JP2556480B2 - 窒素酸化物低減装置 - Google Patents

窒素酸化物低減装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃焼装置から排出される窒素酸化物(NO
x)を低減する装置に係り、特に石炭を微粉化して燃焼
させる燃焼装置においてNOxを低減させるのに好適な装
置に関する。
〔従来の技術〕
火力発電所用の大型ボイラ等の事業者用の大型ボイラ
においては、石油系燃料から他の燃料、特に石炭への転
換が積極的に推進されている。石炭の埋蔵量は非常に多
いが、産炭地によってその性状がかなり相違し、将来の
石炭需要を考えると必ずしも所定の性状の石炭が常に確
保されるとはいえない。このため将来に向かって、各種
性状の石炭が燃焼できる技術をより向上させる必要があ
る。また石炭燃焼の場合も当然のことながら燃焼に伴い
排出される大気汚染物質、特にNOx量を低く抑えねばな
らない。
燃焼装置における低NOx化の方法としては、従来から
低NOxバーナの採用、二段燃焼設備の装置、排煙脱硝装
置の設置などのような方法が単独若しくは組み合わせて
実施されている。
第7図は、上記方法を実施するための従来の制御系統
図がある。図中の1はボイラ入力信号発生部、2は節炭
器出口O2計、3は燃焼用空気流量計、4はO2設定器、5
は減算器、6はO2積分器、7はO2加算器、8は減算器、
9は調節器、10,13,20は手動/自動設定器、11は空気流
量調節ダンパ、12は開度設定器、14は二段燃焼用空気制
御ダンパ、15は節炭器出口NOx計、16はNH3流量計、17,1
8は演算器、19は調節計、21はNH3注入制御弁である。
NOxの制御については、燃焼用空気量の10〜30%に相
当する空気量をバーナ用空気と風箱用空気に分け、前記
二段燃焼用空気制御ダンパ14を作動させる。これにより
先ず燃焼装置(ボイラ)の火炉出口のNOx発生量を抑
え、更に排煙脱硝装置へのNH3注入量ならびに排ガス中
のNOx量を前記NH3流量計16ならびにNOx計15で監視し、N
H3注入制御弁21によりNH3の注入量を制御することで、N
Ox量の低減を図っていた。
この制御の間、バーナレジスタの開度は固定されて燃
焼装置の運転が行なわれる。即ち、このバーナレジスタ
の開度は、バーナ点火時は試運転の調整結果に基づいて
設定された開度に固定して運転され、消化時にはバーナ
レジスタを閉じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のように石炭の安定供給を確保するうえで多種類
の石炭を輸入する必要があり、燃焼装置に供給される石
炭の種類は目まぐるしく変化する傾向にあるから、炭種
に応じた燃焼装置の運転が望まれる。
しかし従来の燃焼装置ではN分含有率の如き石炭の性
状に対応した制御は行なわれておらず、そのためNOxの
低減効果が十分に得られていない。
本発明の目的は、このような背景に鑑み、NOxの低減
効果が十分に発揮でき、また可及的に微粉粉機の動力費
を軽減するとともに、微粉炭機の延命化が図れる窒素酸
化物低減装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明は、微粉炭機で粉砕
された微粉炭をバーナに供給して燃焼させる装置におい
て、 前記微粉炭機が微粉炭の平均粒径を調節する例えばベ
ーンなどの粒度調節手段を有し、 窒素含有率の高い石炭に対しては前記微粉炭機から送
出される微粉炭の平均粒径を小さくし、窒素含有率の低
い石炭に対しては前記微粉炭機から送出される微粉炭の
平均粒径を大きくするように、前記粒度調節手段により
微粉炭の平均粒径が調節されるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は前述のように、石炭の窒素含有率−NOx発生
量−微粉炭機の動力費ならびに寿命との関係を把握し
て、使用する石炭を窒素含有率の高いものと低いものと
に分け、窒素含有率の高い石炭を使用する場合には微粉
炭の平均粒径が小さくなるように細粉化することによ
り、NOx発生量を有効に抑えることができる。
一方、窒素含有率の低い石炭は後述のように、本来、
窒素含有率の高い石炭に比べてNOx発生量が少ないか
ら、微粉炭の平均粒径をさほど小さくする必要がない。
そのため、NOx発生量が上昇しない範囲で微粉炭の細粉
化を抑え、その分だけ微粉炭機の動力費を軽減するとと
もに耐用寿命の延長化を図ったものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図とともに説明する。第9図
は、本発明の実施例で使用されるボールミルの縦断面図
である。
このボールミルの粉砕部は、減速機52を介して電動機
51で回転する下部粉砕輪53と、この下部粉砕輪53の円周
方向に複数個配置した粉砕用ボール60と、これら粉砕用
ボール60の上部に配置した上部粉砕輪55(固定式)とか
ら構成されている。加圧装置62により上部粉砕輪55は粉
砕用ボール60方向に加圧され、下部粉砕輪53を回転する
ことにより上下の粉砕輪55,53に挟持された粉砕用ボー
ル60が下部粉砕輪53上で転動する。
給炭管58から供給された石炭は、下部粉砕輪53と粉砕
用ボール60の間に噛み込まれて粉砕され、下部粉砕輪53
の回転による遠心力で粉砕用ボール60の外側へ移動す
る。
下部粉砕輪53の外周部には空気ダクト59から供給され
た熱空気が吹き込まれており、粉砕された石炭粒子が装
置上部へ吹き上げられる。そして粉砕炭はガイドベーン
56により旋回力が与えられ、分級器ホッパ57に流入す
る。この旋回力により小径の微粉炭は、微粉炭管61を経
て燃焼装置のバーナへ気流輸送される。一方、大径の石
炭粒子は自重により分級器ホッパ57内を加工し、粉砕部
において再粉砕される。
前記ガイドベーン56の角度を変えることにより微粉炭
に与える旋回力が変化できるから、ガイドベーン56の角
度調節により分級器の分級程度、すなわちバーナへ供給
する微粉炭の平均粒径を調節することができる。
第10図は、回転式分級器を有する微粉炭機の縦断面図
である。シュート85から供給された石炭はアーム76で支
持された粉砕ローラ73と回転テーブル72の間に噛み込ま
れて粉砕される。粉砕された石炭粒は熱風により装置上
部に舞い上がり、回転式分級器77に入り、軸87を介して
モータ88により回転するベーン86により分級される。従
ってこの回転式分級器77の場合は、ベーン86の回転数を
制御することにより、分級器の分級程度、すなわちバー
ナへ供給する微粉炭の平均粒径を調節することができ
る。
本発明の実施例では、第9図に示すボールミルあるい
は第10図に示す回転式分級器を有する微粉炭機が使用さ
れる。
第3図は、石炭の燃料比(固定炭素/揮発分)とNOx
発生量との関係を示す特性図である。このテストでは燃
料比が1と3と4の微粉炭(いずれも石炭中のN分含有
率が1.1〜1.2%)を燃焼させて、NOxの発生量を測定し
たものである。このテスト結果から明らかなように、燃
料比が高い石炭ほどNOxの発生量が多い。
第4図は、石炭中のN分含有率とNOx発生量との関係
を示す特性図である。このテストでは空気比を1.3に設
定して微粉炭を燃焼させ、NOxの発生量を測定したもの
である。なお、特性曲線に付した数値は燃料比を示す。
このテスト結果から明らかのように、石炭中のN分含有
率が高いほどNOxの発生量が多く、反対に石炭中のN分
含有率が低いほどNOxの発生量が少ない。
第5図は、節炭器(ECO)出口の酸素濃度と、燃焼後
の灰中未燃分比率〔上段(A)〕およびNOx比率〔下段
(B)〕との関係を示す特性図である。図中のイ、ロ、
ハは微粉炭の粒径の違いを示しており、イ、ロ、ハの順
に平均粒径が大きくなっている(イ<ロ<ハ)。このテ
スト結果から明らかなように、微粉炭の粒径はその燃焼
に大きな影響をもっており、微粉炭の粒径が小さい方
が、灰中未燃分が少なく、NOxの発生量も少ない。
第6図は、異なる粒径の微粉炭におけるバーナ口空気
比とNOx比率との関係を示す特性図である。このテスト
では200メッシュパスが約70%の微粉炭(a)、約82%
の微粉炭(b)、約84%の微粉炭(c)、約86%の微粉
炭(d)を使用しており、従って微粉炭の平均粒径は
(a)>(b)>(c)>(d)の関係にある。このテ
スト結果から明らかなように、同一空気比ならば粒径の
小さい微粉炭の方がNOxの発生量が少なく、また同一粒
径の微粉炭では空気比が低いほどNOxの発生量が少な
い。
また本発明者等は各種の燃焼実験を行なうことによ
り、次の点を確認した。
(1)石炭燃焼におけるNOx発生は、その殆どが燃料中
のN分によって発生するNOxによるもの(所謂、フュー
エルNOx)である。
(2)石炭中の揮発分放出時のN分放出量は揮発分の割
合が高いほど高くなる。
(3)微粉炭を微細化すればバーナの直ぐ下流での保炎
性や着火性が良好になり、高温となる外、チャー自体が
小径の粒子であるため、微粉炭を微細化するほどチャー
中のN分放出率が高くなる。
(4)微粉炭が微細であればこの微粉炭を燃焼するバー
ナの中心域に形成される還元域においてN分が短時間で
放出されるため、N分のNOxへの転換率は低くなり、結
果的にはNOxの発生量が低減する。
前述の各特性図ならびに各種燃焼実験の知見より、 .石炭中のN分含有率が高いものほどNOxの発生量が
多い。
.微粉炭をより微細化することにより、NOxの発生量
ならびに灰中未燃分量を低減することができる。
.石炭中のN分含有率が低いものは本質的にNOxの発
生量が少ないため、微粉炭を必要以上に微細化する必要
はない。むしろ石炭の必要以上の微細化は、粉砕のため
の動力費がかさみ、しかも微粉炭機の部品の消耗が激し
く短命化を招くから、N分含有率が低い石炭に対しては
さほど微細化する必要はない。
という見解に立脚して本発明が構成されている。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す制御系統図で
ある。
節炭器出口NOx計15により測定されたNOx濃度は、演算
器17に入力される。後続する演算器18にはNH3流量計16
で測定された注入NH3流量が補正値として入力され、調
節計19、手動/自動設定器20を経てNH3注入量調節弁21
の開度を制御する。
燃焼用空気流量計3は燃焼用空気の流量を測定し、開
度測定器12、二段燃焼用加算器32、手動/自動設定器13
を経て二段燃焼空気流量制御ダンパ14の開度を調節す
る。なおこの場合、後述するNOx設定器25のNOx濃度目標
値信号に基づいて二段燃焼空気流量制御ダンパ14の開度
調節は補正される。
ボイラ入力信号発生部1からの信号はO2設定器4を経
て減算器5において節炭器出口O2計2から出力されたO2
濃度信号を減算し、更にO2積分器6を経てO2加算器7に
至り、前記した生のボイラ入力信号と加算され、減算器
8に至る。この信号は更に調節計9、手動/自動設定器
10を経て空気流量調節ダンパ11を作動させる。
NOx設定器25において設定したNOx濃度目標値信号は、
二段燃焼用バイアス器31を経て二段燃焼用加算器32に入
力され、二段燃焼空気流量制御ダンパ14の開度調節を補
正する。
また前記NOx設定器25において設定したNOx濃度目標値
信号は、バイアス器27を経て加算器28に至り、分級器ベ
ーン開度設定器26を経由して入力されたボイラ入力信号
と加算され、手動/自動設定器10を経て複数のボールミ
ルの分級器ベーン30の開度を制御する。
本実施例において、N分含有率の高い石炭を使用する
場合には、分級器のベーン開度を微粉炭機の振動制御内
で絞り、微粉炭機から送出される微粉炭の平均粒径を小
さくする(例えば200メッシュパスが約86%)ととも
に、二段燃焼空気流量制御ダンパ14の開度は大きくす
る。反対にN分含有率の低い石炭を使用する場合には、
微粉炭機から送出される微粉炭の平均粒径を大きくする
(例えば200メッシュパスが約70%)とともに、二段燃
焼空気流量制御ダンパ14の開度は小さくして運転する。
なお、N分含有率は、炭種別に分析により予め求められ
ている。
このようにN分含有率により微粉炭の平均粒径を調節
する信号を出力するのは前記バイアス器27であり、N分
含有率により二段燃焼空気流量制御ダンパ14の開度を調
節する信号を出力するのは前記二段燃焼用バイアス器31
である。
燃焼装置の負荷が40〜60%程度までの起動状態におい
ては、二段燃焼空気流量制御ダンパ14は閉、微粉炭機の
分級器のガイドベーン開度は「小程度」若しくは「中程
度」とする。第8図はこのベーン開度を具体的に示す。
なお図中の曲線イはベーン開度「小」、曲線ロはベーン
開度「中」、曲線ハはベーン開度「大」を各々示す。燃
焼装置の負荷が上昇するに伴って二段燃焼空気流量制御
ダンパ14はNOx設定器25に基づいて自動的に開とされ
る。
第2図は、別の実施例を示す。この実施例は前記実施
例よりも更に正確に制御を行なうように構成したもので
ある。
即ち、分級器ベーン30の制御系統から示すと、手動/
自動設定器28と分級器ベーン30の間に信号切り換え器29
が設置され、これに対してバーナ消火信号演算器31が接
続されている。
また二段燃焼用空気流量ダンパ制御系統に対してゲイ
ン調節器33が設置され、二段燃焼用空気流量ダンパ開度
