JP2564122B2 - 転写シ−トおよび転写方法 - Google Patents
転写シ−トおよび転写方法Info
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- JP2564122B2 JP2564122B2 JP61293505A JP29350586A JP2564122B2 JP 2564122 B2 JP2564122 B2 JP 2564122B2 JP 61293505 A JP61293505 A JP 61293505A JP 29350586 A JP29350586 A JP 29350586A JP 2564122 B2 JP2564122 B2 JP 2564122B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プラスチック、ガラスなどでできた物の
表面に防曇効果を有する層を転写するための転写シート
および転写方法に関する。
表面に防曇効果を有する層を転写するための転写シート
および転写方法に関する。
従来、物の表面に防曇効果を付与する方法として、 防曇性塗料を塗布する方法、 防曇性シートを形成と同時にラミネートする方法。
防曇性シートを接着剤・粘着剤を用いてラミネートす
る方法。
る方法。
がある。
しかし、上記の方法では、既に出来上がった物に対
して後加工で防曇性を付与することになり、実際には、
塗装、乾燥の各工程を要する上、溶剤の回収の問題があ
り、加工コストを上昇させ、更に塗装の際に異物を付着
を起こしやすい欠点を有している。
して後加工で防曇性を付与することになり、実際には、
塗装、乾燥の各工程を要する上、溶剤の回収の問題があ
り、加工コストを上昇させ、更に塗装の際に異物を付着
を起こしやすい欠点を有している。
また、上記の方法では、複雑な形状の物に適用する
場合、シートの成形性の点でシートの素材が限定される
ため、最終製品の物性を低下させることがある。例え
ば、耐湿性の低下を起こしなり、鏡などに適用する場
合、透明性を失うなどである。
場合、シートの成形性の点でシートの素材が限定される
ため、最終製品の物性を低下させることがある。例え
ば、耐湿性の低下を起こしなり、鏡などに適用する場
合、透明性を失うなどである。
更に上記の方法では、の方法と同様に後加工とな
ること、および、複雑さ形状の別への適用ができない欠
点を有している。
ること、および、複雑さ形状の別への適用ができない欠
点を有している。
この発明では、上記の従来の技術では、成形と同時に
防曇性を付与できなかったこと、最終背遺品の物性の低
下を起こすことなく複雑な形状の表面に適用することが
できなかったことを解消しようとするものである。
防曇性を付与できなかったこと、最終背遺品の物性の低
下を起こすことなく複雑な形状の表面に適用することが
できなかったことを解消しようとするものである。
この発明では、防曇性を与える層を転写シートを転写
層とした転写シートを使用することにより、上記の従来
の技術において解消し得なかった欠点の解消を可能にし
た。
層とした転写シートを使用することにより、上記の従来
の技術において解消し得なかった欠点の解消を可能にし
た。
しかも、該防曇性層として紫外線もしくは電子線から
なる電離放射線で硬化させた塗膜あるいはケン(鹸)化
処理をしたトリアセチルセルロース膜を用いることによ
り、上記の問題点を解決できた。
なる電離放射線で硬化させた塗膜あるいはケン(鹸)化
処理をしたトリアセチルセルロース膜を用いることによ
り、上記の問題点を解決できた。
即ち、この発明は、 (1)離形性シートの離形性面に、転写層として、下記
の層のいずれかから構成される防曇性層を有する転写シ
ート。
の層のいずれかから構成される防曇性層を有する転写シ
ート。
ケン化処理をしたトリアセチルセルロース膜 電離放射線硬化性、かつ親水性であるモノマーを含
む電離放射線硬化性樹脂組成物を電離放射線照射で硬化
させた塗膜 (2)上記防曇性層上にさらに接着剤層を有する転写シ
ート。
む電離放射線硬化性樹脂組成物を電離放射線照射で硬化
させた塗膜 (2)上記防曇性層上にさらに接着剤層を有する転写シ
ート。
(3)離形性シートの離形性面に、転写層として下記の
層のいずれかから構成される防曇性層を有する転写シー
トを用いて被転写体に転写する転写方法。
層のいずれかから構成される防曇性層を有する転写シー
トを用いて被転写体に転写する転写方法。
