JP2554322Y2 - 塩ビ製小口径マンホ−ル - Google Patents

塩ビ製小口径マンホ−ル

Info

Publication number
JP2554322Y2
JP2554322Y2 JP3759892U JP3759892U JP2554322Y2 JP 2554322 Y2 JP2554322 Y2 JP 2554322Y2 JP 3759892 U JP3759892 U JP 3759892U JP 3759892 U JP3759892 U JP 3759892U JP 2554322 Y2 JP2554322 Y2 JP 2554322Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small
manhole
diameter
pipe
main pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3759892U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0590088U (ja
Inventor
政之 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP3759892U priority Critical patent/JP2554322Y2/ja
Publication of JPH0590088U publication Critical patent/JPH0590088U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554322Y2 publication Critical patent/JP2554322Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小口径マンホ−ルの位
置決めマ−クに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】周知のごとく、マンホ−ルや
会所ますは排水管の合流点、屈曲管、勾配変化点、ある
いは管径の変化点などに設置され、管きょの点検および
掃除を行うようにしている。
【0003】ところで、昨今、マンホ−ルに関しては、
下水道の普及に伴い下水本管(下水管きょ施設の管であ
って、原則として公道に埋設されるもの)の埋設が集落
排水や狭小道路にも及ぶようになり、従来の人が出入り
可能のコンクリ−ト製マンホ−ルでは大きすぎて設置ス
ペ−スに難点があり、狭小な場所での掘削や矢板打ち等
の施工に手間がかかると共に、工事が難しくなる等の問
題が生じてきた。
【0004】一方、会所ますに関しては、宅地の狭隘化
に伴い従来の大型のますを設置する場所がなくなり、し
かも、コンクリ−ト製のますを施工する専門技術者が不
足し、そのため、下水本管と接続した宅地内配管に、各
種の管継手を介在させ、これに掃除口管を立上がらせ
た、いわゆる小口径ますが使用されるようになってきた
(例えば、実公平2−45350号公報、実公平3−2
9672号公報等参照)。
【0005】かかる塩ビ製の小口径ますは、従来のコン
クリ−ト製ますに比べ、1)浸入水を防止できる。2)
小口径ますと塩ビパイプとの接続が良好にできる。3)
宅地内スペ−スをとらず、美観を損なわない、4)コス
トを下げる、5)工事が早い、等の効果を発揮する。
【0006】したがって、かかる効果と、最近の住宅に
おける排水設備器具(例えば、水洗トイレ、洗濯機等)
の増加とが相俟って、多数の小口径ますが宅地内で設置
されるようになった。
【0007】そこで、前記のようなコンクリ−ト製マン
ホ−ルに関する問題点の発生と共に、下水本管に塩ビパ
イプが採用されてから、コンクリ−ト製マンホ−ルとの
接続に難点が発生し、公道においても、塩ビ製の小口径
マンホ−ル(前記の小口径ますより掃除口管が大径にな
ったもの、以下同じ)の出現が要望されている。
【0008】しかしながら、かかる小口径マンホ−ル
は、宅地内で用いられる小口径ますと違い、公共の下水
管きょ施設に用いられるので、次のような条件が加わ
る。
【0009】すなわち、下水道管きょは半永久的に使わ
れ、原則として公道下に深く埋設されるものであるか
ら、使用する材料の品質は厳しくチエックされるのは勿
論、下水道本管は自然流下方式であるため、厳しい施工
精度が要求されている。そのため、下水道工事の検査も
一段と厳しく、例えば、施工段階毎の検査や出来形管理
と呼ばれる数値管理や写真撮影管理が行われている。例
えば、この数値管理では、マンホ−ル間の距離の実測、
マンホ−ルの深さの実測、下水本管の勾配等の検査が行
われ、その結果を、測定結果一覧表に記入し、保存して
いる。
【0010】したがって、塩ビ製の小口径マンホ−ルに
なっても、これらの厳しい品質、施工精度および検査に
対応しなければならない、という条件が加わる。
【0011】ところで、マンホ−ルの布設は、一般的に
次のように行われる。すなわち、設計標準(設計図)に
従い地面に基準線を引いて矢板を打込み、直線状に所定
の巾の溝を掘削する。次いで、下水本管は平面視での位
置決めや勾配を正確に保ちながら布設する。
【0012】かかる下水管きょ施設の状態を図6で示
す。同図は前記した出来形管理における報告書の一部で
あって、開削工事における平面図であるが、図中、実線
矢印は新設の下水本管30、破線矢印は既設の下水本管
31、実線丸印は新設のマンホ−ル32、破線丸印は既
設のマンホ−ル33、黒点入り実線丸印は他の大きさの
新設マンホ−ル34を示す。そして、同図における例え
ば、47−1番号の施工現場では、マンホ−ル間におけ
る距離について、設計値が37.60m 、測定値が37.9
m で、差が30cmとして、厳しく前記測定結果一覧表
に記入される。
【0013】この図6より明らかなごとく、マンホ−ル
32,33は下水本管30の合流点や屈折点に数多く設
置され、しかもマンホ−ル間では下水本管30,31は
直線となるように施工されている。したがって、マンホ
−ル32,33の位置決めは、小口径ますの位置決めと
違い、すべてがスケ−ルアップするだけに施工精度に大
きく影響する。
【0014】ところで、従来の塩ビ製の小口径ますは、
工事現場に合せて構築するコンクリ−ト製マンホ−ルと
違い、工場生産による寸法精度の高い既製品であって、
しかも、マンホ−ル本体のインバ−トを平面視でコンパ
クト化(射出成形用金型をコンパクト化)するためと、
合流側本管の流れを円滑化するために、インバ−トにお
ける管軸上の交点と掃除口用受口の中心点とがずれてい
る。そのため、施工精度に必要な小口径マンホ−ルの位
置決めが掃除口用受口を目安とすることができなく、そ
の結果、数多く必要なマンホ−ルであって、しかも、狭
小な場所での工事が難航し、施工精度を低下させる、と
いう問題が新しく生じた。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解決するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、本管軸線と交叉した、少なくとも一つの副
管軸線を有する管継手状のインバ−トとする小口径マン
ホ−ルの本体に、掃除口用受口又は差口を設けると共
に、前記本管軸線および副管軸線の各延長線の交点で、
かつ、上方から視認可能の位置に、位置決めマ−クを設
けたことを特徴とする塩ビ製小口径マンホ−ルにある。
【0016】
【実施例】本考案の構成を添付図面に示す実施例により
詳細に述べる。図1は本考案の実施例の小口径マンホ−
ルの斜視図、図2は図1の平面図、図3は各種の小口径
マンホ−ルの平面図、図4は他の小口径マンホ−ルの平
面図、図5は図4の断面図である。
【0017】図1および図2は、インバ−トとして径違
い45°Yの管継手を用いた塩ビ製小口径マンホ−ル1
を示しており、このマンホ−ル本体1aには、掃除口用
受口13を上向きに設け、この掃除口用受口13は、T
S受口(Taper Sige接合受口)で構成され、300mmφ
の大きさになっている。また、このマンホ−ル本体1a
には下水本管30,31(図6参照)と接合する上、下
流の本管用受口14,15をそれぞれ設け、これらはT
S受口で構成され、200mmφの大きさになっている。
更に、このマンホ−ル本体1aには合流側本管の副管用
受口16を設け、この副管用受口16は、TS受口で構
成され、200mmφの大きさになっている。なお、矢印
17は流れ方向を示す。
【0018】そして、この小口径マンホ−ルでは本管軸
線18と副管軸線12とは45°で交叉しており、イン
バ−ト23におけるこの交点に平面視可能の位置決めマ
−ク19を設けている。したがって、小口径マンホ−ル
1を仮設置するとき、この位置決めマ−ク19を、下水
本管および合流側本管の各管軸線18,12上に持って
くれば、直ちに小口径マンホ−ル1の平面視での位置決
めができる。この位置決めマ−ク19は、成形時に十文
字状に成形すればよいが、シボを表面としたポイント表
示やシ−ル等を貼付してもよい。
【0019】次に、他の小口径マンホ−ルについて述べ
る。図3において、(A)はインバ−トとして左90°
大曲り管継手を用いた小口径マンホ−ルであって、上流
側の受口14と下流側の受口15の各管軸線の延長線の
交点は、インバ−ト斜面20にあって、ここに位置決め
マ−ク19を設けている。
【0020】(B)はインバ−トとして右90°大曲り
管継手を用いた小口径マンホ−ルであって、(A)と同
様、インバ−ト斜面20に位置決めマ−ク19を設けて
いる。
【0021】(C)はインバ−トとして左90°大曲り
Yの管継手を用いた小口径マンホ−ルであって、本管軸
線18と副管軸線12の各延長線の交点はインバ−ト2
3にあって、ここに位置決めマ−ク19を設けている。
【0022】(D)はインバ−トとして右90°大曲り
Yの管継手を用いた小口径マンホ−ルであって、(C)
と同様、インバ−ト23に位置決めマ−ク19を設けて
いる。
【0023】更に、他の塩ビ製小口径マンホ−ル24に
ついて述べる。図4および図5において、この小口径マ
ンホ−ル24は、インバ−トとして右90°大曲りYの
管継手を用いている。下水本管の径が150mmφであれ
ば、掃除口管(不図示)は300mmφの大きさになって
いる。このマンホ−ル本体25には、上流側の下水本管
を接合するゴム輪接合受口26を設け、下流側の下水本
管を接合する差口27を設け、合流側本管を接合するゴ
ム輪接合受口28を設けている。
【0024】また、マンホ−ル本体25には上向きに掃
除口用差口29を設け、この掃除口用差口29に、不図
示の掃除口管の下端側に設けたゴム輪受口を鉛直方向に
接合するようにしている。
【0025】そして、下水本管の本管軸線18の延長線
と合流側本管の副管軸線12の延長線との交点は、イン
バ−ト23にあって、ここに位置決めマ−ク19を設け
る。
【0026】なお、以上の実施例は小口径マンホ−ルで
説明したが、当然、小口径ますにも適用できるものであ
る。
【0027】
【考案の効果】本考案によれば、次のような特段の効果
を得ることができる。 1)本管軸線と副管軸線との各延長線の交点に、平面視
で認められる位置決めマ−クを設けたので、小口径マン
ホ−ルの平面視での位置が正確となり、寸法精度の高い
(例えば、下水本管の上・下側の軸線を一致させる等)
工場生産の塩ビ製マンホ−ルに相応しい位置決めとな
り、施工精度がコンクリ−ト製マンホ−ルに比べ、一段
と向上する。
【0028】2)位置決めマ−クがあるため、狭小な道
路にあっても下水管きょ施設の工事が容易となる。
【0029】3)小口径マンホ−ルの位置決めが正確に
できるので、塩ビ製の下水本管との接合に狂いがなく、
塩ビ製下水道管きょ施設の接合部施工の長所が一段と発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の小口径マンホ−ルの斜視図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】各種の小口径マンホ−ルの平面図である。
【図4】他の小口径マンホ−ルの平面図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】開削工事における平面図である。
【符号の説明】
1,24…小口径マンホ−ル、1a,25…マンホ−ル
本体、12…副管軸線、13…掃除口用受口、18…本
管軸線、19…位置決めマ−ク、29…掃除口用差口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本管軸線と交叉した、少なくとも一つの
    副管軸線を有する管継手状のインバ−トとする小口径マ
    ンホ−ルの本体に、掃除口用受口又は差口を設けると共
    に、前記本管軸線および副管軸線の各延長線の交点で、
    かつ、上方から視認可能の位置に、位置決めマ−クを設
    けたことを特徴とする塩ビ製小口径マンホ−ル。
JP3759892U 1992-05-07 1992-05-07 塩ビ製小口径マンホ−ル Expired - Lifetime JP2554322Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3759892U JP2554322Y2 (ja) 1992-05-07 1992-05-07 塩ビ製小口径マンホ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3759892U JP2554322Y2 (ja) 1992-05-07 1992-05-07 塩ビ製小口径マンホ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0590088U JPH0590088U (ja) 1993-12-07
JP2554322Y2 true JP2554322Y2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=12502008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3759892U Expired - Lifetime JP2554322Y2 (ja) 1992-05-07 1992-05-07 塩ビ製小口径マンホ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554322Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4820491B2 (ja) * 2001-04-10 2011-11-24 アロン化成株式会社 プラスチック小型マンホ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0590088U (ja) 1993-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2554322Y2 (ja) 塩ビ製小口径マンホ−ル
KR100654632B1 (ko) 맨홀 물막이로 발생된 수두차 및 가설수로를 이용한무동력 하수관거 물돌리기 공법 및 그 장치
US3156490A (en) Pipe connector construction
CA1129455A (en) Sewer chimney
JP2544132Y2 (ja) 塩ビ製小口径マンホール
JPH0579047A (ja) 基礎構造
CN105888035A (zh) 整体装配式钢筋混凝土预制排水检查井
JP2589466Y2 (ja) 塩ビ製小口径マンホール
JP2530149Y2 (ja) 段差接合用塩ビ製小口径マンホ−ル
KR102263661B1 (ko) 복합구조 재료를 이용한 밸브실 시공방법 및 그 밸브실 구조
JP2524756Y2 (ja) 塩ビ製小口径マンホ−ル
CN210975408U (zh) 一种具有排水功能的拼接组合式中空砼块
JPH03464Y2 (ja)
KR101215873B1 (ko) 누수 및 부식 방지가 완벽한 빗물 및 합류식 하수관거 월류수 저류조와 그의 제작방법
KR200462219Y1 (ko) 유속 변환구조를 갖는 매립용 흄관의 시공 구조물
CN113374936B (zh) 下穿施工中顶部承插管道的托换保护***及施工方法
JP3000247B2 (ja) 排水桝とその施工方法
KR101175907B1 (ko) 매립용 흄관의 받침 구조물
JPH0510070Y2 (ja)
KR930001842B1 (ko) 합성수지재 피트 및 그 시공방법
JPH0327111Y2 (ja)
JP2524755Y2 (ja) 塩ビ製小口径マンホ−ル
JP2600314Y2 (ja) 滝落し可能の塩ビ製公共ます
JP2569007Y2 (ja) 排水桝
CN111088839A (zh) 一种应用于建筑物的雨污分流施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term