JP2550772Y2 - 電動アクチュエータ - Google Patents
電動アクチュエータInfo
- Publication number
- JP2550772Y2 JP2550772Y2 JP7752791U JP7752791U JP2550772Y2 JP 2550772 Y2 JP2550772 Y2 JP 2550772Y2 JP 7752791 U JP7752791 U JP 7752791U JP 7752791 U JP7752791 U JP 7752791U JP 2550772 Y2 JP2550772 Y2 JP 2550772Y2
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- JP
- Japan
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- stator
- magnetic pole
- coil
- electric actuator
- rotor
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- Expired - Lifetime
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば自動車の減衰
力可変型緩衝器に使用される三位置回転制御用アクチュ
エータ等に用いて好適な電動アクチュエータに関する。
力可変型緩衝器に使用される三位置回転制御用アクチュ
エータ等に用いて好適な電動アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車用アクチュエータとして
用いられる回動型モータやロータリソレノイド等といっ
た電動アクチュエータにおいて、ステータ部を、複数の
ステータ磁極部を有するステータと、その磁極部に嵌装
されるコイルボビンを用いたコイル巻線部と、これら磁
極部およびコイルボビンの内方端側に嵌挿される円筒状
ヨークとによって構成し、この円筒状ヨーク内に、複数
の磁極を有する永久磁石からなるロータを遊嵌状態で配
設してなる構造をもつものが、従来から知られている。
用いられる回動型モータやロータリソレノイド等といっ
た電動アクチュエータにおいて、ステータ部を、複数の
ステータ磁極部を有するステータと、その磁極部に嵌装
されるコイルボビンを用いたコイル巻線部と、これら磁
極部およびコイルボビンの内方端側に嵌挿される円筒状
ヨークとによって構成し、この円筒状ヨーク内に、複数
の磁極を有する永久磁石からなるロータを遊嵌状態で配
設してなる構造をもつものが、従来から知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来構造では、コイル巻線部を構成するコイル
ボビンを、ステータ磁極部に内側から嵌装して組付け保
持させるとともに、その内方端側に円筒状ヨークを嵌挿
することから、これらの間、特にコイルボビンとステー
タ磁極部との間に、組立て上から多少の隙間が生じるこ
とを避けられないものであった。
たような従来構造では、コイル巻線部を構成するコイル
ボビンを、ステータ磁極部に内側から嵌装して組付け保
持させるとともに、その内方端側に円筒状ヨークを嵌挿
することから、これらの間、特にコイルボビンとステー
タ磁極部との間に、組立て上から多少の隙間が生じるこ
とを避けられないものであった。
【0004】このような隙間が生じている従来構造で
は、コイル巻線部にて発生した磁束の吸引、反発力によ
りコイル巻線部自身が振動したり、あるいは自動車用ア
クチュエータとして使用したときに、車の走行に伴なう
振動を受けてコイル巻線部が振動し、騒音問題を発生す
る要因となっている。
は、コイル巻線部にて発生した磁束の吸引、反発力によ
りコイル巻線部自身が振動したり、あるいは自動車用ア
クチュエータとして使用したときに、車の走行に伴なう
振動を受けてコイル巻線部が振動し、騒音問題を発生す
る要因となっている。
【0005】このような騒音問題を解消するには、コイ
ルボビンをステータやヨークに接着したりすることが考
えられているが、組立性の面での問題やコスト上昇等と
いった問題を生じるもので、より簡単な構造によって、
これらの問題点を一掃し得る何らかの対策を講じること
が望まれている。
ルボビンをステータやヨークに接着したりすることが考
えられているが、組立性の面での問題やコスト上昇等と
いった問題を生じるもので、より簡単な構造によって、
これらの問題点を一掃し得る何らかの対策を講じること
が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本考案に係る電動アクチュエータは、ステータの
内向きに突設された複数のステータ磁極部に対し内方端
側から嵌装されるコイル巻線された複数のコイルボビン
