JP2555658B2 - 車輌用始動制御装置 - Google Patents

車輌用始動制御装置

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JP2555658B2
JP2555658B2 JP62336614A JP33661487A JP2555658B2 JP 2555658 B2 JP2555658 B2 JP 2555658B2 JP 62336614 A JP62336614 A JP 62336614A JP 33661487 A JP33661487 A JP 33661487A JP 2555658 B2 JP2555658 B2 JP 2555658B2
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伸英 良知
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Suzuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動二輪車等に実施したとき、始動時の消費
電力を少なくすることができ、また円滑な始動が望める
ようにした、車輌用始動制御装置に関するものである。
(従来の技術) 自動二輪車には、始動性を高めることを目的として、
始動させるときの初期において排気バルブを開弁し、シ
リンダ内の圧力を抜く、いわゆるデコンプ装置を設けた
ものがある。このデコンプ装置の作動が継続すればエン
ジンは始動しないことになるので、必要最小限の時間だ
け排気バルブの開弁を行なうことになる。この場合の時
間計測はタイマ回路によって行なうことになる。従来に
あってはスタータスイッチをオンにするとソレノイド機
構が排気バルブを開弁し、スタータスイッチをオンにし
た時点から0.7秒の間その状態を継続する。またスター
タリレーにはスタータスイッチをオンにしてから0.2秒
後に電圧が印加され、スタータモータが回転を始めるよ
うになっていた。
(発明が解決しようとする問題点) デコンプ装置を設けることの目的は、エンジン始動時
に圧縮乗越えを円滑に行なうことである。したがって始
動時には必ず作動することになるが、エンジン停止時の
クランクシャフトの位置によっては、必ずしもデコンプ
装置を作動させなくても良いことがある。このようなと
きにもデコンプ装置は作動することになるが、そのとき
にはバッテリの電力を無駄に消費することになるし、ま
た毎回デコンプ装置を作動させるために、スタータモー
タの回転開始が0.2程度遅れることになる問題がある。
本発明はこのような問題点を解決することを目的として
成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するための手段として、エ
ンジンの始動性を良好にするためにソレノイド機構によ
り排気バルブ14を所定時間開弁するようにした車輌用エ
ンジンにおいて、スタータモータ9の端子電圧または通
電電流を検出するセンサと、この端子電圧または通電電
流の値をあらかじめ設定した値と比較する比較回路とを
備えた電流・電圧検出回路7と、この比較結果が設定値
より大きいとき、その時間経過を検出するタイマ回路8
とを設け、このタイマ回路8があらかじめ設定した時間
を経過したことを計測したときに前記ソレノイド機構
(デコンプソレノイド12)に通電するような構成とした
ものである。
(作用) このような構成とすれば、スタータモータに印加され
る電圧または流れる電流の値から、デコンプ機能が求め
られるときにのみデコンプ作用が行なわれることになる
ので、従来のように無駄な電力消費や作動遅れを生ずる
ことがない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図について説明すると、第
1図において1は車輌搭載のバッテリであって負極側が
接地(車体接地)されたものである。このバッテリ1に
はイグニッションスイッチ2とスタータスイッチ3とが
直列に接続されており、スタータスイッチ3と接地間に
はスタータリレー4のコイル5が接続されている。スタ
ータリレー4の常開接点6は、バッテリ1の正極と、電
圧・電流検出回路7の電流端子7bとの間に接続されてい
る。電流・電圧検出回路7の電圧端子7aはタイマ回路8
の電源端子8aとともにイグニッションスイッチ2とスタ
ータスイッチ3との接続点に接続されている。
電流・電圧検出回路7は、出力端子7cに接続されたス
タータモータ9に印加される電圧と、このスタータモー
タ9に流れる電流の検出をするためセンサを備えたもの
であり、その検出した電圧と電流とを、あらかじめ設定
した値と比較する比較回路をも有しているものである。
電流・電圧検出回路7の出力端子7cには、タイマ回路8
の出力端子8bと接地間に接続されたリレーのコイル10が
励磁されたときにオンとなる常開接点11の一端が接続さ
れている。この常開接点11と接地間にはデコンプソレノ
イド12が接続されている。このデコンプソレノイド12
は、通電されたとき、ワイヤ13を引き、排気バルブを開
くようになっている。電流・電圧検出回路7の信号端子
7cとタイマ回路8の信号端子8cとは接続されており、ス
タータモータ9に流れる電流が設定値を超えた時点から
の時間を計測するようになっている。
このように構成されたこの装置の作動を第2図の説明
図と第3図のフローチャートにおけるステップ15〜22を
参照して説明する。イグニッションスイッチ12をオンに
した状態でスタータスイッチ3をオンにするとスタータ
リレー4に電流が流れる。これによりスタータリレー4
が作動し、バッテリ1からの電流が電流・電圧検出回路
7を介してスタータモータ9に流れる。スタータモータ
9に流れる電流と印加される電圧は電流・電圧検出回路
7によって検出される。スタータモータ9に流れる電流
と印加される電圧はエンジンの圧縮乗越え時に一時的に
変化する(電流は約300Aになり、電圧は0.7V以下にな
る)が、瞬時にもとの定常値に復帰する。第3図の左側
に示すようにこのときにはデコンプソレノイド12は作動
せず、したがってデコンプ作動なしでエンジンが始動す
ることになる。第3図の右側に示すように、スタータモ
ータ9に流れる電流が増大したときの時間が長く、ある
いは(または同時に)電圧の低下時間が長くなったとき
には、電流・電圧検出回路7とタイマ回路8がこの状態
を検出するので、このときにはデコンプソレノイド12に
通電されてデコンプ作動が行われ、エンジンが始動す
る。デコンプ作動が行われれば、その時間シリンダ内の
圧力は減少するので始動が容易になる。
以上説明した実施例においては、スタータモータ9に
流れる電流値の増大時間または電圧値の低下時間の検出
は、その状態となったときから0.1秒程度経過した時点
で行ない、デコンプ時間は0.5秒程度行なうものとし
た。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように構成された車輌用始動制
御装置であるから、スタータモータ9に流れる電流値の
増大または電圧値の低下を捉え、これらがあらかじめ設
定した値を超え(電流値は増大、電圧値は低下)したと
き、その状態の時間を計測してデコンプソレノイド制御
をすることになる。これによって必要があるときにのみ
デコンプ作動をさせるので、バッテリの電力を無駄に消
費することがない。またデコンプ作動のためのスタータ
モータの回転開始遅れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は第1図の
ものの作動説明用の説明図、第3図はフローチャート図
である。 1……バッテリ 2……イグニッションスイッチ 3……スタータスイチ 4……スタータリレー 7……電流・電圧検出回路 8……タイマ回路 9……スタータモータ 12……デコンプソレノイド 14……排気バルブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの始動性を良好にするためにソレ
    ノイド機構により排気バルブを所定時間開弁するように
    した車輌用エンジンにおいて、スタータモータの端子電
    圧または通電電流を検出するセンサと、該端子電圧また
    は通電電流の値をあらかじめ設定した値と比較する比較
    回路と、該比較結果が設定値より大きいとき、その時間
    経過を検出するタイマ回路とを設け、該タイマ回路があ
    らかじめ設定した時間を経過したことを計測したときに
    前記ソレノイド機構に通電するよう構成したことを特徴
    とする車輌用始動制御装置。
JP62336614A 1987-12-31 1987-12-31 車輌用始動制御装置 Expired - Lifetime JP2555658B2 (ja)

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