JP2562134B2 - 新規な白金−ステロイド錯体 - Google Patents

新規な白金−ステロイド錯体

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JP2562134B2 JP61219428A JP21942886A JP2562134B2 JP 2562134 B2 JP2562134 B2 JP 2562134B2 JP 61219428 A JP61219428 A JP 61219428A JP 21942886 A JP21942886 A JP 21942886A JP 2562134 B2 JP2562134 B2 JP 2562134B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J51/00Normal steroids with unmodified cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton not provided for in groups C07J1/00 - C07J43/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗腫瘍活性を有する新規な白金(II)−ステ
ロイド錯体に関するものである。
〔従来の技術〕
抗腫瘍活性を有する白金(II)錯体に関しては、シス
プラチンを初めとして、従来多数の化合物が知られてい
る。例えば、本発明者らによつて得られたものとして
は、特開昭55−130992号,56−103192号,57−156416号,5
7−16895号,59−21697号,60−34982号,60−34983号,60
−97991号公報および特公昭58−29957号,60−34958号,6
0−41077号公報並びに特開昭60−109521号公報に開示さ
れている化合物がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来種々の白金錯体が知られているが、新規でより優
れた抗腫瘍活性を有する化合物は常に求められており、
本発明はこの要請に応えるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の化合物は、下記の一般式(I) 〔式中、AおよびA′は一緒になつて で示される1,2−シクロヘキサンジアミン配位子(この
シクロヘキサン環に対するアミノ基の立体配位はシス,
トランス−l−又はトランス−d−である), で示される2−(アミノメチル)シクロヘキシルアミン
配位子(このシクロヘキサン環に対するアミノ基及びア
ミノメチル基の立体配位はシス−l−,シス−d−,ト
ランス−l−又はトランス−d−あるいは、それらの混
合体である),または で示されるエチレンジアミンを表わすか、あるいはAお
よびA′はいずれもNH3−を表わしBはコルチゾン,ハ
イドロコルチゾン,プレドニソン,プレドニソロン,メ
チルプレドニソマン,17−α−ハイドロキシプロゲステ
ロン,エストロン,エストリオール,プロゲステロン,
コール酸,デオキシコール酸等のステロイド化合物であ
つてPtと配位結合を形成するステロイド化合物を表わ
す〕で表わされる新規な白金(II)−ステロイド錯体で
ある。
ここで、 部分が1,2−シクロヘキサンジアミン(dachと略記す
る)の場合は次の3種の立体異性体が存在する。
また、2−(アミノメチル)シクロヘキシルアミン
(amchaと略記する)の場合は次の4種の立体異性体が
存在する。
従つて、本発明の一般式(I)の白金(II)−ステロ
イド錯体には、その配位子の1,2−シクロヘキサンジア
ミン又は2−(アミノメチル)シクロヘキシルアミンの
立体配位の種類に対応して、各種の立体異性体がある。
本発明の一般式(I)の白金(II)−ステロイド錯体
を得るには所望の担体配位子と白金との錯化合物のニト
ロ体(NO3)に、脱離基となるステロイドホルモンを反
応させる。原料の錯化合物は、例えば、特公昭58−2995
7号公報に記載の方法で製造することができる。なお脱
離基として用いたステロイドのうちメチルプレドニソロ
ンは制吐剤として使用されており、制ガン剤としての相
乗的効果があると考えられる。
〔発明の作用〕
本発明の白金(II)−ステロイド錯体の抗腫瘍活性試
験を以下に示す。CDF1マウス(1群6匹)にロイケミア
L1210の105個の細胞を腹腔内投与し、投与翌日、5日
目,9日目に供試化合物を投与し、平均生存期間の延長率
(T/C%)を求めた。結果を第1表に示す。T/C%値が12
5以上のときに抗腫瘍活性を有すると判断する。尚、表