と、これらのコイルボビンの内方端およびステータ磁極
部の内方端によって形成される空間部に嵌挿されかつ複
数の磁極を有する永久磁石からなるロータを遊嵌状態で
配設する中空部を有する円筒状ヨークとを備えてなり、
コイルボビンの円筒状ヨークに接する内方端側のフラン
ジ壁の一部に、テーパ状リブを突設するようにしたもの
である。
ために本考案に係る電動アクチュエータは、ステータの
内向きに突設された複数のステータ磁極部に対し内方端
側から嵌装されるコイル巻線された複数のコイルボビン
と、これらのコイルボビンの内方端およびステータ磁極
部の内方端によって形成される空間部に嵌挿されかつ複
数の磁極を有する永久磁石からなるロータを遊嵌状態で
配設する中空部を有する円筒状ヨークとを備えてなり、
コイルボビンの円筒状ヨークに接する内方端側のフラン
ジ壁の一部に、テーパ状リブを突設するようにしたもの
である。
【0007】
【作用】本考案によれば、円筒状ヨークを嵌挿すること
により、このヨーク外周部がコイルボビン内方端側のテ
ーパ状リブに当接し、これによりコイルボビンが外方端
側への力を受け、その結果ステータ磁極部とコイルボビ
ンとの間の隙間が片側に集中し、がた付きを生じる隙間
をなくすことが可能となる。
により、このヨーク外周部がコイルボビン内方端側のテ
ーパ状リブに当接し、これによりコイルボビンが外方端
側への力を受け、その結果ステータ磁極部とコイルボビ
ンとの間の隙間が片側に集中し、がた付きを生じる隙間
をなくすことが可能となる。
【0008】
【実施例】図1および図2は本考案に係る電動アクチュ
エータの一実施例を示すものであり、これらの図におい
て、符号1,2は互いに組合わせられることによりロー
タ3およびステータ4とその回動力を二軸で取出すため
のギヤ機構とを収容する空間部を形成する略有底円筒状
を呈する第1および第2のケースで、これらのケース
1,2の間には、図7の(a) に示したような形状による
ステータ片を、図7の(b) に示すように多数枚積層して
一体化することにより形成されるステータ4が介装さ
れ、これによってアクチュエータケースが構成されてい
る。
エータの一実施例を示すものであり、これらの図におい
て、符号1,2は互いに組合わせられることによりロー
タ3およびステータ4とその回動力を二軸で取出すため
のギヤ機構とを収容する空間部を形成する略有底円筒状
を呈する第1および第2のケースで、これらのケース
1,2の間には、図7の(a) に示したような形状による
ステータ片を、図7の(b) に示すように多数枚積層して
一体化することにより形成されるステータ4が介装さ
れ、これによってアクチュエータケースが構成されてい
る。
【0009】5はこれらのケース1,2内で軸受6,7
によって回動自在に支持されたシャフトで、このシャフ
ト5の一端側つまり図1中左端側には、図9からも明ら
かなように、周方向の一部の歯部を有するセクタギヤ8
が設けられている。なお、図中8aはこの主動ギヤ8の
一部から突設されたアーム部に設けられたストッパで、
このストッパ8aは、図2において9で示すダンパホル
ダに保持されたダンパ9a,9a(片側のみを示す)に
当接することで、セクタギヤ8の回動動作が停止される
ようになっている。
によって回動自在に支持されたシャフトで、このシャフ
ト5の一端側つまり図1中左端側には、図9からも明ら
かなように、周方向の一部の歯部を有するセクタギヤ8
が設けられている。なお、図中8aはこの主動ギヤ8の
一部から突設されたアーム部に設けられたストッパで、
このストッパ8aは、図2において9で示すダンパホル
ダに保持されたダンパ9a,9a(片側のみを示す)に
当接することで、セクタギヤ8の回動動作が停止される
ようになっている。
【0010】10は前記セクタギヤ8にシャフト5と同
軸上に設けられケース1を貫通して外部に臨み、回動出
力を取出すための第1の出力軸、11は前記セクタギヤ
8に噛合する歯車12からケース1を貫通して外部に臨
ませられ、回動出力を取出すための第2の出力軸で、こ
れら両軸10,11は、それぞれ相手側の駆動系に連結
され、回動力を伝達可能に構成されている。
軸上に設けられケース1を貫通して外部に臨み、回動出
力を取出すための第1の出力軸、11は前記セクタギヤ
8に噛合する歯車12からケース1を貫通して外部に臨
ませられ、回動出力を取出すための第2の出力軸で、こ
れら両軸10,11は、それぞれ相手側の駆動系に連結
され、回動力を伝達可能に構成されている。
【0011】前記ステータ4は、図2ないし図5、さら
に図7から明らかなように、その外側形状がケース2と
略同一の環状に形成され、内周部には、図7の(a) に示
されるように、二組のステータ磁極部(コア)4a,4
b;4c,4dが突設されている。そして、これらの磁
