JP2559135Y2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2559135Y2
JP2559135Y2 JP1993069066U JP6906693U JP2559135Y2 JP 2559135 Y2 JP2559135 Y2 JP 2559135Y2 JP 1993069066 U JP1993069066 U JP 1993069066U JP 6906693 U JP6906693 U JP 6906693U JP 2559135 Y2 JP2559135 Y2 JP 2559135Y2
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ジョージ ヴェラ ドナルド
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リー ベア デビッド
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は折曲ベルト構造を有
するカーボンファイバ補強高性能空気入りラジアルタイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第3,648,452号におい
て、ヤングはカーボンファイバを撚ると強度特性が向上
すると教示している。
【0003】J50102678/75にレゾルシノー
ルホルムアルデヒドラテックス(RFL)接着材を塗布
したカーボンファイバが教示されており、独国公報DE
3226678号にはカーボンファイバ上にエポキシ樹
脂を使用できることが教示され、米国特許第4,04
4,540号には撚り合せてエポキシおよびRFLを塗
布したカーボンファイバをタイヤに使用できることが教
示されている。
【0004】米国特許第4,735,249号およびG
B2,160,158号にはタイヤのビード領域にカー
ボンコードを使用することが教示されている。
【0005】米国特許第3,778,396号には切り
刻んだカーボンファイバをタイヤ内に均等に分布して使
用することが教示されている。
【0006】GB1,385,704号には単層のカー
ボンフィラメントをタイヤのブレーカもしくはベルト領
域に使用することが教示されている。
【0007】EP237,599号にはカットカーボン
ファイバベルト上に折り曲げられたポリアロマチクアミ
ドファイバコードが教示されている。
【0008】カジュキ等の米国特許第4,735,24
9号にはタイヤの下部サイドウォール部にカーボンファ
イバを使用することが教示されている。
【0009】米国特許第4,644,988号にはタイ
ヤ内の折曲グラスベルト構造が教示されている。
【0010】定 義 “ベルト”とは、タイヤの赤道面に対して17°〜27
°のコード角度を有し、トレッドの下層でビードに固定
されていない織られているかもしくは不織の平行コード
プライのことである。
【0011】“カットベルトプライ”とは、タイヤのク
ラウン領域内でカーカスプライ上に平坦に配置されたト
レッド幅よりも狭幅のベルトのことである。
【0012】“クラウン”とは、タイヤトレッド領域内
のタイヤトレッド幅限界内のタイヤ部分のことである。
【0013】“カーカスプライ”とは、タイヤの両ビー
ドに固定された平行コードプライのことである。
【0014】“オーバレイ”とは、タイヤ内のベルト構
造上に配置されてベルトエッジの剥離を最小限に抑え滑
らかな乗り心地を与えるために、トレッドとほぼ同幅の
ナイロン織布もしくは繊維で補強されたゴムのことであ
る。
【0015】“成長”とは、膨張圧およびサービス状態
の影響によりある期間にわたってタイヤサイズが徐々に
変化することである。
【0016】“フットプリント”とは、正規の荷重およ
び圧力のもとで速度ゼロ、あるいは特定の荷重、圧力お
よび速度条件におけるタイヤトレッドの平坦面との接触
領域のことである。
【0017】“高性能自動車”とは、コルベット、ラン
ボルギーニ、フェラリ、ポルシェ等の高速設計されたス
トックカーのことである。
【0018】“下部サイドウォール”とは、ビード領域
からショルダー領域を延在するタイヤのほぼ円周方向中
間線までのサイドウォールの下部のことである。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】レースおよび高性能ス
トックカーに使用されるタイヤの性能を向上させること
はタイヤ産業の絶えざる目標とされている。このような
タイヤに望まれる特性は軽量、低抗力、良好な牽引力、
最小振れ、低騒音、良好な操縦性、および低トレッド摩
耗性である。
【0020】また、特定の条件および用途に対するタイ
ヤ構造を設計することもタイヤ産業では目標とされる。
ある構造を使用して操縦性を最適化したり別の構造を使
用して高速耐久性を最適化できることがわかっている。
【0021】本考案の目的は、上記タイヤに望まれる物
理的性質が改善もしくは維持された軽量のタイヤを提供
することにある。またタイヤを種々の使用条件で最高に
活用するために、タイヤの特性を変化させる構造上の変
更を見きわめることが、本考案の目的である。本考案の
他の目的は以下の明細書および実用新案登録請求の範囲
から明らかとなる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本考案は1対の環状ビー
ドと、ビード周りに巻き付けられたカーカスプライと、
カーカスプライのクラウン部上の好ましくは折り曲げら
れたベルト構造と、ベルト構造上に配置されたトレッド
ゴムと、トレッドおよびビード間に配置されたサイドウ
ォールを具備する空気入りタイヤに関するもので、タイ
ヤは、断面形状が円で10cm当りおよそ4.7〜6.
