JP2552354Y2 - 集合基板 - Google Patents

集合基板

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JP2552354Y2
JP2552354Y2 JP9540891U JP9540891U JP2552354Y2 JP 2552354 Y2 JP2552354 Y2 JP 2552354Y2 JP 9540891 U JP9540891 U JP 9540891U JP 9540891 U JP9540891 U JP 9540891U JP 2552354 Y2 JP2552354 Y2 JP 2552354Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はチップ部品を実装するた
めの単一基板を複数枚有し、これらの単一基板の境界
を、所謂、ミシン目の様に分離用孔と基板接続部とを交
互に配設して構成した集合基板に関する。
【0002】
【従来の技術】チップ部品を実装する基板は、その実装
効率を向上させるために、一般にミシン目の様に分離用
孔と基板接続部とを交互に配設して構成した境界によっ
て囲まれた単一基板を複数枚有した集合基板としてい
る。従って、各種チップ部品を実装後に上記各基板接続
部を切断して、各単一基板に分離させている。
【0003】図6を用いてこのことを説明する。集合基
板50には、長孔から成る分離用孔54と基板接続部6
0とを交互に配設してその境界とした二枚の単一基板5
2A,52Bが用意されている。この基板接続部60の
近傍部分Aを拡大図示したものが図7である。各チップ
部品を実装後各単一基板を分離させるためには基板接続
部60をニッパー等によって切断しなければならない。
このニッパー62による切断の様子を示したものが図8
と図9である。図8は図7の矢視線B−Bにより、図9
は図7の矢視線C−Cによる断面図である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、ニッパー
62によって各基板接続部60を切断すると、ニッパー
の刃の厚みのためにその周辺領域にストレスが作用し、
その結果基板接続部60の近傍に実装されているチップ
部品58にクラック58Aが発生したり、チップ部品実
装に使用されている半田にクラックが生じたりする。従
って、基板接続部の近くにはチップ部品を配置すること
ができず、基板の設計上において大きな制約となってい
た。このことを図6でいうと、斜線で示す各領域53は
有効に使用できないこととなる。
【0005】この切断時に発生するクラックの防止では
ないが、基板にチップ部品を実装したり、半田リフロー
する工程において当該基板が変形したり、破損すること
を防止するために当該基板には補助用分割基板部を設け
ることがあり、特公平1─49031号公報にこのこと
が開示されている。そしてこの公報には、前記補助用分
割基板部をミシン目状に打抜き成形する際に、当該ミシ
ン目部にクラックが発生することを防止するため捨て孔
10を形成している。この捨て孔が、以下に述べる本発
明のストレスを緩和する孔と一見同じ様に見える。
【0006】しかしこの公報の捨て孔は、補助用分割基
板部をミシン目状に打抜き成形する際に同時に打抜き成
形されると共に、その打抜きに使用された金型のポンチ
がこの捨て孔に入って補助用分割基板部を保持、固定す
る作用によってミシン目部の割れを防止するものであ
り、本発明のようにミシン目部を切り取る際のストレス
の低減のための孔ではない。また、公報の捨て孔はスリ
ット8,8′によって囲まれた補助用分割基板部を対象
としていることも本発明の場合と異なり、更に大きな相
違点は、上述した捨て孔10の目的から、当該捨て孔1
0はミシン目部の孔9の近くには形成することができな
いが、本発明の孔は、基板接続部の近傍に設けることに
よって初めてその切断時のストレスを低減することがで
きるという孔の形成場所の相違である。
【0007】よって本考案は、基板接続部を切断しても
その周囲の基板部やチップ部品にストレスを与えない構
造の集合基板の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本考案
は、チップ部品を実装するための複数枚の単一基板を有
し、これらの単一基板の境界を分離用孔と基板接続部と
を交互に配設して構成した集合基板であって、前記基板
接続部の近傍に該基板接続部の切断時に発生するストレ
スを緩和する孔を設けたことを特徴とする集合基板を提
供する。
【0009】
【作用】ニッパーによって基板接続部を切断すると、そ
のニッパーの刃の厚みのためにその周囲にストレスが発
生するが、基板接続部の近傍に孔を設けたことによって
そのストレスを吸収、緩和する。
【0010】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本考案に係るチップ部
品を実装するための集合基板10を示している。この集
合基板10は、各単一基板を分離させるための長孔14
と、それらの間に配置された基板接続部20とによって
囲まれた三枚の単一基板12A,12B,12Cを有し
ている。これらの各単一基板の各基板接続部20の近傍
には丸孔16又は16Iを設けている。丸孔16は各単
一基板の境界の外側位置に形成されており、丸孔16I
は内側位置に形成されたものを示す。これらの丸孔は基
板接続部20の近傍であればよく、特にその内外は問わ
ない。単一基板配置のスペースの関係上、外側になった
り内側になったりするのである。
【0011】図2は単一基板12Aの一つの基板接続部
20の近傍を拡大図示したものであるが、丸孔16は単
一基板12Aの外側に設けてある。他の変形例として長
孔16Lを単一基板12Aの外側に設け、また他の変形
例として丸孔16Iを単一基板12Aの内側に設けてい
る。
【0012】次に、本考案の効果を図3から図5を参照
しながら説明する。図3は幅が1mmであって互いの間
隔が図示の通り2.5mmである長孔14間の基板接続
部20の近傍にストレス緩和用の孔を設けていない従来
の集合基板を示している。この基板接続部20をニッパ
ーによって切断する際のストレスによる歪を、基板接続
部20から2mm離れた測定点MP1において測定し
た。
【0013】また、図4は上記図3の集合基板に対し
て、基板接続部20から2mm離れた図示の位置に直径
が2mmの丸孔16を形成した本考案に係る集合基板を
示している。この基板接続部20をニッパーによって切
断する際のストレスによる歪を、図3の場合と同じ位置
である基板接続部20から2mm離れた測定点MP2に
おいて測定した。
【0014】上記の各歪測定において、基板接続部20
の切断に使用するニッパーの厚さ寸法を二種類用い、そ
れぞれのニッパーによる切断ストレスに対する歪の測定
を行っている。図5に示すように二種類のニッパーの刃
先角度θは同じであるが、厚さ寸法は異なり、一方は
0.9mm、他方は0.5mmである。
【0015】図5の測定データD1とD2は、共に切断
対象が図3に示す従来の集合基板であり、それぞれ厚さ
寸法が0.9mmのニッパーによる切断、厚さ寸法が
0.5mmのニッパーによる切断に対する測定点MP1
の圧縮歪である。また、測定データD3とD4は、共に
切断対象が図4に示す本発明の集合基板であり、それぞ
れ厚さ寸法が0.9mmのニッパーによる切断、厚さ寸
法が0.5mmのニッパーによる切断に対する測定点M
P2の圧縮歪である。また丸印M1,M2,M3,M4
はそれぞれ各データの平均値を示している。
【0016】これらの測定結果、平均値データM1とM
2とを比較すると、ニッパーの薄い方が歪が小さいこと
がわかる。また、他の平均値データM3とM4とを比較
しても同様のことがいえる。更に、平均値データM1と
M3、または平均値データM2とM4とを比較すると、
従来の集合基板よりも本考案に係る集合基板の方が発生
する圧縮歪が低減されることが分かる。この実験では歪
が約4割低減されている。
【0017】図4に示す様に、切断に伴う応力や歪を低
減させるための孔16は基板接続部20の近傍に設ける
ことが望ましいが、この孔をあまり近づけると集合基板
を製造する際に基板にクラックが入るため、図の寸法L
を基板の板厚以上に設計することが望ましい。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、基板接続部をニッパーによって切断する際に生
ずる歪を、前記基板接続部の近傍に設けた孔によって緩
和することができる。従って、基板接続部の近傍が破損
することがなく、そこへチップ部品の配置ができ、基板
を有効に使用した設計が可能となり、高密度実装も可能
となる。また、ニッパーの厚さを厚くしても基板接続部
の切断に際してのストレスが緩和されるので、ニッパー
の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る集合基板の平面図である。
【図2】図2は本考案に係る集合基板の基板接続部近傍
の拡大図である。
【図3】図3は従来の集合基板の基板接続部近傍の拡大
図であり、図5の実験の対象を示す図である。
【図4】図4は本考案に係る集合基板の基板接続部近傍
の拡大図であり、図5の実験の対象を示す図である。
【図5】図5は本考案に係る集合基板の効果を説明する
ためのグラフである。
【図6】図6は従来の集合基板の平面図である。
【図7】図7は図6のA部の拡大図である。
【図8】図8は図7の基板接続部のニッパーによる切断
時の矢視線B─Bによる断面図である。
【図9】図9は図7の基板接続部のニッパーによる切断
時の矢視線C−Cによる断面図である。
【符号の説明】
10 集合基板 12A,12B,12C 単一基板 14 分離用孔 16,16I ストレス緩和用孔 18 チップ部品 20 基板接続部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を実装するための複数枚の単
    一基板を有し、これらの単一基板の境界を分離用孔と基
    板接続部とを交互に配設して構成した集合基板であっ
    て、前記基板接続部の近傍に該基板接続部の切断時に発
    生するストレスを緩和する孔を設けたことを特徴とする
    集合基板。
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JP4803002B2 (ja) * 2006-11-27 2011-10-26 パナソニック電工株式会社 金属プリント基板
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