JP2560759Y2 - 雑音電流吸収具 - Google Patents

雑音電流吸収具

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JP2560759Y2 JP1991068159U JP6815991U JP2560759Y2 JP 2560759 Y2 JP2560759 Y2 JP 2560759Y2 JP 1991068159 U JP1991068159 U JP 1991068159U JP 6815991 U JP6815991 U JP 6815991U JP 2560759 Y2 JP2560759 Y2 JP 2560759Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、電線に取り付けること
により該電線に流れる雑音電流を吸収する雑音電流吸収
具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、電線に流れる雑音電流を吸収
する方法として、電線の周囲に磁性体(例えばフェライ
ト)を取り付けることにより閉磁路を形成して、この磁
性体により電線を流れる雑音電流を吸収する技術が知ら
れている。 【0003】従来、そのように磁性体を用いて雑音電流
を吸収する場合、半割されたリング状の磁性体を粘着テ
ープなどを使って、単に電線の周囲を包むように取り付
けていた。また、図14に示すようなテープホルダ状の
保持ケースを用い、分割されていない環状の磁性体を収
納し、その状態で保持ケースに収納された磁性体を電線
の周囲に配設するものもあった。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の技術にあって、粘着テープを用いた場合、
電線から外れないよう磁性体を強固に取り付けることは
容易でなかった。また、導電性の磁性体を用いると、他
の導電性部材と接触して短絡等が生ずる虞もあった。 【0005】一方、前述のような保持ケースを用いた場
合、保持ケースに収納された環状の磁性体を電線の周囲
に配設するためには、配線前の電線の一端を磁性体が収
納された保持ケースの挿通孔に通す必要があった。その
ため、例えば、配線後に発見された雑音電流の対策とし
て、そのような保持ケースに収納された磁性体を、電線
へ取り付ける際、又は一旦電線に取り付けられた後に取
り付け位置を変更する際には、配線を外す必要があり、
大変手間がかかった。 【0006】そこで、磁性体を電線に取り付けること及
びその取り付け位置を変更することが容易で、しかも、
電線に取り付けられた磁性体が保持ケース内で固定さ
れ、電線に取り付けることにより閉磁路が形成される雑
音電流吸収具の提供を目的として、本考案が案出され
た。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本考案は、環状体を開環状に半割した形状の
一対の磁性体と、該一対の磁性体を収納可能な中空環状
体を開閉環可能に半割して成り、該半割された各々につ
いて二つの半割面及び該二つの半割面の間の内周面を開
口とした保持ケースとを備え、前記磁性体を収納した前
記保持ケースを閉じることにより、環状にして電線の外
周に取り付け、該電線に流れる雑音電流を吸収する雑音
電流吸収具において、前記半割された各磁性体の他の磁
性体に対する対向面の側端縁に凹部を設け、前記保持ケ
ースに、前記保持ケースの開口面より外部に突出するこ
となく、前記保持ケースの半割された各々の内壁側面か
ら前記電線の挿通方向に向かって突設され、前記磁性体
に形成された前記凹部に係合する爪と、該爪と対向する
内壁側面に凹部を形成することにより設けられた薄肉部
と、を設けたことを特徴とする。 【0008】 【作用】本考案の雑音電流吸収具は、例えば次のように
して用いる。先ず、半割した保持ケースを開いて各々の
開口から内部へ一対の磁性体を収納する。そのとき、そ
れぞれの磁性体に形成された凹部を、保持ケースに形成
された爪と係合させて、保持ケース内で各磁性体を固定
する。そして、一対の磁性体を収納する保持ケースを開