3好ましくは5.5(インチ当り1.2〜1.6、好ま
しくは1.4)の撚りを有するカーボンファイバコード
を使用して補強されることを特徴としている。カーボン
ファイバコードは、カーカスプライ内もしくはベルト又
はブレーカプライ内で縦方向補強部材として使用され
る。
【0023】実施例では、補強プライ内の縦方向補強部
材として使用されるカーボンファイバコードはSおよび
Z撚りを有し、各プライ内で交互にSおよびZ撚りフイ
ラメントが使用されている。
【0024】折曲ベルト構造は、完成タイヤのトレッド
幅を越える幅の第1のベルトプライおよび完成タイヤの
トレッド幅にほぼ等しい幅の少なくとも1層の付加ベル
トプライを具備している。タイヤ製造時に、第1のベル
トプライの側部は少なくとも1層の付加ベルトプライの
エッジ上に折り曲げられて付加ベルトプライを包むよう
に形成される。
【0025】実施例では、第1のベルトプライはRFL
処理されたカーボンファイバコードで補強されている。
付加ベルトプライは鋼コード補強プライもしくはカーボ
ンファイバコード補強プライで補強することができる。
【0026】タイヤは、折曲ベルト構造上にナイロン織
布のオーバレイを設けないか、あるいは1層もしくは2
層のオーバレイを設けて製造することができる。類似構
造の従来技術の高速タイヤは、2層以上のオーバレイを
使用する場合しか使用に適さない。
【0027】別の実施例のタイヤでは、カーカスプライ
はカーボンファイバコードで補強することもでき、また
タイヤの下部サイドウォール部においてカーボンファイ
バコードをインサートの形状で使用することもできる。
【0028】本考案は、カーボンファイバコードを使用
してタイヤを補強することを特徴としているが、カーボ
ンファイバコードは前述した如くカーカスプライあるい
はブレーカプライ内で縦方向補強部材として使用され
る。
【0029】上記カーボンファイバコードはS撚り又は
Z撚りを有し、各プライ内で交互にS及びZ撚りフイラ
メントが使用される。S撚りだけの補強構造をタイヤに
使用すると補強構造が不整列となる傾向がある。S撚り
及びZ撚りコードを補強構造の各プライ内に交互に横に
並べた補強構造とすれば、このような不整列化を防止す
るように働く。
【0030】高速で使用されるタイヤは、高速時の高い
遠心力により、特に折曲領域における余分のプライ質量
が回転にムラを生じさせる傾向がある。折曲ベルト構造
を使用する場合のベルトパッケージの幅(折曲エッジ間
で測定)を、通常のカットベルトの幅よりも2〜6%好
ましくは4%広くすれば、折曲ベルト領域内の応力分布
が均等化されるように作用し、ベルトエッジ付近の応力
/歪集中に対して最良の結果が得られる。
【0031】また、鋼の引張強度はカーボンファイバよ
り大きいが、カーボンファイバの比重が低いため運転中
のタイヤの応力が低減されるためこれらの要因が互いに
打消すように作用し、カーボン/鋼折曲ベルト構造を含
むタイヤの成長特性は、カーボン/カーボン折曲ベルト
構造を有する類似タイヤとほぼ同じになる。
【0032】また、オーバレイ構造は、タイヤの成長を
規制して折曲ベルト構造を正しい位置に保持する働きを
する。
【0033】更に、下部サイドウォールにカーボンファ
イバコードインサートを付加することにより、該下部ウ
ォールはより補強される。
【0034】
【考案の実施の形態】以下図面を参照して本考案の実施
の形態について説明する。図1は空気入りタイヤ10を
示し、それは1対のビード12,12aと、ビード1
2,12a周りに巻き付けられた縦方向補強部材15を
有するラジアルカーカスプライ14と、タイヤのクラウ
ン領域17内でカーカスプライ14上に配置された折曲
ベルト構造16と、折曲ベルト構造16上に配置された
トレッド部18と、トレッド18およびビード12,1
2a間に配置されたサイドウォール20を有している。
折曲ベルト構造16はさらに第1の(折曲)ベルトプラ
イ22および付加カットベルトプライ24を有してい
