JP2564448Y2 - 自転車用泥よけ - Google Patents

自転車用泥よけ

Info

Publication number
JP2564448Y2
JP2564448Y2 JP1991095270U JP9527091U JP2564448Y2 JP 2564448 Y2 JP2564448 Y2 JP 2564448Y2 JP 1991095270 U JP1991095270 U JP 1991095270U JP 9527091 U JP9527091 U JP 9527091U JP 2564448 Y2 JP2564448 Y2 JP 2564448Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mudguard
main body
bicycle
holding cylinder
connecting arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991095270U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0544782U (ja
Inventor
功平 丸井
Original Assignee
ナショナル産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナショナル産業株式会社 filed Critical ナショナル産業株式会社
Priority to JP1991095270U priority Critical patent/JP2564448Y2/ja
Publication of JPH0544782U publication Critical patent/JPH0544782U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564448Y2 publication Critical patent/JP2564448Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、必要時にのみ使用状態
にセットできるようにした自転車用泥よけに関するもの
で、使用時には車輪の外周に接近配設し得るようにし、
これにより、泥水の確実な遮断が実現できるようにした
ものである。
【0002】
【従来技術及び課題】自転車走行中に車輪の巻き上げる
泥水等が運転者にかかるのを防止する自転車用泥よけ
は、該泥よけの有する重量や空気抵抗等が原因して操縦
性に微妙な影響を与える。特に、競技用自転車では、上
記泥よけが天候の如何んを問わず常時装着状態にある
と、該泥よけの存在が、晴天時に於ける自転車の走行性
やハンドル操作に悪影響を与えて自転車全体の性能を低
下させる。
【0003】そこで、上記問題に着眼した自転車用泥よ
けとして例えば図8に示す如きものがある。同図に示す
泥よけ(2)は雨天時にのみ使用状態にセットできるよう
にしたもので、このものでは、複数の長方形板をロッド
アンテナのように伸縮自在に連結して構成している。
【0004】このものでは、泥よけ(2)をサドル(1) の
後部下面に装着すると共に、その端部を後方に引っ張る
と、該泥よけ(2)が同図のように伸張状態になり、泥よ
け(2)は後車輪(3)の外周上面にその上方から対向した
状態になる。これにより、雨天時の自転車走行時に後車
輪(3)が巻き上げる泥水等は、伸張状態にある泥よけ
(2)の下面で遮断されて運転者にかかる心配が少なくな
る。
【0005】ところが、上記従来のものでは、伸縮自在
な泥よけ(2)をサドル(1)の下面に装着するから、
サドル(1)と後車輪(3)の間の高低差が大きい場合
には、伸張状態にある泥よけ(2)とこれに対面する後
車輪(3)の外周面が大きく離れてしまう。このことか
ら、上記従来のものでは、後車輪(3)が巻き上げる泥
水等を効率的に遮断し難いという問題があった。 [請求項1の考案について] 請求項1の考案はかかる点に鑑みて成されたもので、使
用時に於ける泥よけを、後車輪に接近配設し得るように
し、これにより、泥水を確実に遮断できるようにすると
共に泥よけを既存の自転車にも装着適用できるようにす
ることをその課題とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【技術的手段】上記課題を解決する為の請求項1の考案
の技術的手段は、『接続腕(52)の基端部に弾性材製
の保持筒(51)を連設すると共に、該保持筒(51)
の側壁に軸線方向全域に亘るスリット(54)を形成す
ることにより該保持筒(51)を自転車用フレーム
(4)の立パイプ(41)に外嵌取着可能に構成し、更
に、該保持筒(51)を前記立パイプ(41)に取着し
た際にはこれに連設された上記接続腕(52)の先端が
バックホーク(43)(43)とこれらに架設された上
ブリッジ(49)で囲まれる空間部分に位置するように
