JP2554817Y2 - 内視鏡の可撓管 - Google Patents

内視鏡の可撓管

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JP2554817Y2
JP2554817Y2 JP1991070332U JP7033291U JP2554817Y2 JP 2554817 Y2 JP2554817 Y2 JP 2554817Y2 JP 1991070332 U JP1991070332 U JP 1991070332U JP 7033291 U JP7033291 U JP 7033291U JP 2554817 Y2 JP2554817 Y2 JP 2554817Y2
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tube
spiral
helical
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tubes
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Inventor
洋満 渋谷
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、外皮管内に螺旋管を
配置して構成した内視鏡の可撓管に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の内視鏡の可撓管を示してお
り、巻き方向を逆にした内外2重の金属製の螺旋管9
1,92を金属細線などにより形成された網状管93で
被覆し、さらにその外側を合成樹脂製の外皮管94で被
覆している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】例えば大腸検査を行う
ために、内視鏡の可撓管を肛門から曲りくねった腸内に
挿入する際には、可撓管に、捩り、屈曲及び圧縮などの
複雑な力が加わる。
【0004】すると、上述のような従来の内視鏡の可撓
管においては、図4に示されるように、緊密に密着させ
てあるはずの螺旋管91,92どうしの間に隙間が生
じ、この状態でさらにくり返して屈曲されると、ついに
は、図5に示されるように、各螺旋管91,92が各々
隣合う端面どうしでぶつからず、いわゆる乗り上げ現象
が発生してしまう。そして、このような乗り上げ現象が
発生すると、図5に示されるように、その内側部分で網
状管93と外皮管94が外側に膨らんでしわが発生す
る。
【0005】このようにして可撓管の構造に局部的な乱
れが発生すると、その部分は異常な曲り方をするように
なって、急速に使用不能な状態になってしまい、また異
常な曲りによって、内部の光学繊維束の折損という重大
な損傷が発生することが少なくない。
【0006】そこでこの考案は、くり返して捩りや屈曲
等が加えられても容易に破損しない耐久性のある内視鏡
の可撓管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の内視鏡の可撓管は、内側の螺旋管の巻き方
向と外側の螺旋管の巻き方向をその中間の螺旋管の巻き
方向と逆方向にしてこれら三つの螺旋管を同軸に重ね合
わせて形成した三重の螺旋管を外皮管内に配置して、上
記内側の螺旋管としては、自然状態の直径が、組み付け
られた状態の直径よりも太い螺旋管を用い、上記外側の
螺旋管としては、自然状態の直径が、組み付けられた状
態の直径よりも細い螺旋管を用いたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
内視鏡の挿入部を形成する可撓管であり、図示されてい
ない光学繊維束やチューブ類等が内部に挿通される。
【0009】螺旋管としては、中間の螺旋管1の内側と
外側とに内側の螺旋管2と外側の螺旋管3を各々同軸に
重ね合わせて形成された三重螺旋管が用いられる。内側
の螺旋管2の巻き方向と外側の螺旋管3の巻き方向は同
じであり、中間の螺旋管1の巻き方向と逆方向に巻かれ
ている。
【0010】したがって、内外の螺旋管2,3の直径が
拡がる方向に三重螺旋管を捩ると、中間の螺旋管1の直
径は縮んで、中間の螺旋管1と内側の螺旋管2とがぶつ
かりあい、三重螺旋管全体として直径は変化しない。逆
に、内外の螺旋管2,3の直径が縮む方向に三重螺旋管
を捩ると、中間の螺旋管1の直径が拡がって、中間の螺
旋管1と外側の螺旋管3とがぶつかり合い、やはり、三
重螺旋管全体として直径は変化しない。
【0011】また、内側の螺旋管2としては、自然状態
の直径が、組み付けられた状態の直径よりも太い螺旋管
を用い、外側の螺旋管3としては、自然状態の直径が、
組み付けられた状態の直径よりも細い螺旋管を用いてあ
る。
【0012】したがって、内外の螺旋管2,3は、各々
常に自然状態の直径に戻ろうとして、中間の螺旋管1を
内外から挟みつけるように径方向に押圧している。その
結果、三つの螺旋管1,2,3は、どのような状態でも
密着して結合した一個の組立物になっている。
【0013】なお、このような三重の螺旋管を重ね合わ
せる際には、螺旋管を捩った状態で組み付ければよい。
即ち、螺旋管を捩って一時的に弾性変形させておけば、
その間は直径が変化するので、内側の螺旋管2を中間の
螺旋管1内に入れるときには、内側の螺旋管2を直径が
小さくなる方向に捩っておき、外側の螺旋管3を中間の
螺旋管1に被せるときには、外側の螺旋管3を直径が大
きくなる方向に捩っておけばよい。
【0014】このように形成された三重螺旋管の外側に
は、例えば細いステンレス鋼線を編組して形成された網
状管4が被覆され、その両端は、はんだ付け等によっ
て、三重螺旋管に固着されている。そして、網状管4の
外側の最外層には、合成樹脂製の外皮管5が被覆されて
いる。
【0015】このように構成された内視鏡の可撓管は、
上述のように、中間の螺旋管1と内外の螺旋管2,3の
力の及ぼし合いにより、可撓管が捩られて小さな曲率半
径で屈曲されても、各螺旋管1,2,3の各端面どうし
がぶつかってその配列が乱れない。
【0016】即ち、図2に示されるように、可撓管が小
さな曲率半径で屈曲されて外側の螺旋管3と網状管4と
の間に隙間が発生しても、中間の螺旋管1は、内外の螺
旋管2,3によって両側から押圧されているので、必ず
端面どうしがぶつかった状態が維持され、またそれによ
って、内外の螺旋管2,3も配列を乱す移動が規制され
るので、乗り上げ現象などが発生しない。
【0017】
【考案の効果】本考案の内視鏡の可撓管によれば、中間
の螺旋管が内外の螺旋管によって両側から押圧されてい
て、三重の螺旋管を常に一つの組立構造体とすることが
できるので、可撓管を捩ったり小さな曲率半径でくり返
し屈曲させても、螺旋管の配置に乱れが発生せず、可撓
管として優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面半断面図である。
【図2】実施例の屈曲状態の側面断面図である。
【図3】従来例の側面半断面図である。
【図4】従来例の屈曲状態の側面断面図である。
【図5】従来例の屈曲状態の側面断面図である。
【符号の説明】
1 中間の螺旋管 2 内側の螺旋管 3 外側の螺旋管 5 外皮管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側の螺旋管の巻き方向と外側の螺旋管の
    巻き方向をその中間の螺旋管の巻き方向と逆方向にして
    これら三つの螺旋管を同軸に重ね合わせて形成した三重
    の螺旋管を外皮管内に配置して、上記内側の螺旋管とし
    ては、自然状態の直径が、組み付けられた状態の直径よ
    りも太い螺旋管を用い、上記外側の螺旋管としては、自
    然状態の直径が、組み付けられた状態の直径よりも細い
    螺旋管を用いて、上記中間の螺旋管を上記内側と外側の
    両螺旋管によって内外から径方向に押圧するように挟み
    付けたことを特徴とする内視鏡の可撓管。
JP1991070332U 1991-09-03 1991-09-03 内視鏡の可撓管 Expired - Fee Related JP2554817Y2 (ja)

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