JP2553733Y2 - マニプレータの動作範囲規制装置 - Google Patents

マニプレータの動作範囲規制装置

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JP2553733Y2
JP2553733Y2 JP3976392U JP3976392U JP2553733Y2 JP 2553733 Y2 JP2553733 Y2 JP 2553733Y2 JP 3976392 U JP3976392 U JP 3976392U JP 3976392 U JP3976392 U JP 3976392U JP 2553733 Y2 JP2553733 Y2 JP 2553733Y2
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JP
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arm
manipulator
parallel link
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angle
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JP3976392U
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江治 木舟
英夫 小境
豊彦 養安
幸雄 森谷
昌保 山口
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作業車両等に装着され
る平行リンク式のアームより成るマニプレータの動作範
囲を規制する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マニプレータを備えた作業車両としては
種々のものが知られている。例えば、図1に示すように
車体1の左前部と右後部にキャスタ輪2を取付けると共
に、その車体1の右前部と左後部に操舵兼駆動輪3を取
付けて走行車両4としてある。前記車体1にはマニプレ
ータ5のマニプレータ本体6が旋回機構7で水平面方向
に旋回自在に装着してある。前記マニプレータ本体6に
は第1・第2アーム8,9の基端部が第1・第2ピン1
0,11で上下回動自在に支承され、この第1・第2ア
ーム8,9の先端部が連結体12に枢着されて第1平行
リンク13を構成してあり、この連結体12に第3・第
4アーム14,15が上下揺動自在に支承され、その第
3・第4アーム14,15の先端部に取付体16が連結
されて第2平行リンク17を構成し、これによってリン
ク式のアーム18を構成してあり、前記第4アーム15
とマニプレータ本体6に亘って動力伝達アーム19を連
結し、この動力伝達アーム19に設けたローラ40を、
マニプレータ本体6にモータによって上下動可能に設け
たブラケット41の水平ガイド部42に前後摺動自在と
し、前記取付体16にワーク支持機構20を取付けてあ
る。かかる作業車両であれば、走行車両4を停止した状
態でブラケット41を上下に移動することで動力伝達ア
ーム19を上下することによりアーム18が上下方向に
揺動し、動力伝達アーム19のローラ40を水平ガイド
部42に沿って摺動することでアーム18が前後方向に
揺動するからワーク支持機構20を図1の実線Aで示す
範囲に動作できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述のマニプレータ5
において第1平行リンク13と第2平行リンク17のな
す角度、例えば第2アーム9と第4アーム15のなり角
度θがある値以上に大きくなると第2アーム9と第4ア
ーム15で成る三角形が成立せずに第1平行リンク13
と第2平行リンク17がつぶれてアーム18を構成しな
くなる。
【0004】このために従来は動力伝達アーム19のマ
ニプレータ本体6に対する前後方向の可動長さを、ロー
ラ40の水平ガイド部42に沿う摺動ストロークを規制
することで制限して取付体16が図1の1点鎖線で示す
位置Bより前方に移動しないようにしてワーク支持機構
20の動作範囲Aにおける左下りの斜線で示す前方動作
範囲Cを制限して第2アーム9と第4アーム15の成す
角度が限界の角度以上に大きくならないようにしたり、
動力伝達アーム19のマニプレータ6に対する上下方向
の可動長さを、ブラケット41の上下ストロークを規制
することで制限して取付体16が図1の2点鎖点で示す
位置Dよりも上方に移動しないようにしてワーク支持機
構20の動作範囲Aにおける右下りの斜線で示す上方動
作範囲Eを制限して第2アーム9と第4アーム15の成
す角度が限角の角度以上に大きくならないようにしてい
る。
【0005】しかしながら、前方動作範囲Cを制限する
とワーク支持機構20によって作業可能となる前方作業
範囲が狭くなるので、第1・第2平行リンク13,17
のアーム長さ、つまりアーム18を長くして前方作業範
囲を確保する必要がある。しかし、アーム18を長くす
るとアーム18を折り畳んだ時に上下方向長さが長くな