中のカツコ内の数字は1群中の治癒したマウス数を示
す。また、Tは、5日目までの体重減少が毒性の判定基
準(−49)より大であることを示す。本表から明らかな
ように、本発明の白金(II)錯体は抗腫瘍活性を有す
る。なお、第1表中の化合物No.は後記の実施例No.と同
じである。
〔実施例〕 以下に本発明の白金(II)錯体の製造法を実施例を挙
げて説明する。なお各錯化合物の元素分析値と収率は第
2表にまとめて示した(化合物番号は実施例の番号と一
致する)。
実施例1 コルチゾン(トランス−l−dach)白金(I
I)(NO3の製造 (1) (NO3(トランス−l−dach)白金(II)
0.500g(1.154m mol)を40mlの水に加熱溶解する。コ
ルチゾン0.416g(1.154m mol)を40mlのエタノールに
加温、溶解する。
両溶液を冷却後、(NO3(トランス−l−dach)
白金(II)水溶液をマグネテイツクスターラー上で撹拌
しつつ、その中にコルチゾンアルコール溶液を約2ml宛
徐々に加える。溶液は黄色となる。コーチソン溶液の添
加終了後、フラスコの口をパラフイルムで被い、アルミ
ホイルで遮光し、1〜3日間撹拌、反応する。
反応後、反応液を過し、液をフラツシユ・エバポ
ーレーターで濃縮乾固する。残渣に50%エタノール溶液
を50ml加え、約1時間スターラー上で撹拌して溶解し、
別後、液を濃縮乾固する。微黄色粉末が711mg得ら
れた。
(2) ((NO3トランス−l−dach)白金(II)
0.43g(1m mol)を30mlの水に加熱溶解する。水浴上
(約50℃)、この液に、コルチゾン0.360g(1m mol)
を30mlのエタノールに温時溶解した溶液を1〜2ml宛徐
々に加え(黄色となる)、のち約2時間水浴上で反応す
る。1日放置後ろ別ろ液をフラツシユ・エバポレーター
で濃縮、乾固する。
50%エタノールに溶解し、別後濃縮乾固し微黄色粉
末を得た。
実施例2 ハイドロコルチゾン(トランス−l−dach)
白金(II)(NO3の製造 (1) (NO3(トランス−l−dach)白金(II)
0.500g(1.153m mol)を水40mlに加熱溶解する。
ハイドロコルチゾン0.418g(1.154m mol)をエタノ
ール40mlに加温、溶解する。両溶液を冷却後、マグネテ
イツクスターラー上で撹拌しつつ(NO3(トランス
−l−dach)白金(II)水溶液中にハイドロコルチゾン
エタノール溶液を約2ml宛、徐々に加える。溶液は黄色
を呈す。添加終了後、フラスコの口をパラフイルムでふ
たをして、アルミホイルで遮光し、約3日間撹拌反応す
る。
反応後、反応液を別し、液をフラツシユ・エバポ
レーターで濃縮、乾固する。残渣に50%エタノール溶液
50mlを加え約1時間スターラー上で撹拌して溶解する。
別後液を濃縮乾固し、微黄色粉末775mgを得た。
(2) 活性炭を触媒として加えた場合(NO3(ト
ランス−l−dach)白金(II)水溶液(0.500g 1.153m
mol)を水40mlに加熱溶解)をスターラー上で撹拌し
つつ、0.200gの活性炭を加え、ハイドロコルチゾンアル
コール溶液(0.418g(1.154m mol)を40mlのエタノー
ルに加温溶解)を加えて、フラスコの口をパラフイルム
でふたをし、アルミホイルで遮光し、スターラー上で、
3日間撹拌する。反応後、反応液を別し液をフラツ
シユ・エバポレーターで濃縮乾固する。
黄色結晶性物質を10mlの50%MeOHに溶解し、別後蒸
発濃縮乾固目的物質0.200gを得た。
(3) ((NO3トランス−l−dach)白金(II)
0.437g(1m mol)を30mlの水に加熱溶解する。ハイド
ロコルチゾン0.33g(1m mol)を30mlのエタノールに温
時溶解し、水浴上(約50℃)で加温しつつ、ハイドロコ
ルチゾンを約2ml宛加え(黄色となる)、添加後、約2
時間水浴上でに反応する。1日放置後別し液を蒸発
乾固する。
残さを50%エタノールにスターラー上で撹拌溶解し、
別後濃縮乾固する。
実施例3 コルチゾン(NH3白金(II)(NO3
製造 (NO3(NH3白金(II)0.353g(1m mol)を3
0mlの水に加熱溶解する。コルチゾン0.360g(1m mol)
を30mlのエタノールに加温溶解する。上記水溶液に水浴
上約2ml宛添加すると黄色を呈する。
約1時間水浴上で50℃に加温する。
反応後別し、液を濃縮乾固する。50%エタノール
に溶解後、別し、液を蒸発濃縮し目的物質の微黄色
粉末を得た。
実施例4 コルチゾン(エチレンジアミン)白金(II)
(NO3の製造 (NO3(エチレンジアミン)白金(II)0.379g(1