極部4a,4b;4c,4dに、コイル巻線22をそれ
ぞれ巻回したコイルボビン20,20;21,21が嵌
装され、これにより図5に示すように励磁コイルA1,
A2;B1,B2が構成されている。さらに、23はこ
れらの励磁コイルを形成するコイルボビン20,21お
よび磁極部の内方端側に形成されるロータ3収納用空間
部に嵌挿される円筒状ヨークで、このヨーク23は、図
8さらには図5から明らかなように、各励磁コイルA
1,A2;B1,B2に対応する部分が分離されるよう
に、周方向の四個所(90度づつ)にスリット23aが
形成されている。
に図7から明らかなように、その外側形状がケース2と
略同一の環状に形成され、内周部には、図7の(a) に示
されるように、二組のステータ磁極部(コア)4a,4
b;4c,4dが突設されている。そして、これらの磁
極部4a,4b;4c,4dに、コイル巻線22をそれ
ぞれ巻回したコイルボビン20,20;21,21が嵌
装され、これにより図5に示すように励磁コイルA1,
A2;B1,B2が構成されている。さらに、23はこ
れらの励磁コイルを形成するコイルボビン20,21お
よび磁極部の内方端側に形成されるロータ3収納用空間
部に嵌挿される円筒状ヨークで、このヨーク23は、図
8さらには図5から明らかなように、各励磁コイルA
1,A2;B1,B2に対応する部分が分離されるよう
に、周方向の四個所(90度づつ)にスリット23aが
形成されている。
【0012】そして、このような構成によって、各励磁
コイルA1,A2;B1,B2に電流が流れて励磁され
たときの磁極部を構成し、後述するロータ3に対し吸
引、反発力によって、回動力を与えるようになってい
る。なお、上述したコイル巻線22が巻回されるコイル
ボビン20,20;21,21は、図6に示されるよう
に、略角型形状で形成されている。
コイルA1,A2;B1,B2に電流が流れて励磁され
たときの磁極部を構成し、後述するロータ3に対し吸
引、反発力によって、回動力を与えるようになってい
る。なお、上述したコイル巻線22が巻回されるコイル
ボビン20,20;21,21は、図6に示されるよう
に、略角型形状で形成されている。
【0013】前記ロータ3は、周方向の四個所に異なる
磁極を交互に着磁されているマグネット30とこれをシ
ャフト5上に支持するマグネットブッシュ31とから構
成され、前記マグネット30が、ステータ4側のヨーク
23内周面に対向することにより、前記励磁コイルA
1,A2;B1,B2による励磁状態に応じてヨーク2
3内で回動するように構成されている。
磁極を交互に着磁されているマグネット30とこれをシ
ャフト5上に支持するマグネットブッシュ31とから構
成され、前記マグネット30が、ステータ4側のヨーク
23内周面に対向することにより、前記励磁コイルA
1,A2;B1,B2による励磁状態に応じてヨーク2
3内で回動するように構成されている。
【0014】なお、上述した励磁コイルA1,A2;B
1,B2には、図2や図5から明らかなように、互いに
対向するコイルA1,A2;B1,B2同士が同じ磁極
となるように、適宜のリード配線によって接続されてい
るが、その詳細な説明は省略する。また、上述した以外
の構成や作動状態についても、本考案とは直接関係ない
ため、詳細な説明は省略する。
1,B2には、図2や図5から明らかなように、互いに
対向するコイルA1,A2;B1,B2同士が同じ磁極
となるように、適宜のリード配線によって接続されてい
るが、その詳細な説明は省略する。また、上述した以外
の構成や作動状態についても、本考案とは直接関係ない
ため、詳細な説明は省略する。
【0015】さて、本考案によれば、上述したように電
動アクチュエータとして、ステータ4の内向きに突設さ
れた複数のステータ磁極部4a,4b,4c,4dに対
し内方端側から嵌装されるコイル巻線された複数のコイ
ルボビン20,20;21,21と、これらのコイルボ
ビン20,21の内方端およびステータ磁極部4a〜4
dの内方端によって形成される空間部に嵌挿されかつ複
数の磁極を有する永久磁石30からなるロータ3を遊嵌
状態で配設する中空部を有する円筒状ヨーク23を備え
てなるものにおいて、コイルボビン20,21の円筒状
ヨーク23に接する内方端側のフランジ壁の一部に、図
1、図3および図6等から明らかなように、テーパ状リ
ブ40を突設したところに特徴を有している。
動アクチュエータとして、ステータ4の内向きに突設さ
れた複数のステータ磁極部4a,4b,4c,4dに対
し内方端側から嵌装されるコイル巻線された複数のコイ
ルボビン20,20;21,21と、これらのコイルボ
ビン20,21の内方端およびステータ磁極部4a〜4
dの内方端によって形成される空間部に嵌挿されかつ複
数の磁極を有する永久磁石30からなるロータ3を遊嵌
状態で配設する中空部を有する円筒状ヨーク23を備え
てなるものにおいて、コイルボビン20,21の円筒状
ヨーク23に接する内方端側のフランジ壁の一部に、図
1、図3および図6等から明らかなように、テーパ状リ
ブ40を突設したところに特徴を有している。
【0016】このような構成において、円筒状ヨーク2
3を、図4中矢印で示す方向つまりコイルボビン20,
21の上述したテーパ状リブ40と反対側の端部からリ
ブ40側の端部に向かって圧入状態で嵌挿し、その先端
が最終的にリブ40に対応する位置まで圧入することに
より、このヨーク23外周部がコイルボビン20,21
内方端側のテーパ状リブ40部分に当接し、これにより
コイルボビン20,21が外方端側への力を受け、その
結果ステータ磁極部4a,4b,4c,4dとコイルボ
ビン20,21の内周部との間の隙間が片側に集中し、
がた付きを生じる隙間をなくすことが可能となる。
3を、図4中矢印で示す方向つまりコイルボビン20,
21の上述したテーパ状リブ40と反対側の端部からリ
ブ40側の端部に向かって圧入状態で嵌挿し、その先端
が最終的にリブ40に対応する位置まで圧入することに
より、このヨーク23外周部がコイルボビン20,21
内方端側のテーパ状リブ40部分に当接し、これにより
コイルボビン20,21が外方端側への力を受け、その
結果ステータ磁極部4a,4b,4c,4dとコイルボ
ビン20,21の内周部との間の隙間が片側に集中し、
がた付きを生じる隙間をなくすことが可能となる。
【0017】すなわち、このような構成によれば、簡単
な構成にもかかわらず、円筒状ヨーク23の嵌挿によ
り、このヨーク23外周部がコイルボビン20,21内
方端側のテーパ状リブ40に当接することで、コイルボ
ビン20,21が外方端側への力を受け、各ステータ磁
極部4a〜4dとコイルボビン20,21との間の隙間
が片側に集中し、がた付きを生じる隙間をなくし、従来
のようながた付き問題や騒音問題を一掃することができ
る。
な構成にもかかわらず、円筒状ヨーク23の嵌挿によ
り、このヨーク23外周部がコイルボビン20,21内
方端側のテーパ状リブ40に当接することで、コイルボ
ビン20,21が外方端側への力を受け、各ステータ磁
極部4a〜4dとコイルボビン20,21との間の隙間
が片側に集中し、がた付きを生じる隙間をなくし、従来
のようながた付き問題や騒音問題を一掃することができ
る。
【0018】なお、本考案は上述した実施例構造には限
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは言うまでもない。たとえばケース1,2を始めと
して、シャフト5やロータ3、さらにステータ4の形状
等として、種々の変形例が考えられることは勿論であ
る。また、このような電動アクチュエータとしては、回
転型モータを始めとしてロータリソレノイド等のような
各種の回動型アクチュエータが考えられ、またその用途
としても種々の分野における電動アクチュエータであれ
ば適用して効果を発揮し得るものである。
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは言うまでもない。たとえばケース1,2を始めと
して、シャフト5やロータ3、さらにステータ4の形状
等として、種々の変形例が考えられることは勿論であ
る。また、このような電動アクチュエータとしては、回
転型モータを始めとしてロータリソレノイド等のような
各種の回動型アクチュエータが考えられ、またその用途
としても種々の分野における電動アクチュエータであれ
ば適用して効果を発揮し得るものである。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電動ア
クチュエータによれば、ステータの内向きに突設された
複数のステータ磁極部に対し内方端側から嵌装されるコ
イル巻線された複数のコイルボビンと、これらのコイル
ボビンの内方端およびステータ磁極部の内方端によって
形成される空間部に嵌挿されかつ複数の磁極を有する永
久磁石からなるロータを遊嵌状態で配設する中空部を有
する円筒状ヨークとを備えてなり、コイルボビンの円筒
状ヨークに接する内方端側のフランジ壁の一部に、テー
パ状リブを突設するようにしたので、簡単な構成にもか
かわらず、円筒状ヨークの嵌挿により、このヨーク外周
部がコイルボビン内方端側のテーパ状リブに当接し、こ
れによりコイルボビンが外方端側への力を受け、その結
果としてステータ磁極部とコイルボビンとの間の隙間が
片側に集中し、がた付きを生じる隙間をなくすことが可
能で、従来のようながた付き問題や騒音問題を一掃する
ことができるという実用上優れた効果がある。
クチュエータによれば、ステータの内向きに突設された
複数のステータ磁極部に対し内方端側から嵌装されるコ
イル巻線された複数のコイルボビンと、これらのコイル
