JP2555998Y2 - 板材の面取り装置 - Google Patents

板材の面取り装置

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JP2555998Y2
JP2555998Y2 JP7048792U JP7048792U JP2555998Y2 JP 2555998 Y2 JP2555998 Y2 JP 2555998Y2 JP 7048792 U JP7048792 U JP 7048792U JP 7048792 U JP7048792 U JP 7048792U JP 2555998 Y2 JP2555998 Y2 JP 2555998Y2
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清二 内川
洋一 野田
嘉比佐 濱島
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アミテック株式会社
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は板材の周縁を自動的に面
取り加工するための板材の面取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばステンレス板等の大型の金属板の
周縁を面取り加工するには、従来、手持ちグラインダー
を使用して行うことが一般的であった。すなわち、加工
すべき板材をテーブル上に固定し、グラインダーを携え
た作業者が板材の周囲を歩いて巡りながら、そのグライ
ンダーで板材の隅部及び稜線部を研磨するのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
手作業による研磨作業では作業能率が著しく低い。ま
た、グラインダーに削られた金属粉塵が周囲に飛び散る
ことを避け得ないところ、グラインダーを手持ちにて作
業を行うことから、作業者は粉塵の発生源から遠ざかる
ことができず、グラインダーを使う作業者にとって作業
環境が悪くなるという問題がある。
【0004】このような研磨作業を自動的に行うには、
ワークテーブル上に板材を固定すると共に、垂直主軸に
取り付けた研磨刃物を板材の周縁部に沿って移動させる
という、倣いルータや数値制御ルータと同様な構成が考
えられる。
【0005】しかし、この構成では、製造コストが極め
て高価になってしまうという欠点がある。
【0006】そこで、本考案の目的は、板材周縁の面取
り加工を自動的に行うことができ、これにて作業能率を
高めると共に作業者の作業環境を良好に維持でき、しか
も製造コストが安価である板材の面取り装置を提供する
ところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る板材の面取
り装置は、板材を載置するワークテーブルと、板材をそ
の周縁の加工部位がワークテーブルの隣接する二側縁部
から突出する状態で位置決め固定するワーク位置決め固
定手段と、ワークテーブルの二側縁部の一方及び他方に
沿って移動可能に設けられた第1及び第2の研磨加工ユ
ニットとを備ており、前記第1の研磨加工ユニットは、
複数のローラー間に無端のサンディングベルトを走行可
能に掛け渡してなるベルト研磨機構と、周縁に多数の研
磨片を設けたサンディングホイルを回転可能に設けたホ
イル研磨機構とを備え、前記サンディングベルトにて板
材の周縁の加工部位を研磨加工すると共に、ホイル研磨
機構のサンディングホイルにて板材の隅部を研磨加工す
る構成とされ、前記第2の研磨加工ユニットはベルト研
磨機構を備えてそのサンディングベルトにて板材の周縁
の加工部位を研磨加工するように構成されているところ
に特徴を有する。
【0008】
【作用】面取り加工すべき板材はワークテーブルに載せ
られ、ワーク位置決め固定手段にて周縁の加工部位がワ
ークテーブルの隣接する二側縁部から突出する状態で位
置決め固定される。そして、第1及び第2の各研磨加工
ユニットがワークテーブルの二側縁部の一方及び他方に
沿って移動しながら、板材の周縁を研磨加工する。この
場合、第2の研磨加工ユニットにはベルト研磨機構が設
けられ、そのサンディングベルトにて板材の一側縁の加
工部位が研磨加工される。また、第1の研磨加工ユニッ
トにはベルト研磨機構及びホイル研磨機構が設けられて
いるから、ベルト研磨機構のサンディングベルトにて板
材の他側縁の加工部位が研磨加工されると共に、ホイル
研磨機構にサンディングホイルにて板材の隅部が研磨加
工される。これにて板材の周縁部が自動的に研磨される
ことになり、グラインダーによる手作業に比べて作業能
率が高く、粉塵の発生源に作業者が近寄る必要がないか
ら作業環境の劣化がない。
【0009】板材の周縁のうち隅部は、周縁に多数の研
磨片を設けたサンディングホイルの回転によって研磨さ
れるから、研磨機構が隅部の曲線に沿った動きをしなく
とも、直線的な動きによって隅部を曲面的に研磨でき
る。また、板材の各隅部間の直線部はサンディングベル
トを走行させるベルト研磨機構を直線的に移動させるこ
とにより研磨される。従って、各研磨ユニットは直線的
に移動させるだけでよく、研磨機構を曲線的な動きも含
めて複雑に移動させる必要がある倣いルータや数値制御
ルータに比べて研磨機構の移動のための構造が著しく簡
単になる。
【0010】
【考案の効果】このように本考案の面取り装置によれ
ば、板材周縁の面取り研磨を自動的に行うことができる
から、グラインダーによる手作業に比べて作業能率が高
く、粉塵の発生源に作業者が近寄る必要がないから作業
環境の劣化がない。しかも、各研磨加工ユニットは直線
的に移動させればよいから、その移動機構が簡単であっ
て製造コストを安価にすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0012】本実施例に例示した面取り装置は、例えば
ステンレス板等の金属板材(以下「ワーク」という)の
周縁部を研磨するためのものである。図示はしないが、
この装置には隣接してパンチプレス装置が設けられ、そ
のパンチプレス装置にてワークの隣接する二隅部が予め
曲線状にコーナーカットされ、図示しないワーク搬送装
置によりこの面取り装置に搬送され、ここで各隅部のバ
リが除去されると共に、各隅部間の上下の稜部が面取り
研磨されるようになっている。
【0013】《構成》 さて、本実施例の面取り装置の平面的構成は図1に示し
てあり、基本的にはワークテーブル10と、このワーク
テーブル10の図1中下側に設けた第1の研磨加工ユニ
ット100と、ワークテーブル10の図1中右側に設け
た第2の研磨加工ユニット200との3つの基本構成部
分からなる。以下、各基本構成部分毎に構造を詳述す
る。
【0014】〔A−1〕ワークテーブル10について 図4及び図5に示したように、ワークテーブル10はテ
ーブル基台11の上面に平滑なテーブル板12を設けて
なり、そのテーブル板12には全域に無数の小孔12a
が形成されており、これらが図示しないブロワー及びバ
キュームポンプにソレノイドバルブを介して選択的に連
通される。ブロワーは小孔12a群から空気を吹き出さ
せることによりワークをワークテーブル10上で自由に
移動できるようにするものであり、バキュームポンプは
小孔12a群から空気を吸引することによりワークをワ
ークテーブル10上で固定するためのものである。な
お、ワークの大きさの相違に対処するため、手動バルブ
を操作することによって、ワークテーブル10の全域に
形成された小孔12a群のうち、所望の領域に存するも
ののみを有効化することができる。
【0015】ワークテーブル10の上面には例えば計4
台のプッシャー機構20が設けられている。これらは、
プッシャー板21(図4参照)をエアシリンダ22にて
テーブル板12の上面に沿って移動させる構成で、計4
台のうち2台がプッシャー板21をワークテーブル10
の縦方向(Y方向という)に移動させ、残り2台がプッ
シャー板21を横方向(X方向という)に移動させるた
めに設けられている。なお、これらはワークの大きさの
相違に対処するため、ワークテーブル10上の任意の位
置に取付可能である。
【0016】一方、上述のプッシャー機構20によって
押されるワークを受けて位置決めを行うため、図1に示
したワークテーブル10の右下角部にX方向ガイド機構
30とY方向ガイド機構40とが設けられている。この
うちX方向ガイド機構30は、図4及び図5に示すよう
に、テーブル基台11に2本の水平方向シリンダ(図示
せず)を設け、そのロッド31(1本のみ図示)の先端
に移動プレート32を取り付けると共に、この移動プレ
ート32に垂直方向シリンダ33をロッド33aが上下
に延びるように取り付け、更に、そのロッド33aの上
端に横形の受けプレート34を固定した構造である。水
平方向シリンダのロッド31を進出させ、その状態で垂
直方向シリンダ33のロッド33aを上昇させると、図
5に示すように受けプレート34がワークテーブル10
のテーブル板12の側方に並んで位置し、ここにテーブ
ル板12上を移動したワークが当接するようになってい
る。この時、受けプレート34はワークテーブル10か
ら離れて位置しているから、ワークはワークテーブル1
0の一側縁(図1の右側縁)から僅かに突出した状態と
なる。そして、この状態から垂直方向シリンダ33を下
降動作させ、水平方向シリンダを後退動作させると、受
けプレート34及び移動プレート32がテーブル板12
の下方に退避した状態となる。
【0017】また、上記Y方向ガイド機構40は、水平
方向シリンダ及び垂直方向シリンダ43を備えてX方向
ガイド機構30と同様な構成とされ、両シリンダを作動
させて図4に示すように受けプレート44をテーブル板
12の側方(図1の下側縁)から離して位置させ、ここ
にテーブル板12上を移動したワークを当接させること
ができる。これにより、ワークをワークテーブル10の
一側縁から僅かに突出した状態とすることができる。勿
論、両シリンダを逆方向に作動させることにより、X方
向ガイド機構30と同様に受けプレート44及び移動プ
レート42をテーブル板12の下方に退避した状態とす
ることもできる。
【0018】なお、以上説明したプッシャー機構20、
X方向ガイド機構30及びY方向ガイド機構40は、テ
ーブル板12の小孔12a群と協働してワークをその周
縁の加工部位がワークテーブル10の隣接する二側縁部
から突出する所定の状態で位置決め固定するワーク位置
決め固定手段として機能する。
【0019】〔A−2〕第1の研磨加工ユニット100
について この研磨ユニット100は、ワークテーブル10の一側
縁部(図1の下側縁部)に沿って同図中左右に移動可能
である。まず、その移動のための構成を図6ないし図8
を参照して説明する。
【0020】研磨ユニット100の移動領域には、横に
長いベースフレーム110が設けられ、その上面に2本
のX方向ガイドレール111が平行に固定されている。
ベースフレーム110の上方には移動フレーム112が
設けられ、その下面に取り付けたスライダ113がX方
向ガイドレール111に摺動可能とされ、もって移動フ
レーム112がベースフレーム110に沿って図1中左
右に移動可能である。そして、移動フレーム112の上
面には前記X方向ガイドレール111に直交する方向に
2本のガイドレール114が平行に固定され、ここに前
記第1の研磨加工ユニット100のユニットフレーム1
01がスライダ115を介して移動可能に支持されてい
る。従って、第1の研磨加工ユニット100はベースフ
レーム110上を図1中の左右に移動可能であると共
に、上下(ワークテーブル10に接近或いは遠ざかる方
向)にも移動可能となっている。
【0021】一方、ベースフレーム110内には送りね
じ軸116が軸受117(図8に図示)を介して回転自
在に設けられ、内部の一端部寄りには図7に示すように
モータ118が固定され、このモータ118にて送りね
じ軸116が回転駆動される。そして、図8に示すよう
に、送りねじ軸116には取付部材119を介して雌ね
じブロック120が螺合しており、これが移動フレーム
112の底面に固定されている。従って、モータ118
によって送りねじ軸116が回転されると、移動フレー
ム112ひいては第1の研磨加工ユニット100がベー
スフレーム110に沿ってX方向に移動する。なお、こ
の送りねじ軸116の他端部にはロータリエンコーダ1
21が設けられ、送りねじ軸116の回転数、ひいては
第1の研磨加工ユニット100の位置を検出することが
できるようになっている。また、図示はしないが、移動
フレーム112には上述の送りねじ軸116及びモータ
118と同様な構成が設けられ、そのモータを駆動する
ことにより移動フレーム112ひいては第1の研磨加工
ユニット100をベースフレーム110と直交する方向
(Y方向)に沿って移動させることができる。
【0022】なお、上記移動フレーム112には第1の
研磨加工ユニット100と共に集塵装置122が設けら
れ、第1の研磨加工ユニット100に設けられている後
述するベルト研磨機構130及びホイル研磨機構170
によってワークから削られた粉塵を集めて空気中から除
去することができるようになっている。
【0023】さて、上記ベルト研磨機構130及びホイ
ル研磨機構170について順に詳述する。
【0024】(A−2−1) ベルト研磨機構130 これの概略的な外観については図9に示してあり、基本
的には無端のサンディングベルト131を図示しないモ
ータにより駆動可能に構成したものである。
【0025】詳述するに、ユニットフレーム101の側
面部には図11から明かなようにユニットフレーム10
1の前縁部ほぼ中央にある回動軸Aを中心とした弧状ガ
イド132がボルト133にて固定されると共に、この
ユニットフレーム101の側方には、これに対向するよ
うに回動フレーム134が設けられている。回動フレー
ム134には上記弧状ガイド132を挟む位置に例えば
3対のガイドローラ135が回転自在に設けられ、回動
フレーム134がユニットフレーム101に対して回動
軸Aを中心として回動可能になっている。
【0026】また、この回動フレーム134がユニット
フレーム101から離脱することがないように、前記各
ガイドローラ135間に設けたボス部136に支持部材
137を介して摺動片138が弧状ガイド132を裏側
から挟み付けるようにして取り付けられている(図10
参照)。そして、回動フレーム134の前縁部には、前
記回動軸Aを中心としてボス部134aに半円状の従動
ギヤ139がボルト140にて固定され、ユニットフレ
ーム101にはこの従動ギヤ139に噛合する駆動ギヤ
140が設けられている。この駆動ギヤ140はユニッ
トフレーム101に回転可能に支持した駆動軸141に
取り付けられており、同軸141の端部に取り付けたプ
ーリ142を駆動モータ143(図6にのみ破線で示
す)により回転させることができる。これにて駆動モー
タ143を回転駆動することにより、回動フレーム13
4を回動軸Aを中心にして回動させるフレーム回動機構
160が構成され、その回動角度範囲は約90度となっ
ている。なお、この回動軸Aは、ワークテーブル10上
に載置されたワークの周縁に沿って延びるようほぼ水平
に延びる。
【0027】上記回動フレーム134のうちユニットフ
レーム101とは反対側の面には、図12に示すように
駆動ローラ145、アイドルローラ146及びテンショ
ンローラ147が設けられ、これらのローラ間に前記サ
ンディングベルト131が掛け渡されている。このうち
駆動ローラ145は回動フレーム134に設けた駆動モ
ータ148にてタイミングベルト149を介して回転駆
動され、もってサンディングベルト131を高速で走行
させる。テンションローラ147はシリンダ147aの
ロッドに取り付けられ、シリンダ147aを作動させる
ことによりサンディングベルト131に所定の張力を与
える。また、前記アイドルローラ146と駆動ローラ1
45との間には、サンディングベルト131の裏側に位
置して押圧パッド150が設けられ、これをリニアガイ
ド151にて図12中左右方向に案内しながら、パッド
シリンダ152にて移動させ得るようになっている。す
なわち、パッドシリンダ152を突出作動させると、押
圧パッド150がワークテーブル10側に移動してサン
ディングベルト131を図12に示すようにワークWに
押し付け、これにてワークWの研磨を行う。なお、上記
押圧パッド150は、支持ブロック150aに軟質パッ
ド150bを取り付けると共に、これを軟質カバー15
0cにて覆った構成である。また、各ローラ間に張られ
たサンディングベルト131を前面部を残して覆うよう
にカバー153が設けられ、このカバー153の前下部
から前記集塵装置122の吸気口にかけて集塵ホース1
54が連結されている。
【0028】(A−2−2) ホイル研磨機構170 これの概略的な外観については図13に示してあり、基
本的には回転基盤171aの周縁に多数の研磨片171
bを設けてなるサンディングホイル171を図示しない
モータにより回転駆動可能に構成したものである。
【0029】このホイル研磨機構170も前記ベルト研
磨機構130と同様なフレーム回動機構160を備え、
ユニットフレーム101の上部に設けた駆動モータ16
2を回転駆動することにより、回動フレーム164を回
動軸Aを中心にして所望の角度だけ回動させることがで
きるようになっている。
【0030】その回動フレーム164にはこれとほぼ同
形状の取付基板173が固定され、ここに前後方向(ワ
ークテーブル10に接近或いは遠ざかる方向)に延びる
一対のガイドレール174が固定されている。そして、
この取付基板173にはこれと対向状態で移動フレーム
175が設けられ、そこに固定したスライダ176が上
記ガイドレール174に係合して移動フレーム175が
取付基板173に対して前後に移動可能になっている。
この移動フレーム175には、軸受装置177を介して
駆動シャフト(図示せず)が僅かな傾斜状態で回転自在
に支持されており、その上端に前記サンディングホイル
171が取り付けられると共に、下端にプーリ178が
設けられている。一方、図15にのみ示すが、取付基板
173の裏側には駆動モータ179が取り付けられ、前
記プーリ178との間にベルト180が張り渡され、こ
れにてサンディングホイル171が回転駆動されるよう
になっている。なお、上記サンディングホイル171
は、図14に示すように回動軸Aに対して傾斜してい
て、サンディングホイル171の研磨片171bの全域
が均等にワークWの端面に当たるようになっている。ま
た、サンディングホイル171の周囲には前面を開放し
たカバー181が設けられ、その内部が集塵ホース12
2aを介して前記集塵装置122に連結されている。
【0031】一方、前記移動フレーム175の後方に
は、図15に示すように、軸受182が取り付けられる
と共に、この軸受182に送りねじ軸183が回転可能
に支持されている。この送りねじ軸183の端部にはプ
ーリ184が取り付けられ、モータ185(図13にの
み図示)との間に張り渡された図示しないベルトを介し
て回転駆動されるようになっている。この送りねじ軸1
83の先端部には雌ねじブロック186が螺合してお
り、この雌ねじブロック186がスライダ187を介し
てガイドレール174に移動可能に支持されている。従
って、モータ185を回転させると、雌ねじブロック1
86が前後方向(ワークテーブル10に接近或いは遠ざ
かる方向)に沿って移動することになる。そして、前記
移動フレーム175にはエアシリンダ188が取り付け
られ、そのロッド188aが上記雌ねじブロック186
に連結されており、従ってエアシリンダ188のロッド
188aが伸張作動すると移動フレーム175ひいては
サンディングホイル171が前方(ワークテーブル10
に接近する方向)に移動することになる。なお、前記送
りねじ軸183の端部にはロータリエンコーダ189が
連結され、送りねじ軸183の回転数、ひいてはサンデ
ィングホイル171のY方向位置を検出できるようにな
っている。
【0032】〔A−3〕第2の研磨加工ユニット200
について この研磨加工ユニット200が第1の研磨加工ユニット
100と異なる点はホイル研磨機構170を備えないと
ころにあり、その他の点は第1の研磨加工ユニット10
0と同様である。すなわち、図1に示すようにワークテ
ーブル10の右側部にベースフレーム210を設け、こ
こに固定した2本のY方向ガイドレール211上に移動
フレーム212が図1の上下方向(Y方向)に移動可能
に支持されている。この移動フレーム212上には集塵
装置222が設けられると共に、ガイドレール214を
介して第2の研磨加工ユニット200がX方向に移動可
能に支持されている(図3参照)。そして、この第2の
研磨加工ユニット200のユニットフレーム(図示せ
ず)には、フレーム回動機構260を介してベルト研磨
機構230が設けられ、そのフレーム回動機構260が
ワークの周縁に沿って前記回動軸Aと直交する方向に延
びるほぼ水平の回動軸を中心に約90度の角度範囲内で
回動可能となっている。また、上記ベルト研磨機構23
0は詳細には図示しないが、図9ないし図12に示した
第1の研磨加工ユニット100のベルト研磨機構130
と同様な構成で、複数のローラ間に無端のサンディング
ベルトを走行可能に掛け渡してなるものである。
【0033】《作用》 次に本実施例の面取り装置の動作について説明する。
【0034】〔B−1〕ワークに関するデータの入力と
初期設定等 作業者によって各部の原点設定が行われ、加工されるワ
ークの縦横寸法及び厚さ寸法が図示しない操作盤にて制
御装置に入力される。また、ワークの寸法に応じてワー
クテーブル10上のプッシャー機構20が適切な位置に
取り付けられ、またワークテーブル10の手動バルブが
テーブル板12の適切な領域の小孔12a群が有効化さ
れるように切り換えられる。
【0035】〔B−2〕ワークの位置決め固定 ワークは図示しない搬送装置により天井から吊り下げら
れてワークテーブル10上に供給される。ワークの供給
当初、ブロアからの空気がテーブル板12の小孔12a
群から噴出されており、ワークはテーブル板12上を自
由に移動できるようになっている。また、この状態で、
X方向ガイド機構30及びY方向ガイド機構40の各受
けプレート34,44は図4及び図5に示すようにテー
ブル板12の側方位置に進出している。そこで、ワーク
をワークテーブル10上に搬送し終わった旨の信号を搬
送装置から受けると、制御装置はワークテーブル10上
のプッシャー機構20を作動させ、ワークをX方向及び
Y方向に押して各ガイド機構30,40の受けプレート
34,44に当接させる。この後、ワークテーブル10
の小孔12a群がバキュームポンプに接続され、これに
てワークがワークテーブル10上に吸着固定されるよう
になる。すると、X方向ガイド機構30及びY方向ガイ
ド機構40の各エアシリンダが作動し、受けプレート3
4,44及び移動プレート32,42をテーブル板12
の下方に退避した状態とする。この段階になると、ワー
クの周縁の加工部位(図1中において右及び下側の二側
縁部)が、テーブル板12の周縁から僅かに突出した状
態となっている。
【0036】〔B−3〕ワークの研磨加工 研磨加工の開始前、第1の研磨加工ユニット100にあ
って、ベルト研磨機構130及びホイル研磨機構170
の各フレーム回動機構160は回動フレーム164を中
間角度に位置させており、従って、例えば図12に示す
ようにサンディングベルト131及びサンディングホイ
ル171はワークの真横から対向する状態にある。
【0037】以下の説明ではワークの研磨部位を明らか
にするために、ワークの各部に図16に示すように符号
を付して説明する。第1及び第2の各研磨加工ユニット
100,200による研磨の順序は図17に示す通りで
ある。なお、同図において、逆方向に進行しながら研磨
が進むものについては、研磨部位を表す記号にアンダー
ラインを付して示してある。これらの各研磨工程のうち
代表的なものについて説明する。
【0038】〔B−3−1〕左隅部の平坦面RL0の研磨 研磨開始信号が出力されると、第1の研磨加工ユニット
100がX方向ガイドレール111に沿って原点位置か
らワークの加工位置まで移動し、まず、サンディングホ
イル171の右側部がワークの左隅部に対向する。この
時、ベルト研磨機構130の駆動モータ143及びホイ
ル研磨機構170のモータ185が運転されてサンディ
ングベルト131及びサンディングホイル171が駆動
されており、また集塵装置122が作動状態にある。
【0039】この状態で、制御装置からの信号に基づき
ホイル研磨機構170のエアシリンダ188が所定時間
だけ突出作動する。すると、エアシリンダ188が突出
している間、回転するサンディングホイル171がワー
ク側に進出し、サンディングホイル171の研磨片17
1b群がワークの左隅部を高速度で擦るようになるた
め、ワークの左隅部が研磨される。この場合、サンディ
ングホイル171の研磨片171b群は遠心力によって
放射方向に広がった状態でワークの隅部に衝突するか
ら、その隅部の比較的広い領域が研磨片171b群によ
って研磨される。
【0040】〔B−3−2〕前縁部平坦面X0 の研磨
(往路) 次に、第1の研磨加工ユニット100がX方向ガイドレ
ール111に沿って右側隅部に向けて移動し、これに併
せてベルト研磨機構130のパッドシリンダ152が突
出作動する。すると、走行するサンディングベルト13
1が押圧パッド150によってワークの前縁部平坦面X
0 に押し付けられるから、ワークの前縁部平坦面X0 が
右側隅部に向けて順次研磨されてゆく。第1の研磨加工
ユニット100が右側隅部に至ると、パッドシリンダ1
52が後退作動して押圧パッド150が退避するため、
サンディングベルト131がワークの側縁部から離れて
前縁部平坦面X0 の第1回目の研磨が終了する。
【0041】このように前縁直線部の研磨をサンディン
グベルト131にて行えば、サンディングベルト131
の研磨部位は平坦であるから、ベルト研磨機構130ひ
いては第1の研磨加工ユニット100をX方向ガイドレ
ール111に沿って直線的に移動させればよい。
【0042】〔B−3−3〕右隅部平坦面RR0の研磨 次に、第1の研磨加工ユニット100が僅かに移動さ
れ、サンディングホイル171の左側部がワークの右隅
部に対向するようになる。すると、再び、制御装置から
の信号に基づきホイル研磨機構170のエアシリンダ1
88が所定時間だけ突出作動し、サンディングホイル1
71の研磨片171b群がワークの左隅部を高速度で擦
るようになり、ワークの右隅部が研磨される。この場合
にも、〔B−3−1〕において説明した左隅部の場合と
同様にして、ワークの右隅部の比較的広い領域が研磨片
171b群によって研磨される。
【0043】〔B−3−4〕前縁部平坦面X0 の再研磨
(復路) 今度は、第1の研磨加工ユニット100がX方向ガイド
レール111に沿って逆に左側隅部に向けて移動し、こ
れに併せてベルト研磨機構130のパッドシリンダ15
2が突出作動する。これにより、走行するサンディング
ベルト131が押圧パッド150によってワークの前縁
部平坦面X0 に押し付けられるから、ワークの前縁部平
坦面X0 が左側隅部に向けて順次研磨される。そして、
第1の研磨加工ユニット100が左側隅部に至ってワー
クの前縁部平坦面X0 の2回目の研磨が終了したところ
で、パッドシリンダ152が後退作動してサンディング
ベルト131がワークの側縁部から離れる。
【0044】〔B−3−5〕右側縁平坦面Y0 の研磨 第1の研磨加工ユニット100が左側隅部に向けて戻り
始めると、これが左側隅部に到達する前の所定のタイミ
ングで第2の研磨加工ユニット200がY方向ガイドレ
ール211に沿って図1中の下側に向かって移動を開始
する。そして、これがワークの加工領域に到着すると、
第1の研磨加工ユニット100と同様にベルト研磨機構
のパッドシリンダが突出作動されてサンディングベルト
がワークに押し付けられるようになり、ワークの右側縁
平坦面Y0 を移動しながら研磨することになる。この研
磨作業は、第2の研磨加工ユニット200がワークの右
下隅部に到達するとベルト研磨機構の押圧パッドが後退
して終了するが、この時点では、第1の研磨加工ユニッ
ト100はワークの右側隅部から十分に離れており、両
ユニット100,200が相互に干渉するおそれはな
い。
【0045】〔B−3−6〕左隅部の下稜線部RL1の研
磨 研磨加工ユニット100が左側隅部に戻ると、フレーム
回動機構160の駆動モータ162が回転され、回動フ
レーム164が回動される。そして、回動フレーム16
4が下方向に約45度だけ回動し、ベルト研磨機構13
0のサンディングベルト131及びホイル研磨機構17
0のサンディングホイル171がワークの下側稜線部に
対応するようになる。そして、この状態からホイル研磨
機構170のエアシリンダ188が所定時間だけ突出作
動し、サンディングホイル171によりワークの左隅部
の下稜線部RL1が研磨される。
【0046】〔B−3−7〕右隅部の上稜線部RR2の研
磨 研磨加工ユニット100が右側隅部に位置して右隅部の
下稜線部RR1の研磨が終了すると、フレーム回動機構1
60の駆動モータ162が回転され、今度は回動フレー
ム164が逆方向に約90度回動され、ベルト研磨機構
130のサンディングベルト131及びホイル研磨機構
170のサンディングホイル171がワークの上側稜線
部に対応するようになる。そこで、この状態からホイル
研磨機構170のエアシリンダ188が所定時間だけ突
出作動するため、サンディングホイル171によりワー
クの右隅部の上稜線部RR2が研磨されることになる。ま
た、ワークの四隅部のうち残された二隅部は、ワークを
反転させて再度パンチプレス装置に供給してコーナーカ
ットし、これを本実施例装置のワークテーブル10側に
供給することにより上述したと同様にして自動的に研磨
される。
【0047】《実施例の効果》 このように本実施例によれば、面取り加工すべきワーク
Wはワークテーブル10に載せられて位置決め固定さ
れ、第1及び第2の各研磨加工ユニット100,200
がワークテーブル10の二側縁部の一方及び他方に沿っ
て移動しながら、周縁が研磨加工される。この実施例で
は、第1の研磨加工ユニット100にはベルト研磨機構
130及びホイル研磨機構170が設けられ、そのサン
ディングベルト131にてワークWの一側縁の加工部位
が研磨加工されると共に、ホイル研磨機構170のサン
ディングホイル171にてワークWの二隅部が研磨加工
される。また、第2の研磨加工ユニット200にはベル
ト研磨機構130が設けられているから、そのベルト研
磨機構130のサンディングベルト131にてワークW
の他側縁の加工部位が研磨加工される。これにてワーク
Wの周縁部が自動的に研磨されることになり、従来より
行っていたグラインダーによる手作業に比べて作業能率
が高くなる。また、作業者は制御装置を操作したり、動
きを監視したりしているだけでよく、粉塵の発生源に近
寄る必要がないから作業環境の劣化がなくなる。特に、
各研磨機構130,170には集塵装置122を付設し
て研磨に伴い発生する粉塵を集めて除去するようにして
いるから、作業環境を極めて良好に維持できる。
【0048】しかも、ワークWの周縁のうち隅部は、サ
ンディングホイル171の回転によって研磨されるか
ら、第1の研磨加工ユニット100は隅部の曲線に沿っ
た動きをしなくとも、サンディングホイル171を各隅
部に対向させ、その状態でサンディングホイル171を
前後に移動させるという直線的な動きによって隅部を曲
面的に研磨することができる。一方、ワークWの各隅部
間の直線部はサンディングベルト131を走行させるベ
ルト研磨機構130を直線的に移動させることにより研
磨される。従って、第1及び第2の各研磨ユニット10
0,200は単に直線的に移動させるだけでよく、研磨
機構を曲線的な動きも含めて複雑に移動させる必要があ
る倣いルータや数値制御ルータに比べて研磨機構の移動
のための構造が著しく簡単になり、製造コストを安価に
することができる。
【0049】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えばワークの反転機構を設けて四隅部を
自動的に研磨加工するようにしてもよい等、要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更して実施することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の平面図
【図2】全体の側面図
【図3】全体の正面図
【図4】X方向及びY方向の各ガイド機構を示す側面図
【図5】X方向及びY方向の各ガイド機構を示す正面図
【図6】第1の研磨加工ユニットのフレームを示す側面
【図7】第1の研磨加工ユニットの移動機構を示す縦断
側面図
【図8】第1の研磨加工ユニットの移動機構を示す縦断
正面図
【図9】ベルト研磨機構の斜視図
【図10】ベルト研磨機構の回転機構を示す縦断面図
【図11】フレーム回動機構を示す図10のA−A線に
沿った断面図
【図12】ベルト研磨機構の側面図
【図13】ホイル研磨機構の斜視図
【図14】ホイル研磨機構の移動機構を示す縦断面図
【図15】ホイル研磨機構の移動機構を示す横断面図
【図16】ワークの研磨部位を概略的に示す斜視図
【図17】各研磨部位の加工手順を示す工程図
【符号の説明】
10…ワークテーブル 100…第1の研磨加工ユニット 122…集塵装置 130…ベルト研磨機構 131…サンディングベルト 170…ホイル研磨機構 171…サンディングホイル 200…第2の研磨加工ユニット 230…ベルト研磨機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の周縁を面取り加工するためのもの
    であって、 前記板材を載置するワークテーブルと、 前記板材をその周縁の加工部位がワークテーブルの隣接
    する二側縁部から突出する所定の状態で位置決め固定す
    るワーク位置決め固定手段と、 前記ワークテーブルの前記二側縁部の一方及び他方に沿
    って移動可能に設けられた第1及び第2の研磨加工ユニ
    ットとを備え、 前記第1の研磨加工ユニットは、複数のローラー間に無
    端のサンディングベルトを走行可能に掛け渡してなるベ
    ルト研磨機構と、周縁に多数の研磨片を設けたサンディ
    ングホイルを回転可能に設けたホイル研磨機構とを備
    え、前記ベルト研磨機構のサンディングベルトにて前記
    板材の周縁の加工部位を研磨加工し、且つ、前記ホイル
    研磨機構のサンディングホイルにて前記板材の隅部を研
    磨加工するように構成され、 前記第2の研磨加工ユニットは、複数のローラー間に無
    端のサンディングベルトを走行可能に掛け渡してなるベ
    ルト研磨機構を備えてそのサンディングベルトにて前記
    板材の周縁の加工部位を研磨加工するように構成されて
    いることを特徴とする板材の面取り装置。
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