ケン化処理をしたトリアセチルセルロース膜 電離放射線硬化性、かつ親水性であるモノマーを含
む電離放射線硬化性樹脂組成物を電離放射線照射で硬化
させた塗膜 (4)上記防曇性層上さらに接着剤層を有する転写シー
トを用いる転写方法。
む電離放射線硬化性樹脂組成物を電離放射線照射で硬化
させた塗膜 (4)上記防曇性層上さらに接着剤層を有する転写シー
トを用いる転写方法。
をも含む。
この発明によれば、防曇性層を転写シートの転写層と
して構成し、その転写シートを用いて転写するため、防
曇性層を構成する樹脂などの素材としては成形性を中心
に選択した素材を使用できる上、転写層である防曇性層
を転写シートの離型性シートで支持しているために、取
り扱い上の問題がない。
して構成し、その転写シートを用いて転写するため、防
曇性層を構成する樹脂などの素材としては成形性を中心
に選択した素材を使用できる上、転写層である防曇性層
を転写シートの離型性シートで支持しているために、取
り扱い上の問題がない。
この発明で使用する転写シートは、最も単純には、離
型性シートの離型面に防曇性層を有したものであり、必
要に応じて、防曇性層の上にさらに模様層、接着剤層な
どの他の層を有しているものである。
型性シートの離型面に防曇性層を有したものであり、必
要に応じて、防曇性層の上にさらに模様層、接着剤層な
どの他の層を有しているものである。
離型性シート 離型性シートの素材は、原則として、この種の転写シ
ートに使用されているものであればよく、その厚みとし
ては通常5〜200μmが好ましく、更に好ましくは12〜5
0μmである。
ートに使用されているものであればよく、その厚みとし
ては通常5〜200μmが好ましく、更に好ましくは12〜5
0μmである。
具体的に例を示すと、ポリエチレンテレフタレート
(いわゆるポリエステル)、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリアミドなど、の合成樹脂のフィルム、紙、合
成紙などである。これらは必要によりラミネートして使
用できる。
(いわゆるポリエステル)、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリアミドなど、の合成樹脂のフィルム、紙、合
成紙などである。これらは必要によりラミネートして使
用できる。
離型性シートの表面の凹凸は、転写したときに保護層
の表面の凹凸を決めるものである。転写された後の表面
をミラー(鏡)面としたいときには、これらの離型性シ
ートの表面はミラー面としなければならない。また、装
飾用途においては、しばしば、マットな表面が要望され
るので、そのときは、離型性シートとしてマット剤練り
込み、サンドブラスト法、もしくはケミカルエッチング
などにより艶の状態を調整したマットフィルムを使用す
るのがよい。
の表面の凹凸を決めるものである。転写された後の表面
をミラー(鏡)面としたいときには、これらの離型性シ
ートの表面はミラー面としなければならない。また、装
飾用途においては、しばしば、マットな表面が要望され
るので、そのときは、離型性シートとしてマット剤練り
込み、サンドブラスト法、もしくはケミカルエッチング
などにより艶の状態を調整したマットフィルムを使用す
るのがよい。
離型性シートは上記のような素材からなるもの以外で
も、離型性層を別に設けて表面を離型性にしたものでも
よい。
も、離型性層を別に設けて表面を離型性にしたものでも
よい。
この離型性層は転写の際に転写シートの基体シートか
ら保護層の剥離を可能にする成分を有し、具体的には適
宜なベヒクル(ベヒクルの例は通常のインキ組成物のベ
ヒクルとして後記するのと同じ)単独もしくは必要に応
じてさらにワックス、シリコーンなどの離型性物質を添
加してつくれば良い。
ら保護層の剥離を可能にする成分を有し、具体的には適
宜なベヒクル(ベヒクルの例は通常のインキ組成物のベ
ヒクルとして後記するのと同じ)単独もしくは必要に応
じてさらにワックス、シリコーンなどの離型性物質を添
加してつくれば良い。
防曇性層 防曇性層を形成する方法としては、 ポリエチレングリコールなどの親水性化合物、界面
活性剤、パラフィン、弗素化合物、シリコーン化合物な
どの撥水性化合物を塗布する方法、 上記の親水性化合物もしくは撥水性化合物を高分
子バインダー中に分散含有せしめて塗布し、塗膜を形成
する方法、 ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリ
アクリル酸、ゼラチン、コラーゲン、セルロース等また
はこれらの誘導体よりなる親水性高分子の溶液を塗布乾
燥して親水性塗膜を形成する方法、 トリアセチルセルロース膜を形成し、これをケン化
処理する方法、もしくは、 電離放射線硬化性、かつ親水性であるモノマー、例
えば、ヘキシルエチルメタクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、ヒドロキシブチルメタクリレート、エチレングリ
コールメタクリレート、ジエチレングリコールメタクリ
レート、テトラエチレングリコールメタクリレート、メ
トキシジエチレングリコールメタクリレート、メトキシ
トリエチレングリコールメタクリレート、もしくはメト
キシテトラエチレングリコールメタクリレートなどを含
む組成物を塗布し、電離放射線を照射して硬化させる方
法、 などがある。
活性剤、パラフィン、弗素化合物、シリコーン化合物な
どの撥水性化合物を塗布する方法、 上記の親水性化合物もしくは撥水性化合物を高分
子バインダー中に分散含有せしめて塗布し、塗膜を形成
する方法、 ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリ
アクリル酸、ゼラチン、コラーゲン、セルロース等また
はこれらの誘導体よりなる親水性高分子の溶液を塗布乾
燥して親水性塗膜を形成する方法、 トリアセチルセルロース膜を形成し、これをケン化
処理する方法、もしくは、 電離放射線硬化性、かつ親水性であるモノマー、例
えば、ヘキシルエチルメタクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、ヒドロキシブチルメタクリレート、エチレングリ
コールメタクリレート、ジエチレングリコールメタクリ
レート、テトラエチレングリコールメタクリレート、メ
トキシジエチレングリコールメタクリレート、メトキシ
トリエチレングリコールメタクリレート、もしくはメト
キシテトラエチレングリコールメタクリレートなどを含
む組成物を塗布し、電離放射線を照射して硬化させる方
法、 などがある。
防曇性層の厚みは2〜100μ、好ましくは5〜20μで
ある。
ある。
接着剤層 上記の未硬化樹脂層を被転写体に当てて転写しても一
応の接着力が得られるが、なお一層の接着力の向上を必
要とするときは、接着剤層を別の層として設けるとよ
い。
応の接着力が得られるが、なお一層の接着力の向上を必
要とするときは、接着剤層を別の層として設けるとよ
い。
接着剤層用の接着剤としては、公知のものを使用で
き、例えば、ポリイソプロピレンゴム、ポリイソブチル
ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリロニ
トリルゴムなどのゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エス
テル系樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリ酢酸ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹
脂などの任意の接着剤を使用することができる。
き、例えば、ポリイソプロピレンゴム、ポリイソブチル
ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリロニ
トリルゴムなどのゴム系樹脂、(メタ)アクリル酸エス
テル系樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリ酢酸ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹
脂などの任意の接着剤を使用することができる。
これらの樹脂は、必要により希釈して塗布に適した粘
度とした後、公知のコーティング方法例えば、リバース
ロールコーティング、ロールコーティング、グラビアコ
ーティング、キスコーティング、ブレードコーティン
グ、スムーズコーティングなどにより、コーティングす
る。
度とした後、公知のコーティング方法例えば、リバース
ロールコーティング、ロールコーティング、グラビアコ
ーティング、キスコーティング、ブレードコーティン
グ、スムーズコーティングなどにより、コーティングす
る。
この発明の転写シートにおいて、他の層を設ける方法
も概ね同じであり、ただし、層を模様状に設けるときに
は印刷手法を用いる。