ボビンの内方端およびステータ磁極部の内方端によって
形成される空間部に嵌挿されかつ複数の磁極を有する永
久磁石からなるロータを遊嵌状態で配設する中空部を有
する円筒状ヨークとを備えてなり、コイルボビンの円筒
状ヨークに接する内方端側のフランジ壁の一部に、テー
パ状リブを突設するようにしたので、簡単な構成にもか
かわらず、円筒状ヨークの嵌挿により、このヨーク外周
部がコイルボビン内方端側のテーパ状リブに当接し、こ
れによりコイルボビンが外方端側への力を受け、その結
果としてステータ磁極部とコイルボビンとの間の隙間が
片側に集中し、がた付きを生じる隙間をなくすことが可
能で、従来のようながた付き問題や騒音問題を一掃する
ことができるという実用上優れた効果がある。
【図1】本考案に係る電動アクチュエータの一実施例を
示す要部を断面した概略側断面図である。
示す要部を断面した概略側断面図である。
【図2】図1の要部を断面した概略正面図である。
【図3】ステータ組立体を説明するための概略図であ
る。
る。
【図4】図3の一部を断面した概略側面図である。
【図5】図3に対して配線を施した状態を説明するため
の概略図である。
の概略図である。
【図6】本考案によるコイルボビンを示し、(a) は概略
平面図、(b) はその要部断面図、(c) は(a) の側面図で
ある。
平面図、(b) はその要部断面図、(c) は(a) の側面図で
ある。
【図7】ステータ形状を説明するためのもので、(a) は
正面図、(b) はその側面図である。
正面図、(b) はその側面図である。
【図8】円筒状ヨークを示し、(a) は正面図、(b) およ
び(c) はその側面図である。
び(c) はその側面図である。
【図9】ロータ組立体を説明するためのもので、(a) は
正面図、(b) はその概略断面図である。
正面図、(b) はその概略断面図である。
1 第1のケース 2 第2のケース 3 ロータ 4 ステータ 4a ステータ磁極部 4b ステータ磁極部 4c ステータ磁極部 4d ステータ磁極部 10 第1の出力軸 11 第2の出力軸 20 コイルボビン 21 コイルボビン 22 コイル巻線 23 円筒状ヨーク 30 マグネット 40 テーパ状リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の磁極を有する永久磁石からなるロ
ータと、内向きに突設される複数のステータ磁極部を有
するステータと、このステータの各磁極部に対し内方端
側から嵌装されるコイル巻線された複数のコイルボビン
と、これらのコイルボビンの内方端および前記ステータ
磁極部の内方端によって形成される空間部に嵌挿されか
つ前記ロータを遊嵌状態で配設する中空部を有する円筒
状ヨークとを備えてなる電動アクチュエータにおいて、
前記コイルボビンの円筒状ヨークに接する内方端側のフ
ランジ壁の一部に、テーパ状リブを突設したことを特徴
とする電動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7752791U JP2550772Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 電動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7752791U JP2550772Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 電動アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523770U JPH0523770U (ja) | 1993-03-26 |
JP2550772Y2 true JP2550772Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13636451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7752791U Expired - Lifetime JP2550772Y2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 電動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550772Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP7752791U patent/JP2550772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0523770U (ja) | 1993-03-26 |
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