し、該接続腕(52)に泥よけ本体(53)の先端部を
着脱自在に嵌着するようにした』ことである。
【0011】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。弾性材
製の保持筒(51)を、その側壁に形成された軸線方向
全域に亘るスリット(52)部で広げるようにして、該
保持筒(51)を自転車フレーム(4)の立パイプ(4
1)に外嵌取着する。又、この取着状態では上記保持筒
(51)に連設した接続腕(52)の先端部を、バック
ホーク(43)(43)とこれらに架設された上ブリッ
ジ(49)で囲まれる空間部分に位置した状態にする。
これにより、自転車フレーム(4)を後方から見込んだ
場合には、バックホーク(43)(43)の間の上部空
間から上記接続腕(52)の先端が露見できることとな
り、爾後、該接続腕(52)の先端部に泥よけ本体(5
3)を嵌着する。これにより、泥よけ本体(53)はバ
ックホーク(43)(43)の間から後方に延びた状態
になると共に、その下面が後車輪の外周に上方から臨ん
だ状態になる。このように、上記技術的手段によれば、
サドル(1)に比べて後車輪(3)に近いバックホーク
(43)(43)間に泥よけ本体(53)を配設するこ
とが出来る。又、泥よけ不使用時には、泥よけ本体(5
3)を接続腕(52)から強制的に引き抜いて取除く。
【0012】
【効果】請求項1の考案は次の特有の効果を有する。サ
ドル(1)に取付けられた従来の泥よけに比べて後車輪
(3)に接近した状態で装着できるから、該後車輪
(3)の巻き上げる泥水等が確実に遮断できる。接続腕
(52)をその基端部に連設した保持筒(51)で自転
車フレーム(4)の立パイプ(41)に外嵌取着可能に
構成したから、これを既存の自転車に装着することがで
き、汎用性の広い泥よけが得られる。 [請求項2の考案について] 請求項2の考案は、不使用時に於ける泥よけ本体(5
3)を車体フレーム(4)に装着携行し得るようにした
ものである。
【0013】
【技術的手段】上記課題を解決するための請求項2の技
術的手段は、『請求項1の考案において、自転車フレー
ムの構成パイプの外周面に適合する円弧状に泥よけ本体
(53)の下面を形成した』ことである。
【0014】
【作用・効果】上記技術的手段は次のように作用する。
泥よけ本体(53)の内周面は、自転車フレーム(4) の構成
パイプの外周面に適合する形状になっていることから、
該泥よけ本体(53)の内周面を下パイプ等の自転車フレー
ム(4) の構成パイプの外周面に外嵌し、この状態にある
泥よけ本体(53)を緊締バンド等で上記自転車フレームの
構成パイプに適宜固定する。
【0015】これにより、不使用時に於ける泥よけ本体
(53)を自転車フレーム(4) の下パイプ(42)等のフレーム
構成パイプに装着して携行することができる。
【0016】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て説明する。図1に示すように、本考案実施例の泥よけ
は、泥よけ本体(53)と該泥よけ本体(53)の一端を保持す
る逆L字状の取付体(50)と、該取付体(50)の縦辺を構成
する保持筒(51)を抱持・固定する固定筒(60)から構成さ
れていると共に、これら各構成部品は弾性合成樹脂で形
成されている。
【0017】泥よけ本体(53)は全体として略半円筒状に
形成されていると共に、後端部に進むに従って同一曲率
のまま浅くなっている。又、図2に示すように、該泥よ
け本体(53)の先端面には円弧状の切欠部(56)が形成され
ている。又、該泥よけ本体(53)の先端部近傍にはケーブ
ル挿通孔(55)が穿設されていると共に、該ケーブル挿通
孔(55)と上記した切欠部(56)部分はケーブル案内溝(57)
で繋がっている。更に、泥よけ本体(53)の後端近傍の側
壁部には、不使用状態に収納する際に緊締バンドを掛け
る為の係止突起(69)(69)が突出していると共に、更に、
該泥よけ本体(53)の先端近傍の外側壁には嵌入突起(58)
(58)が突出している。
【0018】次に、取付体(50)は縦方向に伸る保持筒(5
1)とその上端側部から略水平方向に伸る円筒状の接続腕
(52)によって略L字状に形成されていると共に、その屈
曲部には上方に開放する開口部(59)が開削されている。
又、保持筒(51)の外側壁には図1及び図5に示すよう
に、上記開口部(59)から下端部に至るスリット(54)が形
成されている。
【0019】上記保持筒(51)の上端部から屈曲突出する
接続腕(52)は図3に示すような断面形状を有し、内周上
面及び中央よりやや下寄りに位置する内壁部分には凸条
(65)(66)(66)が突設せしめられている。又、上記接続腕
(52)の内周両側壁には既述した泥よけ本体(53)の嵌入突
起(58)(58)が嵌入する嵌入凹部(67)(67)が形成されてい
る。
【0020】最後に、固定筒(60)は図1及び図4に示す
