JP2556012B2 - エンジンフ−ド開閉装置 - Google Patents

エンジンフ−ド開閉装置

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JP2556012B2
JP2556012B2 JP21329186A JP21329186A JP2556012B2 JP 2556012 B2 JP2556012 B2 JP 2556012B2 JP 21329186 A JP21329186 A JP 21329186A JP 21329186 A JP21329186 A JP 21329186A JP 2556012 B2 JP2556012 B2 JP 2556012B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンフード開閉装置に関し、殊に不正
な方法によるエンジンフード開放の防止に係る。
(従来の技術) 昨今では、車両に所謂自動車用盗難防止装置が取りつ
けられ、車両ドアの不正開放を検知すると、電子式制御
手段が、例えば、クラクシヨンを動作させたり、ヘツド
ランプ等を点滅動作させて盗難を報知し、盗難を防止す
るように構成されている。
しかしながら、電子式制御装置は、エンジンフード内
に配置されたバツテリにより動作されるものである。
このバツテリが配置されているエンジンフードを開閉
可能に固定するエンジンフード開閉装置には、第17図に
示したように、従来何等ロツク機能が付与されていな
い、つまり、エンジンフードに配設されたストライカー
Sと、車体に回転自在に軸201aで取りつけられてエンジ
ンフード閉時ストライカーSと係合しラツチ位置(第17
図図示の状態)に回動するラツチ201と、車体に別の軸2
02bで回転自在に配設されてラツチ201のラツチ位置にお
いてラツチ201と係合し該ラツチ位置に同ラツチ201を保
持可能なポール202と、ポール202とワイヤ203を介して
連結され該ポール202を動作させてラツチ201との係合を
解除するように車室内を設けられたアンラツチ操作ノブ
(図示せず)とから構成されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従つて、不正侵入者は、車室内侵入後直ちにフード開
閉装置をアンラツチ操作ノブにより開操作し、エンジン
フード内のバツテリを取り外したり電子式制御装置とバ
ツテリと間の配線を切断できる。これにより、電子式制
御装置を動作不能とし盗難防止装置をシステムダウンさ
せられる。つまり、従来のエンジンフード開閉装置で
は、盗難防止機能が不充分であつた。
そこで、本発明は上記従来装置の問題点に鑑みて、エ
ンジンフード開閉装置が不正に開操作されないようにす
ることを技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) この課題解決のために本発明では次の手段を講じた。
つまり、 ヒンジ機構を介して車体に開閉自在に取りつけられた
エンジンフードに配設されたストライカーと、 前記車体に回転自在に取りつけられて前記エンジンフ
ード閉時ストライカーと係合しラツチ位置に回動するラ
ツチと、 前記車体に回転自在に配設されて前記ラツチのラツチ
位置において前記ラツチと係合し該ラツチ位置に前記ラ
ツチを保持可能なポールと、 該ポールと作用的に連結され該ポールを動作させて前
記ラツチとの係合を解除する電動式アクチユエータと、 車室内に配設されると共に前記電動式アクチユエータ
の付勢を指示するスイツチと、 車両の状態を検出する車両状態検出手段と、 車両が所定の状態にある時には前記スイツチよりの付
勢指示信号に応じて前記電動式アクチユエータを付勢し
エンジンフードの開放を可能とし、車両が所定の状態以
外にある時には前記電動式アクチユエータの付勢を禁止
する付勢手段とからエンジンフード開閉装置を構成した
ことにある。
(作用) このように、本発明では、エンジンフード開閉装置
を、電動式アクチユエータによりポールとラツチとを係
合解除する。しかも、車両の状態を車両状態検出手段に
より検出し、車両が所定の状態にある時には、車室内に
配設されたスイツチの操作により、付勢手段がアクチユ
エータを動作させる。従つて、従来どおり車室内からの
操作でエンジンフードが開放される。
しかし、車両状態検出手段が車室内への不正侵入を検
出した時には、付勢手段は、たとえスイツチが操作され
たとしても、アクチユエータを何等動作させない。従っ
て、エンジンフードが開放されることを防止でき、バツ
テリの取外し等による盗難防止装置のシステムダウンを
防止できるようになる。
(実施例) 以下添付図面に従つて本発明の好ましい一実施例につ
いて所謂4ドア車に適用した場合を説明する。この場
合、盗難防止装置の一部としてエンジンフード開閉装置
が構成されている。
盗難防止装置10は、第1図に図示したように構成され
ている。
車両の運転席・助手席・左右後部座席の各ドアに設け
られたドアロツク装置Dd・Dp・Dr1・Dr2(第2図参照・
第2図では運転席と後席のドアロツク装置のみを図示)
のロック・アンロックを検知するドアロツク検知スイッ
チDSds・DSps・DSrs1・DSrs2と、各ドアの開閉に対応す
る各ドアロック装置Dd・Dp・Dr1・Dr2のラッチ・アンラ
ッチを検知するドアラッチ検知スイッチDLds・DLps・DL
rs1・DLrs2と、運転席・助手席のドアに設けられてドア
ロック装置Dd・Dpをロック・アンロック操作するキーシ
リンダAd・Apのロック・アンロックを検知するアンロッ
ク検知スイッチAds・Apsと、更に、車室内に設けられた
イグニッシッヨンキースイッチI(第3図参照)にキー
が挿入されているかを検知するキー検知スイッチIGと、
これら一連のスイッチと入力ポートPI1〜PI9をして電気
的に接続された電子式制御ユニットECUとからなる。
更に、この電子式制御ユニットECUには、エンジンス
タータ16とバッテリBとを電気的に接続する常開型リレ
ーたるスタータリレー11と、ホーンHと、ヘッドランプ
14・テールランプ13と、後述するフード開閉装置C(第
2図参照)とが夫々出力ポートPO1〜PO4をして接続され
ている。
尚、電子式制御ユニットECUは、マイクロコンピュー
タから構成されている。
次ぎに、車両状態の検知に使用されると共に車両盗難
の監視に利用される、ドアロック装置Dd・Dp・Dr・Drに
ついて、運転席ドアに配置されたものを代表例として説
明する。
本ドアロツク装置Ddは、車室内外で施錠・解錠操作さ
れると共に、車両が所定速度以上になると自動的に施錠
される。また、解錠状態では、車室内外でのアンラツチ
操作によりドアを開放する。更に、ドアを閉鎖すると自
動的にラツチ操作される。
このドア閉鎖時施錠状態であると自動的に解錠状態に
復帰するようにされている。しかし、アウトサイドハン
ドルを操作した状態でドアを閉鎖すると、施錠状態のま
まドアが閉鎖される(キーレスロツク機構)。
具体的には、第13図に図示したように、ドアロック装
置Ddは、キーシリンダAdにロッドを介して接続されると
共に、ドアロック本体DLdと夫々ロッドを介して接続さ
れたアウトサイドハンドル46,インサイドハンドル47,ド
アロックノブ48,及びソレノイドアクチュエータDsdを有
する。
ドアロツク本体DLdはその一側において、第6図に図
示したように、ベース54に夫々枢着されたラツチ4とポ
ール5とを有する。ドア閉鎖と共にラツチ4の係合溝に
侵入するストライカー(図示せず)によりラツチ4は回
動され、二点鎖線で図示したアンラツチ位置から移動し
破線で図示したラツチ位置にポール5と係合されること
で保持される。これによりドアが閉鎖される。
また、ドアロツク本体DLdの他側においては、第14図
に図示したように、中間リンク49、オープンレバー51、
キーレバー53、及びロツキングレバー52が夫々ベース54
に枢着される。オープンレバー51はポール5と同軸結合
され連動する。また、キーレバー53とロツキングレバー
52とは同一軸まわりに夫々独立に回動自在とされてい
る。
そして、アウトサイドハンドル46は直接、インサイド
ハンドル47は中間レバー55・中間リンク49を介して夫々
オープンリンク50に接続される。一方、キーシリンダAd
はキーレバー53に、ドアロックノブ48及びソレノイドア
クチュエータDsdはロッキングレバー52に夫々接続され
る。キーレバー53とロッキングレバー52との間には当接
機構が形成されキーシリンダAdによつてもロッキングレ
バー52は動作される。
オープンリンク50とロッキングレバー52とは長穴を介
して連結され、ロッキングレバー52が施錠操作されると
図示の施錠(部位Pにおいてオープンリンク50が下方移
動するとオープンレバー51と当接可能)状態から、解錠
状態(部位Pにおいてオープンリンク50が下方移動して
もオープンレバー51と当接不可能)となる。この施錠状
態では、オープンリンク50とオープンレバー52とが部位
Qにおいて対向するので、ドア閉鎖に伴うポール5の揺
動でオープンレバー51が動作するとオープンリンク50に
当接し、オープンリンク50を図示の解錠状態に復帰する
ようにされている。しかしながら、アウトサイドハンド
ル46を操作しオープンリンク50を下方移動したままドア
を閉鎖すると、オープンレバー51が動作してとしてもオ
ープンリンク50に当接せず施錠状態のままドアが閉じら
れる(キーレスロツク機構)。
図示の解錠状態では、アウトサイドハンドル46・イン
サイドハンドル47を操作すると、オープンリンク50が下
方移動してオープンレバー51即ちポール5をアンラツチ
動作させ得る。しかるに、施錠状態では、オープンリン
ク50が下方移動してもオープンレバー51と当接せず、し
かして何等ポール5が動作せず、ラツチ状態が維持され
る。
施錠・解錠は、キーシリンダAd・ドアロツクノブ48・
ソレノイドアクチユエータDsdにより設定される。キー
シリンダAdはキーの挿入回動により、ドアロツクノブ48
は回動により、そしてソレノイドアクチユエータDsdは
車両が所定の速度になると制御装置(図示せず)により
夫々動作される。
更に、第6図に図示したように、ドアロツク本体DLd
には、ラツチ検知スイツチDLdsが取りつけられている。
そして、そのスイツチノブ8がラツチ4の外周に形成さ
れた突部4aとラツチ状態の時係合し、ドアラツチ検知ス
イツチDLdsは開閉する。
ソレノイドアクチユエータDsdは、第4図・第5図に
図示したように、ソレノイドへ所定方向へ通電すること
で、そのロツド1がロツク位置・アンロツク位置へ可逆
的に移動する。この移動後は通電が停止されても、その
位置を維持する(自己保持型)。このようなソレノイド
アクチユエータDsd内には、固定電極片2と可動電極片
3とから成るドアロック検知スイッチDSdsが配置されて
いる。そして、ロツド1がアンロツク位置に移動する
と、可動電極片3が固定電極片2に押圧され両片2・3
が導通する。
また、盗難防止装置の動作解除手段として利用され
る、キーシリンダAdは、第7図・第8図・第9図に図示
したように、ハウジング24と、ハウジンク24内に配置さ
れたロツタ25と、ロツタ25の先端に取りつけられたレバ
ー20とから成る。そして、キー29によりロツタ25を回動
して、ドアロツク本体DLdと連結されたレバー20を回動
させる。このキーシリンダAdの奥部には、ハウジンク24
に固定された固定ホルダ28と、ハウジング24内に回動自
在に配置された可動ホルダ27と、固定ホルダ28に取りつ
けられた1対の固定電極片30・32と、可動ホルダ27に取
りつけられた可動電極片31とから成る、アンロック検知
スイッチAdsが配置されている。可動ホルダ27はロツタ2
5に係止されており、ロツタ25に連動して回動する。そ
して、キーシリンダAdがアンロツク操作されると可動電
極片31が両固定電極片30・32間を導通する。
以上のように、ドアロツク装置Ddは構成され、助手席
側のドアロツク装置Dpも同様に構成されている。また、
後席側のドアロツク装置Dr1・Dr2では、キーシリンダー
Adがなく車外からアンロツク操作はできない点でのみ相
違するに過ぎない。
ドアロツク装置Dd〜Dr2と共に、車両状態の検知およ
び車両盗難の監視手段として、イグニツシヨンキーIの
キー挿入検知スイツチIGは利用される。
次ぎに、盗難防止動作する各機構について説明する。
エンジンフード開閉装置Cは、第10図・第11図に図示
したように、車体に取りつけられるベース36と、該ベー
ス36に軸37aをして枢着されたラツチ37と、軸38aをして
枢着されたポール38と、ラツチ37とベース36との間に張
設されたスプリング39とを有する。ポール38とラツチ37
は、第10図のように係合してフードに取りつけられたス
トライカーSを保持する。ポール38とベース36との間に
はスプリング42が配設され、ポール38をラツチ37との係
合方向に付勢する。
ベース36にはソレノイド式アクチユエータ17が取りつ
けられ、アクチユエータ17の出力軸が突出自在とされて
いる。この出力軸には、ピン17aが取りつけられ、この
ピン17aがポール38の長穴38bに遊嵌されている(第11図
参照)。そして、アクチユエータ17のソレノイドに通電
すると、出力軸が突出する。これにより、第10図に図示
した係合位置(実線)から第11図に図示した係合解除位
置(2点鎖線)に、ポール38が回転する。ソレノイドへ
の通電が遮断されると、スプリング(図示せず)の付勢
力により出力軸が元の位置(第10図)に戻る。
アクチユエータ17のソレノイドは、リレー15の常閉ス
イッチ部・車室内に配設された操作スイッチ56(常開
型)を介して、バツテリBに接続される。リレー15のソ
レノイドは、一端がバツテリBに他端が盗難防止用電子
制御ユニットECUのポートPO4に接続される。
ポートPO1〜PO4は、夫々アースへの接続を制御するス
イツチ機構を構成し、ポートPO1は常閉型スイツチ、他
のポートPO2〜PO4は常開型スイツチ機能を果たす。よつ
て、アクチユエータ17は通常は停止し、ポートPO4がON
動作(盗難防止モード)すると、リレー15が開状態とな
る。これにより、車室内で操作スイツチ56を操作して
も、フード開閉装置Cのアクチユエータ17は動作されな
いようになる。
エンジンスタータ16とバツテリBとを電気的に接続す
る常開型リレーたるスタータリレー11は、スターターイ
ンタラプト機構を構成する。リレー11は、そのソレノイ
ドコイルの一端が、イグニツシヨンキーIに挿入された
キー29の回動操作により閉じられる常開型のスタータス
イツチ12を介してバツテリBに接続される。また、ソレ
ノイドコイルの他端は、ポートPO1をして電子制御ユニ
ツトECUに接続される。
ポートPO1は、常閉型のスイツチ機構を構成するの
で、スタータスイツチ12が閉じられるとスタータリレー
11が作動しスタータ16が通常駆動される。しかし、ポー
トPO1がOFF動作(盗難防止モード)すると、たとえスタ
ータスイツチ12が閉じられてもリレー11は動作せずエン
ジンを始動させることができなくなる。
ホーンH、及びテールランプ13・ヘツドランプ14も、
バツテリBと接続されると共に、ポートPO2・PO3をして
電子制御ユニツトECUに夫々接続される。尚、ホーンH
・テールランプ13・ヘツドランプ14は、図示しないマニ
ユアルスイツチで独立しても動作するように配線されて
いる。
ポートPO2・PO3は常開型スイツチとして構成されてい
るので、通常はホーンH・テールランプ13・ヘツドラン
プ14は動作しない。しかし、ポートPO2・PO3がON動作
(盗難防止モード)すると、ホーンは鳴り、テールラン
プ13・ヘツドランプ14が点灯する、 次ぎに、電子式制御ユニツトECUの動作を、第12a図・
第12b図に図示したフローチヤートを参照しながら説明
する。
電子式制御ユニツトECUのフローチヤートは以下の構
成から成る。
(1)待機モード: スタートすると初期設定を行う。まずシステムリセツ
ト(盗難防止フラグをOFF)する。そして、イグニツシ
ヨンキースイツチIのキー挿入検知スイツチIGの動作状
態を参照する。イグニツシヨンキースイツチIにキー29
が挿入されてキー挿入検知スイツチIGがOFFならば(YE
S)、車両運転状態にあるのでキー挿入検知スイツチIG
の動作状態を繰り換えし参照する。
(2)システムセツトモード: キー検知スイツチIGがONになると(NO)、車両運転状
態ではないので盗難防止システムを動作させるか否かを
判断する。本実施例では、車両のドア閉鎖をドアロツク
操作Dd〜Dr2のキーレスロツク操作によりなしたか否か
を、システムセツトの判断基準とする。即ち、運転席
(D席)以外のドアが閉鎖しているかどうかをドアラツ
チ検知スイツチDLds・DLps・DLrs1・DLrs2からの検知信
号に基づいて判断し、且つ全ドアロツクが施錠されたか
どうかを検知スイツチDSds・DSps・DSrs1・DSrs2からの
検知信号に基づいて判断する。
運転席以外の各ドアが閉鎖され、且つ全ドアロツクが
施錠されている時(YES)には、次に運転席ドアに関す
るドアロツクが施錠状態のまま、運転席ドアが閉鎖され
た場合(YES)、システムセツト(盗難防止フラグをO
N)する(運転席ドア側キーレスロツク操作)。運転席
以外の各ドアが閉鎖され、且つ全ドアロツクが施錠され
ていない時(NO)には、助手席(P席)ドアに関するキ
ーレスロツク操作がなされたかどうか同様にして判断す
る。キーレスロツク操作がなされた時には、システムセ
ツト(盗難防止フラグをON)する。
運転席・助手席の何れのドアもキーレスロツク操作さ
れない場合は、車両は運転状態にないが車室内には乗員
がまだ搭乗した状態なので、繰り換えし(待機モードも
含めて)キーレスロツク操作されたか監視続ける。
尚、キーレスロツク操作せずキーシリンダAd・Apによ
る施錠時にも、電子式制御ユニツトECUはキーレスロツ
ク操作されたか監視続け、搭乗者なしの状態でもシステ
ムセツトされない。
(3)盗難監視モード: 不正な車室内への侵入は、ドアロツク本体DLd〜DLr2
のいずれかにおいて、ロツキングレバー52を解錠位置に
移動させ、次いで解錠されたドアロツク本体をアウトサ
イドハンドルでアンラツチ操作しドアを開放することで
なされる。通常、この不正解錠は、キーシリンダAd・Ap
と連接するキーリンク53に工具を引つ掛けロツキングレ
バー52を解錠位置に移動させるものである。この結果、
ロツキングレバー52と連接されたアクチユエータDSd〜D
Sr2のロツドは機械的にアンロツク位置に移動する。つ
まり、ドアロツク検知スイツチDSds〜DSrs2が開閉動作
される。しかし、ロツドを介して連接されたキーシリン
ダAd・Apでは、ロツドが湾曲することで機械的動作が伝
達されない。アンロツク検知スイツチAds・Apsは施錠状
態を維持する。
ところが、キー29により正規にドアロツク装置をキー
シリンダを介して解錠した時には、アンロツク検知スイ
ツチAds・Aps及びドアロツク検知スイツチDSds・DSpsは
何れも開閉動作する。この様な、不正ドアロツク解錠と
正規ドアロツク解錠における、アンロツク検知スイツチ
Ads・Aps及びドアロツク検知スイツチDSds〜DSrs2の開
閉動作の相違に注目して盗難監視モードは構成されてい
る。
まず、アンロツク検知スイツチAds・ApsがON(キー29
によるキーシリンダAd・Apを介した解錠)したか判断す
る。キー29による正規の解錠(YES)ならば、フローチ
ヤートの冒頭に復帰し、システムリセツト(盗難防止フ
ラグをOFF)し待機モードとなる。
アンロツク検知スイツチAds・ApsがOFF(キー29によ
る解錠がない・NO)であるにも拘わらず、アクチユエー
タDSd〜DSr2に夫々付設されたドアロツク検知スイツチD
Sds〜DSrs2が開閉動作された時や、ドアロツク本体DLd
〜DLr2に夫々付設されたドアラツチ検出スイツチDLds〜
DLrs2が開閉動作された時には、ドアロツク装置が不正
に解錠・ドアが不正に開放されたとして盗難防止作動を
実施する。
不正な解錠等や正規な解錠がないと、繰り換えし盗難
監視を続ける。
(4)盗難防止モード: まず、ポートPO1をOFF状態とする。これにより、スタ
ータスイツチ12が短絡されたとしても、スタータリレー
11がON動作しないようになる。つまり、エンジンが始動
されなくする(スタータインタラプト設定)。
次に、フード開閉装置Cを制御する。つまり、ポート
PO4をON状態としリレー15のソレノイドに通電し、ルレ
ー15のスイツチ部を開放する。これにより、車室内に配
置された操作スイツチ56が操作されたとしても、アクチ
ユエータ17が動作せずフードは開放されない(フード開
閉装置Cのロツク状態設定)。エンジンルーム内に収用
されたバツテリB及びバツテリBと電子制御ユニツトEC
Uとの配線を保護できる。
更に、3分間タイマをスタートさせる。ポートPO2をO
N状態としホーンHをして警報音を発する。また、ポー
トPO3を繰り換えしON−OFFさせ、ヘツドランプ14・テー
ルランプ13を点滅させる。この聴覚的・視覚的警報を、
3分間タイマーがカウントアツプするまで、継続させ
る。
3分間タイマがカウントアツプしても、盗難防止状態
が継続する場合には、ポートPO2・PO3をOFF状態とし、
ホーンH・ヘツドランプ14・テールランプ13の動作を停
止する。しかしながら、スタータインタラプト機能とフ
ード開放不能状態は継続するので、少なくとも車両自体
の盗難を防止できる。
また、誤つてシステムセツトしたとしても、3分間た
てば警報音・ランプの点灯が完了するので、周囲の環境
を損なうことはない。
(5)第1及び第2システム解除モード: 3分間タイマの動作中に、アンロツク検知スイツチAd
s・ApsがONした時(YES)には、盗難状態が排除されキ
ー29により正規にドアロツクが解錠可能になつたとし、
盗難防止動作をキヤンセルする。即ち、ポートPO2・PO3
をOFF状態とし、警報音・ランプの点灯を停止する。ポ
ートPO4をOFF状態にして、リレー15を接続状態とする
(フード開閉装置Cのロツク状態解除)。
更に、ポートPO1をON状態とし、スタータインタラプ
トを解除する。そして、フローチヤートの冒頭に復帰
し、システムリセツトして待機モードとなる。
また、3分間タイマカウントアツプ後において、アン
ロツク検知スイツチAds・ApsがONした時(YES)には、
スタータインタラプトを解除・フードロツク状態を解除
して、フローチヤートの冒頭に復帰し、システムリセツ
トして待機モードとなる。
このように、本盗難防止装置では、電子式制御ユニツ
トECUが、盗難防止モードとなると、フード開閉装置C
にロツク状態を設定するので、エンジンルーム内に配置
されたバツテリB及びその配線が保護される。よつて、
電子式制御ユニツトECUを電源から遮断し、システムダ
ウンすることを防止できる。
また、システム解除モードになると、自動的にフード
開閉装置Cはそのロック状態が解錠されるので、フード
の開閉は従来どおり車室内の操作スイッチ56により円滑
に行なえる。
フード開閉装置C′の変形実施例として、第15図・第
16図に図示したように、モータ117を利用するようにし
てもよい。車室内のスイツチ56を操作すると、モータ11
7が回転し、出力軸117aに螺合したナツト112がスライド
する。そして、ナツト112の上端がポール138の当接面13
8bに当接し、ポール138を軸138aまわりに回動させる。
この結果、ポール138とラツチ137との係合が解除され、
ラツチ137が第15図に図示したラツチ位置から第16図に
図示したアンラツチ位置に移動する。フードが開放され
る。
アンラツチ位置にチツチ137が移動すると、リミツト
スイツチ111の接触片111aにラツチ137の当接面137bが当
接する。リミツトスイツチ111が開閉動作される。これ
を受けて電子制御ユニツトECUでは、モータ111への通電
方向を変えて所定時間通電する。ナツト112が元の位置
に移動し、フードの閉鎖に備える。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明では、従来のエンジンフ
ード開閉装置に電動式のアクチユエータを付設しフード
を開閉するようにしただけで、エンジンフード開閉装置
にロツク状態を設定できる。よつて、構成が極めて簡単
で済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の概略を示すシステム図、第2図は
車両外観を示す斜視図、第3図は車室内を示す斜視図、
第4図はソレノイドアクチユエータDSdを示す平面図、
第5図はドアロツク検知スイツチDSdsを示す概略図、第
6図はドアロツク本体DLdのラツチ機構を示す正面図、
第7図はキーシリンダAdを示す側面図、第8図は第7図
のVIII−VIII線に沿う断面を示す断面図、第9図はアン
ロツク検知スイツチAdsを示す分解斜視図、第10図はフ
ード開閉装置Cのラツチ状態を示す平面図、第11図はフ
ード開閉装置Cのアンラツチ状態を示す説明図、第12a
図・第12b図は盗難防止用電子式制御ユニツトECUの動作
を示すフローチヤート、第13図はドアロツク装置Ddの概
略を示す説明図、第14図はドアロツク本体DLdのロツク
機構を示す背面図、第15図・第16図はエンジンフード開
閉装置の変形実施例を示す平面図と説明図、そして第17
図は従来品を示す平面図である。 Ad・Ap……キーシリンダ(車両状態検知装置)、 Ads・Aps……アンロツク検知スイツチ、 B……バツテリ、 C,C′……エンジンフード開閉装置、 15……リレー、 17,117……アクチユエータ 56……スイツチ、 Dd・Dp・Dr1・Dr2……ドアロツク装置、 DLd……ドアロツク本体、 DLds・DLps・DLrs1・DLrs2……ドアラツチ検知スイツ
チ、 DSd……ソレノイドアクチユエータ、 DSds・DSps・DSrs1・DSrs2……ドアロツク検知スイツ
チ、 P……施錠機構部位、 Q……キーレスロツク機構部位、 ECU……盗難防止用電子式制御ユニツト、 PI1〜PI9……入力ポート、 PO1〜PO4……出力ポート、 H……ホーン、 I……イグニツシヨンキースイツチ、 IG……キー挿入検知スイツチ、 11……スタータリレー、 13……テールランプ、 14……ヘツドランプ、 16……スタータ、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ機構を介して車体に開閉自在にとり
    つけられたエンジンフードに配設されたストライカー
    と、 前記車体に回転自在に取りつけられて前記エンジンフー
    ド閉時ストライカーと係合しラツチ位置に回動するラツ
    チと、 前記車体に回転自在に配設されて前記ラツチのラツチ位
    置において前記ラツチと係合し該ラツチ位置に前記ラツ
    チを保持可能なポールと、 該ポールと作用的に連結され該ポールを動作させて前記
    ラツチとの係合を解除する電動式アクチユエータと、 車室内に配設されると共に前記電動式アクチユエータの
    付勢を指示するスイッチと、 車両の状態を検出する車両状態検出手段と、 車両が所定の状態にある時には前記スイツチよりの付勢
    指示信号に応じて前記電動式アクチユエータを付勢しエ
    ンジンフードの開放を可能とし、車両が所定の状態以外
    にある時には前記電動式アクチユエータの付勢を禁止す
    る付勢手段とから成る、 エンジンフード開閉装置。
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