4に複数の軸受によ
り回転可能に軸承される主軸の先端にチャック5が嵌着
されている。更にベッド上には前記心押台用の案内の他
に二組のZ軸案内が設けられており、この一方のZ軸案
内上に後側サドル8が移動可能に載置されている。後側
サドル8はベッドに固着のZA軸モータ6によりボール
ねじを介して移動位置決めされる。また他方のZ軸案内
上に前側サドル10が移動可能に載置されており、前側
サドル10はベッドに固着のZB軸モータ7によりボー
ルねじを介して移動位置決めされる。
【0007】後側サドル8は上面にX軸方向の案内8a
を有し、この案内8a上に後側クロススライド9が移動
可能に載置されており、後側クロススライド9は後側サ
ドルに固着のXA軸モータ11により移動位置決めさ
れ、後側クロススライド9上に刃物台12が固着されて
いる。刃物台12にはZ軸方向の旋回中心軸のまわりで
旋回割出可能にタレット13が設けられており、タレッ
ト13の複数の工具取付ステーションにバイトTと曲が
り測定用計測器14がそれぞれ着脱可能に取付けられて
いる。前側サドル10は上面にX軸方向の案内10aを
有し、この案内10a上に前側クロススライド15が移
動可能に載置されており、前側スライド15は前側サド
ル10に固着のXB軸モータ30により移動位置決めさ
れ、前側クロススライド上に矯正装置16が着脱可能に
取付けられている。
【0008】矯正装置16は、図3,図4に示すように
取付台17に枠体18がピン19により旋回可能に設け
られており、枠体18は取付台17に固着の旋回モータ
20により複数のギヤを介して矯正位置aと待機位置b
とに旋回される。更に枠体18には油圧シリンダ21が
穿設されており、この油圧シリンダ21のピストン22
にL字形の加圧アーム23が一体に取付けられている。
枠体18には固定受け24が二個離れた位置に固着され
ており、固定受け24の一方の先端に工作物の接触を検
知するための接触センサ25が取付けられている。枠体
18内の油圧シリンダ21に供給される圧油は、元圧P
を比例電磁リリーフ弁26により圧力調整したあと、方
向制御弁27により切り換えて、管路28により前室
に、管路29により後室に供給されるようになってい
る。
【0009】図6はNC装置内の本考案にかかわる各部
の制御システムのブロック線図である。曲がり計測動作
プログラム登録部32は、タレット13に取付けられた
計測器14によりチャック5,センタ3間に支持される
工作物Wの振れを計測するための動作プログラムを登録
しておく部分。計測結果記憶部33は計測結果データを
記憶しておく部分である。曲がり許容値記憶部34は予
め曲がりの許容値を記憶しておく部分。矯正判定部35
は計測結果の数値と許容値とを比較して矯正が必要かど
うかを判定する部分である。矯正加圧力データ記憶部3
6は、予め蓄積したノーハウにより軸径,材質,曲がり
量等により異なる加圧力をパラメータとして記憶してお
く部分。矯正加圧力設定部37は、矯正加圧力データ記
憶部36から対応する加圧力を読み出して設定する部
分。矯正圧力/電流変換部38は、設定された矯正圧力
を比例電磁リリーフ弁のソレノイドに供給する電流値に
変換する部分である。矯正動作プログラム登録部39
は、工作物Wに対応した曲がり矯正動作プログラムを登
録する部分。矯正動作制御部41は、矯正動作に必要な
各軸制御及び矯正装置16の各部の動作制御を行う部分
である。キーボード42は情報を入力する部分、CRT
43は表示画面である。
【0010】続いて本実施例の作用について図7のフロ
ーチャートに従って説明する。ステップS1において、
図2に示すように計測器14により工作物Wの曲がり量
を測定し、ステップS2において、測定値が許容値より
大きいかが確認され、NOの場合にはステップS3にお
いて、切削加工が開始又は再開されるか、或いは工程終
了となる。またYESの場合にはステップS4におい
て、矯正装置16をX軸及びZ軸方向移動して工作物W
の最大曲がり位置に位置決めすると同時に、主軸を旋回
して工作物Wの最大曲がり点が矯正装置16より最も遠
い位置になるように位相を割出す。次いでステップS5
において、矯正装置16の枠体18を待機位置bから矯
正位置aに旋回し、ステップS6において、矯正装置1
6をX軸方向工作物W側に移動して固定受け24が工作
物Wに当接して接触センサ25から信号を出力した位置
で矯正装置16の移動を停止する。
【0011】次いでステップS7において、油圧シリン
ダ21の前室に工作物を軽く把持するだけの比較的低い
圧油を供給して加圧アーム23を引込み工作物Wを保持
し、ステップS8において、チャック5の爪を開き、同
時に心押センタ3を後退させる。ステップS9におい
て、比例電磁リリーフ弁26のソレノイドに工作物Wの
材質,軸径,曲がり量等に応じた矯正圧力が得られる電
流を供給して、加圧アームを引込み工作物Wの曲がりを
矯正をする。次いでステップS10において、油圧シリ
ンダ21の前室に供給されている圧油を、工作物把持圧
まで下げて、矯正装置16で工作物を保持する。
【0012】ステップS11において、図5に示すよう
にタレット13に取付けた計測器14により工作物Wの
心押センタ3側端のX軸位置を測定し、ステップS12
において、工作物Wの心押センタ側端がセンタ3と同心
になるよう矯正装置16をX軸方向移動位置決めする。
次いでステップS13において、心押センタ3を工作物
Wに押し付け、ステップS14において、矯正装置16
の加圧アーム23を開いて工作物Wを開放し、ステップ
S15において、矯正装置16の枠体18を待機位置b
に旋回し、ステップS16においてチャック5の爪を閉
じて、ステップS1に戻り、ステップS2がNOになる
まで上述の動作を繰り返す。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。2サドルNC旋盤の第
1のサドル上のタレットに曲がり測定用計測器を取付
け、第2サドル上に矯正装置を取付けて、測定した曲が
り量が予め記憶する許容値より大きいとき自動で曲がり
矯正を行うようにしたので、旋削加工の前後又は途中に
曲がり矯正を連続的に行うことが可能となり、全自動化
が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の曲がり矯正機構付旋盤の構成を表す
斜視図である。
【図2】計測器による曲がり測定中を示す動作説明図で
ある。
【図3】曲がり矯正装置の側面図である。
【図4】曲がり矯正装置の上面図と油圧回路図である。
【図5】工作物端を心押センタと同心にするために計測
器により測定しているところを示す動作説明図である。
【図6】NC装置の本実施例にかかわる部分を表すブロ
ック線図である。
【図7】本実施例の作用説明用のフローチャート図であ
る。
【図8】従来技術の曲がり矯正機の正面図である。
【符号の説明】
1 心押台 3 セン
タ 5 チャック 8 後側
サドル 10 前側サドル 12 刃
物台 13 タレット 14 計
測器 16 矯正装置 20 旋
回モータ 23 加圧アーム 24 固
定受け 25 センサ 26 比
例電磁リリーフ弁 35 矯正判定部 37 矯
正加圧力設定部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項】 心押台を有する軸物加工用2サドル旋盤に
    おいて、第1サドル上のタレットに着脱可能に設けられ
    た曲がり測定用計測器と、第2サドル上に待機位置と矯
    正位置とに旋回可能に設けられ離れた二個の固定受けに
    流体圧駆動の加圧アームにより工作物を押し付けて曲が
    りを矯正する手段と、前記加圧アームの押し付け力を自
    動制御する手段と、前記固定受けが前記工作物と当接し
    たのを検知するセンサと、前記計測器により測定した曲
    げ量が予め記憶する許容値より大きいとき曲がり矯正を
    実行する手段とを含んでなり、軸物加工の前後又は途中
    において曲がり矯正を連続的に行うことができることを
    特徴とする曲がり矯正機構付旋盤。
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