JP2555839Y2 - 閉蓋具を備えた容器 - Google Patents

閉蓋具を備えた容器

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JP2555839Y2
JP2555839Y2 JP10639791U JP10639791U JP2555839Y2 JP 2555839 Y2 JP2555839 Y2 JP 2555839Y2 JP 10639791 U JP10639791 U JP 10639791U JP 10639791 U JP10639791 U JP 10639791U JP 2555839 Y2 JP2555839 Y2 JP 2555839Y2
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孝光 野沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、再充填等ができないよ
うに形成した容器の閉蓋具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の閉蓋具の口部を閉鎖してい
た閉鎖片を破らなければ、内容液の注出ができない閉蓋
具は、実開昭56-131366号公報に記載されている。
【0003】前記公報に記載された閉蓋具は、図7に示
すように、容器の口筒部1の外周に環状凹部2を設け、
前記口筒部1に、閉蓋具本体8から垂下して設けた外筒
10を外嵌し、外筒10に設けたアンダーカット突起1を、
前記口筒部1の環状凹部2に嵌入して係止し、前記閉蓋
具本体8に口部34を閉鎖する閉鎖片38を設け、この閉鎖
片38には、破断用の弱め線39と摘み片40を設けたもので
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記閉蓋具を嵌着した
容器は、閉鎖片38で口部34が閉鎖されており、密封性が
良好である。
【0005】しかしながら、前記閉蓋具も、口筒部1と
外筒10の下端部の間に、ドライバー等を挿入してこじ開
けると、閉蓋具を口筒部1から取り外すことができるも
のである。そして、前記容器が、ガラス製の瓶である
と、環状凹部2の角部等にアールを付けざるを得ないの
で、前記環状凹部2からの、外筒10のアンダーカット突
起11の抜き出しは、一層容易である。
【0006】また、閉蓋具本体8に、内筒33等を設けた
場合は、アンダーカット突起11は、型抜きをする必要か
ら、角部を丸く形成しなければならない。したがって、
アンダーカット突起11は、さらに、抜き出し易くなる。
【0007】したがって、悪意の第3者によって、容器
の内容物の詰め替えや、毒物の混入等が行なわれる虞れ
がある。本考案は、前記事項に鑑みなされたものであ
り、閉蓋具の口部を破る等しなければ、容器を開口でき
ない閉蓋具を、容器の口筒部から取り外すことができな
いようにすることを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、容器の口
筒部1に環状凹部2を設け、この口筒部1に、合成樹脂
製の閉蓋具本体8から垂下して設けた外筒10を外嵌し、
この外筒10の内側に、アンダーカット突起11を設け、前
記閉蓋具本体8に、口部34を閉鎖し、開封後再閉鎖でき
ない閉鎖片38を設けた閉蓋具を備えた容器において、前
記外筒10の内側上部に設けた段部9と、前記アンダーカ
ット突起11の間に、合成樹脂製の補助リング16を挿入
し、この補助リング16に、補助リングアンダーカット突
起部17を設け、この補助リングアンダーカット突起部17
を、前記環状凹部2の上部面3と、前記アンダーカット
突起11の間に挿入して閉蓋具を備えた容器とした。
【0009】第2の考案は、第1の考案の閉蓋具を備え
た容器において、補助リング16に、補助リングアンダー
カット突起部17を設ける構成に代えて、補助リング16の
下端部に、上部を小径に形成し、下部を大径に形成した
筒状の抜け止めリング23を設けて閉蓋具を備えた容器と
した。
【0010】
【作用】第1の考案は、閉蓋具の外筒10の内側に設けた
段部9と、アンダーカット突起11の間に、補助リング16
を挿入する。そして、この外筒10の下部を、容器の口筒
部1の上部周縁部に当て、閉蓋具を下方に押圧する。
【0011】そうすると、外筒10と補助リング16が拡大
して押し下げられ、補助リング16の補助リングアンダー
カット突起部17が、環状凹部2の上部面3と、前記アン
ダーカット突起11の間に挿入され、補助リングアンダー
カット突起部17の当接面18が、環状凹部2の上部面3に
当接し、補助リングアンダーカット突起部17の下端部
が、外筒10のアンダーカット突起11の上部に当接し、保
持される。
【0012】そして、前記補助リング16は、外筒10と回
動可能な連結片19で連結するか、或は、外筒と別体に形
成できるので、割型で成形でき、補助リングアンダーカ
ット突起部17の当接面18の角部をシャープに形成でき、
環状凹部2の上部面3から外ずれ難い当接面18に形成で
きる。
【0013】また、外筒10を加熱し、径を拡大させて
も、合成樹脂製の補助リング16も膨張し、外筒10と補助
リング16の嵌合は緩まない。第2の考案は、前記第1の
考案と同様の作用をするが、さらに、補助リング16に、
上部を小径に形成し、下部を大径に形成した筒状の抜け
止めリング23を設けているので、閉蓋具を口筒部1から
抜き出す向きに引っ張ると、抜け止めリング23の上端部
の当接面18は、環状凹部2の上部面3の奥の内側に移動
して縮径し、抜け止めリング23の下端部は、アンダーカ
ット突起11の外側に移動して拡径し、確実に係止され
る。
【0014】したがって、この閉蓋具は、外筒10、或
は、補助リング16を破壊等しなければ、口筒部1から抜
き出すことができない。
【0015】
【実施例】図1ないし図3は、第1の考案の一実施例の
説明用の図である。この実施例は、ガラス又は合成樹脂
で形成された容器の口筒部1の外周に、環状凹部2を設
け、この環状凹部2に続いて、フランジ4が設けてあ
る。
【0016】この実施例の閉蓋具は、ポリエチレン、或
は、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成され、閉蓋具本
体8の外側フランジ状部として形成した段部9の外周縁
から、前記口筒部1に外嵌する外筒10を垂下して設けて
ある。
【0017】前記外筒10の下端部内側には、アンダーカ
ット突起11が設けてあり、このアンダーカット突起11に
は、1側部に切欠き部12が形成してある。前記外筒10の
下端部の前記切欠き部12が形成された箇所には、連結片
19が設けてあり、この連結片19に、筒状に形成した補助
リング16が一体に設けてある。前記補助リング16には、
補助リングアンダーカット突起17が設けてある。
【0018】前記補助リング16は、容器の口筒部1に外
嵌された外筒10の前記段部9と、前記アンダーカット突
起11の間に、前記連結片19を折り曲げ回動して、挿入す
るものである。そして、前記補助リング16には、補助リ
ングアンダーカット突起部17が設けてあり、この補助リ
ングアンダーカット突起部17は、前記環状凹部2の上部
面3と、前記アンダーカット突起11の間に挿入されるも
のである。
【0019】前記外側フランジ状部として形成した段部
9の内周部から、上部筒状部26が立設してあり、この上
部筒状部26には、雄ねじ27が設けてある。前記上部筒状
部26の上端には、内向きに、内側フランジ状部28が設け
てあり、この内側フランジ状部28の内周部に、上下に延
びる注出筒32が設けてある。
【0020】前記注出筒32の上端部は、外側に向かって
屈曲して形成され、前記注出筒32の下部には、この注出
筒32の口部34を閉鎖する閉鎖片38が一体に設けてあり、
この閉鎖片38には、破断用の溝として形成した弱め線39
と摘み片40が設けてある。
【0021】前記注出筒32の下部外周から、垂下して内
筒33が設けてあり、この内筒33は、前記口筒部1内に密
に嵌入するように形成されている。そして、前記上部筒
状部26の雄ねじ27に、キャップ44の雌ねじ45が螺合され
るように形成してある。
【0022】この実施例は、容器に内容液を充填し、連
結片19を屈曲して回動し、補助リング16を、外筒10の段
部9とアンダーカット突起11の間に挿入する。そして、
外筒10の下部を、容器の口筒部1の上部周縁部に当て、
閉蓋具を下方に押圧する。
【0023】そうすると、補助リング16は、段部9によ
って押圧され口筒部1によって径が拡大され、外筒10の
径も拡大させて下降し、補助リングアンダーカット突起
部17の当接面18が、環状凹部2の上部面3の下側に入り
込む。
【0024】そして、外筒10のアンダーカット突起11
が、補助リング16の補助リングアンダーカット突起部17
の下端部に当接し、補助リングアンダーカット突起部17
の当接面18が、口筒部1の環状凹部2の上部面3に当接
して係止される。
【0025】前記補助リング16は、外筒10と回動可能な
連結片19で連結されているので、補助リング16成形用の
内側の型を、割型にすることができる。したがって、補
助リングアンダーカット突起部17の当接面18の角部をシ
ャープに形成でき、環状凹部2の上部面3から、外ずれ
難い当接面18に形成できる。
【0026】また、外筒10を加熱し、径を拡大させて
も、合成樹脂製の補助リング16も膨張し、外筒10と補助
リング16の嵌合は緩まない。前記実施例は、閉蓋具の外
筒10と補助リング16を、連結片19で一体に形成している
が、外筒10と補助リング16は、別体として形成してもよ
い。補助リング16を、閉蓋具本体8と別体に形成した場
合は、補助リング16を閉蓋具本体8より硬質の樹脂で形
成するとよい。
【0027】図4ないし図6は、第2の考案の一実施例
の説明用の図であり、以下第1の考案の実施例と同様の
部分は、同一の符号を用い説明を省略する。この第2の
考案の実施例は、補助リング16の下端部に、上部を小径
に形成し、下部を大径に形成した、裁頭円錐形の筒状に
形成した抜け止めリング23を設けたものである。
【0028】この実施例の閉蓋具は、閉蓋具を口筒部1
から抜き出す向きに引っ張ると、抜け止めリング23の上
端部の当接面18は、環状凹部2の上部面3の奥の内側に
移動し、当接面18側は縮径し、抜け止めリング23の下端
部は、アンダーカット突起11の外側に移動し拡径し、抜
け止めリング23は、確実に係止される。
【0029】したがって、この閉蓋具は、外筒10、或
は、補助リング16を破壊等しなければ、口筒部1から抜
き出すことができない。そして、この実施例も、補助リ
ング16を、外筒10と別体に形成できるものである。
【0030】
【考案の効果】本件第1の考案は、合成樹脂製の外筒10
の段部9とアンダーカット突起11の間に、合成樹脂製の
補助リング16を挿入し、補助リング16の補助リングアン
ダーカット突起部17を、容器の口筒部1の環状凹部2の
上部面3と、前記アンダーカット突起11の間に挿入した
ものである。
【0031】したがって、補助リング16成形用の内側の
型を割型に形成でき、補助リングアンダーカット突起部
17の当接面18の角部をシャープに形成でき、当接面18が
環状凹部2の上部面3から外ずれ難いものに形成でき
る。
【0032】また、外筒10を加熱し、径を拡大させて
も、合成樹脂製の補助リング16も膨張し、外筒10と補助
リング16の嵌合は緩まない。第2の考案は、さらに、補
助リング16の下端部に、上部を小径に形成し、下部を大
径の筒状に形成した抜け止めリング23を設けているの
で、この抜け止めリング23は、上方に押されると、上端
部の当接面18側は、縮径し、抜け止めリング23の下端部
は拡径し、抜け止めリング23は環状凹部2の上端面3に
確実に係止し、抜け止めリング23の下端部は、外筒10の
アンダーカット突起11によって確実に係止され、閉蓋具
は、口筒部1から抜き取られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の考案の一実施例の断面図
【図2】 第1の考案の一実施例の閉蓋具の断面図
【図3】 第1の考案の一実施例の閉蓋具の平面図
【図4】 第2の考案の一実施例の断面図
【図5】 第2の考案の一実施例の閉蓋具の断面図
【図6】 第2の考案の一実施例の閉蓋具の平面図
【図7】 従来例の断面図
【符号の説明】
1 口筒部 2 環状凹部 3 上部面 8 閉蓋具本体 9 段部 10 外筒 11 アンダーカット突起 16 補助リング 17 補助リングアンダーカット突起部 18 当接面 23 抜け止めリング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口筒部1に環状凹部2を設け、こ
    の口筒部1に、合成樹脂製の閉蓋具本体8から垂下して
    設けた外筒10を外嵌し、この外筒10の内側に、アンダー
    カット突起11を設け、前記閉蓋具本体8に、口部34を閉
    鎖し、開封後再閉鎖できない閉鎖片38を設けた閉蓋具を
    備えた容器において、 前記外筒10の内側上部に設けた段部9と、前記アンダー
    カット突起11の間に、合成樹脂製の補助リング16を挿入
    し、この補助リング16に、補助リングアンダーカット突
    起部17を設け、この補助リングアンダーカット突起部17
    を、前記環状凹部2の上部面3と、前記アンダーカット
    突起11の間に挿入した閉蓋具を備えた容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の閉蓋具を備えた容器にお
    いて、補助リング16に、補助リングアンダーカット突起
    部17を設ける構成に代えて、補助リング16の下端部に、
    上部を小径に形成し、下部を大径に形成した筒状の抜け
    止めリング23を設けた閉蓋具を備えた容器。
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