JP2553358B2 - 光アイソレ−タ - Google Patents

光アイソレ−タ

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JP2553358B2
JP2553358B2 JP62195615A JP19561587A JP2553358B2 JP 2553358 B2 JP2553358 B2 JP 2553358B2 JP 62195615 A JP62195615 A JP 62195615A JP 19561587 A JP19561587 A JP 19561587A JP 2553358 B2 JP2553358 B2 JP 2553358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光通信,光測定等に使用されるファラデー効
果を利用した光アイソレータの構成に関するものであ
る。
[従来の技術およびその問題点] 光アイソレータは一般にファラデー効果を利用し光フ
ァイバー端,受光素子からの反射光がレーザーに戻らな
いようにして、レーザー光の発振を安定化させるために
使用されている。
しかしながら従来の光アイソレータは下記の点で満足
されるものではなく、 (1)光アイソレータからの反射光がレーザーに戻るこ
とを防止するため、各素子または光アイソレータを傾斜
させて使用しているが、入射光と出射光とが同一直線上
にならないので、光線軸合わせがむずかしい。
(2)ロションプリズム,グラントムソンプリズム,偏
光ビームスプリッタ等の偏光プリズムを使用して構成す
る光アイソレータは偏光特性を有するため、順方向に一
偏波面の偏光ビームしか通すことができず、このため半
導体レーザーに使用する場合には、半導体レーザーの偏
光方向に光アイソレータを合わせる必要があった。また
円偏光ビームや楕円偏光ビームに光アイソレータを使用
する場合には、透過する偏光方向と直交する成分の偏光
ビームを捨てて使用せざるを得なかった。
(3)一般にファラデー素子は、温度によりファラデー
回転角が変化し、例えば0.06deg/℃程度の温度特性を有
し、ファラデー回転角が45゜からずれた角度Δθだけ、
アイソレーションが劣化する。その特性は次式で示され
る。
アイソレーション=−10log(sin2Δθ) 本発明は上記問題点を解決した光アイソレータの光学
系の構成を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は第1図に示すように、第1の複屈折体プリズ
ム1,第1のファラデー素子5,第2の複屈折体プリズム2
および第3の複屈折体プリズム3,第2のファラデー素子
6,第4の複屈折体プリズム4からなる光学系の構成にお
いて、 複屈折体プリズム1,2,3,4のプリズム角αは同一で、
それらの各光軸は光学系の軸A−Bに対して直角であ
り、 かつ第1の複屈折体プリズム1と第2の複屈折体プリ
ズム2との光軸は45゜ずれ、第2の複屈折体プリズム2
と第3の複屈折体プリズム3との光軸は平行、からフ
ァラデー素子5,6それぞれに印加される磁界Hの向きは
逆であるから、6は5と逆方向に45゜偏波面が回転し、
したがって第3の複屈折体プリズム3に対して第4の複
屈折体プリズム4の光軸は、1と2との関係とは逆方向
に45゜ずれた関係にある。
ファラデー素子5,6のファラデー回転角は各々45゜
で、それぞれに印加される磁界Hの向きは逆であり、 第1の複屈折体プリズム1の入射面,出射面とはそれ
ぞれ第2の複屈折体プリズム2の出射面,入射面と平行
であり、 第2の複屈所体プリズム2の入射面と第3の複屈折体
プリズム3の出射面とは平行で、第2の複屈折体プリズ
ム2の出射角と第3の複屈折体プリズム3の入射角とは
同一で、正負逆の関係にあり、 第3の複屈折体プリズム3の入射面・出射面とはそれ
ぞれ第4の複屈折体プリズム4の出射面,入射面と平行
な光アイソレータの構成により、 各素子からの反射戻り光が入射光線上に戻ることを防
止し、温度特性,偏光特性を相殺し、さらに順方向入射
光と出射光とが同一直線上になるように配置したもので
あり、順方向光は常光線と異常光線を変化させずに透過
させ、逆方向光は常光線と異常光線の転換を繰返すこと
により、入射光線上に戻らないようした。
[実施例] 第1図は本発明の一例で、プリズム1,2,3,4の複屈折
性材料として方解石を使用し、プリズム角αは30゜、光
軸方向は光学系の軸A−Bに直角な平面内であって、か
つ複屈折体プリズム1の底面Sに対して1は+22.5゜,2
は−22.5゜,3は−22.5゜,4は+22.5゜の角度をなし、フ
ァラデー素子5,6は波長1.3μmにおいて偏波面が45゜回
転する厚さに加工した。個々の素子には反射防止膜を形
成した。印加磁界源はSm−Co永久磁石を使用しファラデ
ー素子が十分飽和するようにし、5,6それぞれに対して
は磁界Hの向きを逆にした。順方向光は入射光と出射光
とが同一直線上にあり、偏光依存性は0.1dBであった。
これは入射面が傾斜しているのでP波,S波の透過特性が
異なることによる。しかしながら偏光プリズムを使用し
た場合の偏光依存性は40〜50dBであり、大幅な改善にな
った。プリズム角αを大きくするとP波,S波の透過特性
が近くなるため、偏光依存性はさらに改善される。また
順方向挿入損失の温度依存性はほとんどなかった。一方
逆方向における逆方向挿入損失の温度依存性は0〜60゜
の温度範囲において、0.5dBであった。偏光プリズムを
使用した場合の温度依存性が5dBであり、大幅な改善と
なった。
[作用] 本発明の光学系の構成において、(a)は順方向の光
路で(b)は逆方向の光路を示す。順方向光に対して
は、A方向から入射した光線は1に入射し、プリズム内
で常光線と異常光線とに分離する。分離した光線はファ
ラデー素子5に入射し、各光線の偏波面は共に45゜回転
し2に入射する。ここで複屈折体プリズム1,2の光軸関
係は5の偏波面の回転方向に45゜回転した状態にあるの
で、常光線,異常光線の関係は維持される。1への入射
光と2からの出射光とは平行になる。複屈折体プリズム
2,3の光軸関係は0゜であり、同様に常光線,異常光線
の関係は維持される。ファラデー素子6に入射した光線
の偏波面は、5の偏波面の回転方向とは逆方向に45゜回
転する。ここで複屈折体プリズム3,4の光軸関係は6の
偏波面の回転方向に45゜回転した状態にあるので、常光
線、異常光線の転換は行なわれず、結局複屈折体プリズ
ム1への入射光と複屈折体プリズム4からの出射光とは
同一直線上になる。しかも入射光の偏波面がいかなる面
であっても透過する。(ただし入射面が傾斜しているた
めP波,S波の反射損失の差により若干の偏光特性を持
つ)図面から明らかなように、各素子の端面での入射角
は全て0゜以外であるため、各端面からの反射光は入射
光線上には戻らず、したがて本発明の光アイソレータ自
体からの反射光が光源に戻ることはない。
逆方向光に対しては、B方向から入射した光線は4に
入射し、プリズム内で常光線と異常光線とに分離し、フ
ァラデー素子6に入射する。6内では偏波面は順方向透
過時に回転した向きと同じ向きに45゜回転する。複屈折
体プリズム3,4の光軸関係は、順方向のファラデー回転
方向に45゜回転するようにしてあるため、逆方向光の進
行方向からみた偏波面の回転角と4の光軸からみた3の
光軸の回転角はそれぞれ逆向きに45゜ずつの関係とな
る。すなわち3の光軸に対して常光線と異常光線の偏波
面がそれぞれ0゜と90゜になる。常光線の偏波面は光軸
を含む面に直角な面、異常光線の偏波面は光軸を含む面
にあるので、3内では常光線は異常光線に、異常光線は
常光線に変わる。したがって屈折角が変わるため逆方向
光における複屈折体プリズム4への入射光と複屈折体プ
リズム1からの出射光とは平行にならず、常光線,異常
光線とがある分離角をもって出射することになる。2,5,
1についても同様であるが、二個のファラデー素子に印
加される磁界Hの向きが互いに逆向きであるため、ファ
ァデー素子の温度変化によりファラデー回転角が45゜よ
りずれた場合でも、二個の素子の温度と温度特性が同一
であれば、温度変化によりずれた分の角度が互いに相殺
される。したがって順方向挿入損失及びアイソレーショ
ンが向上した。
[発明の効果] 本発明により入射光と出射光とが同一直線上になるた
め光線軸合わせが容易になり、入射光の偏波面がいかな
る面であっても透過し偏光特性をもたず、半導体レーザ
ーに使用する場合には、半導体レーザーの偏光方向に関
係なく光アイソレータを結合することができる。また円
偏光ビームや楕円偏光ビームに光アイソレータを使用す
る場合にも全て透過することができる。さらに二個のフ
ァラデー素子に印加される磁界の向きが互いに逆向きで
あるため、ファラデー素子の温度変化によりファラデー
回転角が45゜よりずれた場合でも、温度変化によりずれ
た分の角度が互いに相殺され、順方向挿入損失及びアイ
ソレーションが向上する。
またコスト上においても、従来の偏光プリズム型では
プリズムが8(=2×2×2)個必要であったが、本発
明ではプリズムが4(=2×2)個でよくなり、高価な
方解石で形成されるプリズムの部品点数が半減化されプ
リズム角αが45゜より大きい場合、光アイソレータの薄
型化が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示す光学系の概略図。 (a):順方向の光路図、(b):は逆方向の光路図 1,2,3,4:複屈折体プリズム 5,6:ファラデー素子 α:プリズム角、H:印加磁界 A−B:光学系の光軸 S:複屈折体プリズム1の底面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の複屈折体プリズム,第1のファラデ
    ー素子,第2の複屈折体プリズムおよび第3の複屈折体
    プリズム,第2のファラデー素子,第4の複屈折体プリ
    ズムからなる光学系の構成において、 全ての複屈折体プリズムのプリズム角は同一で、それ
    らの各光軸は該光学系の軸に対して直角であり、 第1の複屈折体プリズムと第2の複屈折体プリズムと
    の光軸は45゜ずれ、第2の複屈折体プリズムと第3の複
    屈折体プリズムとの光軸は平行で、第3の複屈折体プリ
    ズムと第4の複屈折体プリズムとの光軸は45゜ずれた関
    係にあり、 二個のファラデー素子ファラデー回転角は各々45゜
    で、それぞれに印加される磁界の向きは逆であり、 第1の複屈折体プリズムの入射面,出射面とはそれぞ
    れ第2の複屈折体プリズムの出射面,入射面と平行であ
    り、 第2の複屈折体プリズムの入射面と第3の複屈折体プ
    リズムの出射面とは平行で、第2の複屈折体プリズムの
    出射角と第3の複屈折体プリズムの入射角とは同一で、
    正負逆の関係にあり、 第3の複屈折体プリズムの入射面,出射面とはそれぞ
    れ第4の複屈折体プリズムの出射面,入射面と平行であ
    る、 ことを特徴とした光アイソレータ。
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