る。
【0035】タイヤ10製造時に折曲ベルト構造16を
形成するために、タイヤのトレッド幅を越える幅の第1
のベルトプライ22がタイヤのクラウン領域17内でカ
ーカスプライ14上に配置される。その後、タイヤのト
レッド幅にほぼ等しい幅のカットベルトプライ24が第
1のベルトプライ22上に配置され、その側部26,2
6aがカットベルト24のエッジ28,28a上へ折り
曲げられる。
【0036】本考案の折曲ベルト構造を使用する場合、
折曲エッジ間がこの種のタイヤの従来のベルトパッケー
ジよりも2〜6%、好ましくは4%、広いベルトパッケ
ージを使用すると最良の結果が得られることがわかって
いる。ベルトパッケージを広くすると折曲ベルト構造の
歪が低減され、ショルダーのせり上りも規制し易くな
り、より少量のゴムでトレッドを作成できるようにな
る。
【0037】実施例において、第1のベルトプライ22
は、タイヤの赤道面に対しておよそ18〜30°、好ま
しくは24〜28°に配設された、円形断面のほぼ平行
な縦方向のカーボンファイバ(CF)コードで補強され
ている。S撚りとされたカーボンファイバがZ撚りとさ
れたカーボンファイバと一緒に使用される。
【0038】S撚りだけの補強構造をタイヤに使用する
と、補強構造はクリープすなわち不整列となる傾向があ
る。S撚りコードおよびZ撚りコードを補強構造の各プ
ライ内に横に並べた補強構造とすればこのような不整列
は防止される。S撚りコードおよびZ撚りコードは1:
5〜5:1の比率で使用し、タイヤの使用部分すなわち
領域に応じてパターンを変えることができる。
【0039】好ましくは、カーボンフィラメントにRF
L接着剤もしくはエポキシ/RFL接着剤を塗布してタ
イヤゴムへのカーボンファイバコードの接合を容易にす
る。カーボンファイバコードを折曲ベルトに使用すると
特に良好な操縦特性、良好な牽引、および低騒音を達成
できることがわかっている。
【0040】本考案に使用したカーボンファイバは、B
ASF−AGから入手され、ノースカロライナ州,シャ
ーロットのヘキストセラニーズ社により発明者の仕様に
従って処理された。織布はたて糸方向だけにカーボンフ
ァイバコードを使用して作られた。よこ糸方向にはレー
ヨンを使用したが、当業者ならば従来の任意のよこ糸を
使用した織布内で、カーボンファイバコードを一緒に保
持できることが理解される筈である。
【0041】図示する実施例に使用したカーボンファイ
バコードは本質的に6000本のフィラメントの繊維束
からなり、それらは一緒に結束されて3600デニール
のストランドとされ10cm当り4.7〜6.3、好ま
しくは5.5(インチ当り1.2〜1.6、好ましくは
1.4)の撚りが施されている。
【0042】フィラメントの束はグッドイヤーの仕様に
従って処理され、円形断面のコードが提供される。本考
案により、平坦な断面を有するカーボンファイバコード
は従来の装置では処理できないことがわかっている。
【0043】6000ファイバコードの束(6K/1)
のコード特性を下表に示す。当業者ならば、破断時の%
伸長を除けば、補強プライに使用するアラミドおよびフ
ァイバグラスコードに匹敵する特性であることが理解さ
れる筈である。
【0044】
【表1】 下記のコードおよびベルトパラメータで実験室テストを
行うために、カーボンファイバコードを使用して複合プ
ライを作成した。
【0045】
【表2】 図4および図5に示すように、カーボンファイバコード
/ゴム複合体をアラミドコード補強およびグラスファイ
バコード補強を使用した類似の複合体と比較した。
【0046】ベルトエッジ付近の応力/歪集中に対して
タイヤ内のさまざまなベルトの応力分析を行った結果、
ベルトエッジにおける層間せん断歪は(テストした材料
の中では)カーボンファイバコードで製造したベルトが
最小となることがわかった。
【0047】
【表3】 本考案の実施例では、グッドイヤータイヤ社から入手で
