JP2554325Z - - Google Patents

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JP2554325Z
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Aron Kasei Co Ltd
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Aron Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は、極狭小地用塩ビ製小口径ますに関するものである。 【0002】 【従来の技術とその課題】 周知のごとく、会所ます(インバートます)は、排水管の合流点等に設置され
、排水管の点検・掃除を行うようにしている。 【0003】 ところで、宅地の狭小化および排水管の塩ビ管化に伴い、小口径の点検筒を立
設した塩ビ製小口径ますが普及されている(例えば、実公平2−45350号公
報、実公平3−29672号公報等参照)。 【0004】 かかる塩ビ製小口径ますは、1)宅地スペースをとらず、美観を損なわない、
2)コストを下げる、3)工事が早い等の特徴がある他、管路と同じ掘削幅で施
工できる、という特徴をもっている。 【0005】 かかる塩ビ製小口径ますのうち、Y継手を利用し、階上の洗面所やトイレから
の排水を合流させるY型小口径ますについて述べる。 【0006】 図6において、ます本体1には、主流管2,2が主軸a上の受口3,3にTS
接合(Taper Sige接合)されており、また、この主軸aに対し上流側に45°傾
斜した副軸bに分流管用受口4が設けられている。この分流管用受口4には、イ
ンクリーザ(不図示)を介して、水平状に配置した分流管5が接続されている。
また、このます本体1には、小口径の点検筒用受口6が設けられ、これに点検筒
7がTS接合されて立設している。 【0007】 そして、分流管5には、第1エルボ8、垂直管9および第2エルボ10を接続
して、階上の排水を流すようにしている。 【0008】 ところで、かかるY型小口径ますでは、主流管2と垂直管9とは、分流管5を
最小に縮めて分流管用受口4と第1エルボ8の受口とを直接接合するようにして
も、Y型であるため間隔dは残り、その結果、小口径ますの特徴の一つである管
路と同じ掘削幅で施工ができる、という長所を充分発揮できないし、図6に示す
ように建屋11が近接した極狭小地での工事は難航する、という不満があった。 【0009】 そのため、点検筒用受口6を大径化し、主軸aと副軸bとを平行にすることが
考えられるが、しかし、かかる考えに基づいた小口径ますを単に構成しても、か
かる小口径ますは極狭小地では、その取扱いが一層難航する、という問題があっ
た。すなわち、かかる小口径ますにおいて必然的に構成されるTS接合は、受口
の内面および差口の外面を拭った後、接着剤をブラシ塗布して直ちに挿入接合し て、10〜30秒間静置する、という作業を行うことから、極狭小地において、
平行になった主流管2、分流管5および第1エルボ8のTS接合作業は容易でな
い、という問題があった。 【0010】 【課題を解決するための手段】 そこで本考案は、かかる問題を解決するためになされたもので、その要旨とす
るところは、主軸(a)上に上下流1対のTS接合用受口(3),(3)を設け
、かつ、該主軸(a)に直交して地表側に点検筒用受口(6)を設けたます本体
(1)に、垂直管(9)、エルボまたはベンド、および、水平状に配置された分
流管(5)を介して階上の排水を合流させる塩ビ製小口径ますにおいて、前記ま
す本体(1)に、分流管(5)を主軸(a)に平行にして上流に向け接続する分
流管用接合部(12)を一体的に突設し、該分流管用接合部(12)を、分流管
(5)が摺動、かつ、回動可能に挿入できるヤリトリ型接合部で構成したことを
特徴とする極狭小地使用可能の小口径ますにある。 【0011】 【実施例】 本考案の構成を作用と共に添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 図1は本考案の実施例の全体正面図、図2は図1の要部平面図、図3は図2の
正面図、図4は図1のX矢視側面図、図5は他の実施例であり、図6で示す従来
例と同一または均等部には同一符号を付し、または省略している。 【0012】 本実施例の塩ビ製小口径ますが使用される宅地内排水管用主流管2は、75mm
φ〜150mmφで、点検筒7は100〜200mmφの大きさになっており、また
、この小口径ますは、階上に設置された洗面所、洗濯機および水洗トイレからの
排水が合流する位置に設置される。 【0013】 ます本体1には、主流管2,2が主軸a上の受口3,3にTS接合されており
、また、このます本体1には、点検筒用受口6が設けられて、これに点検筒7が
TS接合されている。 【0014】 以上の構造は、ごく普通の塩ビ製小口径ますの構造であるが、本実施例のます
本体1には主軸aと平行に上流に向け副軸b’を設けている。すなわち、ます本
体1において、主軸aに対し左または右側に間隔d’だけ離れ、かつ、段差hを
形成する位置に副軸b’を設け、この副軸b’に分流管用接合部12を構成して
いる。 【0015】 この分流管用接合部12の開口端は、主流管用受口3の開口端よりLだけ延長
して上流側に開口している。また、分流管用接合部12の基部は、ます本体1に
段差hを形成したインバート斜面13をもって滑らかに接続されている。また、
その径は主流管2より小径にしている。したがって、主流管2と分流管5とが同
径で、かつ、同一高さの位置に設けられている、いわゆる平行型ます本体に比べ
、点検筒用受口6の径は小径とすることができると共に、階上からの排水と主流
管2の排水とを可及的に衝突させないようにできる。 【0016】 前記分流管用接合部12は、図1、図2、図3のような開口端に断面U字状の
Uシール14を嵌合した構造にする。したがって、勾配を除いて水平状にした分
流管5をこの分流管用接合部12に単に挿入すれば接続できる。しかも、挿入さ
れた分流管5は摺動且つ回動可能にすることができる。その結果、分流管5は図
1の矢印A方向にやりとりができると共に、垂直管9は図4の矢印B方向に揺動
可能となる。 【0017】 また、この分流管用接合部12は、図5に示すように、いわゆるヤリトリ継手
15で構成してもよい。このヤリトリ継手15にはゴム輪16を設けているので
、分流管5を摺動且つ回動可能に単に挿入するだけでよい。 なお、本明細書では、これらの分流管用接合部12等をヤリトリ型接合部と総
称している。 【0018】 【考案の効果】 本考案によれば、垂直管、エルボまたはベンド、および水平状分流管からの排
水を合流させる小口径ますで、分流管を主流管に平行にしたので、極狭小地でも
設置することができるのは勿論、分流管を単に挿入して接続できるヤリトリ型接
合部としたので、TS接合を行う必要がなく、狭小な土地で、しかも、小コンパ
クト化された小口径ますの取扱いが楽になり、その結果、不良工事を防止して、
浸入水を防いだり、排水を漏洩したりすることがない。殊に、階上の排水を流す
垂直管に位置ずれや傾きずれがあっても、ヤリトリ型接合部で吸収できるので、
狭小な土地での施工に好都合となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案の実施例の全体正面図である。 【図2】 図1の要部平面図である。 【図3】 図2の正面図である。 【図4】 図1のX矢視側面図である。 【図5】 他の実施例である。 【図6】 従来図である。 【符号の説明】 1…ます本体、2…主流管、3…受口、5…分流管、6…点検筒用受口、7…
点検筒、8,10…エルボ、9…垂直管、12…分流管用接合部、15…ヤリト
リ継手

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 主軸(a)上に上下流1対のTS接合用受口(3),(3)を
    設け、これらに主流管(2),(2)が接続され、かつ、該主軸(a)に直交し
    て地表側に点検筒用受口(6)を設けたます本体(1)に、第2エルボ(10)
    、垂直管(9)、第1エルボまたはベンド、および、水平状に配置された、前記
    主流管(2)より小径の分流管(5)を介して階上の排水を合流させる塩ビ製小
    口径ますにおいて、 前記ます本体(1)に、分流管(5)を主軸(a)に平行にして上流に向け接
    続する分流管用接合部(12)を、一体的に、かつ、前記上流側のTS接合用受
    口(3)の開口端より上流側にその開口端が位置するように、しかも、前記主流
    管(2)の排水と衝突させないように段差を形成して突設し、該分流管用接合部
    (12)を、分流管(5)が摺動、かつ、回動可能に挿入できるヤリトリ型接合
    部で構成して、該分流管(5)に接続した前記垂直管(9)を揺動、かつ、上下
    流方向にスライドさせて、該垂直管(9)の位置ずれや傾きずれを吸収して極狭
    小地での取扱いを容易にしたことを特徴とする極狭小地使用可能の小口径ます。

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