JP2562214Y2 - 端子接続構造 - Google Patents

端子接続構造

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JP2562214Y2
JP2562214Y2 JP1991104703U JP10470391U JP2562214Y2 JP 2562214 Y2 JP2562214 Y2 JP 2562214Y2 JP 1991104703 U JP1991104703 U JP 1991104703U JP 10470391 U JP10470391 U JP 10470391U JP 2562214 Y2 JP2562214 Y2 JP 2562214Y2
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正博 江原
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株式会社カンセイ
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、端子接続構造に関
し、更に詳しくは、例えば電気・電子部品のリード端子
または電気コネクタの接続端子をプリント板に接続する
のに好適な端子接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の端子接続構造として、高低温スク
リーニング用治具に用いた例について以下に説明する。
図8は、高低温スクリーニング用治具の構造図であっ
て、この治具は、電子回路ユニットを−30℃程度の低
温および+80℃程度の高温にさらし、電子回路ユニッ
トの機能チェックを行い、不良品を検出する工程に用い
るものである。この治具が低温および高温の雰囲気下に
あるときに、その治具底部に取り付けられ電子回路ユニ
ットに接続された後述のプリント板の接続ランド部に、
不図示のチェッカに接続されたプローブ50が接触し
て、電子回路ユニットの機能チェックを行う。電子回路
ユニット51は、治具52の上部に取り付けられている
被検査体である。この治具52には、電子回路ユニット
51を治具52の上部に取り付けることにより、電子回
路ユニット51の端子に接続するコネクタ53およびコ
ネクタ54が取り付けられている。コネクタ53および
コネクタ54は、そのリード線53aおよびリード線5
4aを介して角状の雌型端子55aを有するコネクタ5
5に接続されている。治具52の底部には、プリント板
56が裏側のプリントパターン面を下側にして固定され
ている。プリント板56上には、樹脂製ホルダ57にイ
ンサート成形された雄型端子58が実装されている。
【0003】雄型端子58の上端部は、前記雌型端子5
5aと電気的に接触している。一方雄型端子58の後端
部は、プリント板56のプリントパターン面の接続ラン
ド部にハンダ付けされている。
【0004】図9は、前記高低温スクリーニング用治具
52におけるプリント板56と雄型端子58との端子接
続構造を示す断面図(治具52に対する取付状態とは上
下逆に図示)である。
【0005】図10は、樹脂製ホルダ57にインサート
成形された雄型端子58とプリント板56との関係を示
す斜視図である。これらの図に示されているように、樹
脂製ホルダ57にインサート成形された雄型端子58
は、プリント板56に穿たれた貫通孔59に挿通された
後、接続ランド部60側から突出した雄型端子58の先
端部58aが接続ランド部60にハンダ付けされる。ハ
ンダ層61は、雄型端子58の先端部58aを覆うよう
に接続ランド部60上に形成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の端子接続構造にあっては、上記高低温スクリ
ーニング用治具52では使用に際しての温度差が大き
く、このため、金属製の雄型端子58と樹脂製ホルダ5
7およびプリント板56との熱膨張収縮による繰返しス
トレス(熱応力)がハンダ付け部分に集中し、このハン
ダ付け部分にクラックが発生したり、ハンダ層61が接
続ランド部60から剥離してしまうという問題点があっ
た。このような現象は、特にガラスエポキシのプリント
板に共晶ハンダ(KR19RA)あるいは高温ハンダ
(95%Pb)を使用した場合に確認された。
【0007】また、雄型端子58の対角線寸法よりも小
径の孔径を有する黄銅製平ワッシャを、接続ランド部6
0側から突出した雄型端子58の先端部58aに圧入配
設し、ハンダ層61を、平ワッシャおよび雄型端子58
の先端部58aを覆うように接続ランド部60上に形成
することも考えられるが、この場合は黄銅製平ワッシャ
の外周ハンダ部にクラックが発生してしまうという問題
点があった。
【0008】この考案は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、ハンダ付け部分に熱応力が集中
しないようにでき、熱に対する耐久性に優れた端子接続
構造にすることにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、接続端子と
ハンダ付けされる接続ランド部を有し、接続端子が挿通
する貫通孔を接続ランド部に穿設したプリント板と、接
続ランド部と当接する当接部に、接続端子を挿入する挿
入孔を穿設し、この挿入孔の周囲に接続端子を圧する複
数の割爪を設けた圧入接続部材と、この圧入接続部材を
覆うように接続端子と接続ランド部とを接続するハンダ
とを備えるように構成したものである。
【0010】
【作用】この考案の端子接続構造では、接続端子に噛合
うように圧入された圧入接続部材が接続端子と接続ラン
ド部との間に形成されるハンダ層内に埋設されているの
で、圧入接続部材が熱応力の引っ張り力に対抗し、ハン
ダ付け部分に熱応力が集中しないように作用するため、
ハンダ付け部分のクラック発生や、ハンダ層の接続ラン
ド部からの剥離を防止する。
【0011】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて説明する。
図1は、この考案の一実施例の端子接続構造を示す断面
図である。図2は、この実施例の端子接続構造に用いら
れるこの考案の圧入接続部材であるプッシュオンナット
の斜視図である。図3は、前記プッシュオンナットの正
面図、図4は同側面図である。
【0012】図1において、プリント板1にはスルーホ
ール等の貫通孔2が穿設されている。この貫通孔2は、
接続ランド部3内に開口している。貫通孔2には、断面
矩形状の雄型端子4(接続端子)が挿通されている。雄
型端子4の先端部4aは、貫通孔2から突出している。
この先端部4aにはプッシュオンナット5(圧入接続部
材)が接続ランド部3に当接する位置まで圧入されてい
る。
【0013】プッシュオンナット5は、その中央部に、
図2,図3,図4に示すように雄型端子4の対角線寸法
よりもやや小さめの径の挿入孔6を形成する円錐状の割
爪7a,7b,7c,7dが形成されている。プッシュ
オンナット5は、燐青銅板をプレス成形して製作され、
導電性を有したバネ材により構成されている。
【0014】図1に戻り、樹脂製ホルダ9にインサート
成形された雄型端子4の先端部4a側をプリント板1の
貫通孔2に挿通した後、接続ランド部3から突出した雄
型端子4の先端部4aにプッシュオンナット5を接続ラ
ンド部3に当接する位置まで圧入すると、雄型端子4の
先端部4aがプッシュオンナット5の中央部から突出す
るので、この先端部4aと接続ランド部3とをプッシュ
オンナット5を覆うようにハンダ層8により電気的に接
続する。
【0015】従って、プッシュオンナット5によりハン
ダ付け部分に熱応力が集中することなく分散され、さら
にプッシュオンナット5のバネ性により熱応力が効果的
に吸収されることになるため、ハンダ付け部分のクラッ
ク発生や、ハンダ層の接続ランド部からの剥離を確実に
防止できる。
【0016】なお、上記実施例では圧入接続部材として
プッシュオンナット5を用いたが、押込みばね板ナット
(自動車規格JASO)と同じ機能を有するものであれ
ばこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示す
サーキュラー・エキスターナル・リング11、あるいは
図6に示すP形スピードナット12であっても同様の効
果が得られる。図5,図6において、11a,11b,
11c,11d,11e,11f,12a,12bは割
爪である。
【0017】図7は、他の例の端子接続構造の構成を示
す断面図である。この例では、雄型端子4に噛合うよう
に圧入されたプッシュオンナット5の一部が、雄型端子
4と接続ランド部3との間に形成されるハンダ層8内に
埋設される構造としたものである。
【0018】また、上記各実施例では、高低温スクリー
ニング用治具に用いた例について説明したが、温度差の
大きな環境下で使用される電気部品に本考案を適用して
も同様な効果を発揮する。
【0019】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、接続
端子とハンダ付けされる接続ランド部を有し、接続端子
が挿通する貫通孔を接続ランド部に穿設したプリント板
と、接続ランド部と当接する当接部に、接続端子を挿入
する挿入孔を穿設し、この挿入孔の周囲に接続端子を圧
する複数の割爪を設けた圧入接続部材と、この圧入接続
部材を覆うように接続端子と接続ランド部とを接続する
ハンダとを備えるように 構成したので、圧入接続部材が
接続端子と接続ランド部との間に形成されるハンダ層内
に埋設され、圧入接続部材が熱応力の引っ張り力に対抗
し、ハンダ付け部分に熱応力が集中しないように作用す
るため、ハンダ付け部分のクラック発生や、ハンダ層の
接続ランド部からの剥離を防ぐことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の端子接続構造を示す断面
図である。
【図2】端子接続構造に用いられるプッシュオンナット
の斜視図である。
【図3】プッシュオンナットの正面図である。
【図4】プッシュオンナットの側面図である。
【図5】サーキュラー・エキスターナル・リングを示す
斜視図である。
【図6】P形スピードナットを示す斜視図である。
【図7】他の実施例の端子接続構造の構成を示す断面図
である。
【図8】高低温スクリーニング用治具の構造図である。
【図9】高低温スクリーニング用治具における従来のプ
リント板と雄型端子との端子接続構造を示す断面図であ
る。
【図10】樹脂製ホルダにインサート成形された雄型端
子とプリント板との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント板 2 貫通孔 3 接続ランド部 4 雄型端子(接続端子) 5 プッシュオンナット(圧入接続部材) 6 挿入孔 7a,7b,7c,7d 割爪 8 ハンダ層 9 樹脂製ホルダ 11 サーキュラー・エキスターナル・リング 12 P形スピードナット 11a,11b,11c,11d,11e,11f,1
2a,12b 割爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続端子とハンダ付けされる接続ランド
    部を有し、前記接続端子が挿通する貫通孔を前記接続ラ
    ンド部に穿設したプリント板と、前記接続ランド部と当
    接する当接部に、前記接続端子を挿入する挿入孔を穿設
    し、該挿入孔の周囲に前記接続端子を圧する複数の割爪
    を設けた圧入接続部材と、該圧入接続部材を覆うように
    前記接続端子と前記接続ランド部とを接続するハンダと
    を備えた端子接続構造。
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