きる処理されたアラミドコードであるフレクステン(Fl
exten )を使用した。
【0048】他の点では、タイヤは従来技術により製造
された。
【0049】本考案の第1の実施例のタイヤではカット
ベルト24は、タイヤの赤道面に対して18〜30°に
配設された16〜24epiの2×0.30mm径高張
力鋼線によって補強された鋼ベルトプライから成る。別
の実施例ではカットベルト24は、折曲ベルト22に使
用するのと同様なカーボンファイバコードで補強されて
いる。
【0050】当業者ならば本考案のタイヤのカットベル
トに、従来の任意のベルト構造およびベルト材を使用で
きることが理解される筈である。
【0051】次に図2における本考案のタイヤは、好ま
しくはナイロン織布で補強された少なくとも2層のオー
バレイ材を含んで、トレッドを施す前に折曲ベルト構造
に施されるオーバレイ構造30を含むことができる。オ
ーバレイ構造はタイヤの成長を規制して折曲ベルト構造
を正しい位置に保持する働きをする。好ましくは、ナイ
ロンオーバレイは1260/2,850/1,840/
2,420/2もしくは210/2のナイロンコードで
補強され、それらは織込んでも織込まなくてもよい。当
業者ならば他のオーバレイ材料も使用できることが理解
される筈である。
【0052】オーバレイ構造に使用できる別の材料とし
て短繊維複合体が含まれる。
【0053】高速タイヤに折曲カーボンファイバベルト
構造を使用すると、オーバレイを不要とすることができ
る。適切な特性を有する折曲カーボンファイバベルト構
造を有するタイヤが、オーバレイの無いもの、1層のオ
ーバレイのあるもの、又は2層のオーバレイのあるもの
について製造されている。
【0054】図2はまた、2層のカットベルト36,3
8が1層の折曲ベルト16aにより包み込まれている実
施例を示している。カットベルト36,38は同じ材料
でも異なる材料でも良く、そして従来の構造とすること
もできる。カットベルト36,38は、補強としてカー
ボンファイバコード、鋼コード、ポリアラミド、ポリエ
ステル、ポリオレフィン、ポリアミドのフィラメントも
しくはモノフィラメント又はその混合体を含むことがで
きる。
【0055】折曲ベルト構造に使用されるカーボンファ
イバコードは、ナイロン、ポリアラミド、ポリエステル
もしくは鋼のカーカス、あるいはこれらの材料の混合体
で補強されたカーカスを有するタイヤに使用することが
できる。タイヤはナイロン、ポリアラミド、カーボン、
ポリエステルのスパイラルラップオーバレイにより製造
することができる。
【0056】当業者ならば本考案は、好ましくは2〜8
層の、任意数のカットベルト層により製造できることが
わかるであろう。本考案による他の構造のタイヤも当業
者には明らかであろう。
【0057】図示の実施例において、カーカスプライ内
の補強部材15は、本質的に1000/2,1000/
3ポリエステルフィラメントからなっている。別の実施
例では、このような補強部材は、カーボンファイバコー
ド又は鋼、カーボンファイバ、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフィンおよび従来技術において公知の他の
合成補強材の中から選定した混合コードである。
【0058】図3に示す別の実施例では、カーボンファ
イバコードインサート32を付加することにより、タイ
ヤの下部サイドウォールにさらに補強を施すことができ
る。
【0059】特に図示した本考案のタイヤは、極端な高
速で使用するように製造されており、タイヤの開発時に
従来寸法のタイヤでは、高速時の高い遠心力により折曲
領域の余分の質量が回転にムラを生じさせることがわか
った。第1のベルトプライ22の幅(折曲エッジ間で測
定した)を普通のカットベルトよりも4%広くすれば回
転のムラをほぼ解消できることがわかっている。折曲ベ
ルトの幅によりベルト領域内の応力分布はより均等化さ
れて回転のムラが解消される。
【0060】鋼の引張強度((剛性),4000MP