いたまま、その開放側から磁性体の内周面に電線を沿わ
せ、保持ケースを閉じることによって電線に雑音電流吸
収具を取り付ける。すると、一対の磁性体は組み合わさ
れ、電線を挿通させた状態で環状になり、電線の外周に
おいて磁性体による閉磁路が形成される。 【0009】また、一本の電線上で雑音電流吸収具を取
り付ける位置を変更するときには、前述のようにして電
線に取り付けた雑音電流吸収具に外力を加え、その電線
に従って移動させる。その際、磁性体の内周面と電線の
外周面とが密着して容易に移動しない場合には、保持ケ
ースを開き、一対の磁性体より成る環状の内周孔と電線
の外周面との間に隙間を作る。それによって、電線に従
って雑音電流吸収具を移動可能にし、変更位置まで雑音
電流吸収具を移動させる。また、本考案の雑音電流吸収
具では、保持ケースへの磁性体の挿入が無理なく行われ
る。即ち、内壁側面に突設された爪から対向する内壁側
面または対向する内壁側面に突設された爪までの間隔
は、保持ケースに挿入される磁性体の幅より狭いため、
保持ケースに挿入される磁性体は、爪と当接して保持ケ
ースの開口部を押し開くように保持ケースを変形させな
がら挿入されることになるのであるが、保持ケースの薄
肉部が比較的大きな弾性変形が可能なため、磁性体は無
理なく保持ケース内に挿入されるのである。特に、対向
する内壁側面の一方の側にのみ爪が設けられている場
合、保持ケースに挿入されようとしている磁性体におい
て、外周面の一方の側端部が爪と当接している時に、他
方の側端部は、保持ケースの薄肉部を形成する凹部に嵌
め込まれた状態になっている。このため磁性体は、薄肉
部を形成する凹部の深さ分だけその方向に偏って位置す
ることになり、当然、磁性体の外周面と爪との当接は浅
くなる。この状態から磁性体は、薄肉部を形成する凹部
に沿って保持ケースに挿入されるので、保持ケースが強
いられる変形は小さくてすみ、磁性体に無理な力を加え
なくとも、磁性体は容易に爪を乗り越えて保持ケース内
に収納される。 【0010】 【実施例】図面に基づき本考案の一実施例を詳細に説明
する。但し、本考案は以下に詳述する一実施例に限定さ
れるものではなく、当業者が自明な事項に基づき想到し
得る全ての範囲を含む。 【0011】本考案の一実施例である雑音電流吸収具1
は、図1に示すように、電線の外周で閉磁路を形成する
ため円環状体を開環状に半割した形状の一対のフェライ
ト2a、2b、及び、それらを収納するため略中空円環
状体を開閉環可能に半割した形状として合成樹脂で一体
成形され、各部が適度な弾性を有する保持ケース3から
成る。 【0012】一対のフェライト2a、2bは、同一形状
を成し、円環状に組み合わされたとき、互いの内周面4
a、4bで囲まれ、電線を挿通させるための貫通孔5が
生じるように構成されている。そして、それら各フェラ
イト2a、2bには、図2に示すように、他方のフェラ
イトとの対向面側端縁に、凹部6a、6bを設けてい
る。 【0013】また、保持ケース3は、図3乃至図6に示
すように、ヒンジ7により接合した二つのケース部8、
9から構成される。ケース部8、9は、フェライト2
a、2bをがたなく収納可能に形成されている。すなわ
ち、ケース部8、9の内周壁面には、フェライト2a、
2bの各々をその外周面5a(5b)から内周面4a
(4b)の方向へ向かって押圧するための押え爪10、
11が設けられている。また、ケース部8、9の内周壁
コの字状に切断され、コの字で囲まれた部分の壁面
を内側にやや食い込ませることにより、押え爪10、1
1が弾性変形可能に形成されている。 【0014】また、ケース部8、9の各々において、ヒ
ンジ7と対向する各端部に、相互に係脱自在として構成
されたフック状の係脱機構14、15が設けられてい
る。さらに、ケース部8、9の前後両側壁には、その内
壁側に凹部26a、26b、27a、27bを設けるこ
とにより薄肉部が形成されており、この薄肉部に、それ
ぞれ電線が挿通される略半円形の切欠き部16a、16
b、17a、17bが設けられている。そして、フェラ
イト2a、2bの凹部6a、6bに係合しフェライト2
a、2bを側面から押圧してケース部8、9内に固定す
るための押圧爪12、13が、挿通される電線に当接し
ないよう、切欠き部16a、17aの端縁よりも各ケー
ス部8、9の内側において、ケース部8、9の側壁内面
から、電線の挿通方向に向かって突設されている。 【0015】以上のような、雑音電流吸収具1を電線に
取り付ける手順を説明する。先ず、図1に示すように、
保持ケース3の内側へフェライト2a、2bを収納す
る。すなわち、フェライト2a、2bの各々を、ケース
部8、9へ、それぞれ嵌入する。なお、嵌入の際に、フ
ェライト2a、2bは、押圧爪12、13に対向する側
の側壁に形成された凹部26a、27aに沿って挿入さ
れる。つまり、フェライト2a,3aを凹部26a、2
7aに沿わせることにより、保持ケース3に挿入されよ
うとしているフェライト2a、2bの外周面の一方の側
端部が押圧爪12、13に当接している時に、他方の側
端部は凹部26a、27aに嵌め込まれた状態となるた
め、フェライト2a、2bは、側端部が凹部26a、2
7aに嵌め込まれた分だけ保持ケース3の中心より偏っ
て位置することになり、この結果、押圧爪12、13と
フェライト2a、2bの外周面との当接は浅くなる。そ
して、この状態からフェライト2a、2bを凹部26
a、27aに沿わせて保持ケース3に挿入すれば、フェ
ライト12、13が押圧爪12、13を乗り越えるため
に保持ケース3が強いられる変形は小さくてすみ、フェ
ライト2a、2bに無理な力を加えなくとも、フェライ
ト2a、2bは容易に保持ケース3に挿入される。しか
も、押圧爪12、13が形成されている側壁および押圧
爪12、13に対向する側壁のいずれにも凹部26a、
26b、27a、27bを形成することにより薄肉部が
形成されており、保持ケース3は、この薄肉部により十
分な弾性が得られるので無理なくフェライト12、13
を収納することができる。このようにして保持ケース3
に嵌入されたフェライト2a、2bは、その凹部6a、
6bが各々押圧爪12、13と係合して、ケース部8、
9内に固定される。しかも、ケース部8、9内のフェラ
イト2a、2bは、ケース部8、9の内周壁面に形成さ
れた押え爪10、11により押圧され、凹部6a、6b
が押圧爪12、13に密着するように係合させられてい
るので、ケース部8、9が開いた状態であっても収納さ
れているフェライト2a、2bが、がたつくことがな
い。 【0016】次に、切欠き部16a、16b、又は切欠
き部17a、17bの上に電線を載せ、ケース部8、9
を閉じ、係脱機構14、15を係合させる。それによっ
て、図7に示すように、電線の外周へ本実施例にかかる
雑音電流吸収具1を取り付ける。 【0017】なお、その状態で、係脱機構14、15側
の端部18、19を、図8乃至図11に示すような、台
座20に挿着させ、台座20を電子機器内部の壁面等に
固定しても良い。台座20は、螺子孔21へ螺子を螺入
して壁面等に固定する。台座20へ挿着された端部1
8、19は、J字状のレバー22a、22bを内側に押
圧することによって、台座20から容易に解離される。
台座20に挿着された状態の本実施例にかかる雑音電流
吸収具1を、図12及び図13に示す。 【0018】また、雑音電流吸収具1の電線への取付位
置を変更するときは、(台座20から解離した雑音電流
吸収具1の)係脱機構14、15を解放して保持ケース
3をやや開いた状態に保ったまま、電線に沿って移動さ
せれば良い。以上説明したように、本実施例の雑音電流
吸収具1によれば、保持ケース3の側壁には薄肉部を形
成する凹部26a、26b、27a、27bが設けられ
ており、フェライト2a、2bを保持ケース3に挿入す
る際に、押圧爪12、13と対向する側壁に設けられた
凹部26a、27aに沿って挿入することにより、押圧
爪12、13とフェライト2a、2bとの当接は浅くな
り、保持ケース3が強いられる変形が小さくなるので、
フェライト2a、2bに無理な力を加えることなく容易
に保持ケース3に挿入することができる。 また、雑音電
流吸収具1を電線に取り付けたとき、フェライト2a、
2bは、その凹部6a、6bが、それぞれ押圧爪12、
13と係合することによりケース部8、9内で各々固定
されるため、保持ケース3内でのフェライト2a、2b
の回転、揺動、又は脱落が防止される。しかも、押圧爪
12、13は、切欠き部16a、17aの端縁よりも内
側に設けられているため、雑音電流吸収具1を電線に取
り付けた状態においても押圧爪12、13が電線に当接
することはなく、従って、電線へ雑音電流吸収具1を取
り付けたとき及びその取付位置の変更の際などに、押圧
爪12、13により電線が損傷を受けることはない。ま
た、押圧爪12、13は、切欠き部16a、17aの端
縁よりも内側においてケース部8、9の側壁内面から電
線の挿通方向に向かって突設されている。従って、フェ
ライト2a、2bを収納したケース部8、9の間に電線
を挿通して閉じた状態から、保持ケース3を開く方向に
力を加えて係脱機構14、15を開放した際、ケース部
8、9は、係脱機構14、15のそれぞれとヒンジ7と
の距離が長くなる方向に変形すると共に押圧爪12、1
3が切欠き部16a、17aに食い込む方向に変形する
ため、フェライト2a、2bは押圧爪12、13にてし
っかり保持されケース部8、9から飛び出す虞はない。 【0019】それと共に、フェライト2a、2bは、そ
れぞれ押え爪10、11によって外周面5a、5bから
内周面4a、4bの方向へ押圧されているため、雑音電
流吸収具1に挿通された電線の外周において、フェライ
ト2a、2bによる略完全な閉磁路が形成され、電線を
流れる雑音電流は、フェライト2a、2bによって吸収
される。更に保持ケース3が開放された状態において、
押え爪10、11により押圧されたフェライト2a、2
bは、その凹部6a、6bが押圧爪12、13に、しっ
かりと係合されるため、がたつくことなく保持ケース3
の内部に保持される。 【0020】また、本実施例にかかる雑音電流吸収具1
の電線への取付は、前述のように、開閉可能に形成され
た保持ケース3を開いた状態で、フェライト2a、2b
をケース部8、9に嵌入した後、電線を切欠き部に載せ
て、係脱機構14、15を係合させるだけの簡単な方法
によって行うことが出来る。 【0021】また、雑音電流吸収具1の電線への取付位
置を変更することも、係脱機構14、15を解離させ保
持ケース3をやや開いた状態で、電線に沿って移動させ
るという、極めて簡単な方法により、行うことが可能で
ある。なお、本発明にあって、磁性体に形成される凹部
は、平坦部、内周側、又は外周側の何れであっても、他
の磁性体に対する対向面の側端縁であれば、どこに形成
されていても良い。 【0022】また、一つの磁性体に設けられる凹部の数
は一つに限定されるものではなく、複数であっても良
い。一つの磁性体に設けられる凹部の数が多いほど、保
持ケース内部での磁性体の回転、揺動、又は脱落の防止
効果が高まる。 【0023】 【考案の効果】以上、一実施例を用いて詳述したよう
に、本考案の雑音電流吸収具にあっては、磁性体に設け
た凹部を保持ケースに形成した爪と係合させることによ
って、保持ケース内で磁性体を固定し、その回転、揺
動、又は脱落を防止して、電線に取り付けられた際に閉
磁路を形成する。そのようにして閉磁路が形成されるこ
とにより、電線に流れる雑音電流が吸収される。しか
も、爪は、保持ケースの半割された各々の開口面より外
部に突出させないように設けられているため、磁性体に
よる電線の回りの閉磁路の形成が爪によって妨げられる
ことはなく、雑音電流の良好な吸収機能を保持すること
ができ、また、電線へ雑音電流吸収具を取り付けたとき
及びその取付位置の変更の際などに、爪によって電線が
損傷を受けることもない。さらに、爪は、保持ケースの
半割された各々の内壁側面から電線の挿通方向に向かっ
てそれぞれ突設されているため、磁性体を収納して閉じ
た状態の保持ケースに対し開環方向に力を加えて保持ケ
ースを開いた場合、保持ケースの半割された各々は、爪
が磁性体の凹部に食い込む方向に変形し、従って、磁性
体は爪にてしっかり保持され保持ケース内から飛び出す
虞はない。 【0024】また、本考案の雑音電流吸収具にあって
は、一対の磁性体のそれぞれが環状体を開環状に半割し
た形状とされ、保持ケースも各々の磁性体を収納可能な
形状として中空環状体を開閉環可能に半割して成るた
め、磁性体を収納した保持ケースを開いて電線を挟み込
むという簡単な作業により、雑音電流吸収具を電線へ容
易に取り付けることができ、また、そのようにして電線
に取り付けられた雑音電流吸収具に対し外力を加えると
いう単純な操作により、取り付け位置を変更することが
可能である。更に、本考案の雑音電流吸収具によれば、
保持ケースに、比較的大きな弾性変形が可能な薄肉部を
有することにより、磁性体が爪を乗り越えて保持ケース
に挿入される時に、保持ケースは無理な変形を強いられ
ることがなく、無理なく磁性体を収納することができ
る。特に、対向する内壁側面の一方の側にのみ爪が設け
られている場合、保持ケースの薄肉部を形成する凹部に
沿って磁性体が挿入されることにより、磁性体の挿入を
開始する時に保持ケースが強いられる変形が小さくてす
み、保持ケースへの磁性体の挿入をより容易なものにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例に係る雑音電流吸収具1の斜
視説明図である。 【図2】本実施例の雑音電流吸収具1を構成するフェラ
イト2aの斜視図である。 【図3】本実施例の雑音電流吸収具1を構成する保持ケ
ース3の一部破断斜視図である。 【図4】保持ケース3の平面図である。 【図5】図4に示す保持ケース3のA−A断面図であ
る。 【図6】図5に示す保持ケース3を閉じた状態の断面図
である。 【図7】電線に外嵌された本実施例の雑音電流吸収具1
の斜視図である。 【図8】台座20の一部破断斜視図である。 【図9】台座20の平面図である。 【図10】図9に示す台座20のB−B断面図である。 【図11】台座20の裏面図である。 【図12】台座20に挿着された本実施例の雑音電流吸
収具1の斜視図である。 【図13】図12に示す台座20及び雑音電流吸収具1
の部分断面図である。 【図14】従来の磁性体を収納する保持ケースの外観斜
視図である。 【符号の説明】 1…雑音電流吸収具, 2a、2b…フェライト,
3、4…保持ケース,5…貫通孔, 6a、6b…凹部, 7…ヒンジ, 8、9…ケース部, 10、11…押え爪, 12、13…押圧爪,14…係脱機構, 16a、16b…切欠き部, 20…台座

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.環状体を開環状に半割した形状の一対の磁性体と、
    該一対の磁性体を収納可能な中空環状体を開閉環可能に
    半割して成り、該半割された各々について二つの半割面
    及び該二つの半割面の間の内周面を開口とした保持ケー
    スとを備え、前記磁性体を収納した前記保持ケースを閉
    じることにより、環状にして電線の外周に取り付け、該
    電線に流れる雑音電流を吸収する雑音電流吸収具におい
    て、 前記半割された各磁性体の他の磁性体に対する対向面の
    側端縁に凹部を設け、 前記保持ケースに、 前記保持ケースの開口面より外部に突出することなく、
    前記保持ケースの半割された各々の内壁側面から前記電
    線の挿通方向に向かって突設され、前記磁性体に形成さ
    れた前記凹部に係合する爪と、 該爪と対向する内壁側面に凹部を形成することにより設
    けられた薄肉部と、 を設けたことを特徴とする雑音電流吸収具。
JP1991068159U 1991-08-27 1991-08-27 雑音電流吸収具 Expired - Lifetime JP2560759Y2 (ja)

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JP2014135871A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Kitagawa Kogyo Co Ltd 保持具、及び雑音電流吸収具

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