JP2556901Y2 - アクセルワイヤー用取付けクリップ - Google Patents

アクセルワイヤー用取付けクリップ

Info

Publication number
JP2556901Y2
JP2556901Y2 JP1867291U JP1867291U JP2556901Y2 JP 2556901 Y2 JP2556901 Y2 JP 2556901Y2 JP 1867291 U JP1867291 U JP 1867291U JP 1867291 U JP1867291 U JP 1867291U JP 2556901 Y2 JP2556901 Y2 JP 2556901Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
wire
flange
diameter portion
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1867291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04109443U (ja
Inventor
明 水沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP1867291U priority Critical patent/JP2556901Y2/ja
Publication of JPH04109443U publication Critical patent/JPH04109443U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2556901Y2 publication Critical patent/JP2556901Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のアクセルワ
イヤーをボディパネルに取付けるのに用いるクリップ、
特にボディパネルの面に設けられている取付け穴に捻り
回して組付けられるアクセルワイヤー用取付けクリップ
の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】アクセルペダルの踏込み動作をエンジン
室のスロットルレバーに的確に伝達する必要からアクセ
ルワイヤーの組付けには一般に高い取付け精度が要請さ
れてきている。しかしながら従来のアクセルベダルに対
するアクセルワイヤーの取付けは、アクセルワイヤーの
ワイヤーチューブの端部に止着され、しかも、このワイ
ヤーチューブ内に挿通されているワイヤー本体を軸方向
に突き出す構成の取付け軸駒を用意し、この取付け軸駒
をボディパネルのエンジン室側から室内側に挿通、係止
すると共に、この取付け軸駒から突き出されているワイ
ヤー本体をアクセルペダルの揺動アームに繋着する方法
でなされていた。この種のアクセルペダルに対するアク
セルワイヤーの取付けは、ボディパネルの取付け穴に前
記の取付け軸駒を挿通、係止することのみでアクセルワ
イヤーのワイヤー本体をアクセルペダルの揺動アーム部
分にダイレクトに臨ませることができる反面、このボデ
ィパネル面に通例張り込まれている遮音材を貫いてワイ
ヤー本体の端部が揺動アームに届くように前記の取付け
軸駒を長寸に設計する必要があり、エンジン室側から各
種の部品間を縫って長寸の取付け軸駒を挿通する不具合
があった。特に、このアクセルペダルの設けられている
ボディパネルのエンジン室側には前輪のサスペションス
トラトタワー等の突出物が多く、作業空間が狭いことか
ら前記のように長寸の取付け軸駒の取付け孔に対する挿
入取付けの作業性に難があった。又、この種の取付け軸
駒はボディパネルの取付け孔に対する挿入、係止に適す
るように挿入部分にボディパネルの面に当接する鍔と、
この鍔との間で取付け孔の周縁の面を挾持する弾性係止
片とを有していることから、挿入係止をした後のメンテ
ナンス等に際しての取り外しの作業性に難があった。
【0003】かゝる点から図13で示されるアクセルワ
イヤーの接続装置の提案がなされ特開平2−27103
5号として開示されている。この図13で示されるアク
セルワイヤーの接続装置では、アクセルワイヤー1のワ
イヤーチューブ1aと、このワイヤーチューブ1aから
突き出されるワイヤー本体1bの挿通突出される孔を軸
方向に有するクリップ本体Cと、このクリップ本体Cの
係止されるブラケットBを該ブラケット本体B−1に一
体に組付けられるブラケット補助具B−2とを用意し、
叙上の従来例の不具台の解消をなしている。こゝで提案
されるクリップ本体Cは周方向に設けられている鍔2を
介して一方の側が把持部3とされていると共に他方の側
が挿入部4とされており、軸方向にワイヤー1の挿通孔
5を設けてあり、前記の挿入部4を鍔2に続く断面円形
の太径部4aと、この太径部4aに続く細径部4bとし
て構成し、この太径部4aに鍔2との間でパネルPの取
付け穴Hの穴縁を挾持する鍔2に平行な係止凸起6を設
けると共に、先の細径部4bには、このクリップ本体C
をパネルPの取付け穴Hに挿入捻り回して係止した際に
前記のブラケットBの係止する係止凸起7を設けた構成
としてある。かゝる構成からなるアクセルワイヤーの接
続装置は、、クリップ本体Cに挿通したアクセルワイヤ
ー1のワイヤーチューブ1aの端部が該クリップ本体C
に止着され、しかもワイヤー本体1bが該クリップ本体
Cから突き出した状態で用意されると共に、ボディパネ
ルPのエンジン室側から室内側に向けて把持部3を握っ
た状態で挿入部4の側を挿通し鍔1を前記ボディパネル
Pの面に接するようにする。このクリップ本体Cの挿入
部4の側の挿通される取付け穴Hはクリップ本体Cの太
径部4aの通る円形の穴部H’と、この太径部4aにあ
る係止凸起6の通る方形の穴部hとからなっており、取
付け穴Hに挿通したクリップ本体Cを捻り回すことによ
って該クリップ本体Cの係止凸起6が取付け穴Hの穴部
h内に落し込まれると共に、引き続いてクリップ本体C
を捻り回すことによって係止凸起6が穴部hから該穴部
hの周方向の側にあるボディパネルPの室内側の面に移
動され、前記の鍔2との間でボディパネルPを挾持し、
クリップ本体CがボディパネルPに取付けられる。この
状態でブラケットBをクリップ本体Cの細径部4bに嵌
め合せ、細径部4bにある係止凸起7を該ブラケットB
に係止すると共にアクセルワイヤー1のワイヤー本体1
bをアクセルペダルの揺動アームに繋着することでアク
セルワイヤーとアクセルペダルとのジョイントをなして
いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かゝる改良されたアク
セルワイヤーの接続装置では、このアクセルワイヤーの
接続に用いられるクリップ本体Cの軸方向の長さを短か
く設計することができると共にアクセルペダルのブラケ
ットBに対し確実にアクセルワイヤーの接続をなすこと
ができ、しかもクリップ本体Cの捻り戻しによってメン
テナンスに際して容易に該クリップ本体Cをボディパネ
ルPから取り外すことができる利点を有している反面、
取付け穴Hにクリップ本体Cを挿入、捻り回した際にク
リック感に欠け、取付け作業に際してクリップ本体Cが
充分に捻り回されずに取付け不良の状態を生ずる不具合
があった。又、比較的弾性の少ない鍔2と係止凸起6と
の間で取付け穴Hの周縁にあるボディパネルPの面を挾
持する構成としてあることから、ボディパネルPに取付
けたクリップ本体Cに捻り戻りを生ずる不具合があった
このようにクリップ本体CがボディパネルPに対し正確
に取付けられていないことに伴う不都合は、クリップ本
体CをアクセルペダルのブラケットBに係止する際にも
生ずることゝなり、ボディパネルPに正確にクリップ本
体Cが捻り回し状態で取付けられていない場合、ブラケ
ットBのクリップ本体Cに対する円滑、確実な係止、嵌
め合いができない不都合をもたらしていた。
【0005】本考案は、かゝる従来のアクセルワイヤー
の接続装置における不具合を解消し、ボディパネルPに
対するクリップの取付けに際して明確なクリック感を生
ずるようになすと共に取付けクリップに生ずる捻り戻し
の不具合を無くしたアクセルワイヤー用取付けクリップ
の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るアクセルワ
イヤー用取付けクリップは叙上の目的を達成するものと
してアクセルワイヤーの取付けクリップをクリップ本体
Cと組付け座C’とで構成したものであり、クリップ本
体Cを、張出し状の鍔2を有し、しかも、この鍔2の一
方の側を把持部3とし、又他方の側を挿入部4として構
成すると共に軸方向にアクセルワイヤー1の挿入孔5を
設け、前記挿入部4を前記鍔2に続く断面円形の太径部
4aと、この太径部4aに続く細径部4bとして構成
し、この太径部4aに取付けパネルとされるボディパネ
ルPの略板厚となる間隔を前記鍔2から離し、しかも鍔
2と平行になるように係止凸起6を設け、更に前記細径
部4bにクリップ本体Cの捻り回しに伴って嵌め合せブ
ラケットBに係止する係止凸起7を設けた構成としてい
る。これに対し、該クリップ本体Cに嵌め合せ使用され
る組付け座C’を、該クリップ本体Cの前記鍔2に密着
して該クリップ本体Cの太径部4aの側に嵌まり合い、
しかも、該太径部4aにある係止凸起6の円周方向の側
に突き出す弾性係止片8を有する構成としている。
【0007】
【作用】本考案に係るアクセルワイヤー用取付けクリッ
プは、パネルPの面に開設されている取付け穴Hに挿通
係止されるクリップ本体Cの係止凸起6の円周方向に組
付け座C’の弾性係止片8が突き出される構成としてあ
ることから、取付け穴Hに挿入したクリップ本体Cを捻
り回して、クリップ本体Cの係止凸起6を取付け穴Hの
穴部hからパネルPの室内側にある面位置まで移動する
ことによって、この係止凸起6の円周方向に設けられて
いる弾性係止片8が係止凸起6の移動した後の穴部h内
に収まりクリップ本体Cの回り戻しをとどめるように機
能する。
【0008】
【実施例】以下、本考案にかゝるアクセルワイヤー用取
付けクリップの典型的な一実施例を添付の図面について
説明する。こゝで示される実施例のクリップは、自動車
のアクセルワイヤー1をアクセルペダルAの揺動アーム
A’に接続する際に、このアクセルワイヤー1のワイヤ
ーチューブ1a端部を通称トーボードと称されるボディ
パネルPに取付けるのに用いられるものであって、プラ
スチック製のクリップ本体Cと、同様にプラスチック製
の組付け座C’とで構成される。
【0009】先ずクリップ本体Cは軸を周回する向きに
設けられている鍔2の一方の側を把持部3とし、他方の
側を挿入部4として構成されていると共に軸方向にアク
セルワイヤー1の挿通孔5が透設してある。鍔2は方向
性をもったクリップ本体CのボディパネルPに対する取
付けに適応すると共にボディパネルPの取付け面の形状
に適合し得るように軸を周回する向きに鈍角状態のV面
を構成してあり、把持部3と、この鍔2との間に捻り片
9を設け、クリップ本体CをボディパネルPの取付け穴
Hに挿入、捻り回すに適する構成としてある。又、この
把持部3には捻り片9の両側に凹部10〜10を設け、
クリップ本体Cの軽量化と成形材料の節減をはかってい
る。
【0010】次いで、挿入部4は前記鍔2に続く太径部
4aと、この太径部4aに続く細径部4bとされてお
り、この太径部4aはボディパネルPの取付け穴Hに挿
入されるクリップ本体Cの捻り回しに適するように断面
が円形としてあると共に、前記の鍔2との間でボディパ
ネルPの取付け穴Hの穴縁を挾持する係止凸起6を有し
ている。この係止凸起6は取付け穴Hの円形の穴部H’
に連続して設けられている方形の穴部h内に収まる形状
としてあり、鍔2と平行に設けられていると共に、鍔2
との間にボディパネルPの板厚に略一致する間隔を有す
る構成としてある。この係止凸起6によるクリップ本体
CのボディパネルPに対する捻り取付けが確実となるよ
うに係止凸起6におけるクリップ本体Cの捻り回し終端
部に、この係止凸起6と鍔2との間に亘るようにストッ
パー部6aを設け、クリップ本体Cの捻り操作が、この
ストッパー部6aの穴部hの側縁に対する係当により係
止される構成としてある。尚、係止凸起6は取付け穴H
に対するクリップ本体Cの挿入側の面をテーパ面6bと
し、取付け穴Hの穴部hに対する円滑な挿入に適する構
成としてあると共に、ストッパー部6aの設けられてい
ない側にガイド部6cを該係止凸起6と鍔2との間の間
隔が拡がるように構成し、クリップ本体Cの係止凸起6
が穴部hからボディパネルPの面に移行され易い構成と
してある。又、この係止凸起6を挟んだ両側には太径部
4aの軸方向に向けて溝11、11が設けてあり、特に
該溝11は鍔2に到るように構成してある。又、この溝
11、11間の係止凸起6と太径部4aの先端側との間
に溝12が設けてあり、前記溝11と共にクリップ本体
Cの軽量化と成形素材の節減化とをはかる構成としてあ
る。
【0011】前記太径部4aに続く細径部4bは、前記
係止凸起6の両側にある溝11、11に平行な面13、
13を有すると共に、この面13、13間をリブ14を
残した凹陥部15としてあり、クリップ本体Cの軽量化
と成形素材の節減化とをはかる構成としてある。そし
て、この細径部4bの夫々の面13、13は細径部4b
の先端側に向けて低くなる傾斜面7aを有する係止凸起
7が設けてある。尚、この面13に設けられる係止凸起
7は、クリップ本体Cの捻り係止される側に向けた捻り
動作に際しての動作方向にある面側に設けられているの
が好ましく、ブラケットBに対する押し込み後の捻り係
止が容易とされる。
【0012】かゝる構成からなるクリップ本体Cの軸方
向に設けられているアクセルワイヤー1の挿通孔5は、
アクセルワイヤー1のアクセルチューブ1aの収まる拡
径孔部5aと、ワイヤー本体1bが挿通される細径孔部
5bとからなっており、クリップ本体Cの把持部3の側
を拡径孔部5aとし、挿入部4の側に細径孔部5bを設
けアクセルワイヤー1におけるアクセルチューブ1aの
端部処理ができる構成としてある。尚、この細径孔部5
bの開口部分をラッパ状部5cとし、クリップ本体Cか
ら取り出したアクセルワイヤー1のワイヤー本体1bの
湾曲取付けが容易とされる構成としてある。
【0013】かゝるクリップ本体Cに組付けられる組付
け座C’は、該クリップ本体Cの鍔2に対し太径部4a
の側から嵌め合わされる構成とされており、該太径部4
aの略断面形状とされる該太径部4aの挿通穴16を有
し、鍔2に接する側には立上り突壁17によって鍔2の
収まる凹部18を構成すると共に、この突壁17の立上
り基部側には該突壁17と反対の側に向けて傾斜状に突
き出す縁鍔19を設けてボディパネルPの面に対する密
着した取付け性が良好となる構成としてある。尚、組付
け座C’に設けられている突壁17は前記の鍔2の収ま
る形状としてあり、前記挿通穴16にはクリップ本体C
の太径部4aにある一対の溝11の一方に収まり、しか
も組付け座C’に略水平な突片20と、他方の溝11部
分に位置づけられることによって前記の係止凸起6の円
周方向の側方、特にストッパー部6aの側方に突き出す
弾性係止片8とが設けられている。この挿通穴16に設
けられている弾性係止片8は、この組付け座C’の組付
けられるクリップ本体Cにおける係止凸起6のストッパ
ー部6aの側が、このストッパー部6aと反対側の外向
きに傾斜するテーパ縁8aとしてあり、取付け穴Hの穴
部h内に侵入し易い形状とされている。
【0014】このように構成されたクリップ本体Cにア
クセルワイヤー1を挿通し、ワイヤーチューブ1aをク
リップ本体Cの拡径孔部5aに止着すると共にワイヤー
本体1bと細径孔部5bから細径部4bの側に突き出し
た構成としてアクセルワイヤー1とクリップ本体Cとの
結合をなす。次いで、クリップ本体Cの挿入部4の側か
ら、突片20と弾性係止片8とが溝11、11に合うよ
うにしてクリップ本体Cに組付け座C’を組付ける。こ
の組付け座C’の組付けで、組付け座C’の突片20が
溝11内に収まり、クリップ本体Cに被嵌状に組付けら
れた組付け座C’の回り出しが防がれると共に、係止凸
起6のストッパー部6aの側方から弾性係止片8が突き
出す構成とされる。尚、前記の縁鍔19による密着効果
を高めると共にアクセルワイヤー1の組付け部分でのシ
ール性を高める目的から挿通穴16の周囲に緩衝材21
を接着するのが好ましい。
【0015】かゝる構成からなる取付けクリップを有す
るアクセルワイヤーの具体的な取付けは、アクセルペダ
ルAに枢着されている揺動アームA’の取付けブラケッ
トBと、トーボード等と称されるボディパネルPの取付
け穴Hに該取付けクリップの挿入部4を挿入、係止して
固定すると共に、ワイヤー本体1bの自由端を前記のブ
ラケットBで揺動可能に組付けられている揺動アーム
A’の自由端側に繋着するようにして行なう。このアク
セルワイヤーの取付けクリップの係止されるブラケット
Bは、ボディパネルPの面に張り込まれている遮音材2
2上に二股状の受け部23が位置づけられるようにボデ
ィパネルPに止着されている金属製のブラケット本体B
−1とこのブラケット本体B−1の受け部23に嵌め合
わされるプラスチック製のブラケット補助具B−2とで
構成されている。このブラケット補助具B−2は、U字
状に構成されていると共に、一方の出口側に二重の周縁
鍔24及び25を設け、この周縁鍔24及び25間にブ
ラケット本体B−1の受け部23の板縁を嵌め台せる溝
26を構成してあると共に、他方の出口側の両内側に係
止凸条27を設け、この係止凸条27の外側に傾斜面2
7aを、内側に顎段27bを設けた構成としてある。
【0016】かゝる構成からなるブラケットBに対する
クリップの係止は、先ずボディパネルPの取付け穴Hに
ある穴部hにクリップ本体Cの係止凸起6を位置づけて
クリップの太径部4aを挿入すると同時にブラケット補
助具B−2内に細径部4bを挿入し、このクリップ本体
Cに組付けられた座C’の弾性係止片8をパネルPの面
に圧接変形させながら該クリップ本体Cをストッパー部
6aと逆方向に捻り回し、係止凸起6をボディパネルP
の穴部hから室内側の面に導き出すと共に弾性係止片8
を穴部h内に弾み出させるようにして穴部hに対し係止
させ、又ブラケットBのブラケット補助具B−2の係合
凸条27にクリップ本体Cの細径部4bにある係止凸起
7を該クリップ本体Cの捻り回しによって係止するよう
にしてある。尚、ブラケットBのブラケット補助具B−
2は、このブラケット補助具B−2内に挿入されたクリ
ップ本体Cの捻り回し時に外方に向けた撓み出しが可能
な構成とされており、係止凸起7と係合凸条27との係
合によって引抜き方向に安定な耐荷重性を有する構成と
してある。かくしてボディパネルPとブラケットBとに
組付けられたクリップ本体Cから引き出したアクセルワ
イヤー1のワイヤー本体1bの自由端に固着した係止球
28に続くワイヤー本体部分を揺動アームA’の自由端
にあるスリットに嵌め入れることでアクセルワイヤーと
アクセルペダルとの接続を行なう。
【0017】
【考案の効果】本考案は叙上の特長ある構成、特にボデ
ィパネルPに組付け係止されるアクセルワイヤー用の取
付けクリップに、鍔2と平行な係止凸起6と、この係止
凸起6の円周方向の側に位置して弾性係止片8が設けて
あることから、ボディパネルPの取付け穴Hにアクセル
ワイヤー1を有するクリップの挿入部4を挿入した際
に、この挿入部4の太径部4aにある係止凸起6が取付
け穴Hの穴部h内に収まり、且つ弾性係止片8がボディ
パネルPのパネル面に圧接変形された状態とされ、次い
で、このボディパネルPの取付け穴Hに挿入したクリッ
プ本体Cを捻り回すことによって係止凸起6が穴部hの
側方にあるボディパネルPの室内側の面に移動され、こ
の係止凸起6と前記の鍔2との間にボディパネルPの取
付け穴Hの周面板部が挾持されると同時に前記弾性係止
片8が前記の穴部h内に収まり、取付け穴H内に挿入し
たクリップの捻り方向及び反転方向に向けた動きが抑止
されることゝなり、アクセルワイヤーの安定な取付け状
態を維持することができる。又、アクセルワイヤーを有
するクリップ取付け時に弾性係止片8が穴部h内に収ま
る際のクリック感があり、取付け作業に際して取付け状
態を逐一確認できる特長を有している。更に、ボディパ
ネルPにアクセルワイヤーを取付けた後に、このアクセ
ルワイヤーの取付けクリップに捻り戻しを生ずることが
なく、ブラケットBに対するクリップの組付けが円滑、
確実になし得る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップを用いたアクセルワイヤーの取付状態
を示す要部々品斜視図。
【図2】クリップをボディパネルに組付けた状態の要部
々品斜視図。
【図3】クリップをボディパネルに組付けた状態の要部
正面図。
【図4】クリップをボディパネルに組付けた状態の要部
の側断面図。
【図5】クリップ本体と取付け座とを側面側から視た斜
視図。
【図6】クリップ本体と取付け座とを平面側から視た斜
視図。
【図7】アクセルワイヤーの取付け状態を一部破断で示
す要部々品の側面図。
【図8】取付け座を弾性係止片の突き出し側から視た斜
視図。
【図9】取付け座を鍔2に対する取付け側から視た斜視
図。
【図10】取付け座の平面図。
【図11】図10のY−Y断面図。
【図12】図11の要部拡大断面図。
【図13】従来のアクセルワイヤーの取付け状態を示す
要部々品の斜視図。
【符号の説明】
1 アクセルワイヤー 2 鍔 3 把持部 4 挿入部 5 挿通孔 6 係止凸起 7 係止凸起 8 弾性係止片 9 捻り片 10 凹部 11 溝 12 溝 13 平行な面 14 リブ 15 凹陥部 16 挿通穴 17 立上り突壁 18 凹部 19 縁鍔 20 突片 21 緩衝材 22 遮音材 23 受け部 24 周縁鍔 25 周縁鍔 26 溝 27 係合凸条 28 係止球 C クリップ本体 C’ 組付け座 P ボディパネル H 取付け穴 A アクセルペダル A’ 揺動アーム B ブラケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張出し状態に設けられている鍔を介して