a)はカーボンフィラメント(1350MPa)よりも
大きいが、カーボンフィラメントの比重が低く運転中の
タイヤの応力が低減されるため、これらの要因は互いに
打消されてカーボン/鋼折曲ベルト構造を含むタイヤの
成長特性は、カーボン/カーボン折曲ベルト構造を有す
る類似のタイヤとほぼ同じとなることが理論的に計算さ
れている。
【0061】このような寸法を有する折曲ベルト構造
は、タイヤのフットプリント領域内におけるより均等な
力の分布に明らかにある程度寄与している。本考案のタ
イヤはフットプリント領域において40psiの圧力を
示す。
【0062】タイヤのフットプリント特性に寄与する相
互関連要因はいくつかある。これらの要因には比重、速
度およびベルト剛性が含まれ、それらの全てが運転中の
タイヤの成長特性に寄与する。
【0063】本考案のタイヤは、カーボンファイバベル
ト構造の無い相応するタイヤよりも低いトレッドチャン
キングを示した。
【0064】次の実施例、グラフおよび表を参照して本
考案をさらに説明する。
【0065】
【実施例】例1 タイヤのクラウン領域内のカーカスプライ上にカーボン
ファイバ折曲ベルトを展開すること以外は、従来の技術
どおりにグッドイヤーイーグルZR40タイヤ(P27
5/40ZR17)を構成した。カーボンファイバ折曲
ベルトは、33.5cm(13.2インチ)の折曲げら
れない時の幅を有し、S撚りおよびZ撚りのカーボンフ
ァイバコードを交互に使用して製造された。各カーボン
ファイバコードの10cm当り撚りは5.5(インチ当
り1.4)であり予めRFL浸漬処理を施した。カーボ
ンファイバ折曲ベルトは、23epi(インチ当り終端
本数)のカーボンファイバコードのもので準備された。
【0066】例2 本例(表4参照)は、本考案に従って製造されたいくつ
かのタイヤ(1〜3)を、従来技術のタイヤ(4〜6)
と比較した場合の特性を示すものである。ベルトパッケ
ージ構造を除けば各タイヤ1〜4および6は従来のグッ
ドイヤーイーグルZR40として構成された。すべての
タイヤをイーグルZR40タイヤよりも4%広幅のベル
トパッケージで製造した。ベルト補強部材のコード角度
を幾分変えて、すべてのタイヤ構造においてコード角度
が同じとなるようにした点を除けば、タイヤ5はイーグ
ルZR40構造と同じである。
【0067】タイヤ構造#1および#2は、2層の折曲
カーボンファイバベルトを使用して作成され、ベルト1
はベルト2の周りに折り返されている。構造#1は1層
のナイロンオーバレイを有し、構造#2にはオーバレイ
は無い。構造#6は1層のオーバレイと、同様に構成さ
れた2層の折曲鋼ベルトを使用している。
【0068】構造#3は、1層のオーバレイを有し、カ
ット鋼ベルトの周りに折り曲げられたカーボンファイバ
ベルトを使用している(図3参照)。
【0069】構造#4は2層のオーバレイ材料を有し、
2層のカットカーボンファイバベルトを使用している。
【0070】構造#5は標準タイヤとして使用される従
来のタイヤである。
【0071】実施するテストの中では、高性能タイヤに
おける高速耐久特性が最重要と思われる。残りのテスト
を重要度順に列記すると、ドライハンドリングテスト、
ウェットハンドリングテスト、ドライバの主観による操
縦性テスト、次に騒音、振動および不快音テスト(NV
H)となる。67”ホイール上のローリングテスト(ロ
ーリング抵抗測定)、ツインロール抵抗テスト、残留セ
ルファライニングトルク(RSAT)、および力および
モーメントテスト(F&M)は互いに同等であるが他の
5つのテストよりも重要度が低いものと思われる。
【0072】最初の4つのテストはテストカードライバ
の意見に相当依存するため幾分主観的である。表中、
(+)はドライバの肯定的意見を示し、(−)は否定的
すなわち“平均以下の”意見を示す。ラップタイムはこ
れらのテストの客観的要素である。
【0073】高速テストは、タイヤを装着して199.
