JP2550337B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2550337B2 JP2550337B2 JP62049112A JP4911287A JP2550337B2 JP 2550337 B2 JP2550337 B2 JP 2550337B2 JP 62049112 A JP62049112 A JP 62049112A JP 4911287 A JP4911287 A JP 4911287A JP 2550337 B2 JP2550337 B2 JP 2550337B2
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- Japan
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- film
- semiconductor device
- wiring
- silicon nitride
- nitride film
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にAl配線上
に形成するパッシベーション膜の形成方法に関する。
に形成するパッシベーション膜の形成方法に関する。
従来、半導体装置に使用されるパッシベーション膜と
しては、第2図に示す様に、常圧CVD法により形成され
るシリコン酸化膜(以下CVD酸化膜と記す)4およびプ
ラズマCVD法によるシリコン窒化膜(以下、P−SiN膜と
記す)5からなる2層構造のものもしくは、CVD酸化膜
又はP−SiN膜の単独膜からなる1層構造のものがあ
る。尚、第2図において、1はシリコン基板、2はシリ
コン酸化膜、3はシリコン窒化膜である。
しては、第2図に示す様に、常圧CVD法により形成され
るシリコン酸化膜(以下CVD酸化膜と記す)4およびプ
ラズマCVD法によるシリコン窒化膜(以下、P−SiN膜と
記す)5からなる2層構造のものもしくは、CVD酸化膜
又はP−SiN膜の単独膜からなる1層構造のものがあ
る。尚、第2図において、1はシリコン基板、2はシリ
コン酸化膜、3はシリコン窒化膜である。
しかしながら、上述した従来のパッシベーション膜に
は以下の欠点がある。
は以下の欠点がある。
CVD酸化膜1層構造においては、CVD酸化膜形成時の温
度(約350〜400℃)によってAl配線6にAlヒロック8を
発生させる。このヒロック発生部は次のホトレジスト工
程において完全にホトレジストに覆われないため、Alヒ
ロック8上のCVD酸化膜にピンホールを発生させ、耐湿
性を低下させる欠点がある。
度(約350〜400℃)によってAl配線6にAlヒロック8を
発生させる。このヒロック発生部は次のホトレジスト工
程において完全にホトレジストに覆われないため、Alヒ
ロック8上のCVD酸化膜にピンホールを発生させ、耐湿
性を低下させる欠点がある。
P−SiN膜1層構造においては、P−SiN膜形成時の温
度(約250〜350℃)によって発生するAlヒロック8によ
るピンホール発生の欠点および、P−SiN膜中に混在す
る過剰の水素イオンが、素子特性に悪影響をおよぼす欠
点がある。この対策としては、Al配線6下に低圧CVD法
によるシリコン窒化膜3を設ける方法が一般に用いられ
ている。
度(約250〜350℃)によって発生するAlヒロック8によ
るピンホール発生の欠点および、P−SiN膜中に混在す
る過剰の水素イオンが、素子特性に悪影響をおよぼす欠
点がある。この対策としては、Al配線6下に低圧CVD法
によるシリコン窒化膜3を設ける方法が一般に用いられ
ている。
CVD酸化膜4およびP−SiN膜5の2層構造において
は、耐湿性の低下や水素イオンの悪影響は除かれるもの
の、構造が複雑となり、更にパッシベーション膜の膜厚
が厚くなるため、クラックが発生しやすくなり、またAl
ヒロック8によるピンホールの発生が除けない欠点があ
る。
は、耐湿性の低下や水素イオンの悪影響は除かれるもの
の、構造が複雑となり、更にパッシベーション膜の膜厚
が厚くなるため、クラックが発生しやすくなり、またAl
ヒロック8によるピンホールの発生が除けない欠点があ
る。
本発明の目的は、耐湿性に勝れ、素子特性に悪影響を
与えずしかもAlヒロックによるピンホールの発生を防止
することのできるパッシベーション膜を有する半導体装
置の製造方法を提供することにある。
与えずしかもAlヒロックによるピンホールの発生を防止
することのできるパッシベーション膜を有する半導体装
置の製造方法を提供することにある。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に絶
縁膜を介してAl配線を形成する工程と、前記Al配線を含
む全面にスパッタ法により成膜温度200℃以下で厚さ200
0〜5000Åのシリコン窒化膜を形成する工程とを含むも
のである。
縁膜を介してAl配線を形成する工程と、前記Al配線を含
む全面にスパッタ法により成膜温度200℃以下で厚さ200
0〜5000Åのシリコン窒化膜を形成する工程とを含むも
のである。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を説明するための半導体チ
ップの断面図である。
ップの断面図である。
第1図において、素子形成のための拡散工程等が終了
したシリコン基板1上に、シリコン酸化膜2を介してAl
配線6を電子ビーム蒸着法およびフォトリソグラフィ技
術で形成する。次でAl配線6とシリコンのコンタクトを
とるための400〜460℃の熱処理前に、SiのN2による反応
性スパッタ法によって厚さ2000〜5000Åのシリコン窒化
膜7を形成する。
したシリコン基板1上に、シリコン酸化膜2を介してAl
配線6を電子ビーム蒸着法およびフォトリソグラフィ技
術で形成する。次でAl配線6とシリコンのコンタクトを
とるための400〜460℃の熱処理前に、SiのN2による反応
性スパッタ法によって厚さ2000〜5000Åのシリコン窒化
膜7を形成する。
このスパッタ法で形成されるシリコン窒化膜7は、膜
形成時の温度が200℃以下と、他のパッシベーション膜
の形成時の温度(300〜400℃)に比較して低温であるた
め、Alヒロックの高さは、他のパッシベーション膜では
5000Å以上であるのに対し、1000Å以下となる。このた
めAlヒロックによりパッシベーション膜に形成されるピ
ンホールを防止することができる。また、シリコン窒化
膜7はN2のスパッタリングにより形成されることによ
り、膜中に素子に悪影響を与える過剰な水素イオンを含
んでいないため、特にその対策は必要ではない。
形成時の温度が200℃以下と、他のパッシベーション膜
の形成時の温度(300〜400℃)に比較して低温であるた
め、Alヒロックの高さは、他のパッシベーション膜では
5000Å以上であるのに対し、1000Å以下となる。このた
めAlヒロックによりパッシベーション膜に形成されるピ
ンホールを防止することができる。また、シリコン窒化
膜7はN2のスパッタリングにより形成されることによ
り、膜中に素子に悪影響を与える過剰な水素イオンを含
んでいないため、特にその対策は必要ではない。
尚、上記実施例においてはシリコン窒化膜7を反応性
スパッタ法で形成した場合について説明したが、RFスパ
ッタ法を用いることもできる。
スパッタ法で形成した場合について説明したが、RFスパ
ッタ法を用いることもできる。
以上説明したように本発明は、Al配線上にスパッタ法
でシリコン窒化膜を形成することにより、耐湿性に勝
れ、素子特性に悪影響を与えず、しかもAlヒロックによ
るピンホールの発生を防止できるパッシベーション膜を
有する半導体装置が得られるという効果がある。
でシリコン窒化膜を形成することにより、耐湿性に勝
れ、素子特性に悪影響を与えず、しかもAlヒロックによ
るピンホールの発生を防止できるパッシベーション膜を
有する半導体装置が得られるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を説明するための半導体チッ
プの断面図、第2図は従来の半導体装置の断面図であ
る。 1……シリコン基板、2……シリコン酸化膜、3……シ
リコン窒化膜、4……CVD酸化膜、5……P−SiN膜、6
……Al配線、7……シリコン窒化膜、8……Alヒロッ
ク。
プの断面図、第2図は従来の半導体装置の断面図であ
る。 1……シリコン基板、2……シリコン酸化膜、3……シ
リコン窒化膜、4……CVD酸化膜、5……P−SiN膜、6
……Al配線、7……シリコン窒化膜、8……Alヒロッ
ク。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−206166(JP,A) 特開 昭60−103625(JP,A) 特開 昭60−249333(JP,A) 特開 昭61−154171(JP,A) 特開 昭62−137855(JP,A) 特開 昭62−166530(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板上に絶縁膜を介してAl配線を形
成する工程と、前記Al配線を含む全面にスパッタ法によ
り成膜温度200℃以下で厚さ2000〜5000Åのシリコン窒
化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62049112A JP2550337B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62049112A JP2550337B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63213934A JPS63213934A (ja) | 1988-09-06 |
JP2550337B2 true JP2550337B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=12821985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62049112A Expired - Fee Related JP2550337B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550337B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02103936A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
JP2859288B2 (ja) * | 1989-03-20 | 1999-02-17 | 株式会社日立製作所 | 半導体集積回路装置及びその製造方法 |
JP3177436B2 (ja) * | 1996-03-21 | 2001-06-18 | 株式会社日立製作所 | 半導体集積回路装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58206166A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体素子 |
JPS60103625A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-07 | Nec Corp | 半導体装置 |
JPH0614523B2 (ja) * | 1984-05-25 | 1994-02-23 | 株式会社東芝 | 半導体装置及びその製造方法 |
JPS61154171A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-12 | Toshiba Corp | 絶縁ゲ−ト型電界効果半導体装置 |
JPS62137855A (ja) * | 1985-12-12 | 1987-06-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多層配線構造を有する半導体装置 |
JPS62166530A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-23 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-03 JP JP62049112A patent/JP2550337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63213934A (ja) | 1988-09-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |