JPH0691526A - 板材の加工装置 - Google Patents

板材の加工装置

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JPH0691526A
JPH0691526A JP27106992A JP27106992A JPH0691526A JP H0691526 A JPH0691526 A JP H0691526A JP 27106992 A JP27106992 A JP 27106992A JP 27106992 A JP27106992 A JP 27106992A JP H0691526 A JPH0691526 A JP H0691526A
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JP
Japan
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work
polishing
unit
moving
plate material
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JP27106992A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Hamashima
嘉比佐 濱島
Seiji Uchikawa
清二 内川
Yoichi Noda
洋一 野田
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Amitec Corp
Original Assignee
Amitec Corp
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材周縁の研磨加工を自動化できると共に、
高能率加工が可能であり、しかも製造コストを安価にで
きるようにする。 【構成】 ワークはワークテーブル10上に固定され、
第1及び第2の両研磨加工ユニット100,200がワ
ークテーブル10の側縁部に沿って移動され、これに伴
いワークの二側縁部が研磨加工される。この場合、予め
作業者によりワーク寸法が制御装置400に入力されて
いる共に、位置検出手段により加工ユニット100,2
00の位置が検出されており、制御装置400は研磨加
工ユニット100,200をワークに対応しない領域に
おいて早送り移動させ、ワークに対応する領域において
所定の加工速度で移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板材の周縁を自動的に研
磨加工するための板材の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばステンレス板等の大型の金属板の
周縁を面取り加工するには、従来、手持ちグラインダー
を使用して行うことが一般的であった。すなわち、加工
すべき板材をテーブル上に固定し、グラインダーを携え
た作業者が板材の周囲を歩いて巡りながら、そのグライ
ンダーで板材の隅部及び稜線部を研磨するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
手作業による研磨作業では作業能率が著しく低い。ま
た、グラインダーにて削られた金属粉塵が周囲に飛び散
ることを避け得ないところ、グラインダーを手持ちにて
作業を行うことから、作業者は粉塵の発生源から遠ざか
ることができず、グラインダーを使う作業者は劣悪な作
業環境におかれるという問題がある。このような研磨作
業を自動的に行うには、ワークテーブル上に板材を固定
すると共に、研磨手段を加工ユニットを板材の周縁部に
沿って移動させるという、倣いルータや数値制御ルータ
と同様な構成が考えられる。しかし、この構成では、製
造コストが極めて高価になってしまうという欠点があ
る。
【0004】そこで、本発明の目的は、板材周縁の研磨
加工を自動的に行うことができ、これにて作業能率を高
めると共に作業者の作業環境を良好に維持でき、しかも
製造コストが安価である板材の加工装置を提供するとこ
ろにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る板材の加工
装置は、板材を載置するワークテーブルと、板材をワー
クテーブルの所定位置に固定するワーク固定手段と、ワ
ークテーブル上に固定されたワークの側縁部を移動しな
がら研磨する研磨加工ユニットと、この研磨加工ユニッ
トをワークの側縁部に沿って移動させる加工ユニット移
動機構と、この研磨加工ユニットの移動位置を検出する
位置検出手段と、ワークの寸法に対応した値を記憶する
加工寸法記憶手段と、位置検出手段からの信号及び加工
寸法記憶手段からの情報に基づいて加工ユニット移動機
構を制御して研磨加工ユニットをワークに対応しない領
域において早送り移動させ、ワークに対応する領域にお
いて所定の加工速度で移動させる加工ユニット移動制御
装置とを設けたところに特徴を有する。
【0006】
【作用】研磨加工すべき板材はワークテーブル上にワー
ク固定手段にて固定される。加工ユニット移動機構によ
り研磨加工ユニットがワークテーブルの側縁部に沿って
移動され、これに伴い板材の周縁が研磨加工される。こ
の場合、予め作業者による入力或いは自動読み取り等に
よってワークの寸法に対応した値が加工寸法記憶手段に
記憶されており、加工ユニット移動制御装置が研磨加工
ユニットの移動位置を検出する位置検出手段からの信号
及び加工寸法記憶手段からの情報に基づいて加工ユニッ
ト移動機構を制御して研磨加工ユニットをワークに対応
しない領域において早送り移動させ、ワークに対応する
領域において所定の加工速度で移動させる。従って、加
工すべき板材がワークテーブルよりも寸法が小さい場合
でも、板材の加工部分に研磨加工ユニットが迅速に移動
することになる。
【0007】
【発明の効果】このように本発明の面取り装置によれ
ば、板材周縁の研磨加工を自動的に行うことができるか
ら、グラインダーによる手作業に比べて作業能率が高
く、粉塵の発生源に作業者が近寄る必要がないから作業
環境の劣化がない。しかも、研磨加工ユニットは直線的
に移動させればよいから、その移動機構が簡単であって
製造コストを安価にでき、更に、加工すべき板材の寸法
の如何に係わらずその加工を効率的に行うことができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0009】本実施例に例示した面取り装置は、例えば
ステンレス板等の金属板材(以下「ワーク」という)の
周縁部を研磨するためのものである。図示はしないが、
この装置には隣接してパンチプレス装置が設けられ、そ
のパンチプレス装置にてワークの二隅部が予め曲線状に
コーナーカットされ、図示しないワーク搬送装置により
この面取り装置に搬送され、ここで各隅部のバリが除去
されると共に、各隅部間の直線部が面取り研磨されるよ
うになっている。
【0010】《構成》さて、本実施例の面取り装置の平
面的構成は図1に示してあり、基本的にはワークテーブ
ル10と、このワークテーブル10の図1中下側に設け
た第1の研磨加工ユニット100と、ワークテーブル1
0の図1中右側に設けた第2の研磨加工ユニット200
と、これらを制御する制御装置400との4つの基本構
成部分からなる。以下、各基本構成部分毎に構造を詳述
する。
【0011】〔A−1〕ワークテーブル10について 図4及び図5に示したように、ワークテーブル10はテ
ーブル基台11の上面に平滑なテーブル板12を設けて
なり、そのテーブル板12には全域に無数の小孔12a
(図1参照)が形成されており、これらが図示しないブ
ロワー及びバキュームポンプにソレノイドバルブを介し
て選択的に連通される。ブロワーは小孔12a群から空
気を吹き出させることによりワークをワークテーブル1
0上で自由に移動できるようにするものであり、バキュ
ームポンプは小孔12a群から空気を吸引することによ
りワークをワークテーブル10上で固定するためのもの
である。なお、ワークの大きさの相違に対処するため、
手動バルブを操作することによって、ワークテーブル1
0の全域に形成された小孔12a群のうち、所望の領域
に存するもののみを有効化することができる。
【0012】ワークテーブル10の上面には例えば計4
台のプッシャー機構20が設けられている。これらは、
押圧板21(図4参照)をエアシリンダ22にてテーブ
ル板12の上面に沿って移動させる構成で、計4台のう
ち2台が押圧板21をワークテーブル10の縦方向(Y
方向という)に移動させ、残り2台が押圧板21を横方
向(X方向という)に移動させるために設けられてい
る。なお、これらはワークの大きさの相違に対処するた
め、ワークテーブル10上の任意の位置に取付可能であ
る。
【0013】一方、上述のプッシャー機構20によって
押されるワークを受けて位置決めを行うため、図1に示
したワークテーブル10の右下角部にX方向ガイド機構
30とY方向ガイド機構40とが設けられている。この
うちX方向ガイド機構30は、図4及び図5に示すよう
に、テーブル基台11内に2本の水平方向シリンダ(図
示せず)を設け、そのロッドの先端に移動プレート32
を取り付けると共に、この移動プレート32に垂直方向
シリンダ33をロッド33aが上下に延びるように取り
付け、更に、そのロッド33aの上端に横形の受けプレ
ート34を固定した構造である。水平方向シリンダを進
出状態とし、その状態で垂直方向シリンダ33のロッド
33aを上昇させると、図5に示すように受けプレート
34がワークテーブル10のテーブル板12の側方に並
んで位置し、ここにプッシャー機構20に押されたワー
クが当接するようになっている。この時、受けプレート
34はワークテーブル10から離れて位置しているか
ら、ワークはワークテーブル10の一側縁(図1の右側
縁)から僅かに突出した状態となる。そして、この状態
から垂直方向シリンダ33を下降動作させ、水平方向シ
リンダを後退動作させると、図5の二点鎖線にて示した
ように受けプレート34及び移動プレート32がテーブ
ル板12の下方に退避した状態となる。
【0014】また、上記Y方向ガイド機構40は、水平
方向シリンダ及び垂直方向シリンダ43を備えてX方向
ガイド機構30と同様な構成とされ、両シリンダを作動
させて図4に示すように受けプレート44をテーブル板
12の側方(図1の下側縁)から離して位置させ、ここ
にテーブル板12上を移動したワークを当接させること
ができる。これにより、ワークをワークテーブル10の
一側縁から僅かに突出した状態とすることができる。勿
論、両シリンダを逆方向に作動させることにより、X方
向ガイド機構30と同様に受けプレート44及び移動プ
レート42をテーブル板12の下方に退避した状態とす
ることもできる(図4二点鎖線参照)。
【0015】なお、以上説明したプッシャー機構20、
X方向ガイド機構30及びY方向ガイド機構40は、テ
ーブル板12の小孔12a群と協働してワークをその周
縁の加工部位がワークテーブル10の隣接する二側縁部
から突出する所定の状態のなるように固定するワーク固
定手段として機能する。
【0016】〔A−2〕第1の研磨加工ユニット100
について この研磨加工ユニット100は、ワークテーブル10の
一側縁部(図1の下側縁部)に沿って同図中左右に移動
可能である。まず、その移動のための構成を図6ないし
図8を参照して説明する。 (A−2−1) 加工ユニット移動機構110 研磨加工ユニット100の移動領域には、横に長いベー
スフレーム110aが設けられ、その上面に2本のX方
向ガイドレール111が平行に固定されている。ベース
フレーム110aの上方には移動フレーム112が設け
られ、その下面に取り付けたスライダ113がX方向ガ
イドレール111に摺動可能とされ、もって移動フレー
ム112がベースフレーム110aに沿って図1中左右
に移動可能である。そして、移動フレーム112の上面
には前記X方向ガイドレール111に直交する方向に2
本のガイドレール114が平行に固定され、ここに前記
第1の研磨加工ユニット100のユニットフレーム10
1がスライダ115を介して移動可能に支持されてい
る。従って、第1の研磨加工ユニット100はベースフ
レーム110a上を図1中の左右に移動可能であると共
に、上下(ワークテーブル10に接近或いは遠ざかる方
向)にも移動可能となっている。
【0017】一方、ベースフレーム110a内には送り
ねじ軸116が軸受117を介して回転自在に設けら
れ、内部の一端部寄りには図7に示すようにモータ11
8が固定され、このモータ118にて送りねじ軸116
が回転駆動される。そして、図8に示すように、送りね
じ軸116には取付部材119を介して雌ねじブロック
120が螺合しており、これが移動フレーム112の底
面に固定されている。従って、モータ118によって送
りねじ軸116が回転されると、移動フレーム112ひ
いては第1の研磨加工ユニット100がベースフレーム
110aに沿ってX方向に移動する。なお、この送りね
じ軸116の他端部にはロータリエンコーダ121が設
けられ、送りねじ軸116の回転数、ひいては第1の研
磨加工ユニット100の位置を検出する位置検出手段と
して機能するようになっている。また、図示はしない
が、移動フレーム112には上述の送りねじ軸116及
びモータ118と同様な構成が設けられ、そのモータを
駆動することにより第1の研磨加工ユニット100をベ
ースフレーム110aと直交する方向(Y方向)にも移
動させることができる。
【0018】なお、上記移動フレーム112には第1の
研磨加工ユニット100と共に集塵装置122が設けら
れ、第1の研磨加工ユニット100に設けられている後
述するベルト研磨機構130及びホイル研磨機構170
によってワークから削られた粉塵を集めて空気中から除
去することができるようになっている。 (A−2−2) ベルト研磨機構130 これの概略的な外観については図9に示してあり、基本
的には無端のサンディングベルト131を図示しないモ
ータにより駆動可能に構成したものである。これを詳述
するに、ユニットフレーム101の側面部には図11に
示すように弧状ガイド132がボルト133にて固定さ
れると共に、このユニットフレーム101の側方には、
これに対向するように回動フレーム134が設けられて
いる。上記弧状ガイド132は、ユニットフレーム10
1の前縁部ほぼ中央にある回動軸Aを中心とした円弧を
描く。また、回動フレーム134には上記弧状ガイド1
32を挟む位置に例えば3対のガイドローラ135が回
転自在に設けられ、回動フレーム134がユニットフレ
ーム101に対して回動軸Aを中心として回動可能にな
っている。
【0019】また、この回動フレーム134がユニット
フレーム101から離脱することがないように、前記各
ガイドローラ135間に設けたボス部136に支持部材
137を介して摺動片138が弧状ガイド132を裏側
から挟み付けるようにして取り付けられている(図10
参照)。そして、回動フレーム134の前縁部には、前
記回動軸Aを中心としてボス部134aに半円状の従動
ギヤ139が固定され、ユニットフレーム101にはこ
の従動ギヤ139に噛合する駆動ギヤ140が設けられ
ている。この駆動ギヤ140はユニットフレーム101
に回転可能に支持した駆動軸141に取り付けられてお
り、同軸141の端部に取り付けたプーリ142を駆動
モータ143(図6にのみ破線で示す)により回転させ
ることができる。これにて駆動モータ143を回転駆動
することにより、回動フレーム134を回動軸Aを中心
にして回動させるフレーム回動機構160が構成され、
その回動角度範囲は約90度となっている。なお、この
回動軸Aは、ワークテーブル10上に載置されたワーク
Wの周縁に沿って延びるようほぼ水平に延びる。
【0020】上記回動フレーム134のうちユニットフ
レーム101とは反対側の面には、図12に示すように
駆動ローラ145、アイドルローラ146及びテンショ
ンローラ147が設けられ、これらのローラ間に前記サ
ンディングベルト131が掛け渡されている。このうち
駆動ローラ145は回動フレーム134に設けた駆動モ
ータ148にてタイミングベルト149を介して回転駆
動され、もってサンディングベルト131を高速で走行
させる。テンションローラ147はシリンダ147aの
ロッドに取り付けられ、シリンダ147aを作動させる
ことによりサンディングベルト131に所定の張力を与
える。また、前記アイドルローラ146と駆動ローラ1
45との間には、サンディングベルト131の裏側に位
置して押圧パッド150が設けられ、これをリニアガイ
ド151にて図12中左右方向に案内しながら、パッド
シリンダ152にて移動させ得るようになっている。す
なわち、パッドシリンダ152を突出作動させると、押
圧パッド150がワークテーブル10側に移動してサン
ディングベルト131を図12に示すようにワークWに
押し付け、これにてワークWの研磨を行う。なお、上記
押圧パッド150は、支持ブロック150aに軟質パッ
ド150bを取り付けると共に、これを軟質カバー15
0cにて覆った構成である。また、各ローラ間に張られ
たサンディングベルト131を前面部を残して覆うよう
にカバー153が設けられ、このカバー153の前下部
から前記集塵装置122の吸気口にかけて集塵ホース1
54が連結されている。
【0021】(A−2−3) ホイル研磨機構170 これの概略的な外観については図13に示してあり、基
本的には回転基盤171aの周縁に多数の研磨片171
bを設けてなるサンディングホイル171を図示しない
モータにより回転駆動可能に構成したものである。
【0022】このホイル研磨機構170も前記ベルト研
磨機構130と同様なフレーム回動機構160を備え、
ユニットフレーム101の上部に設けた駆動モータ14
3を回転駆動することにより、回動フレーム164を回
動軸Aを中心にして所望の角度だけ回動させることがで
きるようになっている。
【0023】その回動フレーム164にはこれとほぼ同
形状の取付基板173が固定され、ここに前後方向(ワ
ークテーブル10に接近或いは遠ざかる方向)に延びる
一対のガイドレール174が固定されている。そして、
この取付基板173にはこれと対向状態で移動フレーム
175が設けられ、そこに固定したスライダ176が上
記ガイドレール174に係合して移動フレーム175が
取付基板173に対して前後に移動可能になっている。
この移動フレーム175には、図14に示すように軸受
装置177を介して駆動シャフト(図示せず)が僅かな
傾斜状態で回転自在に支持されており、その上端に前記
サンディングホイル171が取り付けられると共に、下
端にプーリ178が設けられている。一方、図15にの
み示すが、取付基板173の裏側には駆動モータ179
が取り付けられ、前記プーリ178との間にベルト18
0が張り渡され、これにてサンディングホイル171が
回転駆動されるようになっている。なお、上記サンディ
ングホイル171は、図14に示すように回動軸Aに対
して傾斜しており、サンディングホイル171の研磨片
171bの全域が均等にワークWの端面に当たるように
なっている。また、サンディングホイル171の周囲に
は前面を開放したカバー181が設けられ、その内部が
集塵ホース154を介して前記集塵装置122に連結さ
れている。
【0024】一方、前記移動フレーム175の後方に
は、図15に示すように、軸受182が取り付けられる
と共に、この軸受182に送りねじ軸183が回転可能
に支持されている。この送りねじ軸183の端部にはプ
ーリ184が取り付けられ、モータ185(図13にの
み図示)との間に張り渡された図示しないベルトを介し
て回転駆動されるようになっている。この送りねじ軸1
83の先端部には雌ねじブロック186が螺合してお
り、この雌ねじブロック186がスライダ187を介し
て前記ガイドレール174に移動可能に支持されてい
る。従って、モータ185を回転させると、雌ねじブロ
ック186が前後方向(ワークテーブル10に接近或い
は遠ざかる方向)に沿って移動することになる。そし
て、前記移動フレーム175にはエアシリンダ188が
取り付けられ、そのロッド188aが上記雌ねじブロッ
ク186に連結されており、従ってエアシリンダ188
のロッド188aが伸張作動すると移動フレーム175
ひいてはサンディングホイル171が前方(ワークテー
ブル10に接近する方向)に移動することになる。な
お、前記送りねじ軸183の端部にはロータリエンコー
ダ189が連結され、送りねじ軸183の回転数、ひい
てはサンディングホイル171のY方向位置を検出でき
るようになっている。
【0025】〔A−3〕第2の研磨加工ユニット200
について この研磨加工ユニット200が第1の研磨加工ユニット
100と異なる点はホイル研磨機構170を備えないと
ころにあり、その他の点は第1の研磨加工ユニット10
0と同様であってベルト研磨機構230を備えて加工ユ
ニット移動機構210にてX方向及びY方向に移動可能
に設けられている。すなわち、図1に示すようにワーク
テーブル10の右側部にベースフレーム210aを設
け、ここに固定した2本のY方向ガイドレール211上
に移動フレーム212が図1の上下方向(Y方向)に移
動可能に支持されている。この移動フレーム212上に
は集塵装置222が設けられると共に、ガイドレール2
14を介して第2の研磨加工ユニット200がX方向に
移動可能に支持されている(図3参照)。そして、この
第2の研磨加工ユニット200のユニットフレーム(図
示せず)には、フレーム回動機構260を介してベルト
研磨機構230が設けられ、そのフレーム回動機構26
0がワークの周縁に沿って前記回動軸Aと直交する方向
(Y方向)に延びるほぼ水平の回動軸を中心に約90度
の角度範囲内で回動可能となっている。また、上記ベル
ト研磨機構230は詳細には図示しないが、図9ないし
図12に示した第1の研磨加工ユニット100のベルト
研磨機構130と同様な構成で、複数のローラ間に無端
のサンディングベルトを走行可能に掛け渡してなるもの
である。
【0026】〔A−4〕制御装置400について 図1に示した操作盤400a内には、上述したワークテ
ーブル10、第1及び第2の各研磨加工ユニット10
0,200、これらの加工ユニット移動機構110,2
10等を制御するために制御装置400が設けられてお
り、これは加工ユニット移動制御装置としても機能す
る。その電気的構成は図16に示す通り、中央演算処理
装置401を中心に構成され、センサ群402からの信
号を受けながら負荷群403を駆動する。センサ群40
2としては、ワークテーブル10の小孔12a群に連通
させた圧力センサ(図示せず)、各加工ユニット移動機
構110,210のロータリエンコーダ121、リミッ
トスイッチ(図示せず)等がある。また、負荷群403
としては、各エアシリンダを駆動するためのソレノイド
バルブ(図示せず)、各加工ユニット移動機構110,
210の駆動モータ118等、ベルト研磨機構130の
駆動モータ143、ホイル研磨機構170の駆動モータ
172、モータ185等がある。
【0027】一方、前記操作盤400aの操作部には液
晶表示装置404と、その表面に位置するタッチスイッ
チ405とが設けられている。液晶表示装置404は、
中央演算処理装置401からの信号に基づき各種の動作
条件や動作データを設定するための操作メニューを表示
すると共にタッチスイッチ405の表示部としても機能
する。各種の表示画面のうち動作データの入力画面とし
て機能する画面例を示すと図17の通りである。ここで
は、ワーク番号、ワーク長さ(Y方向寸法)、ワーク幅
(X方向寸法)、ワーク厚、コーナー半径の5つのデー
タを入力するようになっており、液晶表示装置404の
下部に1から0までの数字キー、クリヤキー、エンター
キー等からなるテンキー入力部406が形成され、ここ
で入力した各値を表示するために5カ所の表示部407
が形成されている。そして、ここで入力された上述のワ
ーク寸法に関するデータは中央演算処理装置401に接
続された加工寸法記憶手段たるメモリ408に記憶され
るようになっている。
【0028】《作用》次に本実施例の加工装置の動作に
ついて図18ないし図23も参照しながら説明する。加
工装置は基本的には図18に示すような順で動作する。
【0029】〔B−1〕ワークに関するデータの入力と
初期設定等 作業者によって動作モードの設定(ステップS10
0)、各部の原点設定(ステップS200)が行われ、
更に、上記操作盤400aにてワーク寸法が入力され、
これがメモリ408に記憶される(ステップS30
0)。また、ワークの寸法に応じてワークテーブル10
上のプッシャー機構20が適切な位置に取り付けられ、
またワークテーブル10の手動バルブがテーブル板12
の適切な領域の小孔12a群が有効化されるように切り
換えられる。
【0030】〔B−2〕ワークの位置決め固定(ステッ
プS400) ワークは図示しない搬送装置により天井から吊り下げら
れてワークテーブル10上に供給される。ワークの供給
当初、ブロアからの空気がテーブル板12の小孔12a
群から噴出されており、ワークはテーブル板12上を自
由に移動できる。また、この状態で、X方向ガイド機構
30及びY方向ガイド機構40の各受けプレート34,
44は図4及び図5に示すようにテーブル板12の側方
位置に進出している。そこで、ワークをワークテーブル
10上に搬送し終わった旨の信号を搬送装置から受ける
と、制御装置400はワークテーブル10上のプッシャ
ー機構20を作動させ、ワークをX方向及びY方向に押
して各ガイド機構30,40の受けプレート34,44
に当接させる。この後、ソレノイドバルブが切り替わっ
てワークテーブル10の小孔12a群がバキュームポン
プに接続され、これにてワークがワークテーブル10上
に吸着固定されるようになる。すると、X方向ガイド機
構30及びY方向ガイド機構40の各エアシリンダが作
動され、受けプレート34,44及び移動プレート3
2,42をテーブル板12の下方に退避した状態とす
る。この段階では、ワークが周縁の加工部位(図1中に
おいて右及び下側の二側縁部)をテーブル板12の周縁
から僅かに突出させた状態として固定されている。
【0031】〔B−3〕ワークの研磨加工(ステップS
500) 研磨加工の開始前、第1の研磨加工ユニット100にあ
って、ベルト研磨機構130及びホイル研磨機構170
の各フレーム回動機構160は回動フレーム164を中
間角度に位置させており、従って、例えば図12に示す
ようにサンディングベルト131及びサンディングホイ
ル171はワークの真横から対向する状態にある。
【0032】以下の説明ではワークの研磨部位を明らか
にするために、ワークの各部に図20に示すように符号
を付して説明する。第1及び第2の各研磨加工ユニット
100,200による研磨の順序は図21に示す通りで
ある。なお、同図において、逆方向に進行しながら研磨
が進むものについては、研磨部位を表す記号にアンダー
ラインを付して示してある。これらの各研磨工程のうち
代表的なものについて説明する。
【0033】〔B−3−1〕左隅部の平坦面RL0の研磨 ワークの位置決め固定が終了したことが検出されると、
加工ユニット移動制御装置として機能する制御装置40
0からの信号に基づき、まず原点位置にある第1の研磨
加工ユニット100がX方向ガイドレール111に沿っ
て図1中右向きに移動される。この場合、図19に示す
ように、まずメモリ408に記憶されているワークの幅
寸法を読み取ってワークの左端部の位置を認識する。そ
して、ユニット100の位置を読み込みながら(ステッ
プS503)、ワークの左端部に至るまでユニット10
0を高速移動させるのである(ステップS502)。こ
のようにする理由は、ワークが存在せず加工動作を行う
必要がない領域はユニット100を高速で移動させるこ
とにより加工時間を短縮するためである。
【0034】高速移動の結果、サンディングホイル17
1の右側部がワークの左隅部に対向するに至ると、ベル
ト研磨機構130の駆動モータ143及びホイル研磨機
構170のモータ185が運転されてサンディングベル
ト131及びサンディングホイル171が駆動され、ま
た集塵装置122が作動状態にされる(ステップS50
5)。
【0035】この状態で、制御装置400からの信号に
基づきホイル研磨機構170のエアシリンダ188が所
定時間だけ突出作動する。すると、エアシリンダ188
が突出している間、回転するサンディングホイル171
がワーク側に進出し、サンディングホイル171の研磨
片171b群がワークの左隅部を高速度で擦るようにな
るため、ワークの左隅部が研磨される。この場合、サン
ディングホイル171の研磨片171b群は遠心力によ
って放射方向に広がった状態でワークの隅部に衝突する
から、その隅部の比較的広い領域が研磨片171b群に
よって曲面的に研磨される。
【0036】〔B−3−2〕前縁部平坦面X0 の研磨
(往路) 次に、第1の研磨加工ユニット100がX方向ガイドレ
ール111に沿って右側隅部に向けて移動し、これに併
せてベルト研磨機構130のパッドシリンダ152が突
出作動する。すると、走行するサンディングベルト13
1が押圧パッド150によってワークの前縁部平坦面X
0 に押し付けられるから、ワークの前縁部平坦面X0 が
右側隅部に向けて順次研磨されてゆく。第1の研磨加工
ユニット100が右側隅部に至ると(ステップS507
で「Yes」)、パッドシリンダ152が後退作動して
押圧パッド150が退避するため、サンディングベルト
131がワークの側縁部から離れて前縁部平坦面X0 の
第1回目の研磨が終了する。
【0037】このように前縁直線部の研磨をサンディン
グベルト131にて行えば、サンディングベルト131
の研磨部位は平坦であるから、ベルト研磨機構130ひ
いては第1の研磨加工ユニット100をX方向ガイドレ
ール111に沿って直線的に移動させればよい。
【0038】〔B−3−3〕右隅部平坦面RR0の研磨 次に、第1の研磨加工ユニット100が僅かに移動さ
れ、サンディングホイル171の左側部がワークの右隅
部に対向するようになる。すると、再び、制御装置から
の信号に基づきホイル研磨機構170のエアシリンダ1
88が所定時間だけ突出作動し、サンディングホイル1
71の研磨片171b群がワークの左隅部を高速度で擦
るようになり、ワークの右隅部が研磨される。この場合
にも、〔B−3−1〕において説明した左隅部の場合と
同様にして、ワークの右隅部の比較的広い領域が研磨片
171b群によって曲面的に研磨される。
【0039】〔B−3−4〕前縁部平坦面X0 の再研磨
(復路) 今度は、第1の研磨加工ユニット100がX方向ガイド
レール111に沿って逆に左側隅部に向けて移動し、こ
れに併せてベルト研磨機構130のパッドシリンダ15
2が突出作動する(ステップS508)。これにより、
走行するサンディングベルト131が押圧パッド150
によってワークの前縁部平坦面X0 に押し付けられるか
ら、ワークの前縁部平坦面X0 が左側隅部に向けて順次
研磨される。そして、第1の研磨加工ユニット100が
左側隅部に至ってワークの前縁部平坦面X0 の2回目の
研磨が終了したところで、パッドシリンダ152が後退
作動してサンディングベルト131がワークの側縁部か
ら離れる。
【0040】〔B−3−5〕右側縁平坦面Y0 の研磨 第1の研磨加工ユニット100が左側隅部に向けて戻り
始める前の所定のタイミングで第2の研磨加工ユニット
200がY方向ガイドレール211に沿って図1中の下
側に向かって移動を開始する。この第2の研磨加工ユニ
ット200の移動についても、図19に示した第1の研
磨加工ユニット100の動作と同様にワークの端部に至
るまで同ユニット200を高速移動させる。そして、こ
れがワークの加工端部に到着すると、第1の研磨加工ユ
ニット100の場合と同様に同ユニット200を低速移
動に切り換えると共に、ベルト研磨機構230のパッド
シリンダが突出作動されてサンディングベルトがワーク
に押し付けられるようになり、ワークの右側縁平坦面Y
0 を移動しながら研磨することになる。そして、第2の
研磨加工ユニット200がワークの右下隅部に到達する
と、同ユニット200は今度は逆向きに移動されてその
平坦面Y0 が再度研磨されるようになる。
【0041】〔B−3−6〕左隅部の下稜線部RL1の研
磨 研磨加工ユニット100が左側隅部に戻ると、フレーム
回動機構160の駆動モータ162が回転され、回動フ
レーム164が回動される。そして、回動フレーム16
4が下方向に約45度だけ回動し、ベルト研磨機構13
0のサンディングベルト131及びホイル研磨機構17
0のサンディングホイル171がワークの下側稜線部に
対応するようになる。そして、この状態からホイル研磨
機構170のエアシリンダ188が所定時間だけ突出作
動し、サンディングホイル171によりワークの左隅部
の下稜線部RL1が研磨される。
【0042】〔B−3−7〕右隅部の上稜線部RR2の研
磨 研磨加工ユニット100が右側隅部に位置して右隅部の
下稜線部RR1の研磨が終了すると、フレーム回動機構1
60の駆動モータ162が回転され、今度は回動フレー
ム164が逆方向に約90度回動され、ベルト研磨機構
130のサンディングベルト131及びホイル研磨機構
170のサンディングホイル171がワークの上側稜線
部に対応するようになる。そこで、この状態からホイル
研磨機構170のエアシリンダ188が所定時間だけ突
出作動するため、サンディングホイル171によりワー
クの右隅部の上稜線部RR2が研磨されることになる。ま
た、ワークの四隅部のうち残された二隅部は、ワークを
反転させて再度パンチプレス装置に供給してコーナーカ
ットし、これを本実施例装置のワークテーブル10側に
供給することにより上述したと同様にして自動的に研磨
される。
【0043】なお、前述した第2の研磨加工ユニット2
00が移動を開始するタイミングは、ワークの右隅部に
おいて両研磨加工ユニット100,200が相互に干渉
しないように設定されている。そのための本実施例にお
ける基本的考え方は次の通りである。
【0044】・干渉防止のための構成 両研磨加工ユニット100,200が干渉するには、第
1の研磨加工ユニット100がワークの右隅部寄りに移
動して第2の研磨加工ユニット200との干渉可能領域
(図22に斜線を付して示す)に進入していることが必
要である。第1の研磨加工ユニット100はX方向に往
復移動するから、同ユニット100が干渉可能領域に存
在する時間を図23のグラフのように表すことができ
る。同図では、横軸に時間をとり、縦軸に各ユニット1
00,200のY方向位置をとっており、時刻t0 にお
いて第1の研磨加工ユニット100が原点位置から移動
を開始し、t1 〜t2 の間及びt3 〜t4 の間に同ユニ
ット100が干渉可能領域に存在していることを示して
いる。
【0045】一方、第2の研磨加工ユニット200は時
刻t10において移動を開始して時刻t11までは高速移動
し、時刻t11からは低速移動に切り替わりながらワーク
の右側縁の平坦面Y0 を研磨し、時刻t12にて逆転して
今度は図1中の上方に移動することが示されている。図
22に示した各研磨加工ユニット100,200のY方
向位置を示す各直線が交差すれば、両ユニット100,
200が干渉・衝突することになる。
【0046】ところで、各研磨加工ユニット100,2
00の高速移動及び低速移動の速度は予め設定されてい
るから、ワークの長さ及び幅の各寸法が判れば、図22
の各直線は一義的に定まる。例えば、第2の研磨加工ユ
ニット200の位置を示す直線にあって、時刻t10〜時
刻t11の間の傾きは高速移動の移動速度により決まり、
時刻t11〜時刻t12の間の傾きは低速移動の移動速度に
よって決まる。従って、ワークの長さ及び幅の各寸法に
応じ、両研磨加工ユニット100,200の位置を示す
直線が互いに交差しないように第2の研磨加工ユニット
200の移動開始時刻t10を決定すれば良い。勿論、そ
の移動開始時刻t10を調整するだけでは両直線の交差を
回避できない場合には、一方の研磨加工ユニットを待機
させてもよい。このような両直線を交差させない時刻t
10を求める計算は制御装置400の中央演算処理装置4
01にてメモリ408に記憶された値を参照しながら行
うことができる。
【0047】《実施例の効果》このように本実施例によ
れば、面取り加工すべきワークWはワークテーブル10
に載せられて位置決め固定され、第1及び第2の各研磨
加工ユニット100,200がワークテーブル10の二
側縁部の一方及び他方に沿って移動しながら、周縁が研
磨加工される。この実施例では、第1の研磨加工ユニッ
ト100にはベルト研磨機構130及びホイル研磨機構
170が設けられ、そのサンディングベルト131にて
ワークWの一側縁の加工部位が研磨加工されると共に、
ホイル研磨機構170のサンディングホイル171にて
ワークWの二隅部が研磨加工される。また、第2の研磨
加工ユニット200にはベルト研磨機構130が設けら
れているから、そのベルト研磨機構130のサンディン
グベルト131にてワークWの他側縁の加工部位が研磨
加工される。これにてワークWの周縁部が自動的に研磨
されることになり、従来より行っていたグラインダーに
よる手作業に比べて作業能率が高くなる。また、作業者
は制御装置を操作したり、動きを監視したりしているだ
けでよく、粉塵の発生源に近寄る必要がないから作業環
境の劣化がなくなる。特に、各研磨機構130,170
には集塵装置122を付設して研磨に伴い発生する粉塵
を集めて除去するようにしているから、作業環境を極め
て良好に維持できる。
【0048】しかも、ワークWの周縁のうち隅部は、サ
ンディングホイル171の回転によって研磨されるか
ら、第1の研磨加工ユニット100は隅部の曲線に沿っ
た動きをしなくとも、サンディングホイル171を各隅
部に対向させ、その状態でサンディングホイル171を
前後に移動させるという直線的な動きによって隅部を曲
面的に研磨することができる。一方、ワークWの各隅部
間の直線部はサンディングベルト131を走行させるベ
ルト研磨機構130を直線的に移動させることにより研
磨される。従って、第1及び第2の各研磨加工ユニット
100,200は単に直線的に移動させるだけでよく、
研磨機構を曲線的な動きも含めて複雑に移動させる必要
がある倣いルータや数値制御ルータに比べて研磨機構の
移動のための構造が著しく簡単になり、製造コストを安
価にすることができる。
【0049】また、制御装置400は、入力されたワー
クの長さ及び幅の両寸法に基づき、両加工ユニット10
0,200をワークに対応しない領域において早送り移
動させ、ワークに対応する領域において所定の加工速度
で移動させるようにした。これにより、ワークがワーク
テーブル10よりも小さな寸法である場合でも、ワーク
の加工部分に研磨加工ユニット100,200を迅速に
移動させることができ、その分、一層の効率化を図るこ
とができる。更に、特に本実施例では2台の研磨加工ユ
ニット100,200を設けたことに鑑み、両研磨加工
ユニット100,200を互いに干渉しないタイミング
で移動させるようにした。これにて、干渉による事故を
確実に防止しながら、効率的加工を可能にすることがで
きる。
【0050】《その他の実施例》なお、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、例えば次のような変更
が可能である。
【0051】(1)上記実施例では、ワークの二隅部を
研磨加工するようにしたが、これに限らず、ワークの反
転機構を設けて途中でワークを180度反転させること
により、ワークの二隅部づつを研磨加工して四隅部を自
動的に研磨加工する構成としてもよい。
【0052】(2)上記実施例では、ワークの長さ及び
幅の両寸法を作業者が入力するように構成したが、これ
に限らず、例えば近接スイッチやCCDセンサを備えた
画像処理装置等を設けてワークの長さ及び幅の両寸法を
自動的に検出し、これに基づいて両研磨加工ユニットを
制御する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の平面図
【図2】全体の側面図
【図3】全体の正面図
【図4】X方向及びY方向の各ガイド機構を示す側面図
【図5】X方向及びY方向の各ガイド機構を示す正面図
【図6】第1の研磨加工ユニットのフレームを示す側面
【図7】第1の研磨加工ユニットの移動機構を示す縦断
側面図
【図8】第1の研磨加工ユニットの移動機構を示す縦断
正面図
【図9】ベルト研磨機構の斜視図
【図10】ベルト研磨機構の回転機構を示す縦断面図
【図11】フレーム回動機構を示す図10のXI−XI線に
沿った断面図
【図12】ベルト研磨機構の側面図
【図13】ホイル研磨機構の斜視図
【図14】ホイル研磨機構の移動機構を示す縦断面図
【図15】ホイル研磨機構の移動機構を示す横断面図
【図16】制御装置のブロック図
【図17】液晶表示装置の表示例を示す平面図
【図18】加工装置の動作を示す概略的フローチャート
【図19】第1の研磨加工ユニットの動作を示すフロー
チャート
【図20】ワークの研磨部位を概略的に示す斜視図
【図21】各研磨部位の加工順序を示す工程図
【図22】両研磨加工ユニットの干渉可能領域を示す概
略的平面図
【図23】両研磨加工ユニットの動作を示すグラフ
【符号の説明】
10…ワークテーブル 100,200…第1及び第2の研磨加工ユニット 110…加工ユニット移動機構 121…ロータリエンコーダ(位置検出手段) 400…制御装置(加工ユニット移動制御装置) 408…加工寸法記憶手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の周縁を研磨加工するためのもので
    あって、 加工すべき板材を載置するワークテーブルと、 前記板材をワークテーブルの所定位置に固定するワーク
    固定手段と、 前記ワークテーブル上に固定されたワークの側縁部を移
    動しながら研磨する研磨加工ユニットと、 この研磨加工ユニットを前記ワークの側縁部に沿って移
    動させる加工ユニット移動機構と、 この研磨加工ユニットの移動位置を検出する位置検出手
    段と、 前記ワークの寸法に対応した値を記憶する加工寸法記憶
    手段と、 前記位置検出手段からの信号及び前記加工寸法記憶手段
    からの情報に基づいて前記加工ユニット移動機構を制御
    して前記研磨加工ユニットを前記ワークに対応しない領
    域において早送り移動させ、前記ワークに対応する領域
    において所定の加工速度で移動させる加工ユニット移動
    制御装置とを備えてなる板材の加工装置。
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