JP2554091B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2554091B2
JP2554091B2 JP62187744A JP18774487A JP2554091B2 JP 2554091 B2 JP2554091 B2 JP 2554091B2 JP 62187744 A JP62187744 A JP 62187744A JP 18774487 A JP18774487 A JP 18774487A JP 2554091 B2 JP2554091 B2 JP 2554091B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マスクパタンを半導体ウェハ上のレジスト
に、精度よく位置合わせできる露光装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来の露光装置は、アイ・イー・イー・イー・トラン
ザクションズ・オン・エレクトロン・デバイセス(IEEE
TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES)VOL.ED−26,No.
4,April,1979,p723に記載されているように、第8図に
示した構成になっている。上記装置では、第1の光源か
らの光、すなわち露光光はコンデンサレンズ30を通過し
てマスク31に入射する。マスク31を透過した光は投影レ
ンズ32、33を通過してウェハ34に達し、マスク31の像を
ウェハ34上に結像させる。上記光源系は物体すなわちマ
スク31側においてもウェハ34側においても、いわゆるテ
レセントリック光学系になっており、ウェハ側およびマ
スク側の両方とも、結像のための光線における主光線は
ウェハ34、マスク31のそれぞれに垂直に入射している。
位置合わせのための光は、第2の光源としてレーザ光35
を用い、投影レンズ33、32中の小ミラー36によって反射
したレーザ光35はウェハマークとしての格子パタンに入
射する。上記格子パタンからの反射光のうち、±1次回
折光だけが投影レンズ中の空間フィルタ37で選ばれてマ
スク31上に結像する。上記マスク31にはマスクマークと
しての格子パタンが配置されており、ウェハマークから
のパタンとマスクマークのパタンとが合致させられ、ウ
ェハ34とマスク31との位置ずれが検地される。
また、第8図に38で示しているように、偏光子を用い
てウェハマークからの回折像を横にずらせた2重像とし
て、それぞれの像をファラデー素子で電気的に交互に取
出すことにより、位置合わせ精度を向上させる試みがな
されている。しかし、上記方法では、回折像を横ずらし
にする量が発生させる2重像のそれぞれを、精度よく等
しい値だけ左右にずらす必要があり、用いる光学部品が
高精度で作成され、かつ、経済的に位置ずれを生じない
構成としなければならない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、つぎに示す点で限界があり、欠点を
有している。すなわち、第1の光源としての露光光の波
長および第2の光源としての位置合わせ用レーザ光の波
長が、大きく離れているときには、投影レンズの色収差
補正が十分になされず、上記ウェハマークからの反射光
はマスク上で結像しなくなり、上記従来技術は使用でき
なくなる。また、第8図に示した光学系では、ウェハマ
ークの格子ピッチ方向は、ウェハの光軸との交点とウェ
ハマークを結ぶ線分方向に垂直になっているため、ウェ
ハマークからの±1次回折光がマスク上に結像するパタ
ンの位置は、投影レンズの色収差によりずれ、露光光に
よる結像位置と、位置合わせ用レーザ光による位置検出
位置がずれたものになる欠点がある。また、ウェハマー
クからの±1次回折光を取出すフィルタは投影レンズの
中にあり、マスクパタンをウェハに転写する露光光を一
部遮ることになり好ましくない。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明では、第1の光
源からの光を露光光としてマスクに照射し、投影レンズ
で結像させてウェハ上の感光材料に感光させる露光装置
において、格子パタンをウェハマークとし、該ウェハマ
ークの格子ピッチ方向と垂直な方向が、投影レンズ中心
を通る光軸方向を向くように配置し、上記第1の光源と
異なる波長、あるいは第1の波長と異なる波長で、しか
も偏光状態がそれぞれ異なる波長で出射する第2の光源
からの光を、上記ウェハマークに照射し、上記ウェハマ
ークからの反射光のうち、±1次回折光がマスク上にお
いて横ずらし状態で一部重ね合わさるよにし、上記ウェ
ハマークからの反射光を上記第2の光学系で光検知器上
に結像させ、上記第2の光学系のフーリエ面に、上記反
射光の±1次回折光だけを取り出すフィルタを装着して
位置合わせを行い、あるいは上記±1次回折光のそれぞ
れが異なる波長をもつように透過するフィルタを装着
し、上記±1次回折光の干渉により生じる周波数ν
νに対する光検知信号の位相を、第2の光源の参照信
号と比較することにより、高い位置合わせ精度を実現す
ることができる。
〔作用〕
本発明の原理を第9図〜第13図を用いて説明する。第
9図に示すようにウェハ3上にはICパタン5およびウェ
ハ位置合わせ用の格子パタンからなるウェハマーク4が
形成されている。マスク1上のマスクパタンを露光光8
により投影レンズ2を用いて結像し、ウェハ3上に形成
されているICパタン5に正確に位置合わせし重ねて作成
する。本発明は上記のようにウェハ3とマスク1とを正
確に位置合わせするための装置を得るものである。ま
ず、ウェハマーク4を使って、ウェハ3の位置をマスク
1の位置に対応する場所で位置合わせする原理を説明す
る。第10図は露光光8に対する光学系のx−zあるいは
y−z断面を説明する図で、露光光8としては波長248.