m mol)を30mlの水に加熱、溶解する。
コルチゾン0360g(1m mol)を30mlのエタノールに加
温溶解する。水浴上で(NO3(エチレンジアミン)
白金(II)水溶液にコルチゾン溶液を約2ml宛添加し、
水浴上で加温(約50℃)を続けると黄色を呈す。1時間
放置後、別し、液を蒸発乾固する。スターラー上で
撹拌し、50%エタノールに溶解する。別ののち、蒸発
乾固し、微黄色粉末を得た。
実施例5 ハイドロコルチゾン(NH3白金(II)(N
O3白金(II)(NO3の製造 (NO3(NH3白金(II)0.353g(1m mol)を3
0mlの水に加熱、溶解する。ハイドロコルチゾン0.362g
(1m mol)を30mlのエタノールに温時溶解する。
水浴上でに加温(約50℃)しつつ、(NO3(NH3
白金(II)水溶液にハイドロコルチゾンアルコール溶
液を約2ml宛添加すると徐々に黄色を呈する。
1時間水浴上でに加温し、別。液をフラツシユ・
エバポレータで濃縮乾固する。50%エタノールにスター
ラー上で撹拌溶解後、別し、液を濃縮し、微黄色粉
末を得た。
実施例6 ハイドロコルチゾン(エチレンジアミン)白
金(II)(NO3の製造 (NO3(エチレンジアミン)白金(II)0.379g(1
m mol)を30mlの水に加熱溶解する。ハイドロコルチゾ
ン0.362g(1m mol)を30mlのエタノールに加温、溶解
する。
(NO3(エチレンジアミン)白金(II)水溶液を
水浴上でに加温(約50℃)し乍ら、ハイドロコルチゾン
アルコール溶液を約2ml宛添加する。溶液は黄色を呈
す。添加後約1時間水浴上でに反応後放置する。別
後、液をフラツシユ・エバポレーターで蒸発乾固し、
残渣を50%エタノールにスターラー上で撹拌して溶解す
る。液を蒸発乾固し、微黄色粉末を得た。
実施例7 コルチゾン(シス−dl−amcha)白金(II)
(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)0.447g(1m
mol)を30mlの水に加熱溶解する。コルチゾン0.360g
(1m mol)を30mlのエタノールに加温溶解し、(NO3
(シス−dl−amcha)白金(II)水溶液に少量宛添加
すると、黄色を呈す。別し蒸発乾固ののち50%エタノ
ールに溶解し、別後、蒸発乾固し、微黄色粉末を得
た。
実施例8 コルチゾン(トランス−dl−amcha)白金(I
I)(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)の代りに
(NO3(トランス−dl−amcha)白金(II)0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例7と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例9 ハイドロコルチゾン(シス−dl−amcha)白
金(II)(NO3の製造 コルチゾンの代りにハイドロコルチゾン0.362g(1m
mol)を用いる以外は、実施例8と同様に処理し目的物
質を得た。
実施例10 ハイドロコルチゾン(トランス−dl−amch
a)白金(II)(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)の代りに
(NO3(トランス−dl−amcha)白金(II)0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例9と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例11 プレドニソロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)0.433g
(1m mol)を30mlの水に加熱溶解する。プレドニソロ
ン0.360g(1m mol)を30mlのエタノールに加温溶解
し、約2ml宛((NO3トランス−l−dach)白金(I
I)水溶液に、水浴上で加温(約50℃)しつつ添加す
る。液は黄色となる。約1時間水浴上でに加温(約50
℃)し、別ののち液をフラツシユ・エバポレーター
で蒸発乾固する。残渣を50%エタノールにてスターラー
上溶解し別後、液を蒸発乾固し微黄色粉末を得た。
実施例12 プレドニソン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3の製造 実施例13 メチルプレドニソロン(トランス−l−dac
h)白金(II)(NO3の製造 実施例14 メチルプレドニソロンプロピオネート(トラ
ンス−l−dach)白金(II)(NO3の製造 前記の実施例11における、プレドニソロンの代りにプ
レドニソン0.358g(1m mol)(実施例12)、メチルプ
レドニソロン0.358g(1m mol)(実施例13)、又はメ
チルプレドニソロンプロピオネート0.374g(1m mol)
(実施例14)を夫々に用いる以外は実施例11と同様に処
理し表題の目的物質を得た。
実施例15 プレドニソン(シス−dl−amcha)白金(I
I)(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)0.447g(1m
mol)を30mlの水に加温溶解する。プレドニソン0.358
g(1m mol)を30mlのエタノールに水浴上で加温溶解
し、(NO3(シス−dl−amcha)白金(II)水溶液に
少量宛添加すると、黄色を呈する。別後、蒸発乾固す
る。残渣をスターラー上で撹拌しつつ、50%エタノール
に溶解、別後蒸発乾固し微黄色粉末を得た。
実施例16 プレドニソン(トランス−dl−amcha)白金
(II)(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)の代りに
(NO3(トランス−dl−amcha)白金(II)0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例15と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例17 プレドニソロン(シス−dl−amcha)白金(I
I)(NO3の製造 プレドニソンの代りにプレドニソロン0.360g(1m mo
l)を用いる以外は実施例15と同様に処理し目的物質を
得た。
実施例18 プレドニソロン(トランス−dl−amcha)白
金(II)(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)の代りに
(NO3(トランス−dl−amcha)白金(II)0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例17と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例19 メチルプレドニソロン(シス−dl−amcha)
白金(II)(NO3の製造 プレドニソンの代りにメチルプレドニソロン0.374g
(1m mol)を用いる以外は実施例15と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例20 メチルプレドニソロン(トランス−dl−amch
a)白金(II)(NO3の製造 (NO3(シス−dl−amcha)白金(II)の代りに
(NO3(トランス−dl−amcha)白金(II)0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例19と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例21 17−α−ハイドロキシプロゲステロン(トラ
ンス−l−dach)白金(II)(NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)0.433g
(1m mol)を30mlの水に加熱溶解する。17−α−ハイ
ドロキシプロゲステロン0.330g(1m mol)を30mlのエ
タノールに加温溶解し((NO3トランス−l−dac
h)白金(II)水溶液に約2ml宛添加する。別後液を
蒸発乾固し、50%エタノールにスターラー上撹拌溶解す
る。別後液を蒸発乾固し目的物質を得た。
実施例22 17−α−ハイドロキシプロゲステロン(シス
−dl−amcha)白金(II)(NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)の代り
に(NO3(シス−dl−amcha)白金(II)0.447g(1m
mol)を用いる以外は実施例21と同様に処理し目的物
質を得た。
実施例23 17−α−ハイドロキシプロゲステロン(トラ
ンス−dl−amcha)白金(II)(NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)の代り
に(NO3(トランス−dl−amcha)白金(II)0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例21と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例24 プロゲステロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3の製造 17−α−ハイドロキシプロゲステロンの代りにプロゲ
ステロン0.314g(1m mol)を用いる以外は実施例21と
同様の処理し目的物質を得た。
実施例25 プロゲステロン(シス−dl−amcha)白金(I
I)(NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)の代り
に(NO3(シス−dl−amcha白金(II))0.447g(1m
mol)を用いる以外は実施例24と同様に処理し目的物
質を得た。
実施例26 プロゲステロン(トランス−dl−amcha)白
金(II)(NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)の代り
に(NO3(トランス−dl−amcha白金(II))0.447g
(1m mol)を用いる以外は実施例24と同様に処理し目
的物質を得た。
実施例27 エストリオール(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3の製造 実施例28 エストロン(トランス−l−dach)白金(I
I)(NO3の製造 前記の実施例21において17−α−ハイドロキシプロゲ
ステロンの代りに エストリオール 0.288g(1m mol) エストロン 0.270g(1m mol) を各々用いる以外は実施例21と同様に処理し目的物質を
得た。
実施例29 コール酸(トランス−l−dach)白金(II)
NO3の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)0.431g
(1m mol)を30mlの水に加熱溶解する。コール酸0.324
g(1m mol)を30mlのエタノールに加温溶解する。両溶
液を合し、水浴上で加温(50〜60℃)し、別後液を
フラツシユ・エバポレーターで蒸発乾固し目的物質を得
た。
実施例30 (コール酸)(トランス−l−dach)白金
(II)の製造 (NO3(トランス−l−dach)白金(II)0.431g
(1m mol)を30mlの水に加熱溶解する。コール酸0.648
g(2m mol)を30mlのエタノールに加温溶解する。両溶
液を合すると、初めに透明な溶液であるが、水浴上で加
温(50〜60℃)すると数分後に沈澱が生成する。沈澱を
取し、水、アルコールで洗浄し目的物質を得た。
実施例31 (デオキシコール酸)(トランス−l−da
ch)白金(II)の製造 前記の実施例30におけるコール酸の代りにデオキシコ
ール酸ナトリウム塩0.828g(2m mol)を用いる以外は
実施例30と同様に処理し目的物質を得た。
上記の実施例1〜31における白金−ステロイド錯体の
収率を次の第2表に要約して示す。
なお、前記の実施例で得られる本発明のステロイド−
白金(II)錯体のうち7例について赤外部吸収スペクト
ルを測定して添付図面の第1〜第7図に示した。
第1図:コルチゾン(トランス−l−dach)白金(II
I)(NO3のIRスペクトル。
第2図:ハイドロコルチゾン(トランス−l−dach)白
金(II)(NO3のIRスペクトル。
第3図:プレドニソロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3のIRスペクトル。
第4図:プレドニソン(トランス−l−dach)白金(I
I)(NO3のIRスペクトル。
第5図:メチルプレドニソロンプロピオネート(トラン
ス−l−dach)白金(II)(NO3のIRスペクトル。
第6図:プロゲステロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3のIRスペクトル。
第7図:エストリオール(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3のIRスペクトル。
なお、本発明による式(I)の白金(II)−ステロイ
ド錯体が夫々の成分化合物の単なる物理的混合物でなく
て化学的な錯体であることを例証するために次の実験を
行つた。
すなわち、本発明の白金−ステロイド錯体の、ステロ
イドと白金の結合状態を紫外可視部吸収スペクトル、pH
の変化等により検討した。
(A) 紫外部吸収の測定 (イ) 原料溶液の調製 ハイドロコルチゾン、コルチゾン又はプロゲステロン
をエタノールに溶解した。また、(NO3(トランス
−l−dach)白金(II)(以下「原料白金錯体」とい
う)を水に溶解して水溶液とした。この場合、それぞ
れ、0.02モル/の濃度になるようステロイド類はエタ
ノールに、また原料白金錯体は水に溶解した。