って屋内作業時にアーム18上端部が天井に干渉するこ
とがあり、アーム18をあまり長くできないので前方作
業範囲を十分に確保できない。
【0006】また、上方動作範囲Eを制限するとワーク
支持機構20によって作業可能となる上方作業範囲が狭
くなり、マニプレータ本体6を車体1に高く取付けて上
方作業範囲を確保する必要がある。しかし、マニプレー
タ本体6を高くすると車高が高くなってトラック等によ
って輸送する時に道路の高さ制限を越えることがある。
【0007】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにしたマニプレータの動作範囲規制装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1平行リンク13
と第2平行リンク17とに亘ってその第1平行リンク1
3と第2平行リンク17が許容最大角度以上開くことを
防止する開き規制手段30を設けて成るマニプレータの
動作範囲規制装置
【0009】
【作 用】第1平行リンク13と第2平行リンク17
が最大許容角度以上開くことがないので、前方動作領域
や上方動作領域を制限せずに第1平行リンク13と第2
平行リンク17がつぶれてアーム18が動作不能となる
ことを防止でき、アーム18を長くしたり、マニプレー
タ本体6を上方位置としたりせずに上方作業範囲、前方
作業範囲を広くできる。
【0010】
【実 施 例】図2に示すように、取付体16が動作領
域Aにおける最大上方位置でかつ最大前方位置F、つま
り第2アーム9と第4アーム15の成す角度が許容最大
角度θ1 となる位置の時に第2アーム9と第4アーム1
5の成す角度がそれ以上大きくならないように開き規制
手段を設ける。前記開き規制手段30は図3に示すよう
に第4アーム15にストッパ31を動力伝達アーム19
と対向して取付け、第2アーム9と第4アーム15の成
す角度が前述の許容最大角度θ1 となった時にストッパ
31が動力伝達アーム19に接してそれ以上開くことを
防止する構成としてある。
【0011】
【考案の効果】第1平行リンク13と第2平行リンク1
7が最大許容角度以上開くことがないので、前方動作領
域や上方動作領域を制限せずに第1平行リンク13と第
2平行リンク17がつぶれてアーム18が動作不能とな
ることを防止でき、アーム18を長くしたり、マニプレ
ータ本体6を上方位置としたりせずに上方作業範囲、前
方作業範囲を広くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の正面図である。
【図2】本考案は実施例を示す正面図である。
【図3】開き規制手段の説明図である。
【符号の説明】
6…マニプレータ本体、8…第1アーム、9…第2アー
ム、13…第1平行リンク、14…第3アーム、15…
第4アーム、17…第2平行リンク、19…動力伝達ア
ーム、20…ワーク支持機構、30…開き規制手段、3
1…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森谷 幸雄 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株式会社小松製作所 川崎工場内 (72)考案者 山口 昌保 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株式会社小松製作所 川崎工場内 (56)参考文献 特開 昭59−24978(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニプレータ本体6に第1・第2アーム
    8,9より成る第1平行リンク13を上下揺動自在に支
    承し、この第1平行リンク13の先端部に第3・第4ア
    ーム14,15より成る第2平行リンク17を上下揺動
    自在に支承してアーム18とし、このアーム18の先端
    部にワーク支持機構20を取付けたマニプレータにおい
    て、 前記第1平行リンク13と第2平行リンク17とに亘っ
    てその第1平行リンク13と第2平行リンク17が許容
    最大角度以上開くことを防止する開き規制手段30を設
    けて成るマニプレータの動作範囲規制装置。
  2. 【請求項2】 前記開き規制手段30は、第4アーム1
    5にストッパ31を動力伝達アーム19と対向して取付
    け、第2アーム9と第4アーム15との成す角度が許容
    最大角度となったときにストッパ31が動力伝達アーム
    19を係止する構成とした請求項1記載のマニプレータ
    の動作範囲規制装置。
JP3976392U 1992-05-20 1992-05-20 マニプレータの動作範囲規制装置 Expired - Lifetime JP2553733Y2 (ja)

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JPH0593788U JPH0593788U (ja) 1993-12-21
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