調節器32を介してNOx設定器25からのNOx濃度設定信号が
補正値として入力される。さらに手動/自動設定器13と
二段燃焼用空気流量ダンパ14の間に信号切り換え器34が
設置され、これに対して微粉炭機停止信号設定器35が接
続している。
以上の構成において、NOx設定器25から出力されたNOx
濃度目標値信号は二段燃焼用空気流量ダンパ14と分級器
ベーン30の両方に対して開度信号を発する。この信号圧
力において、例えばその信号が4〜20mmAqのうち、4〜
16mmAqの圧力を示す場合は二段燃焼用空気流量ダンパ14
の開度が調節され、また15〜20mmAqの場合はこれに加え
て分級器ベーン30の開度も制御するようにし、シリーズ
で制御する。ここにおいて、二段燃焼用空気流量ダンパ
14のNOx制御信号が高くなれば、二段燃焼用空気流量ダ
ンパ14の開度は開方向へ、かつ分級器ベーン30は絞り方
向に制御する。
この実施例においても、火炉に対して高N分炭が供給
される場合は、二段燃焼用空気流量ダンパ14は全開近く
に調節し、かつ分級器ベーン30の開度は絞り、分級器内
での旋回力を増加させることにより微粉炭の粒径を小さ
くし、NOx発生量および灰分発生量の増加を防止する。
反対に低N分炭が供給される場合は、二段燃焼用空気流
量ダンパ14は絞り、かつ分級器ベーン30の開度はNOx発
生量が上昇しない範囲で開いて、微粉炭機の動力費の低
減を図る。
〔発明の効果〕
本発明は前述のように、石炭の窒素含有率−NOx発生
量−微粉炭機の動力費ならびに寿命との関係を把握し
て、使用する石炭を窒素含有率の高いものと低いものと
に分け、窒素含有率の高い石炭を使用する場合には微粉
炭の平均粒径が小さくなるように細粉化することによ
り、NOx発生量を有効に抑えることができる。
一方、窒素含有率の低い石炭は後述のように、本来、
窒素含有率の高い石炭に比べてNOx発生量が少ないか
ら、微粉炭の平均粒径をさほど小さくする必要がない。
そのため、NOx発生量が上昇しない範囲で微粉炭の細粉
化を抑え、その分だけ微粉炭機の動力費を軽減するとと
もに耐用寿命の延長化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す窒素酸化物低減装
置の制御系統図、第2図は本発明の第2の実施例を示す
窒素酸化物低減装置の制御系統図、第3図は燃料比とNO
x値との関係を示す特性図、第4図はN分含有率とNOx値
との関係を示す特性図、第5図は節炭器出口酸素濃度と
灰中未燃分比率及びNOx比率との関係を示す特性図、第
6図は異なる微粉炭粒径におけるバーナ口空気比とNOx
比率との関係を示す特性図、第7図は従来の窒素酸化物
低減装置の制御系統図、第8図は給炭率と微粉炭粒度及
びミル負荷率との関係を示す特性図、第9図は本発明の
実施例で使用されるボールミルの縦断面図、第10図は回
転式分級器を有する微粉炭機の縦断面図である。 11……空気流量制御ダンパ、14……二段燃焼用空気流量
ダンパ、25……NOx濃度設定器、26……分級器ベーン開
度設定器、30,56……分級器ベーン、35……微粉炭機停
止信号設定器、57……分級器ホッパ、77……回転式分級
器、86……回転式ベーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中下 成人 呉市宝町6番9号 バブコツク日立株式 会社呉工場内 (56)参考文献 特開 昭57−19506(JP,A) 実開 昭57−178940(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粉炭機で粉砕された微粉炭をバーナに供
    給して燃焼させる装置において、 前記微粉炭機が微粉炭の平均粒径を調節する粒度調節手
    段を有し、 窒素含有率の高い石炭に対しては前記微粉炭機から送出
    される微粉炭の平均粒径を小さくし、窒素含有率の低い
    石炭に対しては前記微粉炭機から送出される微粉炭の平
    均粒径を大きくするように、前記粒度調節手段により微
    粉炭の平均粒径が調節されるように構成されていること
    を特徴とする窒素酸化物低減装置。
JP61185325A 1986-08-08 1986-08-08 窒素酸化物低減装置 Expired - Fee Related JP2556480B2 (ja)

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