4nmのKrFレーザ光を用い、投影レンズ2として焦点距離
80nm、屈折率1.50831の合成石英ガラスで、マスク1を
縮小投影する倍率として1/5のものを用いる。投影レン
ズ2のマスク側焦点位置に絞り6を置くテレセントリッ
ク配置にすると、投影レンズ2とウェハ3間の距離aは
96mm、投影レンズ2とマスク1間の距離bは480mmにな
る。第11図は位置合わせ用レーザ光に対する光学系の説
明図である。位置合わせ用レーザとして波長632.8nmのH
e−Neレーザを用いるとすると、投影レンズ2のレンズ
材料である合成石英の屈折率は1.4571となるため、投影
レンズ2の焦点距離も80mmから89mmと大きく変り、ウェ
ハ3の表面に対応するマスク1側の結像位置b′も480m
mから1214mmと大きくマスク1の位置からずれることに
なる。第11図(a)はウェハマーク4からの反射光をx
−z断面に斜影した図を示し、第11図(b)はy−z断
面に斜影した図を示している。観察するウェハマーク4
はx軸上にあり、格子ピッチに垂直な方向は、x軸すな
わち投影レンズ2の光軸とウェハ3との交点dの方向に
おおむね向いているとする。ウェハマーク4の格子は第
12図に示すように、ピッチpの凹凸格子とし、入射する
レーザ光と回折する光の角度をθとすると、psinθ=m
λなる関係がある。ここでmは回折の次数、λは光の波
長である。いま、上記ピッチpを8μm、λ=0.6328μ
mとすると、±1次回折光の回折角は±4.537°(0.079
ラジアン)になる。第11図(b)には±1次回折光が示
してある。±1次回折光は投影レンズ2からb′の位置
で交叉し、その場所で干渉パタンを形成する。ところ
で、マスク1の位置(投影レンズからbの距離にある位
置)では±1次回折光は第11図(b)に示すように離れ
てしまう。この離れた位置をeとすれば、 で与えられ、上記例ではeは9.17mmにもなる。マスク1
の位置で±1次回折光によるパタンを作るためには、第
13図(a),(b)で示すように、±1次回折光がマス
ク1の位置で、それぞれeだけ横ずらしした状態で一部
が重なるようにする。すなわち、第13図(b)でe<g
になるように設定する。gは±1次回折光ビームのマス
ク位置における直径である。上記±1次回折光が重なっ
た場所でウェハマーク4に対応する干渉縞が形成され
る。第13図(a)においてウェハマーク4の格子ピッチ
はy方向であり、上記ウェハマーク4はy−z平面の斜
影図では投影レンズ2の光軸中心にあるため、マスク1
の面付近の干渉縞はx−z平面に平行でy方向に並んだ
ものになるので、干渉縞の観察点が投影レンズ2と離れ
た位置からbだけ離れた位置に移っても干渉縞はずれ
ず、マスク1の表面でも精度よくウェハ3の位置が検出
できる。
また、ウェハマーク4で回折した±1次光の周波数が
それぞれ異なり、ν、νでありマスク1の表面で干
渉する場合を第14図を用いて説明する。これは基本的に
は光ヘテロダイン技術を応用したものである。±1次回
折光7−1、7−2はそれぞれ で表わされる。マスク1の面での干渉パタンは次式で計
算できる。
ここで、cは光の速度、tは時間、λは光の波長、Δ
ν=ν−νである。
したがって、マスク1上の位置yは次のように測定さ
れる。ν、νの周波数で出力されるレーザ光の光検
知信号より発生される基準信号23は、第15図に模式的に
示すようにcos(2πΔνt)であり、マスク1上の位
置yで発生する干渉パタンの信号24は、δ=2ysinα/
(λΔν)だけ基準信号より位相がずれている。上記位
相差δを正確に測定することによってマスク1の位置y
を求める。位相差δは第16図に示す位相比較器を求めら
れる。位相差δが信号周期1/Δνの1/1000の精度で求め
られるとすると、マスク1の位置yはλ/158という高精
度で求めることができる。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を図面とともに説明する。第1
図は本発明による露光装置の第1実施例を示す構成図、
第2図(a)、(b)は上記実施例のマスクマークをそ
れぞれ示す図、第3図(a)、(b)は上記実施例のフ
ィルタをそれぞれ示す図、第4図(a)、(b)は上記
実施例のウェハマークにおける2つの例をそれぞれ示す
図、第5図(a)、(b)、(c)はそれぞれ実施例の
動作を説明する図、第6図は本発明の第2実施例を示す
構成図、第7図(a)〜(d)は上記実施例におけるフ
ィルタをそれぞれ示す説明図である。
本発明の第1実施例を示す第1図において、エキシマ
レーザからの露光光8がコンデンサレンズ21を通過し
て、マスク1上のパタンをウェハ3上に転写するが、上
記マスク1に対するウェハ3の位置合わせをつぎのよう
にして行う。位置合わせ用レーザとしてはHe−Neレーザ
10を用いる。He−Neレーザ10からの光は、半透鏡14で反
射してレンズ15−2、15−1を通過し、マスク1上のマ
スクマーク9の反射鏡部(第2図(a)、(b)の9−
3)により反射され、投影レンズ2を通過しウェハマー
ク4に入射する。上記ウェハマーク4で回折された光は
入射光路を逆にたどり、上記半透明鏡14を透過したの
ち、フィルタ12で±1次回折光だけが透過されて2次元
光検知器13に達する。上記レンズ系15−1、15−2およ
び15−3、15−4はマスクマーク9上の光パタンが、上
記2次元光検知器13上に結像するように設計されてい
る。光源11はマスク1の位置を検出するためのもので、
第2図に示すマスクマーク9の9−1あるいは9−2を
照明する。上記マスクマークの9−1あるいは9−2
は、レンズ15−1から15−4までの光学系で、上記2次
元光検知器13上に結像する。このとき、フィルタ12は不
用なので矢印22で示すように光学系の外に取出される。
第2図に示す(a)および(b)はマスクマーク9のそ
れぞれ異なる例を示し、9−3は上記したようにマスク
マーク9の反射鏡部で、9−1および9−2はマスク1
の位置合わせ用に使うマークである。9−2に示すマー
クの形状は9−1のマーク形状と同様であるが内部にグ
レーティングが作成してあり、マスク合わせ用光源11が
露光光8の通過空間外に十分離れていても、上記グレー
ティングからの反射光が光学系15−1〜15−4内に十分
入るようにすることが可能であり、露光時に露光光が光
源11等の妨害物でさえぎられることがなくなる。第3図
に示す(a)および(b)はフィルタ12における2つの
例を示すもので、(a)は±1次回折光が通過できる穴
12−1が設けられ、(b)は±1次回折光が通過する場
所12−2とその他の場所12−3とが異なる偏光子からで
きており、通過する偏光の方位は互いに90°をなすよう
になっている。この場合、ウェハ3から反射してくる回
折光は12−3で遮られるように、12−3の偏光方位と直
交する偏光方位をもつようにする。また、マスク合わせ
用光源11からの光は、フィルタ12によって結像が劣化さ
れないように、無偏光あるいは12−2、12−3の偏光方
位と45°をなす偏光をもたせたり、あるいは円偏光にし
たりすることのいずれかに設定する。このようにする
と、第1図に示したように、フィルタ12を光学系から出
し入れする必要がなくなる。
第4図の(a)および(b)はウェハマーク4の2例
をそれぞれ示した図である。第4図(a)のウェハマー
ク4からの光パタンを2次元光検知器13で検知し、その
光検知信号をシンクロスコープでモニタした例を第5図
(a)の曲線16に示し、マスクマーク9−1からの信号
を2次元光検知器13で検知した例を曲線17に示してい
る。なお、それぞれの光検知信号16、17を位置合わせす
ると、マスク1とウェハ3との位置を精密に合わせるこ
とが可能になる。第5図(b)は第4図(b)に示した
ウェハマーク4−1、4−2およびマスクマーク9−1
からの信号を検知した例を示す図である。ウェハマーク
4−1、4−2に基づく光検知信号はそれぞれ第5図
(b)に示す曲線18、19になり、上記光検知信号18、19
は相互に180°位相がずれている。上記光検知信号18、1
9を差動増幅すると、それぞれの信号のDC成分、雑音等
が少なくなるという利点がある。第5図(c)に示す曲
線20は(b)に示す信号18、19を差動増幅したものを示
し、その信号とマスクマーク9−1あるいは9−2から
の信号17とを比較することにより、正確な位置合わせを
行うことができる。
第6図は本発明の第2実施例を示す構成図で、マスク
1に対するウェハ3の位置合わせはつぎのようにして行
う。ウェハ位置合わせ用レーザ10としては、ゼーマン効
果を応用したいわゆるゼーマンレーザを用いる。すなわ
ち、He−Neレーザ管の軸方向に磁界を印加すると、ゼー
マン効果で分離した約1.8MHzの周波数だけ異なる。2つ
の発振周波数をもつ左右円偏光が出力される。上記レー
ザ光はλ/4板28およびλ/2板29を通過させることによ
り、それぞれ偏光面が直交し、周波数が異なる2種類の
直線偏光光になる。上記レーザ光を半透鏡14で反射さ
せ、レンズ15−1、15−2を通り、マスク1のマスクマ
ーク9の反射鏡部(第2図(a)、(b)の9−3参
照)で反射され、投影レンズ2を通過し第4図(a)の
4に示すウェハマークに入射する。ウェハマーク4で回
折された光は入射光路を逆にたどり、半透鏡14を透過し
フィルタ12で±1次回折光だけが透過され、スリット26
を介して光検知器13に達する。レンズ系15−1〜15−4
はマスクマーク9上の光パタンが光検知器13上に結像す
るように設計されている。第7図(a)に示すように±
1次回折光7−1、7−2は、それぞれの偏光成分が矢
印方向を向くようにλ/2板29で設定されており、それぞ
れ図に示すように周波数ν、νを有している。第7
図(b)、(c)、(d)に示すフィルタ12は、(b)
に示す12−1、12−2が縞方向の偏光だけを通過させる
ためフィルタで、12−1は回折光7−1のν成分の
光、12−2は回折光7−2のν成分の光だけを通過さ
せる。(c)に示す12−3はそれぞれの周波数成分の光
が光検知器13上で干渉するように、±1次回折光の隔た
り方向と直交する方向の偏光成分だけを通過させるため
のものであり、(d)に示す12−4は0次光および高次
回折光を遮断するためのものであり、スリット12−5に
よって±1次回折光さけを通過させ光検知器13上に導
く。
第6図のスリット26は矢印27に示すように走査され、
それぞれの走査位置における光検知信号は光検知器13で
検知される。ウェハ位置合わせ用レーザ10から出射した
光の一部は半透鏡30で光検知器31に導かれ、この光検知
信号は第16図に23で示した基準信号として、位相比較器
25に入力されている。上記スリット26の各走査位置での
光検知信号も上記位相比較器25に入力されており、前記
したように、これら信号の位相差δを上記位相比較器25
により求めることができる。上記位相差δはウェハマー
ク4の位置と直接関係し、ウェハ位置が求められたこと
になる。
光源11はマスク位置を検出するためのもので、第2図
(a)、(b)に示すマスクマーク9の9−1あるいは
9−2を照明する。マスクマーク9は光学系15−1〜15
−4で光検知器13上に結像される。上記マスクマーク9
の検出時、フィルタ12は矢印22で示すように上記光学系
15−1〜15−4の外に取出される。
上記第2実施例は、ウェハ位置合わせ用光源10として
ゼーマンレーザを用いる例を示したが、音響光学効果に
より偏光状態および周波数が異なる2種の光を発生させ
る装置を用いてもよい。
上記各実施例においては、ウェハマーク4からの反射
光がマスク1で反射される光学系を示しているが、これ
に限らずマスク1を透過する光学系であってもよい。
〔発明の効果〕
上記のように本発明による露光装置は、第1の光源か
らの光をマスクに照射し、投影レンズを含む第1の光学
系でウェハ上に結像させ、感光材料に感光させる露光装
置において、上記ウェハ上の格子パタンからなるウェハ
マークを、格子ピッチ方向に垂直な方向が、上記投影レ
ンズ中心を通る光軸とウェハとの交点を向くように配置
し、上記第1の光源と異なる波長、または上記第1の光
源と異なる波長で偏光状態が異なる2つの波長の光を出
射する、第2の光源からの光を上記ウェハマークに照射
し、ウェハマークからの反射光のうち、±1次回折光が
上記マスク上で横ずれ状態で一部重なるようにし、上記
ウェハマークからの反射光を第2の光学系で光検知器上
に結像させ、上記第2の光学系のフーリエ面には、上記
反射光の±1次回折光だけを取出すフィルタ、または上
記±1次回折光だけを取出すとともに、上記±1次回折
光がそれぞれ異なる波長をもつように透過するフィルタ
を装着したことにより、光検出信号に基づいて精密な位
置合わせを行うことができ、また、第2の光源に偏光状
態が異なる2つの波長の光を用い、上記±1次回折光の
干渉で生じた周波数に対する光検知信号の位相を、上記
第2の光源の参照信号と比較することによって位置合わ
せを行うことができるので、マスクとウェハの位置合わ
せを高精度に実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による露光装置の第1実施例を示す構成
図、第2図(a)、(b)は上記実施例のマスクマーク
をそれぞれ示す図、第3図(a)、(b)は上記実施例
のフィルタをそれぞれ示す図、第4図(a)、(b)は
上記実施例のウェハマークにおける2つの例をそれぞれ
示す図、第5図(a)、(b)、(c)はそれぞれ上記
実施例の動作を説明する図、第6図は本発明の第2実施
例を示す構成図、第7図(a)は±1次回折光のそれぞ
れの偏光成分を示す図で、(b)、(c)、(d)はそ
れぞれフィルタを示す図、第8図は従来の露光装置の構
成を示す図、第9図は露光装置における位置合わせ原理
の説明図、第10図は露光光に対する光学系の説明図、第
11図(a)はウェハマークからの反射光をx−z断面に
斜影した図、(b)は上記反射光をy−z断面に斜影し
た図、第12図は格子を示す図、第13図(a)、(b)は
それぞれマスク位置に±1次回折光のパタンを作るため
の説明図、第14図は±1次回折光の干渉を説明する図、
第15図は位相比較の説明図、第16図は基準信号と干渉パ
タン信号の位相差を説明する図である。 1…マスク、2…投影レンズ 3…ウェハ、4…ウェハマーク 8…第1光源の光、10…第2の光源 12…フィルタ、13…光検知器

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の光源からの光をマスクに照射し、投
    影レンズを含む第1の光学系でウェハ上に結像させ、感
    光材料に感光させる露光装置において、上記ウェハ上の
    格子パタンからなるウェハマークを、格子ピッチ方向に
    垂直な方向が、上記投影レンズ中心を通る光軸とウェハ
    との交点を向くように配置し、上記第1の光源と異なる
    波長の第2の光源からの光を上記ウェハマークに照射
    し、ウェハマークからの反射光のうち、±1次回折光が
    上記マスク上で横ずれ状態で一部重なるようにし、上記
    ウェハマークからの反射光を第2の光学系で光検知器上
    に結像させ、上記第2の光学系のフーリエ面に、上記反
    射光の±1次回折光だけを取出すフィルタを装着したこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】上記第2の光学系は、上記フィルタを取出
    す手段を有し、マスクマークからの光を結像させるよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載し
    た露光装置。
  3. 【請求項3】上記フィルタは、上記ウェハマークからの
    反射光の偏光と直交する偏光方向の偏光子を、±1次回
    折光の光路以外の場所に配置したことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載した露光装置。
  4. 【請求項4】上記ウェハマークは、2個以上の格子パタ
    ンを互いにずらして配置し、上記光検知器で検知したそ
    れぞれの格子パタンによる光検知信号の差を、得るため
    の手段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載した露光装置。
  5. 【請求項5】上記第2の光源は、偏光状態が異なる2つ
    の波長で出射し、上記第2光学系のフーリエ面には、ウ
    ェハマークからの反射光の±1次回折光だけを取出すと
    ともに、上記±1次回折光がそれぞれ異なる波長をもつ
    ように透過するフィルタを装着したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載した露光装置。
  6. 【請求項6】上記第2光学系は、上記±1次回折光が干
    渉により生じる周波数ν1−ν2からなる光検知信号の位
    相を、参照信号の位相と比較する手段を備えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第5項に記載した露光装置。
JP62187744A 1987-07-29 1987-07-29 露光装置 Expired - Lifetime JP2554091B2 (ja)

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JP62187744A JP2554091B2 (ja) 1987-07-29 1987-07-29 露光装置
US07/224,654 US4857744A (en) 1987-07-29 1988-07-27 Optical projection printing apparatus wherein wafer mark has a grating pitch in the sagittal plane of the first optical system

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