JP2556508C - - Google Patents

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JP2556508C
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学像と超音波像とを得ることができる内視鏡装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を撮像手段に用いた電子内視
鏡が種々提案されている。 また、超音波を利用して、体内の組織や臓器等の診断を行う超音波診断装置も
急速に進歩してきた。最近では、内視鏡的に、体腔内に探触子を挿入して、体腔
内から観察できる超音波内視鏡も利用されている。この超音波内視鏡は、体内に 振動子を挿入するため、皮膚や脂肪等の超音波を減衰させる組織が介在しないの
で、超音波の透過性が良好で、分解能の良い鮮明な画像が得られるという利点が
ある。 また、例えば、特開昭58−133232号公報に示されるように、挿入部先
端部に、固体撮像素子等の光学像を得る手段と、超音波像を得る手段とを設ける
と共に、光学像と超音波像との相対的位置関係を明確にして、光学像と超音波像
とを対応づけられるようにした超音波内視鏡が提案されている。 ところで、光学像を得る手段としての固体撮像素子と、超音波像を得る手段と
しての探触子とを設けた内視鏡装置において、光学像と超音波像とを同時に観察
しようとすると、細長の内視鏡内を撮像のための信号と、超音波像を得るための
信号とが、同時に送受信されることになり、互いの信号の干渉が生じ、多大なノ
イズが映像に現れ、観察しにくい画像になってしまう。特に、超音波振動子の駆
動パルスは、パルス値が、例えば250Vと極端に高く、そのため、固体撮像素
子の撮像信号ラインにパルス状のノイズが混入する恐れが大きい。 そこで、従来は、例えば、一方の画像を観察しているときは、ノイズ混入防止
のために、他方の画像用駆動信号を全て停止していた。しかしながら、この場合
、他方の画像が全く得られず、観察に支障をきたしてしまう。特に、超音波像を
観察しているときは、どの部位の超音波像なのか、固体撮像素子による光学像で
確認することが非常に重要である。 [発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ノイズの少ない光学像と超
音波像とを得ることができると共に、一方の画像の観察時にも他方の画像の観察
が可能な内視鏡装置を提供することを目的としている。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明による内視鏡装置は、光学像を得るために内視鏡挿入部の先端部に設け
られた撮像手段と、超音波像を得るために前記内視鏡挿入部の先端部に設けられ
た探触子と、前記撮像手段に接続され該撮像手段に対する信号処理を行う信号処
理手段と、前記探触子に接続され該探触子に対する信号処理を行う信号処理手段
とを備えた内視鏡装置において、動画としての光学像の観察時のみ駆動される 前記撮像手段によって得られた前記光学像を記憶する光学像記憶手段と、動画と
しての超音波像の観察時のみ駆動される前記探触子によって得られた前記超音波
像を記憶する超音波像記憶手段と、動画としての光学像の観察と、動画としての
超音波像の観察とを切り換える切換手段と、前記切換手段の切換に応じて、前記
光学像記憶手段又は超音波像記憶手段に対する書込読出しを制御し、前記光学像
記憶手段又は前記超音波像記憶手段の一方に記憶される像を動画として表示手段
に表示するとき、他方の記憶手段に記憶された像を静止画として表示手段に表示
するよう制御する記憶手段制御手段と、を設けたものである。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第1図は内視鏡装置の構成
を示すブロック図、第2図は内視鏡装置の全体を示す説明図、第3図はビデオ超
音波スコ―プの先端部を示す断面図、第4図は面順次方式の前段映像処理回路の
一例を示すブロック図、第5図は同時方式の前段映像処理回路の一例を示すブロ
ック図、第6図は面順次方式の後段映像処理回路の一例を示すブロック図、第7
図は同時方式の後段映像処理回路の一例を示すブロック図である。 第2図に示すように、内視鏡装置1は、ビデオ超音波スコ―プ2と、このビデ
オ超音波スコ―プ2が接続されるビデオ超音波観測装置3と、このビデオ超音波
観測装置3に接続される表示装置としての例えば二つの観察モニタ4a,4bと
を備えている。 前記ビデオ超音波スコ―プ2は、細長で例えば可撓性の挿入部6を備え、この
挿入部6の後端に太径の操作部7が連設されている。前記操作部7の後端部から
は、側方に可撓性のユニバ―サルコ―ド8が延設され、このユニバ―サルコ―ド
8の先端部にコネクタ9が設けられている。このコネクタ9は、前記ビデオ超音
波観測装置3の例えば側部に設けられたコネクタ受け10に接続できるようにな
っている。 前記挿入部6は、操作部7側に設けられた軟性部12と、この軟性部12の先
端に連設された湾曲可能な湾曲部13と、この湾曲部13の先端に連設された硬
性の先端部14とで構成されている。また、前記操作部7には、湾曲操作ノブ1 6が設けられ、この湾曲操作ノブ16を回動操作することによって、前記湾曲部
13を上下/左右方向に湾曲できるようになっている。また、前記操作部7の後
端部には、例えば、観察画像の静止等を行うためのリモ―トスイッチ17が設け
られている。 また、前記コネクタ9は、照明系コネクタ21と、送気系コネクタ22と、電
気系コネクタ23とが一体化されたものになっている。また、このコネクタ9の
側部には、送水口金24と、吸引口金25とが設けられている。このコネクタ9
から、ユニバ―サルコ―ド8内,操作部7内,挿入部6内を経由して、先端部1
4まで、前記送気系コネクタ22及び送水口金24に連通する送気・送水チャン
ネルと、前記吸引口金25に連通する吸引チャンネルとが設けられている。また
、前記操作部7には、送気・送水を行うための送気・送水ボタン26と、吸引を
行うための吸引ボタン27とが設けられている。 前記先端部14は、第3図に示すように構成されている。 すなわち、先端部14は、金属等の硬性の材料からなる略円柱状の先端部本体
31を備えている。この先端部本体31には、中心軸近傍に、挿入部6の軸方向
に平行に貫通する観察用透孔32が形成され、この観察用透孔32の片側に、照
明用透孔33と、吸引チャンネル用透孔34とが形成され、前記観察用透孔32
の他の片側に、この観察用透孔32に近接して送気・送水チャンネル用透孔35
が形成されている。また、この送気・送水チャンネル用透孔35の外周側には、
先端部14の側部に露呈する超音波像を得る手段としての超音波探触子50が配
設されている。 前記観察用透孔32には、先端側に、対物レンズ系38が装着され、この対物
レンズ系38の結像位置に、光学像を得るための撮像手段としての固体撮像素子
、例えばCCD40が配設されている。このCCD40には、信号ケ―ブル41
が接続されており、この信号ケ―ブル41は、前記挿入部6及びユニバ―サルコ
―ド8内に挿通され、前記コネクタ9の電気系コネクタ23に接続されている。
また、前記照明用透孔33には、先端側に、配光レンズ43が装着され、この配
光レンズ43の後端側に、ライトガイドファイバ44が配設されている。このラ
イトガイドファイバ44は、前記挿入部6及びユニバ―サルコ―ド8内に挿通さ
れ、 前記コネクタ9の照明系コネクタ21に接続されている。また、前記吸引チャン
ネル用透孔34には、吸引チャンネル45を形成する図示しない吸引チャンネル
チュ―ブが接続され、この吸引チャンネルチュ―ブは、前記挿入部6及びユニバ
―サルコ―ド8内に挿通され、前記コネクタ9の吸引口金25に接続されている
。また、前記送気・送水チャンネル用透孔35には、前記対物レンズ系38の先
端面側に開口する送気・送水ノズル47が装着されている。この送気・送水ノズ
ル47には送気・送水チャンネル48を形成する図示しない送気・送水チャンネ
ルチュ―ブが接続され、この送気・送水チャンネルチュ―ブは、前記挿入部6及
びユニバ―サルコ―ド8内に挿通され、前記コネクタ9の送気・送水口金24に
接続されている。 前記超音波探触子50は、フレキシブル基板51上に装着された超音波パルス
を発生する振動子52を備え、この振動子52上に、第1整合層53,第2整合
層54を介して、音響レンズ55が設けられ、この音響レンズ55が先端部14
の外周部に露呈している。前記音響レンズ55は、人体への絶縁保護や、振動子
52の保護の機能を有し、また、材質と形状を適切にすることで、音の屈折を利
用し、超音波の集束を行うことも可能である。前記第1整合層53,第2整合層
54は、人体内部に超音波がスム―ズに入り込めるように整合させるために設け
られている。前記フレキシブル基板51の背面側には、ダンパ―層56が設けら
れている。このダンパ―層56は、振動素子52内に閉じ込められた振動エネル
ギを早く消散させ、超音波パルスの幅が長くなるのを防止する機能を有する。ま
た、前記フレキシブル基板51には、信号ケ―ブル58が接続され、この信号ケ
―ブル58は、前記挿入部6及びユニバ―サルコ―ド8内に挿通され、前記コネ
クタ9の電気系コネクタ23に接続されている。 一方、前記ビデオ超音波観測装置3は、前記CCD40に対する信号処理を行
う信号処理手段と、前記超音波探触子50に対する信号処理を行う信号処理手段
と、光学像を得るための照明光を供給する光源装置とが、一つの筐体61内に一
体的に収納されたものである。そして、前記筐体61の例えば側部に設けられた
コネクタ受け10に、前記ビデオ超音波スコ―プ2のコネクタ9を接続すること
により、このビデオ超音波スコ―プ2内のCCD40、超音波探触子50が、そ れぞれの信号処理手段に接続されると共に、ライトガイドファイバ44が光源装
置に接続されるようになっている。 前記筐体61の例えば前面には、前記CCD40による光学像に対する操作を
行うためのビデオコントロ―ラ62と、前記超音波探触子50による超音波像に
対する操作を行う超音波コントロ―ラ63とが左右に併設され、これらの下側に
、光学像に対する操作と超音波像に対する操作とを行うことができる共通のキ―
ボ―ド64が設けられている。また、前記キ―ボ―ド64の下側には、ビデオテ
―プレコ―ダ等の外部記憶装置65が収納可能になっている。また、前記筐体6
1の側部には、ポラロイドカメラ(商品名)やプリンタ等の外部記録装置66を
取付けられるようになっている。尚、前記筐体61は、キャスタ68が設けられ
、移動できるようになっている。 前記ビデオ超音波観測装置3の内部構成は、第1図に示すようになっている。 尚、本実施例では、超音波像を得るための信号処理手段として、走査方式にセ
クタ電子走査を用いた場合の例が示されている。 前記セクタ電子走査の場合、超音波探触子50の振動子52として、多数個、
例えばN個の振動素子群が設けられ、ビデオ超音波スコ―プ2とビデオ超音波観
測装置3とを接続した場合、前記振動素子群の各振動素子には、それぞれ、振動
素子を励振動作させる送信駆動回路71が接続されるようになっている。この送
信駆動回路71は、前記振動素子の数に対応して、例えばN個設けられている。
各送信駆動回路71は、超音波コントロ―ル回路73によって制御される送信遅
延コントロ―ル回路72によって、所定間隔の時間差を持って動作されるように
なっている。そして、前記時間差を順次変化させることによって、超音波探触子
50から発生する超音波ビ―ムが扇形に走査されるようになっている。尚、前記
超音波コントロ―ル回路73は、前記筐体61前面に設けられた超音波コントロ
―ラ63によって操作可能になっている。 前記超音波探触子50から発生された超音波ビ―ムは、生体内に伝わり、体内
組織の境界等で反射され、エコ―として再び超音波探触子50へ戻り、振動子5
2で電気信号に変換される。前記振動子52の各振動素子からの電気信号は、そ
れぞれ、プリアンプ75で増幅された後、受信遅延回路76に入力されるように なっている。尚、前記プリアンプ75は、前記振動素子の数に対応して、例えば
N個設けられている。体内の同一部位からの超音波エコ―は、前記各振動素子に
異なった時刻に到達する。前記受信遅延回路76は、前記超音波コントロ―ル回
路73によって制御される受信遅延コントロ―ル回路77によって遅延量が制御
され、各振動素子からの超音波エコ―信号をそれぞれ異なった遅延量で遅延して
、同一部位に対応する超音波エコ―信号の位相を合せるようになっている。前記
受信遅延回路76からの超音波エコ―信号は、対数増幅器78に入力されるよう
になっている。この対数増幅器78は、超音波エコ―信号のダイナミックレンジ
を対数圧縮して、広範囲の超音波エコ―信号を歪なく増幅できるようになってい
る。また、前記超音波エコ―信号は、前記対数増幅器78によって対数圧縮され
ると共に、STC(sensitivity time contorol )回路79で、感度が補正され
るようになっている。すなわち、超音波は、生体内を伝搬する際に減衰するため
、前記STC回路79は、この減衰によるエコ―の大小の差をなくし、一定の明
るさの像として表示されるように、超音波の伝搬距離に対し感度を補正するもの
である。前記対数増幅器78で対数圧縮された超音波エコ―信号は、検波回路8
0に入力され、この検波回路80で検波され包絡線信号(Aモ―ド信号とも呼ぶ
。)となる。このAモ―ド信号は、A/Dコンバ―タ81でデシタル信号に変換
され、デジタルスキャンコンバ―タ(以下、DSCと記す。)83に入力される
ようになっている。このDSC83は、前記Aモ―ド信号をデジタル量として記
憶し、例えばBモ―ド表示するためのテレビ映像信号として読出される。前記D
SC回路83から読出されたデジタルの映像信号は、フリ―ズメモリ85に入力
されるようになっている。そして、このフリ―ズメモリ85に対する書込みを禁
止することによって、超音波像を静止させることができるようになっている。こ
のフリ―ズメモリ85の出力信号は、D/Aコンバ―タ86でアナログの映像信
号に変換され、例えばD/A変換時に生じる信号の不連続性を解消するためのロ
―パスフィルタ88を通った後、混合回路87に入力されると共に、2接点切換
スイッチ89の一方の切換接点89aに入力されるようになっている。前記混合
回路87からの映像信号出力は、出力端91から一方の出力Aとして出力される
ようになっている。この出力Aは、一方の観察モニタ4aに入力されるようにな
ってい る。また、前記切換スイッチ89の固定接点からの映像信号出力は、出力端92
から他方の出力Bとして出力されるようになっている。この出力Bは、他方の観
察モニタ4Bに入力されるようになっている。 尚、前記超音波コントロ―ル回路73は、前記A/Dコンバ―タ81、D/A
コンバ―タ86にはクロックパルスを印加し、前記DSC83、フリ―ズメモリ
85にはアドレス、書込み,読出し信号を印加して、これらを制御している。 一方、光学像を得るために、前記ビデオ超音波観測装置3内には、光源装置9
5が設けられている。この光源装置95は、カラ―撮像方式として面順次方式を
用いた場合であれば、例えば、光源ランプと、この光源ランプの前面側に配設さ
れ、赤(R),緑(G),青(B)等の各色の色透過フィルタを有しモ―タによ
って回転される回転カラ―フィルタとを備えている。そして、前記光源ランプか
ら出射された照明光は、前記回転カラ―フィルタを経て、順次R,G,Bの各波
長の光にされ、集光レンズによって集光されて、ビデオ超音波観測装置3に接続
されたビデオ超音波スコ―プ2のライトガイドファイバ44の入射端に入射する
ようになっている。一方、カラ―撮像方式として同時方式を用いた場合であれば
、白色光源から出射された白色光が、前記ライトガイドファイバ4の入射端に入
射するようになっている。この照明光は、前記ライトガイドファイバ44によっ
て先端部14に導かれ、出射端から出射され、配光レンズ43を経て、被写体に
照射されるようになっている。 前記照明光による被写体像は、対物レンズ系38によって、CCD40に結像
される。このCCD40は、前記ビデオ超音波観測装置内3内に設けられたCC
D駆動回路97によって駆動されるようになっている。前記CCD駆動回路97
は、ビデオコントロ―ル回路100からの駆動信号によって各種のパルス信号の
タイミングが制御されている。前記CCD40から読出された信号は、前段映像
処理回路101に入力されるようになっている。 前記前段映像処理回路101は、面順次方式の場合、例えば、第4図に示すよ
うに構成されている。すなわち、CCD40から読出しされた信号は、プリアン
プ102で増幅された後、サンプルホ―ルド回路103で映像信号が抽出され、
γ補正回路104でγ補正される。そして、A/Dコンバ―タ105でデジタル 信号に変換され、マルチプレクサ106によって、色面順次の照明に同期して切
換えられて、順次R,G,Bの各色に対応したフレ―ムメモリ107R,107
G,107Bに記憶される。このフレ―ムメモリ107R,107G,107B
は、同時に読出され、それぞれD/Aコンバ―タ108でアナログ色信号に変換
される。 また、同時方式の場合は、前記前段映像処理回路101は、例えば、第5図に
示すように構成されている。すなわち、CCD40の前面には、R,G,Bの各
色光をそれぞれ透過する色フィルタをモザイク状等に配列したカラ―フィルタア
レイ121が設けられている。前記CCD40から読出された信号は、プリアン
プ122で増幅され、輝度信号処理回路123と色信号再生回路124とに入力
される。そして、前記輝度信号処理回路123で輝度信号Yが生成される。また
、前記色信号再生回路124で色差信号R−Y,B−Yが1水平ライン毎に時系
列的に生成され、ホワイトバランス回路125でホワイトバランス補償され、一
方はアナログスイッチ126に直接、もう一方は1Hディレイライン127で1
水平ライン遅延されてアナログスイッチ128に入力され、前記アナログスイッ
チ126、128から色差信号R−Y,B−Yが得られる。 前記前段映像処理回路101からの映像信号出力は、A/Dコンバ―タ131
でデジタル信号に変換され、フリ―ズメモリ132に入力されるようになってい
る。そして、このフリ―ズメモリ132に対する書込みを禁止することによって
、光学像を静止させることができるようになっている。このフリ―ズメモリ13
2の出力信号は、D/Aコンバ―タ133でアナログの映像信号に変換され、例
えばD/A変換時に生じる信号の不連続性を解消するためのロ―パスフィルタ1
34を通った後、後段映像処理回路135に入力されるようになっている。 尚、前記ビデオコントロ―ル回路100は、前記A/Dコンバ―タ131、D
/Aコンバ―タ133にはクロックパルスを印加し、前記フリ―ズメモリ132
にはアドレス、書込み,読出し信号を印加して、これらを制御している。 前記後段映像処理回路135は、面順次方式の場合、例えば、第6図に示すよ
うに構成されている。すなわち、色信号R,G,Bは、それぞれドライバ136
を経て、3原色信号として出力される。また、前記色信号R,G,Bは、マトリ クス回路137を経て、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yとが生成され、そ
の後NTSCエンコ―ダ138に入力されてNTSC方式の複合ビデオ信号に変
換され出力される。 また、同時方式の場合は、前記後段映像処理回路135は、例えば、第7図に
示すように構成されている。すなわち、輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yは
、NTSCエンコ―ダ138に入力され、NTSC方式の複合ビデオ信号に変換
され出力される。また、前記輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yは、逆マトリ
クス回路139に入力され、色信号R,G,Bに変換され、ドライバ136を経
て、3原色信号R,G,Bとして出力される。 前記後段映像処理回路135からの映像信号は、前記混合回路87に入力され
ると共に、2接点切換スイッチ89の他方の切換接点89bに入力されるように
なっている。そして、前記混合回路87によって、超音波像と光学像が合成され
、この混合回路87からの出力Aが入力される観察モニタ4aには、第2図(a
)に示すように、超音波像111と、光学像112とが例えば横に並べて表示さ
れるようになっている。また、前記切換スイッチ89からの出力Bが入力される
観察モニタ4bには、前記切換スイッチ89の切換に応じて、第2図(a)に示
すように超音波像111、あるいは、第2図(b)に示すように光学像112が
切換表示されるようになっている。 また、共通のキ―ボ―ド64は、前記ビデオ超音波観測装置3内に設けられた
ス―パインポ―ズ回路114に、患者デ―タ等を入力できるようになっている。
また、前記混合回路87と出力端91の間、及び前記切換スイッチ89と出力端
92の間には、それぞれ、前記ス―パインポ―ズ回路114の出力と映像信号と
を混合する混合器115a,115bが介装され、前記キ―ボ―ド64で入力し
た患者デ―タ等は、前記ス―パインポ―ズ回路114及び混合器115a,11
5bによって観察モニタ4a,4bの画像中にス―パインポ―ズによって表示さ
れるようになっている。尚、第2図において、符号116は、観察モニタ4a,
4bに表示された患者デ―タ等を示している。 ところで、本実施例では、超音波像と光学像とで、動画として観察する画像を
選択する観察画像切換手段141が設けられている。この観察画像切換手段は、 超音波像をフリ―ズするフリ―ズメモリ85にはインバ―タ142を介して、光
学像をフリ―ズするフリ―ズメモリ132には直接、それぞれ、書込みを禁止し
て画像をフリ―ズさせるためのフリ―ズ信号を印加するようになっている。また
、前記インバ―タ142を通ったフリ―ズ信号は、前記切換スイッチ89の切換
を制御する切換信号になっている。例えば、前記フリ―ズメモリ85,132は
、フリ―ズ信号がHレベルのときにフリ―ズされ、前記切換スイッチ89は、切
換信号がHレベルのときは光学像側の切換端子89bが接続状態となり、切換信
号がLレベルのときは超音波像側の切換端子89aが接続状態となるようになっ
ている。 超音波像を観察するときは、前記観察画像切換手段141からHレベルの信号
が出力され、超音波像側のフリ―ズメモリ85はフリ―ズ動作せず、光学像側の
フリ―ズメモリ132はフリ―ズ動作する。また、切換スイッチ89は、超音波
像側の切換端子89aが接続状態となる。この場合、一方の観察モニタ4aには
、動画の超音波像111と静止画の光学像112が表示され、他方の観察モニタ
4bには、第2図(a)に示すように動画の超音波像111が表示される。 一方、光学像を観察するときは、前記観察画像切換手段141からLレベルの
信号が出力され、超音波像側のフリ―ズメモリ85はフリ―ズ動作し、光学像側
のフリ―ズメモリ132はフリ―ズ動作しない。また、切換スイッチ89は、光
学像側の切換端子89bが接続状態となる。この場合、一方の観察モニタ4aに
は、静止画の超音波像111と動画の光学像112が表示され、他方の観察モニ
タ4bには、第2図(b)に示すように動画の光学像112が表示される。 このように、本実施例では、超音波像をフリ―ズするフリ―ズメモリ85と、
光学像をフリ―ズするフリ―ズメモリ132が設けられ、観察画像切換手段14
1よって観察画像を切換えることにより、両フリ―ズメモリ85,132の一方
がフリ―ズ動作するようになっている。 従って、超音波像の観察時には、光学像がフリ―ズされ、逆に、光学像の観察
時には、超音波像がフリ―ズされる。 このように、超音波像と光学像の一方の像を動画として観察しているときにも
、他方の像を静止画として観察できるので、超音波像と光学像の対応づけが可能
に なり、また、超音波像の観察時にも観察部位の確認が可能になる。 また、超音波像と光学像の一方の像を動画として観察しているときには、他方
の像は、CCD40または超音波探触子50を駆動して得た像ではなく、フリ―
ズメモリ85または132に記憶された像が表示される。従って、他方の画像中
に、観察中の像を得るための信号が混入することが少なくなり、他方の画像をノ
イズの少ない画像で観察することができる。 尚、超音波像の観察時には、フリ―ズメモリ132をフリ―ズ動作させると共
にCCD40の駆動を停止し、光学像の観察時には、フリ―ズメモリ85をフリ
―ズ動作させると共に超音波探触子50の駆動を停止するようにしても良い。 また、前記観察画像切換手段141は、ビデオ超音波観測装置2側ではなく、
例えば、ビデオ超音波スコ―プ2の操作部7に設けても良い。 尚、また、前記切換スイッチ89の切換を逆にして、観察モニタ4bには、静
止画が表示されるようにしても良い。 また、前記観察モニタ4bを設けずに、超音波像と光学像とが表示される観察
モニタ4aのみで観察するようにしても良い。 第8図及び第9図は本発明の第2実施例に係り、第8図は内視鏡装置の全体を
示す説明図、第9図はビデオ超音波観測装置の出力部を示すブロック図である。 本実施例では、第9図に示すように、超音波像側のロ―パスフィルタ88を通
った映像信号は、出力端151から、出力Cとして出力され、一方、光学像側の
後段映像処理回路135からの映像信号は、出力端152から出力Dとして出力
されるようになっている。前記出力Cは、第8図に示す一方の観察モニタ4cに
入力され、前記出力Dは、他方の観察モニタ4dに入力されるようになっている
。尚、前記ロ―パスフィルタ88と出力端151の間、及び後段映像処理回路1
35と出力端152の間には、それぞれ、ス―パインポ―ズ回路114の出力と
映像信号とを混合する混合器153a,153bが介装され、キ―ボ―ド64で
入力した患者デ―タ等は、前記ス―パインポ―ズ回路114及び混合器153a
,153bによって観察モニタ4c,4dの画像中にス―パインポ―ズによって
表示されるようになっている。 その他の構成は、第1実施例と同様である。 本実施例では、観察モニタ4cには、超音波像111が表示され、観察モニタ
4dには、光学像112が表示される。そして、第1実施例と同様に、観察画像
切換手段141によって、超音波像111の観察時には、光学像112がフリ―
ズされ、逆に、光学像112の観察時には、超音波像111がフリ―ズされる。 その他の作用及び効果は第1実施例と同様である。 尚、本発明は、上記各実施例に限定されず、例えば、超音波探触子50の走査
方式は、セクタ電子走査に限らず、リニア電子走査、コンベックス型セクタ電子
走査、リニア機械走査、ア―ク機械走査、セクタ機械走査、ラジアル機械走査等
であっても良い。 また、撮像手段としては、ファイバスコ―プ等の肉眼観察が可能なスコ―プの
接眼部に取付けたテレビカメラであっても良い。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、超音波像の観察時には、光学像がフリ―
ズされ光学像の静止画が観察可能になり、一方、光学像の観察時には、超音波像
がフリ―ズされ超音波像の静止画が観察可能になるので、一方の画像の観察時に
も他方の画像の観察が可能になると共に、ノイズの少ない光学像と超音波像とを
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第1図は内視鏡装置の構成
を示すブロック図、第2図は内視鏡装置の全体を示す説明図、第3図はビデオ超
音波スコ―プの先端部を示す断面図、第4図は面順次方式の前段映像処理回路の
一例を示すブロック図、第5図は同時方式の前段映像処理回路の一例を示すブロ
ック図、第6図は面順次方式の後段映像処理回路の一例を示すブロック図、第7
図は同時方式の後段映像処理回路の一例を示すブロック図、第8図及び第9図は
本発明の第2実施例に係り、第8図は内視鏡装置の全体を示す説明図、第9図は
ビデオ超音波観測装置の出力部を示すブロック図である。 1…内視鏡装置 2…ビデオ超音波スコ―プ 3…ビデオ超音波観測装置 4a,4b…観察モニタ 40…CCD 50…超音波探触子 85,132…フリ―ズメモリ 141…観察画像切換手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 光学像を得るために内視鏡挿入部の先端部に設けられた撮像手段と、超音波像
    を得るために前記内視鏡挿入部の先端部に設けられた探触子と、前記撮像手段に
    接続され該撮像手段に対する信号処理を行う信号処理手段と、前記探触子に接続
    され該探触子に対する信号処理を行う信号処理手段とを備えた内視鏡装置におい
    て、 動画としての光学像の観察時のみ駆動される前記撮像手段によって得られた前
    記光学像を記憶する光学像記憶手段と、 動画としての超音波像の観察時のみ駆動される前記探触子によって得られた前
    記超音波像を記憶する超音波像記憶手段と、 動画としての光学像の観察と、動画としての超音波像の観察とを切り換える切
    換手段と、 前記切換手段の切換に応じて、前記光学像記憶手段又は超音波像記憶手段に対
    する書込読み出しを制御し、前記光学像記憶手段又は前記超音波像記憶手段の一
    方に記憶される像を動画として表示手段に表示するとき、他方の記憶手段に記憶
    された像を静止画として表示手段に表示するよう制御する記憶手段制御手段と、 を設けたことを特徴とする内視鏡装置。

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