JP2556884Y2 - 建築板 - Google Patents
建築板Info
- Publication number
- JP2556884Y2 JP2556884Y2 JP1993026232U JP2623293U JP2556884Y2 JP 2556884 Y2 JP2556884 Y2 JP 2556884Y2 JP 1993026232 U JP1993026232 U JP 1993026232U JP 2623293 U JP2623293 U JP 2623293U JP 2556884 Y2 JP2556884 Y2 JP 2556884Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building board
- thickness
- plywood
- less
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、厚みが薄くてもサネ強
度の大きい建築板に関するものである。
度の大きい建築板に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその欠点】従来、全厚６ｍｍ以下の合板、
ＭＤＦ等の木質系板材にサネ加工を施して建築板を形成
する場合、サネ部分の厚みが木質基材の全厚みのうち、
その略３分の１の２ｍｍ程度しかとれないために非常に
弱く、テノ−ナ−等を用いてサネ加工している最中や施
工、運搬時にサネ部分が割れるという問題点があった。
特にサネ加工部分にＭＤＦのようなそれ程強度がない材
料がくれば問題が大きかった。
ＭＤＦ等の木質系板材にサネ加工を施して建築板を形成
する場合、サネ部分の厚みが木質基材の全厚みのうち、
その略３分の１の２ｍｍ程度しかとれないために非常に
弱く、テノ−ナ−等を用いてサネ加工している最中や施
工、運搬時にサネ部分が割れるという問題点があった。
特にサネ加工部分にＭＤＦのようなそれ程強度がない材
料がくれば問題が大きかった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本考案は、「二枚の木質
系板材と、該二枚の木質系板材に挟まれた厚み０．５ｍ
ｍ以下の樹脂含浸紙または和紙または不織布からなるシ
ートによって構成された全厚６ｍｍ以下の建築板におい
て、該シートが該建築板に施されたサネの厚み方向の略
中央部に位置するようにした建築板。」を提供すること
に係る。本考案において使用できる木質系板材とは、合
板、ＭＤＦ、パーティクルボード等を指し、シートとは
フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の樹脂を含
浸させた樹脂含浸紙以外に和紙、不織布の厚みに関係な
く引っ張り強度の大きいものが使用できる。なお、建築
板の厚みを６ｍｍ以下としたのは、これより厚ければサ
ネの厚みも十分に取ることができ、中間にシートをサン
ドイッチする必要がないからである。また、シートの厚
みを０．５ｍｍ以下としたのは、０．５ｍｍを超えると
全体の厚みにまで影響し、厚みの薄い建築板を得ること
ができないからである。
系板材と、該二枚の木質系板材に挟まれた厚み０．５ｍ
ｍ以下の樹脂含浸紙または和紙または不織布からなるシ
ートによって構成された全厚６ｍｍ以下の建築板におい
て、該シートが該建築板に施されたサネの厚み方向の略
中央部に位置するようにした建築板。」を提供すること
に係る。本考案において使用できる木質系板材とは、合
板、ＭＤＦ、パーティクルボード等を指し、シートとは
フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の樹脂を含
浸させた樹脂含浸紙以外に和紙、不織布の厚みに関係な
く引っ張り強度の大きいものが使用できる。なお、建築
板の厚みを６ｍｍ以下としたのは、これより厚ければサ
ネの厚みも十分に取ることができ、中間にシートをサン
ドイッチする必要がないからである。また、シートの厚
みを０．５ｍｍ以下としたのは、０．５ｍｍを超えると
全体の厚みにまで影響し、厚みの薄い建築板を得ること
ができないからである。
【０００４】
【考案の効果】全厚６ｍｍ以下の建築板を形成する場合
でも建築板のサネ部が形成される場所に位置するように
また、全厚が６ｍｍを越えないように厚み０．５ｍｍ以
下の樹脂含浸紙または和紙または不織布からなるシート
が挟着されているためサネの強度が大きくなり、サネ加
工時や施工、運搬時に割れが生じない、厚みの薄い建築
板を得ることができる。
でも建築板のサネ部が形成される場所に位置するように
また、全厚が６ｍｍを越えないように厚み０．５ｍｍ以
下の樹脂含浸紙または和紙または不織布からなるシート
が挟着されているためサネの強度が大きくなり、サネ加
工時や施工、運搬時に割れが生じない、厚みの薄い建築
板を得ることができる。
【０００５】
【実施例１】図１に示すように厚み１．３ｍｍの単板１
に接着剤を塗布し、２枚を繊維方向が直交するように貼
り合せたものを２組用意し、次に、図２のようにそのう
ちの１組の合板の表面部に接着剤を塗布した後、厚み
０．２ｍｍの不織布２を貼着した。次に該不織布２の表
面部に接着剤を塗布し、その上にもう１組の合板を重ね
合わせ、合板基材３を形成した。次に、図３に示すよう
に合板基材３を三分割した後、テノ−ナ−を用いて、合
板基材３の四周に図４に示すような雌ザネと雄ザネ４を
形成し、建築板５を製造した。
に接着剤を塗布し、２枚を繊維方向が直交するように貼
り合せたものを２組用意し、次に、図２のようにそのう
ちの１組の合板の表面部に接着剤を塗布した後、厚み
０．２ｍｍの不織布２を貼着した。次に該不織布２の表
面部に接着剤を塗布し、その上にもう１組の合板を重ね
合わせ、合板基材３を形成した。次に、図３に示すよう
に合板基材３を三分割した後、テノ−ナ−を用いて、合
板基材３の四周に図４に示すような雌ザネと雄ザネ４を
形成し、建築板５を製造した。
【０００６】
【実施例２】図５に示すように厚み２．５ｍｍのＭＤＦ
６を２枚用意し、表裏両面に接着剤を塗布した厚み０．
３ｍｍのレジンシ−ト７を２枚のＭＤＦ６の間に挟み、
貼着した。次に図６に示すようにＭＤＦ基材８を分割し
た後、テノ−ナ−を用いて分割された各ＭＤＦ基材８に
図７に示すような雌ザネと雄ザネ９を形成し、建築板１
０を製造した。
６を２枚用意し、表裏両面に接着剤を塗布した厚み０．
３ｍｍのレジンシ−ト７を２枚のＭＤＦ６の間に挟み、
貼着した。次に図６に示すようにＭＤＦ基材８を分割し
た後、テノ−ナ−を用いて分割された各ＭＤＦ基材８に
図７に示すような雌ザネと雄ザネ９を形成し、建築板１
０を製造した。
【０００７】
【図１】本考案の実施例１に係り、２枚を貼り合せて形
成した２組の合板の斜視図である。
成した２組の合板の斜視図である。
【図２】本考案の実施例１に係る２組の合板と、その間
に挟まれ貼着される不織布との位置関係を示す斜視図で
ある。
に挟まれ貼着される不織布との位置関係を示す斜視図で
ある。
【図３】本考案の実施例１に係り、建築板の原型を形成
するために分割された合板基材の斜視図である。
するために分割された合板基材の斜視図である。
【図４】本考案の実施例１に係り、分割された合板基材
にサネを形成した建築板の斜視図である。
にサネを形成した建築板の斜視図である。
【図５】本考案の実施例２に係る２枚のＭＤＦと、その
間に挟まれ貼着されるレジンシ−トとの位置関係を示す
斜視図である。
間に挟まれ貼着されるレジンシ−トとの位置関係を示す
斜視図である。
【図６】本考案の実施例２に係る分割されたＭＤＦ基材
である。
である。
【図７】本考案の実施例２に係り、分割されたＭＤＦ基
材にサネを形成した建築板の斜視図である。
材にサネを形成した建築板の斜視図である。
１ 単板 ２ 不織布 ３ 合板基材 ４ サネ ５ 建築板 ６ ＭＤＦ ７ レジンシ−ト ８ ＭＤＦ基材 ９ サネ １０ 建築板
Claims (1)
- 【請求項１】 二枚の木質系板材と、該二枚の木質系板
材に挟まれた厚み０．５ｍｍ以下の樹脂含浸紙または和
紙または不織布からなるシートによって構成された全厚
６ｍｍ以下の建築板において、該シートが該建築板に施
されたサネの厚み方向の略中央部に位置するようにした
建築板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993026232U JP2556884Y2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 建築板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993026232U JP2556884Y2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 建築板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0678430U JPH0678430U (ja) | 1994-11-04 |
| JP2556884Y2 true JP2556884Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12187594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993026232U Expired - Lifetime JP2556884Y2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 建築板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556884Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0445837U (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-17 |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP1993026232U patent/JP2556884Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0678430U (ja) | 1994-11-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2522092A1 (en) | Floor panels with edge connectors | |
| JP2556884Y2 (ja) | 建築板 | |
| JPH11131923A (ja) | ドア框 | |
| JPH084286Y2 (ja) | 積層板 | |
| JPH0420571Y2 (ja) | ||
| JP3094001B2 (ja) | パネル材 | |
| JPH074915Y2 (ja) | 積層板 | |
| JPH0616743Y2 (ja) | 積層板 | |
| JP2910004B2 (ja) | 直貼り用複合床材 | |
| JP2604454Y2 (ja) | 複合材 | |
| JP3256202B2 (ja) | 積層板 | |
| JP3063486U (ja) | ドア―などの面材用複合基材 | |
| JP2588601Y2 (ja) | 床 材 | |
| JPH0624200Y2 (ja) | カウンター材 | |
| JPS5853391Y2 (ja) | 薄物化粧床材 | |
| JPH0528079Y2 (ja) | ||
| JPH049124Y2 (ja) | ||
| JP2595009Y2 (ja) | 床 材 | |
| CN118144053A (zh) | 一种抗变形tt结构的木板及生产工艺 | |
| JP2544421Y2 (ja) | 床 材 | |
| JP2544420Y2 (ja) | 床 材 | |
| JPH0738403U (ja) | 床板用基材 | |
| JPS6119354A (ja) | 化粧板 | |
| JP2544418Y2 (ja) | 床 材 | |
| JPH11123706A (ja) | ドアーなどの面材用複合基材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970107 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970701 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |