JP2550031Y2 - シャッター用スラット保護バンド - Google Patents

シャッター用スラット保護バンド

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JP2550031Y2
JP2550031Y2 JP894891U JP894891U JP2550031Y2 JP 2550031 Y2 JP2550031 Y2 JP 2550031Y2 JP 894891 U JP894891 U JP 894891U JP 894891 U JP894891 U JP 894891U JP 2550031 Y2 JP2550031 Y2 JP 2550031Y2
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JP
Japan
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shutter curtain
pad
shutter
winding
band
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JP894891U
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English (en)
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JPH04107398U (ja
Inventor
林 泰 典 小
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Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Publication date
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シャッターカーテンの
吊元を固定する巻取シャフトの周面部に装着されて、シ
ャッターカーテンを成すスラットがその周面部と接触し
て傷つくことを防止するシャッター用スラット保護バン
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】シャッターカーテンは、その吊元が、巻
取シャフトのシャフト本体の軸方向に沿って設けられた
複数のホイールや円筒状のドラムの周面部に固定され
て、巻き取られるようになっている。このとき、シャッ
ターカーテンのスラットが、巻取シャフトの周面部を成
すホイールやドラムと接触して傷つくことを防止するめ
に、その周面部にナイロン等の合成樹脂で成る帯状のシ
ャッター用スラット保護バンドを装着していた。
【0003】ところで、シャッターカーテンは、ホイー
ルやドラムに巻き取られる際に、その周面部にビス止め
された吊元に乗り上げることにより、その巻形状が歪に
なって、スラット同士が擦れたり、シャッターケースの
内壁に接触したり、ガイドレールに擦られるなどして、
スラットが傷つくおそれがあった。
【0004】殊に、シャッターカーテンのスラットのピ
ッチ寸法に合わせてその巻径を調整していない場合に
は、吊元に乗り上げたシャッターカーテンのスラットが
その吊元の部分で大きく浮き上がって巻形状の歪状態が
著しくなり、酷い時にはシャッターカーテンの巻出しが
不能になることもあった。
【0005】このような場合、従来は、一端側にシャッ
ターカーテンの最上端スラットを連結するインターロッ
クが形成され、その他端側に前記インターロックに向か
って上り勾配の緩斜面部が一体に形成された吊元を使用
して、シャッターカーテンの巻形状を整えるようにして
いる(実開昭55−48902号)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、吊元は
シャッターカーテンの種類に応じた形状・構造に形成し
なければならないので、上記の如く緩斜面部が一体に形
成された吊元もシャッターカーテンの種類に応じて各種
取り揃えなければならず、製造及び商品管理にかかるコ
ストが嵩むという問題があった。
【0007】なお、巻形状を整える手段として、巻取シ
ャフトの周面部を成すホイールやドラムに緩斜面部を一
体に形成して吊元を取り付ける段差を設けたものもある
が(実公昭38−12491号,実公昭52−3159
1号)、この場合は、吊元の取付方向が限定されてしま
うため、取付方向を間違えて設置した場合に付け替えが
困難であるばかりでなく、ホイール等に緩斜面部や段差
を設ける加工が非常に面倒であるという問題があった。
【0008】そこで本考案は、シャッターカーテンのス
ラットと巻取シャフトの周面部との接触による傷つきを
防止すると同時に、スラットのピッチ寸法に合わせて巻
径が調整されていない場合であっても、緩斜面部を一体
に成形した吊元やホイールを用いることなく、その巻形
状を整える緩斜面を巻取方向に応じた向きに簡単に取り
付けることができ、しかも製造及び商品管理にかかるコ
ストを低減できるようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本考案は、多数のスラットが連設されて成るシャッ
ターカーテンの吊元を固定する巻取シャフトの周面部に
装着されるシャッター用スラット保護バンドにおいて、
シャッターカーテンの巻取方向と反対の方向から吊元に
向かって上り勾配の緩斜面を形成してシャッターカーテ
ンの巻形状を整えるパッドと、当該パッドを所望の向き
にスナップ止めするバンド本体とからなることを特徴と
する。
【0010】
【作用】本考案によれば、保護バンドのバンド本体を巻
取シャフトの周面部を成すホイール等に装着した後、当
該バンド本体に、シャッターカーテンの巻形状を整える
パッドをスナップ止めして緩斜面部を形成するように成
されているので、緩斜面部を一体に成形した吊元やホイ
ールを用いる必要がない。また、パッドは、バンド本体
にスナップ止めされるので、簡単に着脱することがで
き、シャッターカーテンの巻取方向に応じた所望の向き
に取り付けることができる。さらに、パッドは吊元と別
個に形成されているので、シャッターカーテンSの種類
に関係なく使用することができ、多くの種類を取り揃え
る必要がない。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本考案に係るシャッター用ス
ラット保護バンドの一例を示す斜視図、図2はその使用
状態を示す側面図である。
【0012】図中1は、多数のスラット2が連設されて
成るシャッターカーテンSの吊元3を固定する巻取シャ
フトの周面部に装着されるシャッター用保護バンドであ
って、巻取シャフトの周面部を成すホイール4に外嵌さ
れるバンド本体5と、これに巻き取られるシャッターカ
ーテンSの巻形状を整えるパッド6とから成る。
【0013】バンド本体5及びパッド6は、少なくとも
その表面がスラット2を傷つけない材質,例えばナイロ
ンや塩化ビニル等の合成樹脂で形成され、パッド6はバ
ンド本体5に対してスナップ7により着脱可能に取り付
けられて、シャッターカーテンSの巻取方向と反対の方
向から吊元3に向かう上り勾配の緩斜面6aが形成され
て、吊元側に段差6bを形成するように成されている。
このパッド6は、吊元3と別々に形成されているので、
シャッターカーテンSの荷重により円周方向に大きな負
荷がかかることはなく、したがってスナップ7のような
簡便な手段で止めることができる。
【0014】スナップ7は、バンド本体5の外周面に所
定間隔で形成された突起状の雄スナップ7aと、パッド
6に形成されて前記雄スナップ7aに係脱自在に係合さ
れる透孔状の雌スナップ7bとから成り、パッド6をシ
ャッターカーテンSの巻取方向に応じた所望の向きで取
り付けることができる。各雄スナップ7aは、その周囲
三辺に切込8が形成され、パッド6の雌スナップ7bと
係合されていない雄スナップ7aがバンド本体5の周面
から突出しないように容易に切除できるように成されて
いる。なお、前記切込8の残りの一辺に雄スナップ7a
を簡単に切除するためのミシン目を形成してもよい。ま
た、シャッターカーテンSを巻き取る際に、雄スナップ
7aが邪魔にならない程度の高さであれば、切除する必
要がないので切込8を形成するまでもない。
【0015】9は、バンド本体5の周方向に沿って所定
間隔で間隔で穿設された吊元取付孔であって、雄スナッ
プ7aは、前記取付孔9に対応して形成されると共に、
パッド6を反対向きにしたときにその段差6bが他の吊
元取付孔9に取り付けられる吊元3と対向する位置に形
成されている。
【0016】以上が本考案の一例構成であって、次にそ
の作用について説明する。まず、巻取シャフトのホイー
ル4の周面部にバンド本体5を外嵌した後、この巻取シ
ャフトを軸受(図示せず)に固定し、パッド6の雌スナ
ップ7bを、シャッターカーテンSの吊元3の取付位置
に応じた雄スナップ7aに係合させて、緩斜面6aが巻
取方向fと反対の方向から吊元3に向かって上り勾配と
なるように取り付ける。
【0017】この緩斜面6aは、パッド6を保護バンド
5の周面部にスナップ止めすることによって形成するこ
とができるので、緩斜面部が形成されていない通常の吊
元3やホイール4をそのまま使用することができる。
【0018】また、パッド6はバンド本体5にスナップ
止めされているので、吊元3の取付位置を調整する場合
や、パッド6の向きを誤って取り付けた場合であって
も、簡単に付け替えてその位置や向きを調整することが
できる。さらに、緩斜面6aを形成するパッド6は、吊
元3と別個に形成されているので、シャッターカーテン
Sの種類に関係なく使用でき、多くの種類を取り揃える
必要がなく、製造,商品管理にかかるコストを軽減する
ことができる。
【0019】そして、シャッターカーテンSを巻き取る
と、シャッターカーテンSは合成樹脂製のバンド本体5
及びパッド6の周面に沿って巻かれていくので、スラッ
ト2がホイール4の周面と擦れて傷つくことがない。こ
のとき、バンド本体5に形成された複数の雄スナップ7
aのうち、パッド6の雌スナップ7bと係合されていな