(ロ) 紫外部吸収測定 上記のように作つたステロイド溶液と原料白金錯体溶
液をそれぞれ1:1(容量比)で混合し、時刻を0時間と
して、その混合液のUV吸収を、原液のままの場合に500
〜340nmの波長で、10倍希釈液の場合に350〜280nmの波
長で、100倍希釈液の場合に300〜190nmの波長で測定し
た。
同様にして混合後、1,3,5,9,24,48時間,72時間後まで
溶液中に生成した白金−ステロイド錯体のUV吸収を測定
した。対照は50%エタノールである。
この白金−ステロイド錯体の吸収が原料(ステロイド
及び原料白金錯体)の個々の吸収の和ではないことを示
すため、別途,原料を50%エタノール中で撹拌し、72時
間後のUV吸収をステロイド−白金錯体の場合と同様に測
定した。紫外部吸収スペクトル曲線のグラフは次のよう
にして作成した。
横軸に波長、縦軸にモル吸光係数εの対数(logε)
をとつて白金−錯体溶液の72時間後のUV吸収曲線をグラ
フ(鎖線)にして第8〜10図に示した。
他方、原料白金錯体50%エタノール溶液の72時間後の
モル吸光係数εと、ステロイドの50%エタノール溶液
の、液調製72時間後のモル吸光係数εをたした算術的
な和の対数(log(ε+ε))をとり波長に対して
プロツトしてグラフ(実線)を作り、第8〜10図に示し
た。
第8〜10図に示した曲線の内訳は次の通りである。
第8図における鎖線(C−1)は、(NO3(トラ
ンス−l−dach)白金(II)(0.02mol/)水溶液(D
溶液)の15mlと、ハイドロコルチゾン(0.02mol/)エ
タノール溶液(S1溶液)の15mlとを混合し、72時間遮光
下に撹拌して得られた白金−ステロイド錯体の吸光係数
の対数(logε)曲線である。第8図における実線(D
−1)は、上記のD溶液10mlにエタノール10mlを加えて
遮光下に72時間撹拌後に測定したモル吸光係数(ε
と、上記のS1溶液5mlに水5mlを加えて遮光下に72時間撹
拌後に測定したモル吸光係数εとの和の対数〔log
(ε+ε)〕の曲線である。
第9図における鎖線(C−2)は(NO3(トラン
ス−l−dach)白金(II)(0.02mol/)水溶液(D溶
液)の10mlと、コルチゾン(0.02mol/)エタノール溶
液(S2溶液)の10mlとを混合し、遮光下に72時間撹拌し
て得られた白金−ステロイド錯体の吸光係数の対数(lo
gε)曲線である。第9図における実線(DS−2)は、
上記のD溶液10mlにエタノール10mlを加えて遮光下に72
時間撹拌後に測定したモル吸光係数(ε)と、上記の
S2溶液10mlに水10mlを加えて遮光下に72時間撹拌して測
定したモル吸光係数(ε)との和の対数〔log(ε
+ε)〕の曲線である。
第10図における鎖線(C−3)は、(NO3(トラ
ンス−l−dach)白金(II)(0.02mol/)水溶液(D
溶液)の15mlと、プロゲステロン(0.02mol/)エタノ
ール溶液(S3溶液)の15mlとを混合し、遮光下に72時間
撹拌して得られた白金−ステロイド錯体についての吸光
係数の対数(logε)の曲線である。実線(DS−3)は
D溶液10mlにエタノール10mlを加えて遮光下に72時間撹
拌した後のモル吸光係数(ε)と、上記のS3溶液5ml
に水5mlを加えて遮光下に72時間撹拌した後のモル吸光
係数(ε)との和の対数の曲線である。
(B) 290nmでの経時的吸光度変化 ステロイドの種類により白金−ステロイド錯体の吸収
が最も大きく変化するのは290nmにおける吸収である。
よつて各々のステロイドエタノール溶液と原料白金錯
体水溶液との290nmにおける吸収のモル吸光係数(ε)
の変化を混合後の時間に対してプロツトして第11図に曲
線として示した。
(C) pHの変化の測定 ハイドロコルチゾンのエタノール溶液(0.02mol/)
5mlと原料白金錯体水溶液(0.02mol/)5mlとを混合
し、直後、24,48,69時間後のpHをpHメーターで測定し
た。
原料白金錯体の0.02mol/水溶液のpHは2.93だつた。
第8〜10図の鎖線曲線と実線曲線とを比較して見る
と、280nm〜450nmでは錯体の方が吸収が大きくなつてい
る。これより、この溶液は単なる原料の混合物ではなく
て相互に何か影響を及ぼしていると考えられる。
第11図より、11位,17位にOH基(又は=0)のないプ
ロゲステロンは、ほとんど変化していない。ハイドロコ
ルチゾンとコルチゾンを比べると11位がOH基であるハイ
ドロコルチゾンの方が大きく変化している。
又、pHの変化を調べたところ、時間とともにpHは低下
するので、11位,17位のOHのプロトンが反応に関与して
いると思われるが、極大波長での変化があまりないこと
などの結果より、結合はそれほど強いものではなく、原
料白金錯体とステロイドとの弱い相互作用及び配位結合
で吸収が変化しているのであろうと思われる。
これらの変化が、ステロイドの水酸基のプロトンの引
き抜きによるものでないのか調べるため、ステロイドを
アルカリ性で撹拌してUV吸収を測定した。
(D) ステロイド+OH-吸光度の変化 混合の仕方 ハイドロコーチソン+水+0.15N−NaOH コーチソン +水+0.15N−NaOH プロジエステロン +水+0.15N−NaOH ステロイド0.02mol/溶液を0.15N NaOHと混合し、白
金錯体の測定の時と同様に時間を追つて吸収スペクトル
を測定した。290nmでの吸光度の時間的変化をみるため
に、白金錯体の時と同様に、290nmでの各ステロイドの
経時的吸光度変化を第12図のグラフに表わした。また同
様に、可視部(プロゲステロン、ハイドロコルチゾンは
370nm、コーチソンは420nm)での各ステロイドの経時的
吸光度変化を第13図でグラフにした。
なお、17−位にOH基を有するステロイドは下図 の如くキレート構造を示し、Zn2+,Cu2+などと錯形成を
することが知られている。
本発明においてはコルチゾン・ハイドロコルチゾンな
ど17−OHを有するステロイドは反応して黄色を示しプロ
トンの引き抜きはないと思われる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は夫々に、以下に示す白金(II)錯体の
赤外部吸収スペクトルを示す。 第1図:コルチゾン(トランス−l−dach)白金(II)
(NO3 第2図:ハイドロコルチゾン(トランス−l−dach)白
金(II)(NO3 第3図:プレドニソロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3 第4図:プレドニソン(トランス−l−dach)白金(I
I)(NO3 第5図:メチルプレドニソロンプロピオネート(トラン
ス−l−dach)白金(II)(NO3 第6図:プロゲステロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3 第7図:エストリオール(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3 第8図〜第10図は以下に示す物質の紫外部吸収スペクト
ルを示す。尚、第11図〜第12図に示したハイドロコーチ
ソン、コーチソン及びプロジェステロンはそれぞれハイ
ドロコルチゾン、コルチゾン及びプロゲステロンを示
す。 第8図:ハイドロコルチゾン(トランス−l−dach)白
金(II)(NO3の吸収曲線およびその原料の吸収値
を算術的に加えた和の曲線である。 第9図:コーチソン(トランス−l−dach)白金(II)
(NO3の吸収曲線およびその原料の吸収値を算術的
に加えた和の吸収曲線である。 第10図:プロゲステロン(トランス−l−dach)白金
(II)(NO3の吸収曲線およびその原料の吸収値を
算術的に加えた吸収曲線である。 第11図:ステロイド(トランス−l−dach)白金(II)
(NO3の290nmにおける吸光度の経時変化のグラフで
ある。 第12図:塩基性溶液中でのステロイドの290nmにおける
吸光度の経時変化のグラフである。 第13図:塩基性溶液中でのステロイドの可視部(370nm
又は420nm)における吸光度の経時変化のグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07J 41/00 C07J 41/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、AおよびA′は一緒になって で示される1,2−シクロヘキサンジアミン配位子(この
    シクロヘキサン環に対するアミノ基の立体配位はシス、
    トランス−l−又はトランス−d−である)、 で示される2−(アミノメチル)シクロヘキシルアミン
    配位子(このシクロヘキサン環に対するアミノ基及びア
    ミノメチル基の立体配位はシク−l−、シス−d−、ト
    ランス−l−又はトランス−d−あるいはそれらの混合
    体である)又は で示されるエチレンジアミン配位子を表わすか、あるい
    はAおよびA′はいずれもNH3−を表わし、BはPtと配
    位結合を形成するステロイド化合物を表わす〕で表わさ
    れる新規な白金(II)−ステロイド錯体。
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