も概ね同じであり、ただし、層を模様状に設けるときに
は印刷手法を用いる。
模様層 模様層は転写により、被転写体に模様を与えるための
ものであるから、模様を転写することを目的とする模様
転写シートにおいては、必ず必要である。絵柄層の必要
でない場合は単に防曇性層のみを転写する。模様層は通
常、保護層の上に直接に、あるいは他の層を介して間接
に設け、インキの種類も用途、転写シートの構造を考慮
して決めればよい。通常のインキは、ベヒクルに顔料も
しく染料の着色剤、可塑剤、安定剤、そのほかの添加
剤、又は、溶剤もしくは希釈剤なども用いて、混練した
ものである。
ものであるから、模様を転写することを目的とする模様
転写シートにおいては、必ず必要である。絵柄層の必要
でない場合は単に防曇性層のみを転写する。模様層は通
常、保護層の上に直接に、あるいは他の層を介して間接
に設け、インキの種類も用途、転写シートの構造を考慮
して決めればよい。通常のインキは、ベヒクルに顔料も
しく染料の着色剤、可塑剤、安定剤、そのほかの添加
剤、又は、溶剤もしくは希釈剤なども用いて、混練した
ものである。
インキの成分のうち、接着性に関連のあるバインダー
としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
などのアクリルもしくはメタクリルモノマーの単独共重
合体もしくはこれらモノマーを含む共重合体、ポリスチ
レン、ポリα−スチレンなどのスチレン樹脂及びスチレ
ン共重合樹脂、酢酸セルロース、塩化ビニル、ポリエス
テル樹脂などの、好ましくはアルコール不溶性樹脂の一
種もしくは2種以上を選択して使用する。
としては、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
などのアクリルもしくはメタクリルモノマーの単独共重
合体もしくはこれらモノマーを含む共重合体、ポリスチ
レン、ポリα−スチレンなどのスチレン樹脂及びスチレ
ン共重合樹脂、酢酸セルロース、塩化ビニル、ポリエス
テル樹脂などの、好ましくはアルコール不溶性樹脂の一
種もしくは2種以上を選択して使用する。
転写シートの構造は、基本的には以上の通りである
が、さらに必要により、以下のような各層を設けること
ができる。
が、さらに必要により、以下のような各層を設けること
ができる。
金属薄膜層 被転写体の表面に、金属調の外観を与えるため、模様
層としては、通常のものに替えて、もしくは併用して金
属薄膜層を設けることもできる。金属薄膜層を作る素材
としては、アルミニウム、クロム、錫、銀、銅、金など
であり、厚みは通常、400〜600Å程度である。金属薄膜
層は必要に応じ、模様状とすることができ、水溶性のパ
ターンを設けた後に金属薄膜を設け、その後に水を作用
させる方法や、金属薄膜を先に設けた例にレジストパタ
ーンを設け、その後に酸やアルカリを作用させる方法が
ある。
層としては、通常のものに替えて、もしくは併用して金
属薄膜層を設けることもできる。金属薄膜層を作る素材
としては、アルミニウム、クロム、錫、銀、銅、金など
であり、厚みは通常、400〜600Å程度である。金属薄膜
層は必要に応じ、模様状とすることができ、水溶性のパ
ターンを設けた後に金属薄膜を設け、その後に水を作用
させる方法や、金属薄膜を先に設けた例にレジストパタ
ーンを設け、その後に酸やアルカリを作用させる方法が
ある。
転写方法 転写シートを用い転写する転写方法としては例えば、
加熱により被転写体に模様層(場合によって模様層上に
更に重ねて設けられている他の層)をロールプレス、も
しくは平プレスにより熱圧着させて未硬化樹脂層と共に
転写を行なう熱転写法、真空・圧空成形による転写性、
転写シートと被転写体との間に溶剤もしくは樹脂の溶剤
溶液からなる活性化液を介在させて行なう溶剤活性転写
法などもあるが、この発明で利用する転写方法として興
味ある方法は、各種の方法により成形されるプラスチッ
クの成形品に、その成形の際の熱や圧力を利用して行な
う方法であり、例えば射出同時成型、押出成型、カレン
ダー成型などの成型法である。
加熱により被転写体に模様層(場合によって模様層上に
更に重ねて設けられている他の層)をロールプレス、も
しくは平プレスにより熱圧着させて未硬化樹脂層と共に
転写を行なう熱転写法、真空・圧空成形による転写性、
転写シートと被転写体との間に溶剤もしくは樹脂の溶剤
溶液からなる活性化液を介在させて行なう溶剤活性転写
法などもあるが、この発明で利用する転写方法として興
味ある方法は、各種の方法により成形されるプラスチッ
クの成形品に、その成形の際の熱や圧力を利用して行な
う方法であり、例えば射出同時成型、押出成型、カレン
ダー成型などの成型法である。
例えば、射出成型では金型中に転写シートを置いてお
き、転写層と射出された樹脂とを一体化させ、押出成型
やカレンダー成型では成型品が出てきたときに直ちに熱
融着すればよい。成型法においては成型と同時に転写を
行なうこ 転写後、必要に応じ、所定の形状になる様、
プレス成型、真空成型、圧空成型、真空圧空成型などを
行なってもよい。
き、転写層と射出された樹脂とを一体化させ、押出成型
やカレンダー成型では成型品が出てきたときに直ちに熱
融着すればよい。成型法においては成型と同時に転写を
行なうこ 転写後、必要に応じ、所定の形状になる様、
プレス成型、真空成型、圧空成型、真空圧空成型などを
行なってもよい。
被転写体 この発明で転写を行なう対象としては種々の物が使用
でき、例えば次のようなものである。
でき、例えば次のようなものである。
AAS樹脂、ABS樹脂、ACS樹脂、アミノ樹脂、酢酸セル
ロース・酪酢酸セルロース・エチルセルロースなどのセ
ルロース樹脂、アリル樹脂、エチレン−α−オレフィン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、MBS樹脂、メ
タクリル−スチレン共重合体、ニトリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリ
スチレン樹脂、AS樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、アクリル変性ポリ塩化ビニル樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂などのプラスチック成型品。
ロース・酪酢酸セルロース・エチルセルロースなどのセ
ルロース樹脂、アリル樹脂、エチレン−α−オレフィン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、MBS樹脂、メ
タクリル−スチレン共重合体、ニトリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリ
スチレン樹脂、AS樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、アクリル変性ポリ塩化ビニル樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂などのプラスチック成型品。
鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどの金属の押し
出し成型品。
出し成型品。
これらの被転写体の被転写面には必要により、被転写
体表面の素材に合わせた前処理を施してもよく、例え
ば、プライマー処理、コロナ処理などの接着性向上のた
めの前処理、塗装その他による下地色の調整処理などで
ある。
体表面の素材に合わせた前処理を施してもよく、例え
ば、プライマー処理、コロナ処理などの接着性向上のた
めの前処理、塗装その他による下地色の調整処理などで
ある。
この発明によれば、防曇性層を転写層として形成した
転写シートを使用することにより、物品に防曇性層を形
成するのに際して、単に熱により転写するだけで防曇性
層を付与することができる。また、従来の防曇性シート
を使用する方法に比べて、複雑な形状の物の表面に適用
するのに支障がなく、離型性シートとして通常のものを
使用しても、転写層としての防曇性層の素材の選択範囲
が広いから、複雑な形状の表面への適用が容易であり、
成型と同時に転写を行なえば、工程の短縮もできる利点
がある。
転写シートを使用することにより、物品に防曇性層を形
成するのに際して、単に熱により転写するだけで防曇性
層を付与することができる。また、従来の防曇性シート
を使用する方法に比べて、複雑な形状の物の表面に適用
するのに支障がなく、離型性シートとして通常のものを
使用しても、転写層としての防曇性層の素材の選択範囲
が広いから、複雑な形状の表面への適用が容易であり、
成型と同時に転写を行なえば、工程の短縮もできる利点
がある。
転写シート 離型性フィルムとしてポリエステルフィルム(東レ
(株)製、ルミラー T−60、厚み38μm)を用い。そ
の片面に、メラミン樹脂を塗布し、焼き付けして厚み0.
3μmの層を形成した。
(株)製、ルミラー T−60、厚み38μm)を用い。そ
の片面に、メラミン樹脂を塗布し、焼き付けして厚み0.
3μmの層を形成した。
次いで、メラミン樹脂層の上に、アクリル酸とアクリ
ル酸−2−ヒドロキシエチル、界面活性剤としてのソル
ビタンモノオレエート、および触媒を加えた濃度25%の
塗料を塗布し、乾燥時厚み10μmの層を形成した。
ル酸−2−ヒドロキシエチル、界面活性剤としてのソル
ビタンモノオレエート、および触媒を加えた濃度25%の
塗料を塗布し、乾燥時厚み10μmの層を形成した。
さらに、この上にアクリル系感熱接着剤層を乾燥時厚
み2μmになるように塗布し、転写シートとした。
み2μmになるように塗布し、転写シートとした。
転写方法 Tダイ型押出機を使用し、ポリカボーネート樹脂の板
を押出し、ダイスから押出された直後に上記で得られた
転写シートを感熱接着剤層がポリカーボネート樹脂側に
当たるようにしてロールで圧着し、その後、冷却ロール
をもちいて冷却し、冷却後、所望のサイズに断截し、そ
の後離型性シートを剥がした。
を押出し、ダイスから押出された直後に上記で得られた
転写シートを感熱接着剤層がポリカーボネート樹脂側に
当たるようにしてロールで圧着し、その後、冷却ロール
をもちいて冷却し、冷却後、所望のサイズに断截し、そ
の後離型性シートを剥がした。
このようにして得られたポリカーボネート板は良好な
防曇特性を示し、上記の方法によれば量産性が極めて優
れていた。
防曇特性を示し、上記の方法によれば量産性が極めて優
れていた。
転写方法 射出成型機の金型内に、上記で得られた転写シートを
静置し、その感熱接着剤層側に射出された樹脂が当たる
ようにして射出成形を行ないその後、離型性シートを剥
がした。
静置し、その感熱接着剤層側に射出された樹脂が当たる
ようにして射出成形を行ないその後、離型性シートを剥
がした。
このようにして得られたアクリル板は良好な防曇特性
を示し、上記の方法によれば量産性が極めて優れてい
た。
を示し、上記の方法によれば量産性が極めて優れてい
た。
転写方法 透明アクリレ樹脂板上に上記転写シートを静置し、20
0℃に加熱されたゴムロールを用いて転写加工を行な
い、その後、離型性シートを剥がした。
0℃に加熱されたゴムロールを用いて転写加工を行な
い、その後、離型性シートを剥がした。
このようにして得られたアクリル板は良好な防曇特性
を示し、上記の方法によれば量産性が極めて優れてい
た。
を示し、上記の方法によれば量産性が極めて優れてい
た。
Claims (4)
- 【請求項1】離形性シートの離形性面に、転写層とし
て、下記の層のいずれかから構成される防曇性層を有す
ることを特徴とする転写シート。 ケン化処理をしたトリアセチルセルロース膜 電離放射線硬化性、かつ親水性であるモノマーを含
む電離放射線硬化性樹脂組成物を電離放射線照射で硬化
させた塗膜 - 【請求項2】防曇性層上にさらに接着剤層を有すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の転写シー
ト。 - 【請求項3】離形性シートの離形性面に、転写層として
下記の層のいずれかから構成される防曇性層を有する転
写シートを用いて被転写体に転写することを特徴とする
転写方法。 ケン化処理をしたトリアセチルセルロース膜 電離放射線硬化性、かつ親水性であるモノマーを含
む電離放射線硬化性樹脂組成物を電離放射線照射で硬化
させた塗膜 - 【請求項4】防曇性層上にさらに接着剤層を有する転写
シートを用いることを特徴とする特許請求の範囲第3項
記載の転写方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61293505A JP2564122B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 転写シ−トおよび転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61293505A JP2564122B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 転写シ−トおよび転写方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63147698A JPS63147698A (ja) | 1988-06-20 |
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JPS63147698A (ja) | 1988-06-20 |
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