JP2558422Y2 - ネット経編地 - Google Patents

ネット経編地

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JP2558422Y2
JP2558422Y2 JP1990126484U JP12648490U JP2558422Y2 JP 2558422 Y2 JP2558422 Y2 JP 2558422Y2 JP 1990126484 U JP1990126484 U JP 1990126484U JP 12648490 U JP12648490 U JP 12648490U JP 2558422 Y2 JP2558422 Y2 JP 2558422Y2
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wale
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yarn
courses
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JP1990126484U
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JPH0484385U (ja
Inventor
一 織間
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株式会社 ファスター
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はラッセルレースの基本となる地組織を有する
12コース−完全組織のネット経編地に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
ラッセルレースの地組織を構成するネット経編地とし
ては、チュール組織又は鎖編みに挿入糸を配置した組織
から成るネット経編地が知られていた。
前記チュール組織はそのネット目が非常に安定してい
るために経編地の切口から編目が解けることがないとい
う長所を有するが、反面ネット目が細かく且つ同一のネ
ット目の繰返しパターンであるために、地組織の変化に
よる変わりネットが作れないという問題点を有する。
前記鎖編みに挿入糸を配置した組織はネット目を自由
に選択できるので変化ネットを作ることができるが、経
編地の切口から編目が解けるという欠点を有し、鎖編み
を数十コース編成後1ウエール隣にずらして解ける糸の
長さがその間で止まるように工夫されている。しかしこ
の組織では鎖編みを形成する全ての糸が一斉に左右に動
くために、その部分で横段が発生する。この横段を有す
る地組織でラッセルレースを作ると外観が見苦しくな
り、且つ横段の間隔をせばめると変化ネットが極めて汚
くなり、ラッセルレースに対する繊細さを望む現在の嗜
好に対応することができない。
なお前記鎖編みで作られる基礎編地(挿入糸の挿入さ
れない状態でのネット経編地)では、その編地において
隣接するウエール方向の鎖編み間の孔がウエール方向で
大きい方がその後の挿入糸の挿入によって得られるネッ
ト経編地の柄のバラエティーを増やすことができるので
好ましい。すなわち12コース−完全組織のネット経編地
でいえば組織的に最大限である12コースに相当する大き
さの孔が設けられると好ましい。
本考案は従来公知のラッセルレースの基本となる地組
織を有する前述の問題を解決して視覚的に認められる横
段が発生することなく、且切口から編目が解けることが
少いネット経編地を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の前述の目的は、前方2枚のガイドバーのうち
1枚のガイドバーによって供給される糸が5コースの
間、鎖編みを行なった後右隣のウエールに振られて1コ
ース組織し、次いで元のウエールに戻って5コースの鎖
編みを行なった後左隣のウエールに振られて1コース組
織し、次いで元のウエールに戻る組織の繰返しで編成さ
れ、他の一枚のガイドバーによって供給される糸が前記
組織におけるウエールに隣接するウエールに配置されて
前記組織の振りに対して鏡面対称になるように左右逆方
向の振りが与えられた組織の繰返しで編成され、それに
よって隣接するウエール間に12コースに相当する大きさ
の細長孔が形成されている基礎編地と、該基礎編地の実
質上全ての細長孔を少くとも一箇所で横切るような任意
の挿入組織で、前記基礎編地に後方の少くとも1枚のガ
イドバーによって供給されて挿入されている挿入糸から
成り、その挿入糸が細長孔を横切る位置は前記基礎編地
の隣接する振れ部分に対しウエール方向に変位されてお
り、コース方向において一連の振れ部分により視覚的に
形成されている横段が挿入糸により打ち消されることを
特徴とする12コース−完全組織のネット経編地によって
達成される。
〔実施例〕 以下本考案のネット経編地の一例を示す添付図面を参
照して本考案を詳述する。
第1図に本考案による12コース−完全組織のネット経
編地の組織の一例を示す。説明の便宜上〜迄のウエ
ール番号、〜迄のコース番号をつける。図中、11,1
2,13,14の各糸は同一のガイドバーA(図示せず)によ
って案内され、21,22,23,24の各糸は同一のガイドバー
B(図示せず)によって案内されて鎖編みがそれぞれ編
成される。糸13はのウエールにおいてのコース迄鎖
編みをし、のコースでのウエールに振られ、次いで
のコースで元ののウエールに戻り、それからのウ
エール上でコース、すなわちのコース迄鎖編みを行
なう。のコースで糸13はのウエールに振られ、次い
でのコースで元ののウエールに戻り、それからの
ウエール上で5コース、すなわちのコース迄鎖編みを
行なう。同様の編成を糸13は繰返えす。
一方前記糸13とのコースで右側に隣接する糸23は
のウエールにおいてのコース迄鎖編みをし、のコー
スでのウエールに振られ、次いでのコースで元の
のウエールに戻り、それからのウエール上で5コー
ス、すなわちのコース迄鎖編みを行う。のコースで
糸23はのウエールに振られ、次いでのコースで元の
のウエールに戻り、それらのウエール上で5コー
ス、すなわちのコース迄鎖編みを行なう。同様な編成
を糸23は繰返えす。前記説明で明らかなように、糸13と
糸14の編成組織は第1図の仮想線A−A′に対して鏡面
対称である。糸11,12および14は糸13と同様な組織で編
成され、一方糸21,22および24は糸23と同様な組織で編
成され、一方糸21,22および24は糸23と同様な組織で編
成され、したがって隣接するウエールで編成される2本
の糸は互いに鏡面対称の組織を形成する。
第1図において31,32,33、および34で示す糸を挿入糸
として前述の11〜14の糸と21〜24の糸で形成される組織
に第1図で例えば33A,33B,33C,33Dおよび34A,34B,34Cで
示すように挿入する。その結果第1図で41〜49に示すよ
うにほゞ同一の大きさの孔がネット経編地に形成され
る。第1図のウエールとウエールの間で見られるよ
うに、ウエールとウエールの間を下方から上方へ挿
入糸部分33A、挿入糸部分33B、鎖編み振り部分(13A+2
2A)、挿入糸部分33C、挿入糸部分33D、鎖編み振り部分
(13B+22B)がほゞ均等の間隔で配置されている。これ
に対してウエールとウエール間の両隣りのウエール
とウエールの間、およびウエールとウエールの
間では第1図で32A,32Bおよび34A,34Bで示すように挿入
糸部分はウエールとウエール間の孔42,43のほゞ真
中の位置から左右に延びている。このように第1図に示
す編組織では隣接するウエールの間(こゝではXウエー
ル間と称する)をほゞ均等の間隔で挿入糸部分又は鎖編
み振り部分が配置されると共に、両隣りの隣接するウエ
ールの間では前記Xウエール間に対して前記挿入糸部分
又は鎖編み振り部分が上下にずれて配置されているの
で、従来この種ネット経編地で問題となっていた横段が
視覚上現れなくなる。
本考案の12コース−完全組織のネット経編地は前述の
ような構成を有するので12コースで一完全組織が形成さ
れる。したがってネット経編地としてもっとも一般的で
ある4コースネットで用いられる模様の組合せによって
多様な模様を形成することができると共にネット経編地
上に形成される孔を最大12コースに相当する大きさの孔
にすることができる。又例えば13で示す糸と23で示す糸
が隣りのウエールに振られているので、ネット経編地の
切口から糸が解ける程度を少くすることができる。
〔考案の効果〕 本考案による12コース−完全組織のネット経編地は前
述のように構成されているので、横段を発生させるるこ
となく且つ経編地の切口から糸が解ける程度を少くする
ことができる。又挿入組織を適切に選定することにより
最大12コース迄の大きな孔を形成させることができる等
多様な変化ネットを形成させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による12コース−完全組織のネット経編
地の一例を示す組織図である。 11,12,13,14……同一のガイドバーから供給される糸、2
1,22,23,24……同一のガイドバーから供給される糸、31
〜35……挿入糸、41〜45……組織によって形成される
孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方2枚のガイドバーのうち1枚のガイド
    バーによって供給される糸が5コースの間、鎖編みを行
    なった後右隣のウエールに振られて1コース組織し、次
    いで元のウエールに戻って5コースの鎖編みを行なった
    後左隣のウエールに振られて1コース組織し、次いで元
    のウエールに戻る組織の繰返しで編成され、他の一枚の
    ガイドバーによって供給される糸が前記組織におけるウ
    エールに隣接するウエールに配置されて前記組織の振り
    に対して鏡面対称になるように左右逆方向の振りが与え
    られた組織の繰返しで編成され、それによって隣接する
    ウエール間に12コースに相当する大きさの細長孔が形成
    されている基礎編地と、該基礎編地の実質上全ての細長
    孔を少くとも一箇所で横切るような任意の挿入組織で、
    前記基礎編地に後方の少くとも1枚のガイドバーによっ
    て供給されて挿入されている挿入糸から成り、該挿入糸
    が細長孔を横切る位置は前記基礎編地の隣接する振れ部
    分に対しウエール方向に変位されており、コース方向に
    おいて一連の振れ部分により視覚的に形成されている横
    段が挿入糸により打ち消されることを特徴とする12コー
    ス−完全組織のネット経編地。
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