JP2555210Y2 - センタードリル - Google Patents

センタードリル

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JP2555210Y2
JP2555210Y2 JP1115992U JP1115992U JP2555210Y2 JP 2555210 Y2 JP2555210 Y2 JP 2555210Y2 JP 1115992 U JP1115992 U JP 1115992U JP 1115992 U JP1115992 U JP 1115992U JP 2555210 Y2 JP2555210 Y2 JP 2555210Y2
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JP
Japan
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drill
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locking piece
cut
piece
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JP1115992U
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JPH0572312U (ja
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秀樹 奥村
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被切削体に対して筒状
の刃体を押しつけて切削するに伴って、前記被切削体に
食い込んで貫通するドリル刃を設け、前記ドリル刃が前
記被切削体に貫通した状態で、前記ドリル刃内から前記
ドリル刃の径方向外方に突出して、前記筒状の刃体によ
る被切削片の裏面に係止する係止片を前記ドリル刃に設
けてあるセンタードリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のセンタードリルにおいて
は、ドリル刃への前記係止片の取り付け構造を構成する
に、ドリル刃に形成した横穴内に、前記係止片を、横穴
内からドリル刃の径方向外方に向けて出退自在に内挿す
るとともに、ドリル刃と係止片との間に、係止片を前記
径方向外方に突出付勢するスプリングを設けてあった。
そして、このように構成することにより、センタードリ
ルによる切削が進んで、係止片が切削穴に入り込むに伴
って、この係止片が、切削穴の内壁部に押圧されてドリ
ル刃内に引退し、係止片が切削穴内を通過すると同時
に、スプリングの付勢力によって前記径方向外方に突出
して被切削片の裏面に係止するようにしてあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、係止片は、切削穴内を通過すると同時に、
スプリングの付勢力によってドリル刃内から径方向外方
に突出して被切削片の裏面に係止するようになっていた
ために、ドリル刃による切削が完了した時点で、係止片
の周面のうちドリル基端側の面が、被切削片の裏面より
も、それほど深くない位置にあると、係止片の先端部
が、ドリル刃により切削した切削穴周りのバリに引っ掛
かってドリル刃内から突出できないことから、係止片が
被切削片の裏面に係止できないという欠点があり、しか
も、このような場合、係止片が係止しているか否かの確
認はできないという欠点があった。また、係止片の突出
を、スプリングの付勢力でのみ行っていたために、係止
片とドリル刃との間に異物がかみこんでいた場合やスプ
リングが劣化していた場合、係止片がドリル刃内から突
出しにくくなって、上記と同様な欠点があった。本考案
は、上記従来の欠点を解消し、係止片を、ドリル刃内か
ら突出させて、確実に被切削片に係止させることができ
るセンタードリルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案にかかるセンタードリルは、先端部に係止
片を設け、かつ、前記係止片を押し引き操作自在な可撓
性線材を、ドリル刃の基端側から先端側に移動自在で、
かつ、その移動に伴って、前記ドリル刃内から径方向外
方に向けて出退自在に前記ドリル刃に設け、前記線材を
介して前記係止片を出退操作する操作部を設けてあるこ
とを特徴とし、その作用効果は、次の通りである。
【0004】
【作用】つまり、線材は、その先端部に設けた係止片を
押し引き操作自在な可撓性を備えているから、ドリルに
よる切削前においては、操作部を操作して、線材を、ド
リル刃の先端側から基端側に引くと、線材の先端側の部
分が、ドリル刃の径方向内方から軸芯方向に向けて屈曲
移動し、係止片をドリル刃内に引退させることができ
る。そのように引退させた状態で、被切削体をドリル刃
によって切削し、切削が進んで、係止片が、被切削体の
裏側に位置した後に、操作部を操作して、線材をドリル
刃の基端側から先端側に押しやると、その線材の先端側
の部分が、ドリル刃の軸芯方向から径方向外方に向けて
屈曲移動し、その結果、係止片を、ドリル刃内から前記
径方向外方に突出させて被切削片の裏面に係止させるこ
とができ、結局、筒状の刃体による切削が完了して、被
切削片が被切削体から分離しても、係止片で被切削片を
確実に保持しておくことができる。このようにして係止
片を係止させるから、ドリル刃による切削が完了した時
点で、係止片の周面のうちドリル基端側の面が、被切削
片の裏面よりも、あまり深くない位置にあって、係止片
の先端部が、ドリル刃により切削した切削穴周りのバリ
に引っ掛かったときには、係止片の押し出し操作をする
ことができず、そのために、係止片が突出していないこ
とがわかり、例えば、操作部を強めに押し出し操作する
か、あるいは、被切削片が被切削体から分離する前に、
ドリル刃による切削を再開して、係止片を被切削片の裏
面から、さらに深めに位置させたりすることで、容易に
係止片をドリル刃内から突出させて、被切削片の裏面に
係止させることができる。また、係止片とドリル刃との
間に異物をかみこんでいた場合も同様に、操作部を強め
に押し出し操作したりすることで、係止片をドリル刃内
から突出させることができる。そして、被切削片をドリ
ルから取り外す際には、操作部を操作して、線材を、ド
リル刃の先端側から基端側に引き、係止片をドリル刃内
に引退させれば、被係止片がドリル刃から外れやすくな
り、その取り外しを容易に行うことができる。
【0005】
【考案の効果】従って、ドリル刃から係止片が突出して
いるか否かの判断ができ、ドリル刃により切削した切削
穴周りにバリがあっても係止片を突出させることがで
き、係止片で被切削片を確実に保持しておくことがで
き、さらにドリル刃からの被切削片の取り外し作業を容
易に行うことができるから、被係止片の回収作業の作業
性に非常に優れたセンタードリルを提供することができ
た。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1、図2、図3に、T字型分岐管1の一端部を
鉄製ガス管2の上面部に溶接固着し、分岐管1の直立管
部4に穿孔具3を内挿し、回転操作用ロッド5を介して
手動により穿孔具3を回転させながら下降させて、ガス
管2の上面部に穿孔している状態を示してある。
【0007】前記穿孔具3は、有底筒状の刃体6に、こ
の刃体6で切削した被切削片8を保持する被切削片保持
機構9を設けて構成してある。
【0008】前記刃体6は、回転操作用ロッド5の下端
部に、相対回転不能に外嵌連結してあり、その開口端部
には刃先部7を設けてある。前記刃先部7は、のこ歯状
の刃を、開口端部の全周にわたって形成してなり、前記
刃体6の頭部の外周部には、直立管部4の内壁部13に
接当して刃体6を直立管部4に対してほぼ同芯状に位置
させる芯出し用突出部14を、前記周部の全周にわたっ
て設けてある。
【0009】前記被切削片保持機構9を構成するに、ガ
ス管2に対して刃体6を押しつけて切削するに伴って、
ガス管2に食い込んで貫通するセンタードリル10を、
刃体6内に刃体6と同芯状に設け、センタードリル10
のドリル刃11がガス管2に貫通した状態で、ドリル刃
11内からドリル刃11の径方向外方に突出して、刃体
6による被切削片8の裏面に係止させることができる係
止片12をドリル刃11に設けてある。
【0010】前記センタードリル10は、その基端部
を、回転操作用ロッド5の下端部に、固定ボルト15を
介して相対回転不能に内嵌連結してある。ドリル刃11
の先端部は、刃体6の先端部よりも軸心方向外方に突出
させてある。
【0011】前記ドリル刃11への係止片12の取り付
け構造は、次のように構成してある。
【0012】ドリル刃11の基端部から先端側に向か
い、かつ、その先端部分でドリル刃11の径方向外方に
向かってドリル刃11の側面に貫通する段付きの屈曲貫
通孔16を設け、この屈曲貫通孔16内に、可撓性線材
17を屈曲移動自在に収納するとともに、線材17の先
端部に前記係止片12を固着してある。前記可撓性線材
17は、係止片12を押し引き操作自在に構成してあ
る。前記屈曲貫通孔16は、ドリル刃11の基端部側か
ら順に、大径、中径、小径の三つの孔部からなり、大径
孔部の内周部に雌ねじ部18を設け、中径孔部内にスプ
リング19、スプリング受け20、及びリング状スペー
サ21を収納し、スプリング19に前記線材17の一端
部を内挿して、その端部をスプリング受け20に固着し
てある。そして、前記雌ねじ部18にナット22を螺合
し、このナット22でスペーサ21を介して、スプリン
グ19を押圧してある。係止片12は、ドリル刃11内
から径方向外方に突出可能になっている。
【0013】また、回転操作用ロッド5内には、前記屈
曲貫通孔16に連通する貫通孔23を形成してあり、こ
の貫通孔23内に、線材17を介して係止片12をドリ
ル刃11内から出退操作する押し込み軸24を挿通さ
せ、もって、前記係止片12に対する操作部25を構成
してある。押し込み軸24の上端部は、回転操作用ロッ
ド5の上端部から突出しており、作業者が手で押し引き
操作できるようにしてある。なお、回転操作用ロッド5
と押し込み軸24との間には、Oリング26を設けてあ
り、押し込み軸24の上端部には、ドリル刃11内から
の係止片12の突出状態を維持するためのボールデテン
ト機構27を設けてある。
【0014】前記係止片12の先端部には、被切削片8
に対する食い込み用係止部28を設けてあり、具体的に
は、前記先端部をすり鉢状に形成してある。
【0015】次に、上記の構成における穿孔具3でガス
管2に穿孔する場合の穿孔具各部の動作について説明す
る。
【0016】ガス管2切削前においては、押し込み軸2
4を引いて、線材17を、ドリル刃11の先端側から基
端側に引き、係止片12をドリル刃11内に引退させて
おく。そして、回転操作用ロッド5を回転操作して、セ
ンタードリル10を回転させ、ガス管2を切削する。切
削がある程度進むと、センタードリルと一体回転する刃
体6の刃先部7がガス管2の外表面部に接当して刃体6
によるガス管2の切削も始まる。ドリル刃11がガス管
2に貫通し、係止片12が、ガス管2内に位置した後、
押し込み軸24を、スプリング19の付勢力に抗して、
ドリル刃11の基端側から先端側に押しやる。線材17
の先端側の部分は、ドリル刃11の軸芯方向から径方向
外方に向けて屈曲移動し、係止片12が、ドリル刃11
内から前記径方向外方に突出し、被切削片8の裏面に係
止する。刃体6による切削が完了して、被切削片8がガ
ス管2から分離したら、係止片12を被切削片8の裏面
に係止させたまま、穿孔具3全体をガス管2から分離
し、その後に、押し込み軸24を再び引き戻して、係止
片12をドリル刃11内に引退させ、被切削片8をドリ
ル刃11から取り外す。
【0017】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】穿孔具の断面図
【図2】センタードリルの作用状態を示す全体断面図
【図3】センタードリルの作用状態を示す全体断面図
【符号の説明】
2 被切削体 6 刃体 8 被切削片 11 ドリル刃 12 係止片 17 線材 28 係止部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切削体(2)に対して筒状の刃体
    (6)を押しつけて切削するに伴って、前記被切削体
    (2)に食い込んで貫通するドリル刃(11)を設け、
    前記ドリル刃(11)が前記被切削体(2)に貫通した
    状態で、前記ドリル刃(11)内から前記ドリル刃(1
    1)の径方向外方に突出して、前記筒状の刃体(6)に
    よる被切削片(8)の裏面に係止する係止片(12)を
    前記ドリル刃(11)に設けてあるセンタードリルであ
    って、 先端部に前記係止片(12)を設け、かつ、前記係止片
    (12)を押し引き操作自在な可撓性線材(17)を、
    前記ドリル刃(11)の基端側から先端側に移動自在
    で、かつ、その移動に伴って、前記ドリル刃(11)内
    から径方向外方に向けて出退自在に前記ドリル刃(1
    1)に設け、前記線材(17)を介して前記係止片(1
    2)を出退操作する操作部(25)を設けてあるセンタ
    ードリル。
  2. 【請求項2】 前記係止片(12)の先端部に、前記被
    切削片(8)に対する食い込み用係止部(28)を設け
    てある請求項1記載のセンタードリル。
JP1115992U 1992-03-05 1992-03-05 センタードリル Expired - Lifetime JP2555210Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0572312U JPH0572312U (ja) 1993-10-05
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