JP2562204Y2 - 易開封性カートン - Google Patents

易開封性カートン

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JP2562204Y2
JP2562204Y2 JP751793U JP751793U JP2562204Y2 JP 2562204 Y2 JP2562204 Y2 JP 2562204Y2 JP 751793 U JP751793 U JP 751793U JP 751793 U JP751793 U JP 751793U JP 2562204 Y2 JP2562204 Y2 JP 2562204Y2
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JP
Japan
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carton
flaps
top surface
opened
cut
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JP751793U
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JPH0667317U (ja
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利雄 中村
秀彦 木下
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は個包装されたバターやマー
ガリン、チョコレート等の集合包装体やチーズケーキ、
カステラのように購入後一定量を切り分けて食するデザ
ート等のカートンに使用できる易開封性カートンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カートンの天面全面を開封できるカート
ンは実開昭63−131918号公報で又カートンの天
面にC形状の開封口を設けると共に側壁のジッパーによ
って水平に二分して身と蓋とに分け、背面で連結して全
開できるようにしたカートンは実公昭59ー11073
号公報で知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】実開昭63−1319
18号公報のものは、カートンの天面全面を開封できる
ので、中身が取り出し易いが、フラップ同志は差し込
み、嵌合によつているため天面を開封すると箱の形状を
保つことができず、元の枚葉状態に分解するため中身の
保持機能はなく分散する恐れがある。実公昭59−11
073号公報のものは、カートンの天面をC形状に開封
できるが、全面開封でないため中身の取り出しが不便で
ある。中身全体を取り出し易くするために側壁のジッパ
ーによつて水平に二分して身と蓋とに分け、背面で連結
して全開する操作は繁雑である。したがつて、本案はカ
ートンの天面の稜線に沿って全開封ができ開封後も箱の
形状を保つているラップランド式のカートンを得ること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本案は以上のような目的
を達成するため次のようなカートンを提供するものであ
る。すなわち、接着や差し込み、嵌合によつて箱型に形
成するラップランド式のカートンであつて、カートンの
天面を構成する面の全稜線部に渡って又は大部分の稜線
に渡って開封できるように天面の稜線部にジッパーやミ
シン目等の切れ目を設け、かつ天面板と底面板及び側面
板から派生するフラップのうち中間フラップに窓抜き加
工又はカット加工を施してこの部分に接着剤を塗布する
ことにより3枚のフラップを一体に貼着し、天面の開封
後も枚葉状態に分解することのないカートンである。
【0005】
【作用】カートンの天面の稜線に沿って全開封又は部分
開封しても天面板と底面板及び側面板から派生する3枚
のフラップの中間フラップに窓抜き加工又はカット加工
を施してこの部分に接着剤を塗布してあるから3枚のフ
ラップは一体化していて元の枚葉状態に分解しないので
中身の保護や保存に適している。
【0006】
【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。図
1は本案のカートンの展開状態を示すもので、1は天面
板であつて、折込線10を介して連設された前後の内側
フラップ4、4′のある正面板11と背面板11′が連
設され、更に天面板1前縁と後縁に中間フラップ5、
5′が連設されており、これらの稜線部(折込部)にV
字状の切れ目跡を残す切れ目2がある。3はその初期開
封口であり、7は初期開封口3から前後の稜線の切れ目
2、2に渡って斜めに形成された切れ目である。又背面
板11′には、底面板9が連設され、底面板9の前縁と
後縁に外側フラップ6、6′が折込線10を介して連設
され、更に胴張りフラップ12が側縁に折込線10を介
して連設されている。そこで、底面板9に対して背面板
11′を起立せしめ、これに天面板1を折り返してから
正面板11を起立せしめ、中間フラップ5、5′に対し
て内側フラップ4、4′と外側フラップ6、6′を重ね
合わせフラップ12を正面板11に貼着bすることによ
り図2の如く箱が組み立てられる。
【0007】本案は以上のようなラップラウンド式のカ
ートンにおいて、中間フラップ5′、5に窓抜き8、
8′を施すか、又は図10に示す如くカット13を施す
ものである。以上の如く窓抜き8、8′又はカット13
を施した中間フラップ5、5′部分に図7、図9、図1
0の如く接着剤aを塗布すると3枚重ねのフラップの内
側フラップ4、4′及び外側フラップ6、6′が窓抜き
8、8′及びカット部13を通じて接着剤aで接着さ
れ、3枚フラップが一体となる。そこで、初期開封口3
から図3又は図5の如く切れ目2を利用して天面を開封
しても図8の如く元の枚葉状態にカートンは分解しな
い。図3の開封は当初開封口3から行い切れ目7を通じ
て開封を進行させ、中間フラップ5、5′の稜線に設け
た切れ目2に到達してから更に稜線に沿って開封を継続
して背面板11′の切れ目で天面板1を取り除くもので
ある。未開封部分1、1′はその後取り除く。図5のも
のは、稜線全部の切れ目2を利用して開封するので図3
のような未開封部分1′、1′を取り除く操作はいらな
い。なお、正面板11の折込線部にミシン目10′を入
れると、正面板11を開くことができて便利である。
【0008】以上の如く枚葉のブランクから製箱して形
状を完成するラップラウンド式のカートンで切れ目を設
けて開封するが、図示のようなジッパーやミシン目ある
いはそれらを組み合わせた切れ目を設けて開封する。切
れ目は罫線と同様の折曲げ易さの効果があり、したがっ
て、切れ目で罫線を代用することができる。天面を全開
封するか、一部を残すかは使用目的によつて選択する
が、開封性を向上さすために初期開封口を複数個設ける
が、図4、図5の如く開封口の幅を広くとることもあ
る。
【0009】図6の如く通常のラップラウンド式カート
ンや段ボールは内外2枚のフラップ14、15、15′
を接着aして箱形状を完成するが、この場合フラップ1
5、15′の突き合わせ面に僅かの隙間sが発生し、完
全な密閉ができない。中間の食品やその内包装形態によ
って異物、塵埃の進入を完全に防ぐために本案は、図1
のような外側フラップ6、6′を設けて3枚重ねの構造
として隙間を塞ぐ構造とした。一般に製箱やフラップ等
の接着は通常ホットメルト接着剤をどちらか片側の一方
に塗布してその後、残りの一方を折曲げて強く押しつけ
ることで接着を行っている。かかる方法では前述した重
なった3枚のフラップを接着剤で一体化することはでき
ない。すなわち、フラップは3枚重なって隙間を防ぐこ
とができるが、以上のような通常の接着によって一体化
できるのは外側フラップと中間フラップのみの接着のみ
で内側フラップは折り込まれたままである。かかる状態
か、フラップを単に差し込み嵌合した場合天面を全開封
するか、大部分に渡って開封すると、カートンは元の枚
葉ブランク状態に分解するか、部分的に分解して箱の形
状は保てなくなり、カートンの箱形状の保持機能が失わ
れるので本案の構成がとられた。
【0010】その一つはホットメルトを塗布する側の中
間フラップ5、5′に塗布位置に合わせて部分的に窓抜
き加工8を施し、その窓抜き8を通じて内側フラップ
4、4′にもホットメルトが塗布される構成が採用さ
れ、3枚のフラップが一体に接着するのである。又図1
0の如くホットメルトを塗布する中間フラップ5、5′
に部分的なカット部分13を形成し、カットした部分を
通じて内側フラップ4、4′にもホットメルトを塗布す
る構成を採用するものである。
【0011】以上のことから底面板9と天面板1及び正
面板11と背面板11´とからなる側面板から派生する
3枚のフラップすなわち、中間フラップ5、5´、外側
フラップ6、6′、内側フラップ4、4′は接着されて
一体化するので、天面板1と正面板11及び背面板1
1′の間の稜線及び天面板1と中間フラップ5、5′と
の間の稜線を切断して天面を全開封してもフラップは何
れも底面板9とも一体に接着しているので、カートンは
元の枚葉に分解することはなく箱の形状を保つことがで
きる。したがつて、天面を全開封できるカートンは中身
が取り出し易く作業性に優れている。又箱形状の保持機
能は部分的に残った中身の保護や保存に適している。な
お、天面の稜線部に設けたジッパーやミシン目は開封を
容易にする目的であるが、開封時特にジッパーは顕著な
V字状のカット跡が図11、図14の如く残る。図12
の如くV字状のカット跡が残るジッパー2とミシン目
2′とを組み合わせると、任意のピッチで稜線上にV字
状のカット跡を残すことができる。又縦横の稜線上に所
定の位置で残ったV字状のカット跡を照合することで中
身の定量が容易に行える利点がある。何れにしてもカー
トンの成形性と輸送時の耐衝撃性や使用時の開封性に適
した強度を有するジッパーやミシン目、それらを組合わ
せた切れ目を設けるものである。
【0012】
【考案の効果】本案のものによれば、ラップラウンド式
のカートンにおいて、底面と天面及び側面板から派生す
る3枚のフラップは接着されて一体化するので、天面と
フラップ間の稜線部を切断して天面を全開封してもカー
トンは元の、枚葉の状態に分解することはなく、箱の形
状を保つことができる。したがつて、中身が取り出し易
く、作業性に優れていると共に箱形状の保持機能は部分
的に残った中身の保護や保存に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案のラップラウンド式カートンの展開図であ
る。
【図2】稜線(罫線)上に設けた初期開封口を示す斜面
図である。
【図3】開封の状態を示す斜面図である。
【図4】初期開封口を広く構成したものの斜面図であ
る。
【図5】稜線に沿って全開封する初期開封状態図であ
る。
【図6】隙間が発生するラップラウンド式カートンの斜
面図である。
【図7】3枚のフラップを重ねて隙間を防いだラップラ
ウンド式カートンとそのホットメルト接着状態図であ
る。
【図8】天面を全開封後元の枚葉に分解したカートンを
示す斜面図である。
【図9】窓抜き加工を施し、ホットメルトによって3枚
のフラップを一体化したカートンの斜面図である。
【図10】フラップを一体化したカートンの斜面図であ
る。
【図11】天面を開封しても箱の形状を保持している3
枚のフラツプを一体化したカートンの斜面図である。
【図12】ジッパーとミシン目を一定のピッチで組み合
わせた切れ目を示す図である。
【図13】同上のカットした後の形状を示す図である。
【図14】稜線上に残したV字状の切れ目跡の状態を示
す斜面図である。
【符号の説明】
1 天面板 2 切れ目 3 初期開封口 4 内側フラップ 4′ 内側フラップ 5 中間フラップ 5′ 中間フラップ 6 外側フラップ 6′ 外側フラップ 7 初期開封を行う切れ目 8 窓抜き 9 底面板 10 罫線 10′ミシン目

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着や差し込み、嵌合によつて箱型に形
    成するラップラウンド式のカートンであつて、カートン
    の天面を構成する面の全稜線部に渡って又は大部分の稜
    線に渡って開封できるように天面の稜線部にジッパーや
    ミシン目等の切れ目を設け、かつ天面板と底面板及び側
    面板から派生するフラップのうち中間フラップに窓抜き
    加工又はカット加工を施してこの部分に接着剤を塗布す
    ることにより3枚のフラップを一体に貼着し、天面の開
    封後も枚葉状態に分解することのないカートン。
JP751793U 1993-02-26 1993-02-26 易開封性カートン Expired - Lifetime JP2562204Y2 (ja)

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JPH0667317U JPH0667317U (ja) 1994-09-22
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