    一方の側は把持部とされ且つ他方の側が挿入部とされて
    いると共に軸方向にワイヤーの挿通孔を有し、 前記挿入部が前記鍔に続く断面円形の太径部と、この太
    径部に続く細径部とされていると共に該太径部には略取
    付けパネルの板厚の間隔を離して前記鍔に平行な係止凸
    起が設けられ、且つ前記細径部には捻り回しに伴って嵌
    め合せブラケットに係止する係止凸起が設けられている
    クリップ本体と、 前記クリップ本体の鍔に密着して該クリップ本体の太径
    部の側に嵌まり合うと共に前記太径部にある係止凸起の
    円周方向の側に付き出す弾性係止片を有する組付け座と
    からなることを特徴とするアクセルワイヤー用取付けク
    リップ。
JP1867291U 1991-03-05 1991-03-05 アクセルワイヤー用取付けクリップ Expired - Lifetime JP2556901Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1867291U JP2556901Y2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 アクセルワイヤー用取付けクリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1867291U JP2556901Y2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 アクセルワイヤー用取付けクリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109443U JPH04109443U (ja) 1992-09-22
JP2556901Y2 true JP2556901Y2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=31905136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1867291U Expired - Lifetime JP2556901Y2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 アクセルワイヤー用取付けクリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2556901Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04109443U (ja) 1992-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0247496Y2 (ja)
JP2563935Y2 (ja) 取付保持具
JPH0639369Y2 (ja) 車両用ペダルパッド
JPH08159118A (ja) シート状部材の保持具
JP2556901Y2 (ja) アクセルワイヤー用取付けクリップ
JPH0610041Y2 (ja) 自動車用アウトドアハンドル
JPH0122972Y2 (ja)
JPH029318U (ja)
JP3627962B2 (ja) グロメット
JPH0649733U (ja) 自動車用ペダルの取付け構造
JPH0334119U (ja)
JP3098986B2 (ja) 補助把手
JPS5827447Y2 (ja) 照明器具のア−ム固定装置
JPS5819372Y2 (ja) ケ−ブル端部の取付構造
JPS6242850Y2 (ja)
JPH0530186Y2 (ja)
JPH08277828A (ja) シート状部材取付具
JPH0442446Y2 (ja)
JPS632310Y2 (ja)
KR920001670Y1 (ko) 자동차 와이퍼 블레이드용 탄성레버핀
JP2558731Y2 (ja) 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造
JPS6319613Y2 (ja)
JPS6124725Y2 (ja)
JPS645630Y2 (ja)
JPH0311087Y2 (ja)