い雄スナップ7aを切除しておけば、雄スナップ7aが
バンド本体5の周面に突出して巻取の邪魔になることも
ない。また、シャッターカーテンSは、吊元3に向かっ
て上り勾配に形成されたパッド6の緩斜面6aに案内さ
れて、その巻形状が整えられる。
【0020】図3及び図4は、本考案の他の実施例を示
す斜視図及びその要部を示す断面図であって、本例で
は、バンド本体5の外周面に、その周方向に沿ってパッ
ド6の幅と等しい凹溝10が形成されると共に、雄スナ
ップ7aが凹溝10から突出しない高さに形成されてい
る。したがって、パッド6をスナップ止めすると、その
両側が凹溝10によって支持されることとなり、シャッ
ターカーテンSの巻き取りや巻き出しの際に振動が伝わ
っても、パッド6が回転して取付方向のずれを生じるこ
とがない。また、各雄スナップ7aはバンド本体5の周
面から外側に突出されないように凹溝10内に設けられ
ているので、シャッターカーテンSを巻き取る際に邪魔
にならず、したがって、係合されていない雄スナップ7
aを取り除く必要がない。
【0021】なお、実施例の説明では、バンド本体5に
雄スナップ7aを複数設けたものについて説明したが、
本考案は雄スナップ7aを一つだけ設けたものでもよ
く、この場合、吊元3の取付位置を調整する際は、バン
ド本体5を周方向にスライドさせればよい。また、バン
ド本体5に雄スナップ7a、パッド6に雌スナップ7b
を形成する場合について説明したが、バンド本体5に雌
スナップを形成し、パッド6に雄スナップ7bを形成す
る場合であってもよい。さらに、スナップ7は、パッド
6をバンド本体5に対してシャッターカーテンSの巻取
方向fに応じた向きで係脱自在に係合できるものであれ
ば、その形状や構造は任意である。
【0022】図5はさらに他の実施例を示す側面図であ
って、一体成形,接着又は溶着等の手段により、バンド
本体5にパッド6を一体的に形成している。この場合、
吊元3の取付位置を調整する際は、バンド本体5を周方
向にスライドさせればよく、また、方向を調整する際
は、ホイール4に装着されたバンド本体5を一旦外して
から反対向きにして付け直せばよい。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、シ
ャッターカーテンが巻取シャフトの周面部に装着したバ
ンド本体に沿って巻き取られるので、そのスラットと巻
取シャフトとの接触による傷つきを防止することができ
ると同時に、シャッターカーテンの巻取方向の反対の方
向から吊元に向かう上り勾配の緩斜面を形成するパッド
がバンド本体にスナップ止めされ又はバンド本体に一体
形成されているので、パッド又はバンド本体を付け替え
ることにより、傾斜面の向きをシャッターカーテンの巻
取方向に応じた所望の向きに簡単に付け替えることがで
き、いずれの方向に巻き取る場合にもその巻形状を整え
ることができるという優れた効果を有する。また、パッ
ドは、吊元と別個に形成されているので、シャッターカ
ーテンの種類に関係なく使用することができ、多くの種
類を揃える必要がなく、製造及び商品管理にかかるコス
トを軽減することができるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るシャッター用スラット保護バン
ドを示す斜視図。
【図2】 その使用状態を示す側面図。
【図3】 他の実施例を示す部分斜視図。
【図4】 その要部を示す断面図。
【図5】 さらに他の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
S・・・シャッターカーテン 1・・・シャッター用スラット保護バンド 2・・・スラット 3・・・吊元 4・・・ホイール 5・・・バンド本体 6・・・パッド 6a・・緩斜面 7・・・スナップ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のスラット(2)が連設されて成る
    シャッターカーテン(S)の吊元(3)を固定する巻取
    シャフトの周面部(4)に装着されるシャッター用スラ
    ット保護バンドにおいて、シャッターカーテン(S)の
    巻取方向(f)と反対の方向から吊元(3)に向かって
    上り勾配の緩斜面(6a)を形成してシャッターカーテ
    ン(S)の巻形状を整えるパッド(6)と、当該パッド
    (6)を所望の向きにスナップ止めするバンド本体
    (5)とからなることを特徴とするシャッター用スラッ
    ト保護バンド。
  2. 【請求項2】 前記パッド(6)がバンド本体(5)と
    一体に成形されていることを特徴とするシャッター用ス
    ラット保護バンド。
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JP4012123B2 (ja) * 2003-06-03 2007-11-21 文化シヤッター株式会社 巻取り装置

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