5〜318.5km/時(124〜198mph)の速
度で10分間ドラムに対して走行させるマシンテストで
ある。速度は9.98km/時(6.2mph)づつス
テップアップして増加される。S/F(停止/終了)は
チャンキングを生じることなくタイヤがテストに耐え抜
いたことを示す。CNKは幾分チャンキングが観察され
たことを示す。ローリングテストおよびRSATテスト
については、小さい数字はそれぞれ良好なローリング抵
抗特性および残留セルファライニングトルク特性を示し
ている。
【0074】F&Mテストの大きい数字は良好なラテラ
ルグリップ特性を示している。タイヤが発生する横方向
の力(LF)とタイヤの全下向き力(TF)との比(L
F/TF)が、1%スリップ角におけるラテラルグリッ
プの測定値となる。
【0075】表中のデータは、2層のカーボンファイバ
折曲ベルトを使用したタイヤの総合結果が最善であった
ことを示している。また、申し分のないタイヤはオーバ
レイ無しで製造するか、もしくは折曲カーボンベルトを
使用する際には1層のみのオーバレイ材料を使用して製
造することができるが、従来の高性能タイヤの場合には
満足な結果を得るのに2層のオーバレイ材料を必要とす
ることも示されている。
【0076】
【表4】
【0077】例3 2番目に作られたイーグルZR40タイヤが追加テスト
に使用された。使用された構造は表5の左欄に要約され
ている。構造A−標準−はカット鋼ベルトだけを使用し
て作成した。構造Bには折曲カーボンファイバベルトお
よびカーボンファイバカットベルトを使用した。構造C
はオーバレイが無い点を除けば構造Bと同じである。構
造F,G,Hは全てカーボンファイバカットベルトで作
成され、表示されたように使用するオーバレイだけが異
なっている。W,X,Z,Uスパイラルオーバレイはレ
イアップの構造により規定される。“W”レイアップは
トレッド部中心の下に2層のスパイラル層を有し、各シ
ョルダーに3層を有している。“X”レイアップはタイ
ヤのクラウンを横断する2層のスパイラル層を有してい
る。“Z”レイアップはトレッド中心の下の2層と各シ
ョルダー上の4層の、オーバーラップしたスパイラル層
を有している。“U”レイアップは各ショルダー内に2
層のスパイラル層と、タイヤを横断する1層のスパイラ
ル層を有している。
【0078】ツインロール、ハンドリングおよび残留セ
ルファライニングトルク(RSAT)データを得た他
に、膨張による差異を見出すために様々な膨張条件の下
で追加の高速テストを実施した。
【0079】表6の文字指定は表5に示す同構造のもの
と一致している。
【0080】
【表5】
【0081】
【表6】 以上の試験結果から次のような結論が導き出される。
【0082】オーバレイの無い折曲カーボンファイバベ
ルトがドライバの主観による操縦性テストに対して最善
であった。
【0083】X420/2スパイラルオーバレイを有す
る折曲カーボンファイバベルトがウェットハンドリング
に対して最善であり、カットカーボンファイバベルトは
標準タイヤよりも幾分下であった。
【0084】ZおよびU420/2スパイラルオーバレ
イを有するカットカーボンファイバベルトがドライハン
ドリングに対して最善であり、折曲ベルト構造は標準タ
イヤに等しいか僅かにそれ以下であった。
【0085】折曲ベルトカーボンファイバ構造は、高速
に対してはカット鋼ベルト標準タイヤよりも良く、最高
321.8km/時(200mph)のマシンで破損し
なかった。カットカーボンファイバ構造は全て標準タイ
ヤよりも1速〜4速低い速度段階で走行し、オーバレイ
の少ないものは更に悪かった。
【0086】オーバレイを有する折曲カーボンファイバ
ベルトは、67”ローリング抵抗が5%低減し、オーバ
レイの無い折曲ベルトは2%悪かった。
【0087】折曲カーボンファイバベルトタイヤおよび
カット鋼ベルト標準タイヤは共に高圧よりも低圧時のコ
ーナ係数が高かった。カットカーボンファイバタイヤは
低圧におけるコーナリング係数が幾分低かった。
【0088】カーボンファイバベルトタイヤは低膨張圧
におけるアライニングトルクの増加が鋼標準よりも大き
かった。
【0089】折曲カーボンファイバベルトはどのカット
ベルトタイヤよりも高速時の性能が実質的に良かった。
【0090】折曲カーボンファイバベルトを有するタイ
ヤは低膨張圧においてカット鋼ベルト付標準タイヤより
も良好な高速耐久性能を示した。
【0091】本考案の特定実施例について図解説明して
きたが、当業者ならば考案の精神を逸脱することなく本
考案をさまざまに修正かつ実施できるものと思われる。
本考案は実用新案登録請求の範囲によって制約されるも
のとする。
【0092】
【考案の効果】高性能ストックカーのタイヤに使用され
る折曲ベルト構造のベルトプライを、本考案による特定
の撚りを有するカーボンファイバコードによって補強
し、S撚りとZ撚りのコードを交互に配置して形成し、
さらに折曲エッジ間をカットベルトの幅より広く形成
し、また別の実施例では、カーカス補強プライを同様の
カーボンファイバコードで補強し、かつ折曲ベルト構造
も同様のカーボンファイバコードを含み、さらに下部サ
イドウォールにカーボンファイバコードをインサートの
形状で使用したため、良好な操縦特性、良好な牽引特性
及び良好な高速耐久性を有し、かつ軽量化されたタイヤ
が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】折曲ベルト構造を有するカーボンファイバコー
ドを有する空気入りタイヤを示す図である。
【図2】付加オーバレイ構造を有する空気入りタイヤを
示す図である。
【図3】(a)はカーボンファイバコードインサートを
有する空気入りタイヤを示す図であり、(b)は下部サ
イドウォール内にカーボンファイバ補強を有するタイヤ
の側面図である。
【図4】カーボンファイバコードと他の材料を比較する
荷重−撓み曲線である。
【図5】荷重および破損サイクルを示すさまざまな材料
でできた複合プライの比較図である。
【図6】Z撚りとS撚りカーボンファイバ補強コードが
交互に配設されたベルトプライの部分断面斜視略図であ
る。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 ビード 12a ビード 14 ラジアルカーカスプライ 15 縦方向補強材 16 折曲ベルト構造 17 クラウン領域 18 トレッド部 20 サイドウォール 22 ベルトプライ 24 カットベルトプライ 26 側部 26a 側部 28 エッジ 28a エッジ 30 オーバレイ構造 32 カーボンファイバコードインサート 36 カットベルト 38 カットベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 590002976 1144 East Market Str eet,Akron,Ohio 44316 −0001,U.S.A. (72)考案者 ウォーレン リー クロイル アメリカ合衆国 44281 オハイオ州 ウォズワース ウィルハイト ドライブ 8265 (72)考案者 ジョアン エリザベス ショー アメリカ合衆国 44223 オハイオ州 カイホガ フォールズ 17番 ストリー ト 2023 (72)考案者 ドナルド ジョージ ヴェラ アメリカ合衆国 44685 オハイオ州 ユニオンタウン フェアウェイ ドライ ブ 1856 (72)考案者 ジョーゼフ ケビン ハブル アメリカ合衆国 44313 オハイオ州 アクロン スモークライズ ドライブ 1738 (72)考案者 ペリー ウォトラス ベル アメリカ合衆国 44666 オハイオ州 ノース ローレンス デルトン フォッ クス レイク ロード 7178 (72)考案者 デビッド リー ベア アメリカ合衆国 48374 ミシガン州 ノウビ ホワイト プレインズ ドライ ブ 24938 (72)考案者 スレインドラ クマー チョーラ アメリカ合衆国 44321 オハイオ州 コプリー コナストウガ トレイル 4458 (56)参考文献 特開 平4−163207(JP,A) 特開 昭60−185603(JP,A) 特開 平4−183608(JP,A) 特開 昭63−270832(JP,A) 特開 昭1−16404(JP,A) 特公 平3−76243(JP,B2) 特公 平3−76242(JP,B2) 特公 平7−23045(JP,B2) 特公 平7−25241(JP,B2) 特公 昭57−9965(JP,B2)

Claims (12)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1対のビードと、前記1対の
    ビード周りに巻き付けられた補強カーカスプライと、
    前記カーカスプライ上に配置された折曲ベルト構造およ
    びトレッドゴムと、前記ビード前記トレッド間に配置
    されたサイドウォールを具備する空気入りタイヤにお
    いて、 前記折曲ベルト構造10cm当り4.7〜6.3
    撚りを有するレゾルシノール・ホルムアルデヒド・ラテ
    ックス(RFL処理されたカーボンファイバコードか
    らなるほぼ平行な補強部材を有する少なくとも一層の
    ベルトプライを本質的に含み前記折曲ベルト構造が、完成タイヤのトレッド幅を超え
    る幅の第1のカーボンファイバコード補強ベルトプライ
    と、完成タイヤのトレッド幅とほぼ等しい幅の少なくと
    も1層の付加ベルトプライを含み、前記第1のベルトプ
    ライの側部が、前記少なくとも1層の付加ベルトプライ
    を包んで前記少なくとも1層の付加ベルトプライのエッ
    ジ上に折り曲げられている ことを特徴とする空気入りタ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 前記第1のベルトプライが、レゾルシノ
    ール・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL処理さ
    れたカーボンファイバコードで補強され、前記付加ベル
    トプライが鋼線コードで補強されている請求項記載の
