JP2553609B2 - ゼオライトzsm−5の合成法 - Google Patents

ゼオライトzsm−5の合成法

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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、石油化学の分野において触媒等として有用
なゼオライトZSM−5の合成方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、ゼオライトZSM−5を合成する方法として、各
種の含窒素有機化合物をテンプレートとして用いる方法
が提案されている。例えば、各種四級アンモニウム塩を
用いる方法〔Zeolite Molecular Sieves,304〜312;D.W.
Brech著,Wileylnter Science(1974)〕、アミド類を用
いる方法(米国特許第4,472,366号明細書)等が挙げら
れる。また、本出願人も以前に、ZSM−5を安価に、し
かも高純度で製造する方法として1分子中に3個の一級
アミノ基を有するアミンを用いる方法を提案している
(特開昭59−26915号公報)。
一方、近年有機物を用いないZSM−5類似ゼオライト
の合成法も幾つか提案されている(特公昭56−49851号
公報、特開昭56−37215号公報、特公昭61−59246号公
報)。
(発明が解決しようとする問題点) 各種の含窒素有機化合物を用いる方法は、通常多量の
有機化合物を用いるため、生成したZSM−5中に多量の
有機物を含有する。これらの有機物は、通常行なわれる
イオン交換法で除去することができないため、通常、イ
オン交換の前に500℃以上の高温での空気焼成によつて
除去する必要があつた。しかしながら、このような高温
焼成では、ゼオライトの格子からの脱アルミニウムが起
り、触媒性能の低下をもたらすという問題があつた。一
方、高温焼成の代りに、過マンガン酸塩や過酸化水素等
の酸化剤を用いて液相で、ある種の有機物を含有するゼ
オライトから有機物を酸化除去する方法が提案されてい
る(特開昭57−135718号公報)。しかしながら、この方
法においても、完全に含窒素有機化合物を除去すること
は困難なため、やはり触媒性能の低下をもたらすという
問題があつた。
また、これらの有機化合物の使用量を減らした場合に
は、ゼオライトZSM−5が生成しないか、または多量の
副生物が生成するという問題があり、触媒として満足な
活性を有するものを得ることはできなかつた。
一方、有機物を用いない合成法は、本質的に酸化除去
工程を必要としない利点はあるが、この系はモルデナイ
トを非常に副生し易いという問題と、初期に生成したZS
M−5が逐次的に急激にモルデナイトやα−石英へと変
化していくという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は上記のような問題点を解決するため鋭意検
討を行なつた結果、テンプレートとして1分子中に3個
の第一級アミノ基をもつアミンを用いる系で、原料をあ
る限定された組成範囲とPHにすることによつて使用する
アミンの量を極めて少量にすることができ、しかも高純
度で安定性よくZSM−5が得られる事を見い出し、本発
明を完成するに至つた。
すなわち、本発明はシリカ源、アルミナ源、アルカリ
金属源を含む水性混合物を1分子中に3個の第一級アミ
ノ基を有するアミンの存在下で加熱結晶化させてゼオラ
イトZSM−5を合成する際に、水性混合物のPHが10〜12
で、かつその組成が下記の範囲であることを特徴とする
ゼオライトZSM−5の合成法を提供するものである。
SiO2/Al2O3=20〜40 H2O/SiO2=7〜100 M2O/SiO2=0.1〜1.0 A/SiO2=0.0002〜0.005 (ただし、Mはアルカリ金属、Aは1分子中に3個の第
一級アミノ基を有するアミンを表わし、A以外は、酸化
物のグラムモル換算、Aはグラムモルで表わす。) 本発明の方法によれば、極めて少量のアミンを用いる
だけで、高結晶化度のZSM−5を高純度で得ることがで
きる。このことは、廃水処理等の簡略化や経済性の面で
有利である。さらに本発明の有利な点はこのように少量
のアミンを使用しても、生成したZSM−5中には含窒素
有機化合物が含まれているが、驚くべき事にこの生成物
中に含まれる含窒素有機化合物はイオン交換操作のみで
ゼオライトから大部分を除去する事ができる点である。
このことは、通常行なわれている高温での焼成や、液相
での酸化剤を用いる酸化除去工程が必要なくなる事を意
味し、工程の簡略化ならびに経済性の面で有利なだけで
なく、これらの除去工程での触媒性能の低下をなくすと
いう点でも極めて有利なことである。なぜ、このような
イオン交換操作のみで有機物を除くことができるのかは
明らかではないが、テンプレートが1分子中に3個の第
一級アミノ基をもつアミンであることと、それを極めて
少量用いることの組み合せに起因するものと考えられ
る。
一方、本発明には、もう一つの特徴がある。それは、
アミンの量が非常に少ないにもかかわらず有機物を用い
ない系に比べて、生成するZSM−5の相が極めて安定
で、モルデナイトやα−石英への逐次的変化が極めて遅
い事である。このことは結果として高純度のZSM−5を
得易いことを意味しており、工業的に実施するうえで非
常に有利となる。
本発明に用いられるシリカ源としては、通常ゼオライ
ト合成に用いられるケイ酸ソーダ、水ガラス、シリカゾ
ル、シリカゲル、無水ケイ酸等が使用できるが、好まし
いのは水ガラスである。
本発明に用いられるアルミナ源としては、通常ゼオラ
イト合成に用いられる硫酸アルミニウム、硝酸アルミニ
ウム、アルミン酸ソーダ、水酸化アルミニウム、アルミ
ナ等が使用される。
本発明に用いられるアルカリ金属源としては、通常ゼ
オライト合成に用いられるアルカリ金属の硫酸塩、硝酸
塩、ハロゲン化物、水酸化物、アルミン酸塩等が使用で
きるが、好ましいのは水酸化物である。また、アルカリ
金属の中でも好ましいのはナトリウムである。
本発明における1分子中に3個の第一級アミノ基を有
するアミンとしては、炭素数が3以上、好ましくは7以
上のものがよい。特に好適なのは、式 で示される、1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタ
ンである。
本発明における水性混合物中のシリカ源、アルミナ
源、アルカリ金属源、1分子中に3個の第一級アミノ基
を有するアミンの組成は、下記の範囲である。
SiO2/Al2O3=20〜40 H2O/SiO2=7〜100 M2O/SiO2=0.1〜1.0 A/SiO2=0.0002〜0.005 (ただし、Mはアルカリ金属、Aはアミンを表わし、A
以外は酸化物のグラムモル換算、Aはグラムモルで表わ
す。) SiO2/Al2O3モル比が20に満たない場合は、モルデナイ
トの副生が多くまた、40を超えるとα−石英の副生が多
くなる。
H2O/SiO2モル比が7に満たないと水性混合物の粘度が
高すぎて原料ゲルの組成が不均一になるため好ましくな
く、また100を超えると、反応速度の低下のため生産性
が低くなる。
M2O/SiO2モル比が0.1に満たない場合は結晶が得られ
難く、また、1.0を超えるとα−石英の副生が著しくな
る。
A/SiO2モル比が0.0002に満たない場合は、生成するZS
M−5のモルデナイトへの変化が速く結果としてモルデ
ナイトの副生が多く、また、0.005を超えると、生成し
たZSM−5中に含まれる含窒素化合物をイオン交換のみ
では除去できなくなる。
本発明における水性混合物のPHは、10〜12に調整する
必要がある。PHが10より低い場合は、結晶を得る事が困
難であり、また12よりも高い場合はモルデナイトの副生
が多くなる。好ましいPHは10.4〜11.5である。この水性
混合物のPH調整は酸とアルカリの量で調整される。その
場合、用いる酸としては硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸が
挙げられるが、好ましいのは硫酸である。
また、用いるアルカリとしては、例えば、アルカリ金
属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水
素塩等が挙げられるが好ましいのは、アルカリ金属水酸
化物であり、さらに好ましいのはNaOHである。
本発明における水性混合物中には、必要に応じて種結
晶または種スラリーを共存させることができる。これら
のものを共存させた場合は、合成時間が短くなること
や、微粒子の結晶が得られるという有利な点があるが、
逆に大結晶を得るためには不利となる。種結晶または種
スラリーを用いる場合の水性混合物の組成とは、これら
のものを含んだ組成を表わす。
本発明における合成温度は90ないし250℃、好ましく
は100ないし200℃、さらに好ましくは130ないし190℃で
ある。圧力は反応物が液相を保つ限りどのような圧力で
もよいが、水蒸気による自己発生圧力下で実施するのが
好適である。また、合成時間は温度に依存するため特に
限定はないが、通常、5ないし100時間の範囲である。
本発明においては、合成を撹拌下において実施するの
が好ましい。
本発明において合成されたゼオライトZSM−5は、必
要に応じてプロトンまたは種々の金属陽イオンと公知の
方法によりイオン交換して、種々のカチオン型ZSM−5
にすることができる。特に固体酸として用いる場合に
は、硝酸、硫酸、塩酸等の無機酸でイオン交換してH型
にすることが好ましい。
本発明により合成されたゼオライトZSM−5は、触媒
として種々の反応に用いることができる。例えば、オレ
フインやシクロオレフインの水和反応、メタノールから
の炭化水素の合成、パラフインやオレフインからの芳香
族の合成等が挙げられる。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、ゼオライトZSM−5を非常に
選沢性よく合成でき、また、触媒とする場合にも、有機
物の酸化除去工程を経ずに、直接イオン交換ができるた
め高活性な触媒を得ることができる。これらのことは、
工業的に実施する上で非常に有利となる。
(実施例) 次に、実施例を挙げて本発明を説明する。ただし、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 水ガラス(SiO225.2重量%、Al2O30.065重量%、Na2O
7.35重量%、H2O67.5重量%)(以下の実施例、比較例
では同じ水ガラスを使用する)130gにNaOH0.64gとH2O15
0gを加えた溶液にAl2(SO4316H2O9.7gと1,8−ジアミ
ノ−4−アミノメチルオクタン0.3gをH2O250gに溶かし
た溶液を撹拌しながら加え、さらに、4.6重量%の硫酸1
40gを加えて均質なゲルを得た。このゲルの組成は、下
記の値でありまた、PHは10.8であつた。
SiO2/Al2O3=33 H2O/SiO2=63 Na2O/SiO2=0.30 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン/SiO2=0.00
32 この原料ゲルを1のオートクレーブ中で185℃、60
時間撹拌しながら結晶化させた。得られた結晶を過、
洗浄し、120℃で4時間乾燥した後X線回折分析を行
い、そのX線回折図を第1図に示す。第1図よりこの生
成物はZSM−5であり、モルデナイトやα−石英を殆ど
含まない高純度のものである事が分つた。また、ケイ光
X線分析より求めたSiO2/Al2O3比は29であつた。また、
元素分析より求めた生成物中の炭素と窒素の量は炭素が
0.2重量%、窒素が0.25重量%であつた。
このZSM−5を1NのHNO3中で4時間室温でイオン交換
したH−ZSM−5を、過、洗浄、120℃で4時間乾燥し
た後、元素分析より求めた炭素と窒素の量は炭素が0.05
重量%、窒素が0.02重量%であつた。この事から、含窒
素有機化合物は、イオン交換によつて、ほとんどゼオラ
イトから除去されたことが分る。さらに、このH−ZSM
−5の酸性度を液相イオン交換−アルカリ滴定法(Fift
hlntcrnational Conference on Zeolite,1980,P335)に
よつて測定したところ、酸性度は1.00mmol/gでありSiO2
/Al2O3モル比から求められる理論酸量1.06mmol/gに非常
に近いことが分つた。
比較例1 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタンを2.0g用
いる以外は実施例1と同じ組成の原料を用いて均質なゲ
ルを得た。このゲルの組成は下記の値であり、PHは11.0
であつた。
SiO2/Al2O3=33 H2O/SiO2=63 Na2O/SiO2=0.30 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン/SiO2=0.02
1 このゲルを1のオートクレーブに仕込んで185℃で6
0時間結晶化させた。
得られた結晶を過・洗浄、120℃で4時間乾燥した
後のX線回折分析より、生成物はZSM−5であり、モル
デナイトやα−石英は殆ど含まれていない事が分つた。
また、ケイ光X線分析より求めたSiO2/Al2O3比は29であ
り元素分析より求めた炭素と窒素の量は炭素が2.0重量
%、窒素が0.7重量%であつた。
このZSM−5を1NのHNO3中で4時間室温でイオン交換
した後、過・洗浄、120℃で4時間乾燥して得たH−Z
SM−5の元素分析より求めた炭素と窒素の量は、炭素が
0.5重量%、窒素が0.2重量%であつた。また、酸性度は
0.75mmol/gであつた。
以上の結果より、この様に含窒素有機化合物を多く用
いる系で合成されたZSM−5は、イオン交換のみでは生
成物中に含まれる含窒素化合物を完全に除去することが
できない事が分る。
実施例2 水ガラス100gにNaOH0.8gとH2O133gを加えた溶液に、A
l2(SO4316H2O9.7gと1,8−ジアミノ−4−アミノメチ
ルオクタン0.08gを水230gに溶かした溶液を撹拌しなが
ら加え、さらに4.6重量%硫酸140gを加えて均質なゲル
を得た。このゲルの組成は下記の値でありPHは10.9であ
つた。
SiO2/Al2O3=26 H2O/SiO2=74 Na2O/SiO2=0.31 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン/SiO2=0.00
1 このゲルを1のオートクレーブに仕込んで、190℃
で撹拌しながら、経時的にスラリーを抜き出し過、洗
浄、120℃で乾燥した後X線回折分析により、結晶相の
変化を追つた。その結果を第2図に示す。
第2図から明らかなように本系では生成するZSM−5
の相が極めて安定であり、非常に純度の高いZSM−5が
得られる事が分る。
比較例2 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタンを用いな
いこと以外は、実施例2と同じ組成で均質なゲルを得
た。このゲルのPHは10.8であつた。このゲルを1のオ
ートクレーブに仕込んで、実施例2と同じ条件で経時変
化を追つた。その結果を第3図に示す。
第3図から明らかなように、有機物を用いない系で
は、生成するZSM−5のモルデナイト、α−石英への相
変化が急激に起り、高純度のZSM−5を得難いことが分
る。
実施例3 水ガラス87gにNaOH0.43gとH2O100gを加えた溶液にAl2
(SO416H2O6.5gと1,8−ジアミノ−4−アミノメ
チルオクタン0.20gをH2O168gに溶かした溶液を撹拌しな
がら加え、さらに4.6重量%の硫酸94gを加え均質なゲル
を得た。このゲルに、さらに実施例1で得られた合成ス
ラリー227gを加えて下記の組成のゲルを得た。またこの
ゲルのPHは10.8であつた。
SiO2/Al2O3=33 H2O/SiO2=63 Na2O/SiO2=0.30 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン/SiO2=0.00
32 このゲルを1のオートクレーブ中で150℃、24時間
撹拌しながら結晶化させた。得られた結晶を過、洗浄
した後、1NのHNO3中で4時間室温でイオン交換を行い、
さらに過、洗浄、120℃で4時間乾燥した。このM−Z
SM−5はX線回折分析よりZSM−5と同定された。又ケ
イ光X線分析より求めたSiO2/Al2O3比は28であり、元素
分析より求めた炭素と窒素の量は炭素が0.02重量%、窒
素が0.01重量%であつた。
比較例3 硫酸量を変えてPHを9.6と12.5に調整してその他は実
施例1と同じ組成の原料を用いて均質なゲルを得た。こ
の原料を実施例1と同条件で結晶化させた。
得られた生成物を過、洗浄120で4時間乾燥した
後、X線回折分析を行つた。
その結果、PH9.6の系は全く結晶化していなかつた。
またPH12.5の系は、モルデナイトが50%で残りがZSM−5
30%、α−石英20%であつた。
実施例4 実施例3で得られたH−ZSM−5を用いてシクロヘキ
センの水和反応を下記の条件で行つた。
仕込み容量;シクロヘキセン、26cc H2O、176cc 触媒量;40g 反応温度;120℃ 圧力;自己発生圧 撹拌回転数;800rpm 装置;ガラス製オートクレーブ 反応開始後10分でのオイル相中のシクロヘキサノール
の濃度は12.1重量%であつた。
比較例4 比較例1で得られたH−ZSM−5を用いて実施例4と
同じ条件でシクロヘキセンの水和反応を行つた。
反応開始後10分でのオイル相中のシクロヘキサノール
の濃度は6.9重量%であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた生成物のX線回折図、第2
図は実施例2において、X線回折分析より結晶相の変化
を調べた結果を示すグラフ、第3図は比較例2におい
て、X線回折分析により結晶相の変化を調べた結果を示
すグラフである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリカ源、アルミナ源、アルカリ金属源を
    含む水性混合物を、1分子中に3個の第一級アミノ基を
    もつアミンの共存下で加熱結晶化させてゼオライトZSM
    −5を合成する際に、水性混合物のPHが10〜12で、かつ
    その組成が下記の範囲である事を特徴とするゼオライト
    ZSM−5の合成法 SiO2/Al2O3=20〜40 H2O/SiO2=7〜100 M2O/SiO2=0.1〜1.0 A/SiO2=0.0002〜0.005 (ただし、Mはアルカリ金属、Aは1分子中に3個の第
    一級アミノ基をもつアミンを表わし、A以外は酸化物の
    グラムモル換算、Aはグラムモルで表わす。)
  2. 【請求項2】1分子中に3個の第一級アミノ基をもつア
    ミンが、1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタンで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法
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