ように、一方の側壁にその軸線方向全域に亘るスリット
(61)が形成された断面C字状の略円筒状に構成されてい
る。さて、上記各部品で構成された泥よけを自転車フレ
ーム(4) に装着するときは、取付体(50)の縦方向に伸る
保持筒(51)をスリット(54)部分で広げると共に、図6に
示すように、該広げたスリット(54)部分を利用して該保
持筒(51)を自転車フレーム(4) の立パイプ(41)に弾性的
に外嵌させ、更に、その外側に固定筒(60)を外嵌させ
る。即ち、固定筒(60)をスリット(61)部分で広げてこれ
を上記保持筒(51)の外側に外嵌させるのである。又、こ
の保持筒(51)の装着時には、該保持筒(51)の側壁部から
突出する接続腕(52)の先端をバックホーク(43)(43)とこ
れらに架設された上ブリッジ(49)の間の空間に望んだ状
態にする。
【0021】次に、バックホーク(43)(43)間に位置する
上記取付体(50)の接続腕(52)の先端部に泥よけ本体(53)
の一端部を車体後方から挿入する。すると、泥よけ本体
(53)の挿入端側の上壁に形成されたケーブル挿通溝(57)
(図2参照)は、上記接続腕(52)内の上壁に設けた凸状
(65)に外嵌した状態で案内されると共に、泥よけ本体(5
3)の上記挿入端側の下辺(68)は接続腕(52)の内周下部近
傍に設けた凸状(66)(66)に乗った状態で案内され、これ
により、泥よけ本体(53)の姿勢が整えられる。又、泥よ
け本体(53)を一定深さだけ挿入した状態では、泥よけ本
体(53)の挿入側端部の両外側壁に突設した嵌入突起(58)
がこれに対応する接続腕(52)側の嵌入凹部(67)(67)に弾
性的に嵌入し、これによって抜け止め状態に固定され
る。
【0022】尚、上記泥よけ本体(53)の接続時には、図
2に表れる泥よけ本体(53)の先端部のケーブル挿通溝(5
7)内をブレーキワイヤー(A) が通過するようにすると共
に、該泥よけ本体(53)を装着し終えた時は上記ブレーキ
ワイヤー(A) が泥よけ本体(53)の先端側のケーブル挿通
孔(55)内に位置した状態にする。これにより図6,図7
に示すように、泥よけ本体(53)はサドル(1) より後車輪
(3)に近いバックホーク(43)(43)の間から後車輪(3)の
上方に延びた状態になる。即ち、サドル(1) のセット高
さに関わらず上記泥よけ本体(53)は後車輪(3)の近傍に
位置して泥水等を確実に遮断する。
【0023】次に、泥よけを不使用状態に収納する作業
について説明する。上記装着状態にある泥よけ本体(53)
を接続腕(52)から強制的に抜き取る。すると、泥よけ本
体(53)の先端の両側壁に突設した嵌入突起(58)(58)がこ
れに対応する嵌入凹部(67)(67)から脱出し、これによ
り、泥よけ本体(53)の引抜きが可能となる。
【0024】次に、上記取外した泥よけ本体(53)を、図
7の想像線で示すように自転車フレーム(4) の下パイプ
(42)に被せると共に、該泥よけ本体(53)の先端に形成し
た切欠部(56)を立パイプ(41)の基端部外周に外嵌係合さ
せた状態にする。その後、泥よけ本体(53)の側壁に突設
した係止突起(69)(69)にゴムバンド等の緊締バンド(B)
を掛けると共に、該緊締バンド(B) で下パイプ(42)を抱
持させれば、泥よけ本体(53)が不使用状態に収容され
る。他方、逆L字状の取付体(50)を立パイプ(41)に装着
したまま回動させて、その側方に突出する接続腕(52)が
自転車フレーム(4) の上パイプ(40)の下面に当接した状
態にする。すると、該取付体(50)の屈曲内周部は同図に
示すように大きな円弧状に形成されていることから、該
円弧状部分が自転車を肩に担ぐ際に於ける肩当てとして
機能し、該自転車を容易に担ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の断面図
【図2】泥よけ本体(53)の底面図
【図3】接続腕(52)の断面図
【図4】固定筒(60)の端面図
【図5】取付体(50)の底面図
【図6】組立て状態の断面図
【図7】装着状態の斜視図
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
(4) ・・・自転車フレーム (41)・・・立パイプ (51)・・・保持筒 (52)・・・接続腕 (53)・・・泥よけ本体 (54)・・・スリット

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続腕(52)の基端部に弾性材製の保
    持筒(51)を連設すると共に、該保持筒(51)の側
    壁に軸線方向全域に亘るスリット(54)を形成するこ
    とにより該保持筒(51)を自転車用フレーム(4)の
    立パイプ(41)に外嵌取着可能に構成し、更に、該保
    持筒(51)を前記立パイプ(41)に取着した際には
    これに連設された上記接続腕(52)の先端がバックホ
    ーク(43)(43)とこれらに架設された上ブリッジ
    (49)で囲まれる空間部分に位置するようにし、該接
    続腕(52)に泥よけ本体(53)の先端部を着脱自在
    に嵌着するようにした自転車用泥よけ。
  2. 【請求項2】 自転車フレームの構成パイプの外周面に
    適合する円弧状に泥よけ本体(53)の下面を形成した
    請求項1の自転車用泥よけ。
  3. 【請求項3】 接続腕(52)からその基端部の保持筒
    (51)に繋がる下面部分を、接続腕(52)の先端か
    ら保持筒(51)の基端部にかけて繋がる円弧状に形成
    すると共に、保持筒(51)を立パイプ(41)に対し
    て回動自在に構成した請求項1又は請求項2の自転車用
    泥よけ。
JP1991095270U 1991-11-20 1991-11-20 自転車用泥よけ Expired - Fee Related JP2564448Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095270U JP2564448Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 自転車用泥よけ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095270U JP2564448Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 自転車用泥よけ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0544782U JPH0544782U (ja) 1993-06-15
JP2564448Y2 true JP2564448Y2 (ja) 1998-03-09

Family

ID=14133086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991095270U Expired - Fee Related JP2564448Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 自転車用泥よけ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564448Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2974925B2 (ja) * 1995-02-09 1999-11-10 オージーケー技研株式会社 自転車用フェンダ、及び、自転車
JP5147432B2 (ja) * 2008-01-30 2013-02-20 オージーケー技研株式会社 自転車の後輪用泥除け部材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414588U (ja) * 1990-05-29 1992-02-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0544782U (ja) 1993-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2564448Y2 (ja) 自転車用泥よけ
US20170271805A1 (en) Lid retaining structure
US6634758B2 (en) Vehicle handlebar mirror system
JPH0324452Y2 (ja)
CN211918911U (zh) 车把组件及应用其的交通工具
JPS6236713Y2 (ja)
JPS6215111Y2 (ja)
CA1167084A (en) Universal mudguard for motor vehicles
JPS6237828Y2 (ja)
JPH0644795Y2 (ja) 自動2輪車のフロントブレーキ構造
JP2555232Y2 (ja) 自転車用フェンダ
JP3028252U (ja) 自動二輪車のフロントフォーク延長装置
JPS583714Y2 (ja) 耕耘機のスタンド取付構造
JPS6245986Y2 (ja)
JPH0143354Y2 (ja)
JP3018124U (ja) 自転車用泥除け装置
JPS5831746Y2 (ja) 自転車用フロントバツグ取付補助具
JPS6143671Y2 (ja)
JPH0745414Y2 (ja) 自転車の着脱式泥除け
JPS6320632Y2 (ja)
JPS6338146Y2 (ja)
JPH0747273Y2 (ja) 自転車用フェンダ
JPS6337324Y2 (ja)
JP3059713U (ja) 自転車の傘取付具
JPS6237827Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees