JP2562098B2 - 中高電圧用ガス吹付け回路遮断器 - Google Patents

中高電圧用ガス吹付け回路遮断器

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JP2562098B2
JP2562098B2 JP4198475A JP19847592A JP2562098B2 JP 2562098 B2 JP2562098 B2 JP 2562098B2 JP 4198475 A JP4198475 A JP 4198475A JP 19847592 A JP19847592 A JP 19847592A JP 2562098 B2 JP2562098 B2 JP 2562098B2
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    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中高電圧用ガス吹付け
回路遮断器に関し、特に、六フッ化硫黄SF6 のような
絶縁特性の良好な気体が絶縁を確実とし、更にはアーク
吹付けにも使用されているタイプの中高電圧用ガス吹付
け回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】1989年1月2日に出願された特許明
細書第89 00 009号では、出願人は、図1の軸
方向半断面図に示す前述したタイプの遮断器を説明して
いる。この遮断器は、各段階として、加圧SF6 気体で
充填された円筒形絶縁ケーシング1と、固定主接触子2
と、固定アーク接触子3,3Aと、駆動機構に接続さ
れ、かつ可動主接触子5,5A及び可動アーク接触子
4,4Aを含んでいる可動装置と、吹付けノズル6に結
合され、かつ第1のピストン13と協働する吹付けシリ
ンダ5と、可動装置に固定され、固定シリンダ8B内を
滑動し、吹付けシリンダの断面に対して大きな断面を有
し、ヘッドロスの小さいアーク区域との連通手段15と
協働し、かつアークにより加熱された気体を受けるピス
トン面への圧力を制限するために所定直径を有するオリ
フィス14Cが開けられている第2のピストン14とを
含んでいる。
【0003】この遮断器では、アーク接触子は遮断器の
ケーシングと同軸の金属管4の第1の端部4Aからな
り、該管4の第2の端部4Bは駆動機構に接続されてい
る。第2のピストン14は該管4の外側の環状ピストン
であり、かつ該管4に固定されている。ヘッドロスの小
さい連通手段は、その外周に大きな開口部15が設けら
れた前記管4からなっている。該管4の内部は部品17
により第2のピストン14とほぼ平行に閉鎖されてい
る。
【0004】第1のピストン13は固定シリンダ8Bに
対して半可動式であり、かつスライド11に担持されて
いる。スライド11は、ケーシング1に隣接する容積部
V0に通じる固定シリンダ8Bの開口部10を開閉させ
る二つの末端位置を提供し得る。
【0005】これらの開口部は半径方向の煙突部であ
る。
【0006】第2のピストン14が、該ピストン14に
おけるアーク領域に対面して位置する面への圧力が他方
の面への圧力を上回ると閉鎖される弁16を担持してい
ることが注目される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遮断器におけるスライド11を含む半可動機構は、構造
が複雑であり、遮断器本体の小形軽量化、保守点検の簡
素化を図る上で障害となっていた。
【0008】本発明の目的は、回路遮断器の製造及び保
守点検が簡単になってコストが低減されると共に、遮断
動作の高速化による遮断能力の向上、あるいは駆動装置
の小型化が図られる中高電圧用ガス吹付け回路遮断器を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、加圧されたSF6 ガスで充填されており、第1
の容積を画定する円筒形絶縁ケーシングと、固定主接触
子と、固定アーク接触子と、可動主接触子と内部に第2
の容積を画定すると共に一端が可動アーク接触子を構成
する第1の管とを含んでおり、駆動装置に接続された可
動組立と、吹付け用の第3の容積を画定すべく第1の管
の一端側を収容すると共に第1の管に同軸的に固定され
た吹付けシリンダと、吹付けシリンダの一端に固定され
た吹付けノズルと、吹付けノズルを介して固定及び可動
アーク接触子間にガスを吹き付けるべく吹付けシリンダ
と協働する固定ピストンと、第1の管の他端側を収容し
ており、内径が吹付けシリンダよりも大きい固定シリン
ダと、第1の管に固定されており、固定シリンダ内を摺
動する可動ピストンと、固定ピストン、可動ピストン及
び固定シリンダの一端と協働して第4の容積を画定すべ
く一端が固定ピストンを固定すると共に他端が固定シリ
ンダに固定された第2の管と、第2及び第4の容積を互
いに連通すべく第1の管に設けられた第1の開口部と、
第1及び第4の容積を互いに連通すべく固定シリンダの
一端に設けられた第2の開口部と、固定シリンダの一端
内において第2の管の他端と可動ピストンとの間で摺動
自在であり、遮断器釈放時には第2の開口部を開放すべ
く第1の位置にあると共に遮断器投入時には第2の開口
部を閉鎖すべく第2の位置にあり、釈放動作中は、慣性
力によって可動組立の移動に対して遅延して第2の位置
から第1の位置に移動するリングとを各位相毎に備えて
いる中高電圧用ガス吹付け回路遮断器によって達成され
る。
【0010】本発明の中高電圧用ガス吹付け回路遮断器
によれば、円筒形絶縁ケーシングによって画定された第
1の容積と固定ピストン、可動ピストン、固定シリンダ
の一端及び第2の管が互いに協働して画定する第4の容
積とを連通する第2の開口部が固定シリンダの一端に設
けられており、固定シリンダの一端内において第2の管
の他端と可動ピストンとの間で摺動自在であるリング
が、遮断器釈放時には第2の開口部を開放すべく第1の
位置にあると共に遮断器投入時には第2の開口部を閉鎖
すべく第2の位置にあり、釈放動作中は、慣性力によっ
て可動組立の移動に対して遅延して第2の位置から第1
の位置に移動するが故に、遮断器釈放動作中はリングが
第2の開口部を閉鎖することによって遮断アークエネル
ギにより生起されるガス圧の上昇を可動ピストンに有効
に作用させて駆動装置による釈放駆動力を補助し得、遮
断器投入動作中はリングが第2の開口部を開放すること
によって可動ピストンにより第2の管内で圧縮されるガ
スを該第2の管の外部に逃がして投入動作を妨げるとこ
ろの過剰圧力を防止し得る。従って、従来の、電流遮断
時においてアークエネルギを有効に活用すると共に遮断
器投入時において投入動作を妨げる過剰圧力を防止する
という機能を達成するために使用されていた、半可動で
管状のスライド部材、及び該スライド部材と各固定及び
可動部材との間を封止するための各シール部材からなる
複雑な機構を慣性力を利用することによって単純化し
得、かつ可動部分を軽量化し得る。その結果、回路遮断
器の製造及び保守点検が簡単になってコストが低減され
ると共に、遮断動作の高速化による遮断能力の向上、あ
るいは駆動装置の小型化が図られる。
【0011】本発明による回路遮断器の好ましい特徴に
よれば、ケーシングが鉛直方向に配置され、リングは重
力によって第2の位置から第1の位置に移動するのがよ
い。
【0012】本発明による回路遮断器の他の好ましい特
徴によれば、ケーシングが水平方向に配置され、リング
は、リングの内部に配置されており、遮断器の固定部分
に当接するスプリングの作用下で第2の位置から第1の
位置に移動するのがよい。
【0013】本発明による回路遮断器の更に他の好まし
い特徴によれば、リングのストロークが、リングに固定
されると共に遮断器の固定部分に設けられた溝穴に係合
するスタッドによって制限されるのがよい。
【0014】本発明によれば、前述の目的は、加圧され
たSF6 ガスで充填されており、第1の容積を画定する
円筒形絶縁ケーシングと、固定主接触子と、固定アーク
接触子と、可動主接触子と内部に第2の容積を画定する
と共に一端が可動アーク接触子を構成する第1の管とを
含んでおり、駆動装置に接続された可動組立と、吹付け
用の第3の容積を画定すべく第1の管の一端側を収容す
ると共に第1の管に同軸的に固定された吹付けシリンダ
と、吹付けシリンダの一端に固定された吹付けノズル
と、吹付けノズルを介して固定及び可動アーク接触子間
にガスを吹き付けるべく吹付けシリンダと協働する固定
ピストンと、第1の管の他端側を収容しており、内径が
吹付けシリンダよりも大きい固定シリンダと、第1の管
に固定されており、固定シリンダ内を摺動する可動ピス
トンと、固定ピストン、可動ピストン及び固定シリンダ
の一端と協働して第4の容積を画定すべく一端が固定ピ
ストンを固定すると共に他端が固定シリンダに固定され
た第2の管と、第2及び第4の容積を互いに連通すべく
第1の管に設けられた第1の開口部と、第1及び第4の
容積を互いに連通すべく第1の管の他端に設けられた第
2の開口部と、第1の管の他端内において摺動自在であ
り、遮断器釈放時及び遮断器投入時には第2の開口部を
開放すべく第1の位置にあり、釈放動作中は、第2の開
口部を閉鎖すべく慣性力によって第1の位置から第2の
位置に移動するリングとを各位相毎に備えている他の中
高電圧用ガス吹付け回路遮断器によっても達成される。
【0015】本発明の他の中高電圧用ガス吹付け回路遮
断器によれば、円筒形絶縁ケーシングによって画定され
た第1の容積と固定ピストン、可動ピストン、固定シリ
ンダの一端及び第2の管が互いに協働して画定する第4
の容積とを連通する第2の開口部が第1の管の他端に設
けられており、第1の管の他端内において摺動自在であ
るリングが、遮断器釈放時及び遮断器投入時には第2の
開口部を開放すべく第1の位置にあり、釈放動作中は、
第2の開口部を閉鎖すべく慣性力によって第1の位置か
ら第2の位置に移動するが故に、遮断器釈放動作中はリ
ングが第2の開口部を閉鎖することによって遮断アーク
エネルギにより生起されるガス圧の上昇を可動ピストン
に有効に作用させて駆動装置による釈放駆動力を補助し
得、遮断器投入動作中はリングが第2の開口部を開放す
ることによって可動ピストンにより第2の管内で圧縮さ
れるガスを該第2の管の外部に逃がして投入動作を妨げ
るところの過剰圧力を防止し得る。従って、従来の、電
流遮断時においてアークエネルギを有効に活用すると共
に遮断器投入時において投入動作を妨げる過剰圧力を防
止するという機能を達成するために使用されていた、半
可動で管状のスライド部材、及び該スライド部材と各固
定及び可動部材との間を封止するための各シール部材か
らなる複雑な機構を慣性力を利用することによって単純
化し得、かつ可動部分を軽量化し得る。その結果、回路
遮断器の製造及び保守点検が簡単になってコストが低減
されると共に、遮断動作の高速化による遮断能力の向
上、あるいは駆動装置の小型化が図られる。
【0016】
【実施例】添付図面を参照して以下のいくつかの実施例
の説明を読めば、本発明が更によく理解されよう。
【0017】従来技術を説明した図1における各符号は
以下の要素を示している。
【0018】1:絶縁ケーシング V0:ケーシング内面に隣接する容積部(第1の容積) V1:吹付け容積部(第3の容積) V2:二つのピストン間の容積部(第4の容積) V3:管4内部の容積部(第2の容積) xx:ケーシングの軸 2:固定主接触子 3:固定アーク接触子 3A:固定アーク接触子の耐アーク合金製端部 4:可動アーク接触子を構成する金属管(第1の管) 4A:可動アーク接触子の耐アーク合金製端部 4B:遮断器の駆動機構に接続された可動アーク接触子
の延長部 5:可動主接触子を担持する管 5A:可動主接触子 5C:滑動電気接触子 6:吹付けノズル 7:吹付け容積部の出口オリフィス 8:管5と第2のピストン14との案内部品 8A:管5を案内する部品8の部分(第2の管) 8B:第2のピストン14用シリンダとして働く部品8
の部分 8C:スライド11用シール 8D:部品8Aの突起部 9:シール 10:容積部V2を容積部V0と連通させる煙突部 11:スライド 11A:ストロークを制限し、かつシール8Cと協働す
るためのスライドの端部 11B:管4と滑動接触するスライドの部分 11C:部品11Bのフランジ 12:シール 13:環状弁(固定ピストン) 14:第2のピストン(可動ピストン) 14A:ピストン14内の大きい開口部 14B:弁16の当接部 14C:ピストン14内の小さい開口部 15:管4の大きい側方開口部(第1の開口部) 16:開口部14Aの閉鎖弁 17:容積部V3の駆動機構側の閉鎖ディスク 図1及び図2に共通の要素には同一の符号を使用した。
図2には示していない吹付け容積部V1から左側の部分
は図1の部分と同一である。
【0019】図2の遮断器は、スライド11が除去され
た点で図1の遮断器とは異なっている。この除去は、ガ
イドとして働く部品11B、シール12及び弁13の除
去を伴う。ピストンはここでは、容積部V2内の圧力が
吹付け容積部V1内を占める圧力よりも高くなると開く
一方向弁13Bを備えたリング13Aである。
【0020】図1の煙突部は除去され、代わりに単純な
第2の開口部としての開口部10Aが使用されている。
不可欠であるとは思えない当接部14Bは除去されてい
る。
【0021】一方では容積部V2内の過剰圧力に起因す
る駆動補助を最大限利用するために遮断器の釈放時にこ
の容積部の気密を確保し、他方では駆動に必要なエネル
ギを増加させないために投入時に容積部V2内の過剰圧
力を避けるというスライド11により果たされていた機
能は、リング40により果たされる。
【0022】このリング40は遮断器が投入位置(図2
に示す位置)のときにオリフィス10Aを閉鎖するのに
十分な幅を有し、かつ管8Bの内径に近い直径を有す
る。このリングは、管8B内部に軽く摩擦して滑動する
ように球状突起部40A,40Bを有している。リング
40は、釈放操作中にピストン14上に加えられる圧力
を制限するのに役立つピストン14内の穴14Cを閉鎖
しないようにフライス削りされた部分40Cを有してい
る。
【0023】機能は以下の通りである。遮断器は遮断室
が鉛直方向に配置された状態で機能する。従って、軸線
xxは垂直方向である。底部は図2の右側の駆動機能に
隣接している。
【0024】遮断器の投入位置では、リング40は弁1
6上に載置されている。
【0025】リング40は好ましくは鋼鉄で製造されて
いる。
【0026】遮断器の釈放時には、可動装置は図面の右
側に移動させられるが、慣性のためにリング40は実質
的に不動であって、オリフィス10Aを閉鎖している。
かくして容積部V3の圧力は、小さいオリフィス14C
に起因する損失により決定された限界値まで上昇し得、
かつ釈放操作を補助し得る。その後でリングは図2の右
側の方に移動させられたピストン14上に降下する。
【0027】投入時にはリング40はピストン14によ
り駆動されて上昇する。容積部V2内の過剰圧力は避け
られる。何故ならば、オリフィス10Aは操作が終了す
るまで開放されたままだからである。
【0028】図3に示す変形例は、鉛直チャンバ式又は
水平チャンバ式遮断器に関する。
【0029】図1及び図3に共通の要素には同一の符号
を使用した。
【0030】この実施例では、開口部10Aが除去され
ている。容積部V3は底部4Fにより閉鎖されている。
容積部V2を管4B内部の容積部V4と連通させ、かつ
この容積部V4内の過剰圧力を放出するために、管4内
には容積部V2と平行に第2の開口部としての開口部4
Dが設けられている。この過剰圧力の放出を容易にする
ために、閉鎖ディスク17が穴17Aを有し得る。容積
部V4が容積部V0と、シリンダ4B及びシリンダ8B
間の容積部V5とに連通していることが注目される。
【0031】オリフィス4Dは管4の内側に配置された
リング41と協働し、この管にはリング41のストロー
クを制限するために小さな張出し部分4Eが与えられて
いる。
【0032】機能は以下の通りである。
【0033】遮断器が投入位置(図3の位置)のときに
は、リング41は部分4Eと閉鎖ディスク17との間の
所定の位置を占めている。
【0034】遮断器の開放時には、可動装置は図面の右
側に向かって高速で駆動される。慣性のためにリング4
1は所定位置にとどまって、オリフィス4Dを閉鎖す
る。それにより容積部V2が閉鎖され、この容積部V2
内の過剰圧力は完全に弁16上に作用して開放操作を補
助し得る。釈放操作が終了すると、リングは慣性により
進行を続け、開口部4Dを開放する。それにより釈放後
に2番目の吹付けが生じる。
【0035】遮断器の再閉鎖時には、リングは慣性によ
り部分17に当接しており、オリフィス4Dを開放した
ままにする。それにより容積部V2内の過剰圧力はオリ
フィス17Aを通じて容積部V4内に放出され得る。
【0036】図4は遮断室が水平方向に配置されている
遮断器で使用可能な本発明の変形例を示している。
【0037】この変形例は図2の実施例を適用してい
る。そのために、図4及び図2に共通の要素には、リン
グ42を除いて同一の符号を使用した。
【0038】リング42は環状溝42Aを備え、この溝
42A内には一方ではハウジング42Aの底部に、他方
では部品8のフランジに当接する力の弱いスプリング4
2Bが設けられている。リング42は、該リング42の
ストロークを制限するために管8Bの溝穴8Eに係合す
るスタッド42Cを担持している。
【0039】機能は図2を参照して説明した機能と同一
である。スプリングは、重力により伝達される動きと同
様の動きをリング42に伝達し得る。
【0040】勿論、図4の変形例は図3のリングにも適
用され得る。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の中高電圧
用ガス吹付け回路遮断器によれば、遮断器釈放動作中は
リングが第2の開口部を閉鎖することによって遮断アー
クエネルギにより生起されるガス圧の上昇を可動ピスト
ンに有効に作用させて駆動装置による釈放駆動力を補助
し得、遮断器投入動作中はリングが第2の開口部を開放
することによって可動ピストンにより第2の管内で圧縮
されるガスを該第2の管の外部に逃がして投入動作を妨
げるところの過剰圧力を防止し得る。従って、従来の、
電流遮断時においてアークエネルギを有効に活用すると
共に遮断器投入時において投入動作を妨げる過剰圧力を
防止するという機能を達成するために使用されていた、
半可動で管状のスライド部材、及び該スライド部材と各
固定及び可動部材との間を封止するための各シール部材
からなる複雑な機構を慣性力を利用することによって単
純化し得、かつ可動部分を軽量化し得る。その結果、回
路遮断器の製造及び保守点検が簡単になってコストが低
減されると共に、遮断動作の高速化による遮断能力の向
上、あるいは駆動装置の小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による遮断器の軸方向半断面図であ
る。
【図2】本発明による第1の実施例の鉛直チャンバ式遮
断器の軸方向半断面図である。
【図3】本発明による第2の実施例の鉛直チャンバ式遮
断器の軸方向半断面図である。
【図4】本発明による水平チャンバ式遮断器の軸方向半
断面図である。
【図5】図4の遮断器の部分平面図である。
【符号の説明】 4D 開口部 4E 張出し部分 4F 底部 10A 開口部 17A 穴 40 リング 40A、40B 球状突起部 41 リング 42 リング 42A 環状溝 42B スプリング 42C スタッド

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧されたSF6 ガスで充填されてお
    り、第1の容積を画定する円筒形絶縁ケーシングと、 固定主接触子と、 固定アーク接触子と、 可動主接触子と内部に第2の容積を画定すると共に一端
    が可動アーク接触子を構成する第1の管とを含んでお
    り、駆動装置に接続された可動組立と、 吹付け用の第3の容積を画定すべく前記第1の管の一端
    側を収容すると共に該第1の管に同軸的に固定された吹
    付けシリンダと、 該吹付けシリンダの一端に固定された吹付けノズルと、 前記吹付けノズルを介して前記固定及び可動アーク接触
    子間にガスを吹き付けるべく前記吹付けシリンダと協働
    する固定ピストンと、 前記第1の管の他端側を収容しており、内径が前記吹付
    けシリンダよりも大きい固定シリンダと、 前記第1の管に固定されており、該固定シリンダ内を摺
    動する可動ピストンと、 前記固定ピストン、前記可動ピストン及び前記固定シリ
    ンダの一端と協働して第4の容積を画定すべく一端が前
    記固定ピストンを固定すると共に他端が前記固定シリン
    ダに固定された第2の管と、 前記第2及び第4の容積を互いに連通すべく前記第1の
    管に設けられた第1の開口部と、 前記第1及び第4の容積を互いに連通すべく前記固定シ
    リンダの一端に設けられた第2の開口部と、 前記固定シリンダの一端内において前記第2の管の他端
    と前記可動ピストンとの間で摺動自在であり、遮断器釈
    放時には前記第2の開口部を開放すべく第1の位置にあ
    ると共に遮断器投入時には前記第2の開口部を閉鎖すべ
    く第2の位置にあり、釈放動作中は、慣性力によって前
    記可動組立の移動に対して遅延して前記第2の位置から
    前記第1の位置に移動するリングとを各位相毎に備えて
    いる中高電圧用ガス吹付け回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングが鉛直方向に配置され、
    前記リングは重力によって前記第2の位置から前記第1
    の位置に移動する請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングが水平方向に配置され、
    前記リングは、該リングの内部に配置されており、遮断
    器の固定部分に当接するスプリングの作用下で第2の位
    置から第1の位置に移動する請求項1に記載の回路遮断
    器。
  4. 【請求項4】 前記リングのストロークが、該リングに
    固定されると共に遮断器の固定部分に設けられた溝穴に
    係合するスタッドによって制限される請求項3に記載の
    回路遮断器。
  5. 【請求項5】 加圧されたSF6 ガスで充填されてお
    り、第1の容積を画定する円筒形絶縁ケーシングと、 固定主接触子と、 固定アーク接触子と、 可動主接触子と内部に第2の容積を画定すると共に一端
    が可動アーク接触子を構成する第1の管とを含んでお
    り、駆動装置に接続された可動組立と、 吹付け用の第3の容積を画定すべく前記第1の管の一端
    側を収容すると共に該第1の管に同軸的に固定された吹
    付けシリンダと、 該吹付けシリンダの一端に固定された吹付けノズルと、 前記吹付けノズルを介して前記固定及び可動アーク接触
    子間にガスを吹き付けるべく前記吹付けシリンダと協働
    する固定ピストンと、 前記第1の管の他端側を収容しており、内径が前記吹付
    けシリンダよりも大きい固定シリンダと、 前記第1の管に固定されており、該固定シリンダ内を摺
    動する可動ピストンと、 前記固定ピストン、前記可動ピストン及び前記固定シリ
    ンダの一端と協働して第4の容積を画定すべく一端が前
    記固定ピストンを固定すると共に他端が前記固定シリン
    ダに固定された第2の管と、 前記第2及び第4の容積を互いに連通すべく前記第1の
    管に設けられた第1の開口部と、 前記第1及び第4の容積を互いに連通すべく前記第1の
    管の他端に設けられた第2の開口部と、 前記第1の管の他端内において摺動自在であり、遮断器
    釈放時及び遮断器投入時には前記第2の開口部を開放す
    べく第1の位置にあり、釈放動作中は、前記第2の開口
    部を閉鎖すべく慣性力によって前記第1の位置から前記
    第2の位置に移動するリングとを各位相毎に備えている
    中高電圧用ガス吹付け回路遮断器。
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CA2074433C (fr) 1996-06-25
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CN1068911A (zh) 1993-02-10
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