    空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記第1のベルトプライが、レゾルシノ
    ール・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL処理さ
    れたカーボンファイバコードで補強され、前記少なくと
    も1層の付加ベルトプライがRFL処理されたカーボン
    ファイバコードで補強されている請求項記載の空気入
    りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記カーボンファイバコードが円形断面
    を有する請求項記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記カーボンファイバコード補強ベルト
    プライがS撚りカーボンファイバコードZ撚りカー
    ボンファイバコードを5:1〜1:5の比率で含んで
    いる請求項記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 さらに、少なくとも1層のナイロン織布
    オーバレイを具備する請求項記載の空気入りタイ
    ヤ。
  7. 【請求項7】 前記サイドウォール部が、10cm当り
    撚りが4.7〜6.3であってレゾルシノール・ホルム
    アルデヒド・ラテックス(RFL処理された本質的
    カーボンファイバコードで形成された補強部材を含む下
    部サイドウォールをする請求項記載の空気入りタイ
    ヤ。
  8. 【請求項8】 少なくとも1対のビードと、前記少なく
    とも1対のビード周りに巻き付けられた補強プライ
    と、前記タイヤのクラウン領域内で前記補強プライ上に
    配置された折曲ベルト構造と、前記折曲ベルト構造上に
    配置されたトレッドと、前記ビードおよび前記トレッド
    間のサイドウォール部を具備する空気入りタイヤにお
    いて、 (a)前記補強プライは円形断面でかつ10cm当り
    撚りが4.7〜6.3であるレゾルシノール・ホルムア
    ルデヒド・ラテックス(RFL処理されたカーボンフ
    ァイバコードで本質的に形成されたほぼ平行な縦方向補
    強部材を有し、 (b)前記ベルト構造は、10cm当り撚りが4.7〜
    6.3であるレゾルシノール・ホルムアルデヒド・ラテ
    ックス(RFL処理されたカーボンファイバコード
    本質的に形成されたほぼ平行な縦方向補強部材を有する
    ベルトプライを含み、 (c)前記サイドウォール部は下部サイドウォールお
    よび上部サイドウォールからなり、前記下部サイドウォ
    ール部は10cm当り撚りが4.7〜6.3レゾルシ
    ノール・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL処理
    されたカーボンファイバコードで本質的に形成された
    強部材を含み、 前記折曲ベルト構造が、完成タイヤのトレッド幅を超え
    る幅の第1のカーボンファイバコード補強ベルトプライ
    と、完成タイヤのトレッド幅とほぼ等しい幅の少なくと
    も1層の付加ベルトプライを含み、前記第1のベルトプ
    ライの側部が、前記少なくとも1層の付加ベルトプライ
    を包んで前記少なくとも1層の付加ベルトプライのエッ
    ジ上に折り曲げられていることを特徴とする 空気入りタ
    イヤ。
  9. 【請求項9】 前記カーボンファイバコード補強ベルト
    プライがS撚りカーボンファイバコードZ撚りカー
    ボンファイバコードを5:1〜1:5の比率で含んで
    いる請求項記載の空気入りタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記第1のベルトプライが、レゾルシ
    ノール・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL処理
    されたカーボンファイバコードで補強され、前記少なく
    とも1層の付加ベルトプライが鋼線コードで補強され
    いる請求項記載の空気入りタイヤ。
  11. 【請求項11】 前記第1のベルトプライが、レゾルシ
    ノール・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL)処理
    されたカーボンファイバコードで補強され、そして少な
    くとも1層の前記付加ベルトプライが、レゾルシノール
    ・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL)処理された
    カーボンファイバコードで補強されている請求項記載
    の空気入りタイヤ。
  12. 【請求項12】 さらに、少なくとも1層のナイロン織
    布のオーバレイを具備する請求項記載の空気入りタイ
    ヤ。
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