JP2548972Y2 - 容器口部の密封装置 - Google Patents

容器口部の密封装置

Info

Publication number
JP2548972Y2
JP2548972Y2 JP8988991U JP8988991U JP2548972Y2 JP 2548972 Y2 JP2548972 Y2 JP 2548972Y2 JP 8988991 U JP8988991 U JP 8988991U JP 8988991 U JP8988991 U JP 8988991U JP 2548972 Y2 JP2548972 Y2 JP 2548972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
container
annular
sealing
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8988991U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0542159U (ja
Inventor
正春 松本
哲三 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP8988991U priority Critical patent/JP2548972Y2/ja
Publication of JPH0542159U publication Critical patent/JPH0542159U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548972Y2 publication Critical patent/JP2548972Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器の口筒部に内容液
注出用のポンプ等を装着したもの、或は、容器の口筒部
に嵌着されるキャプの、密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の口筒部に嵌着されるキャッ
プの密封装置として、実開昭62−159459号公報
の従来例に記載されたものがある。
【0003】前記公報に記載された容器の密封装置は、
図4に示すように、キャップ60の天板61の下面に、
環状下向き凹溝62を設け、この環状下向き凹溝62の
下縁に係止突部63を突設し、環状下向き凹溝62内
に、環状パッキン64の上部を嵌入し、前記係止突部6
3で環状パッキン64を、脱出しないように抑止したも
のである。
【0004】そして、前記キャップ60は、容器の口筒
部2に螺嵌し、環状パッキン63の下方に設けた密封部
65を、口筒部2の口部当接面5に圧接させて、口部を
密封するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記したような従来の
キャップ60は、下向き凹溝62の下縁に、環状パッキ
ン64の脱出防止用の係止突部63が設けてあるので、
キャップ60を、口筒部2に締め付けた場合に、環状パ
ッキン64の上部が、下向き凹溝62の下面に圧接され
る強さと、環状パッキン64の下部が、容器の口部当接
面5に圧接される強さが、異なることがある。
【0006】そして、環状パッキン64の上部と下部の
圧接力が異なっても、図4に示すようなキャップ60で
あれば、その環状パッキン64の圧接力の弱い方の部分
が、充分な力で圧接されるように、キャップ60を少し
強く締め付ければ、圧接力が弱い方も、充分な圧力によ
って圧接させることができる。
【0007】しかしながら、容器の形状が楕円形等の非
円形であり、この容器に嵌合されるキャップの外形や、
内容液の注出用のポンプ等を、容器の口筒部に螺着する
外筒の外形が、楕円形等の非円形に形成されている場合
は、キャップや、螺着用の外筒を、容器の外形に合致し
た位置で、位置合わせして、キャップ等の回転を停止さ
せなければならない。
【0008】したがって、キャップ等の位置合わせを行
なう容器の密封装置では、キャップ等の位置合せを行っ
た位置で、パッキンの圧接力の弱い方も、密封に必要な
圧接力で圧接され、かつ、パッキンの圧接力の強い方
も、圧接力が強過ぎてキャップ等を、位置合せした位置
に、嵌着することが困難とならないように形成しなけれ
ばならず、製造が困難であり、キャップ等が容易に嵌着
できず、或は、充分に密封することができないことがあ
った。
【0009】本考案は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、パッキンが脱落しないように保持することのでき
る容器口部の密封装置が、キャップ等の締め付け位置の
位置合せを行なうものであっても、パッキンの下部及び
上部が、容器口部の当接面及びキャップ等の当接面に、
密封に必要な圧接力で圧接され、かつ、キャップ等の嵌
着が困難とならない圧接力で、圧接されるように形成す
ることを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、容器1の口筒
部2の上部外周に、外周段部3を設け、この外周段部3
に、パッキン装着筒12の下部内周に設けた内周段部1
3を、上下位置調節可能に係合し、前記パッキン装着筒
12の上部内周に、環状突出部15を設け、この環状突
出部15を、環状に形成したパッキン20の外周に設け
た係止用凹溝21に嵌入して、前記環状突部15に前記
パッキン20を止着し、このパッキン20の下部に、口
筒部2の口部当接面5に密接する下部密封部23を設
け、パッキン20の上部に、前記口筒部2に嵌着される
外筒44によって、下方に押圧される外筒側当接面39
に密接する上部密封部24を設けて容器口部の密封装置
とした。
【0011】
【作用】本考案は、容器1の口筒部2の上部外周に設け
た外周段部3に、パッキン装着筒12の下部内周に設け
た内周段部13を、上下位置調節可能に係合し、前記パ
ッキン装着筒12の上部内周に設けた環状突出部15
を、環状に形成したパッキン20の外周に設けた係止用
凹溝21に嵌入して、パッキン装着筒12にパッキン2
0を止着し、パッキン20を口筒部2の上方に装着す
る。
【0012】そして、前記口筒部2に外筒44嵌着し
て、外筒側当接面39で、パッキン20の上部密封部2
4を上方に押圧する。そうすると、パッキン20を止着
しているパッキン装着筒12が、口筒部2に対して、上
下位置調節可能に係合しているので、前記パッキン20
は、上下の位置をパッキン装着筒12によって強くは拘
束されない。
【0013】したがって、パッキンの上部密封部24を
下圧した外筒側当接面39の押圧力は、パッキン装着筒
12によって強く拘束されることなく、下部密封部23
に伝わり、パッキン20の上部密封部24と下部密封部
23が、外筒側当接面11と、口部当接面5に圧接する
力は、略同一となり、口筒部2の口部当接面5と、外筒
側当接面39は、パッキン20の下部密封部23と上部
密封部24によって、略同一の密封度に密封される。
【0014】したがって、外筒44等を位置合せするも
のであっても、パッキン20の上部密封部24、又は、
下部密封部24の一方が、密封に充分で、かつ、嵌着が
容易にできる圧接力に圧接されるパッキン20であれ
ば、パッキン20の他方の部分が、強く締め付けなけれ
ば嵌着できないものとはならない。
【0015】
【実施例】図1ないし図3は、本考案の一実施例の容器
口部の密封装置の説明用の図である。
【0016】この実施例は、合成樹脂製の楕円形の容器
1に、口筒部2を立設し、この口筒部2の下部には、位
置合せ用の口筒部側係合機構7が設けてあり、この口筒
部側係合機構7は、縦方向の突状に形成された従来公知
の機構である。
【0017】前記口筒部2には、雄ねじ6が設けてあ
り、口筒部2の上部外周には、環状に形成した外周段部
3が設けてあり、この外周段部3の係合面は下向き傾斜
面4に形成してある。
【0018】前記外周段部3には、短筒状に形成された
合成樹脂製のパッキン装着筒12の、下部内周に環状に
設けた内周段部13が係合してある。前記内周段部13
の係合面は、上向き傾斜面14に形成してあり、口筒部
2に対して、パッキン装着筒12が、下方に摺動でき、
上下位置調節可能となるように形成してある。
【0019】前記パッキン装着筒12の上部内周には、
環状突出部15を設け、この環状突出部15を、環状に
形成したシリコンゴム製のパッキン20の外周に、環状
に設けた係止用凹溝21に嵌入して、前記環状突出部1
5に、前記パッキン20を止着し、前記パッキン20
を、口筒部2の口部当接面5に対して、上下位置調節可
能に装着している。
【0020】前記パッキン20の下部には、口筒部2の
口部当接面5に密接する断面が略円形をなす下部密封部
23を設け、パッキン20の上部には、前記口筒部2に
嵌着される外筒44によって、下方に押圧される外筒側
当接面39に密接する、断面が略円形をなす上部密封部
24が設けてある。
【0021】そして、前記パッキン20の内側には、断
面が略4角形の内側突出部22が形成してある。前記口
筒部2内には、合成樹脂製の内挿筒状部29が内挿さ
れ、この内挿筒状部29の上部外周に設けた環状外向き
凹溝30に、前記パッキン20の内側突出部22が挿入
されており、内挿筒状部29の上部内周には、環状の小
凹溝32が設けてある。
【0022】前記内挿筒状部29の上面31上に、筒状
体37の外向きフランジ38を載置し、外向きフランジ
38の下面の外筒側当接面39が、前記パッキン20の
上部密封部24に接するように形成してあり、前記内挿
筒状部29と、筒状体37に、容器1の内容液注出用の
図示してないポンプ装置を収容するように形成してあ
る。
【0023】前記口筒部2には、外筒44を外嵌し、外
筒44の雄ねじ46を、前記口筒部2の雄ねじ6に螺合
し、外筒44の上部に設けた内向きフランジ45で、前
記筒状体30の外向きフランジ38を下方に押圧するよ
うに形成してある。
【0024】前記外筒44の外形は、前記楕円形の容器
1に合致する楕円形成されており、外筒44の下部に
は、位置合せ用の縦方向の突状として形成した、従来公
知の外筒側係止機構47が設けてあり、この外筒側係止
機構47を、前記口筒部2の口筒側係止機構7に係止し
て、楕円形の外形の外筒44が、楕円形の容器1に合致
した位置に固定できるように形成してある。
【0025】前記実施例の容器口部の密封装置は、容器
1の口筒部2の上部外周に設けた外周段部3に、パッキ
ン装着筒12の下部内周に設けた内周段部13を、上下
に摺動できるように形成して、上下位置調節可能に係合
してある。
【0026】前記パッキン装着筒12の上部内周に設け
た環状突出部15を、環状に形成したパッキン20の外
周に設けた係止用凹溝21に嵌入して、パッキン20を
止着し、パッキン20を、口筒部2の上方に装着する。
【0027】そして、前記口筒部2内に内挿筒状部29
を挿入し、内挿筒状部29の上部外周に設けた環状外向
き凹溝30に、前記パッキン20の内側突出部22を挿
入し、内挿筒状部29の上面31上に、筒状体37の外
向きフランジ38を載置する。
【0028】そして、前記内挿筒状部29と、筒状体3
7に、容器1の内容液注出用の図示してないポンプ装置
を収容し、前記口筒部2の雄ねじ6に、外筒44の雌ね
じ46を螺合して、口筒部側係合機構7に、外筒側係合
機構47を係合させる。
【0029】そうすると、前記パッキン装着筒12は、
パッキン20の上部密封部24と下部密封部23が、外
向きフランジ38の外側当接面39と口部当接面5に、
略同一の圧接力で圧接するように、移動してパッキン2
0の上部密封部24と下部密封部23は、略同一の圧接
力で、それぞれ、外筒側当接面39と口部当接面に圧接
される。
【0030】前記実施例は、ポンプ装置を装着する容器
口部の密封装置であるが、他の実施例として、非円形の
容器に、非円のキャップを位置合せして嵌着する容器口
部の密封装置に適用するものがある。
【0031】
【考案の効果】本考案は、口筒部2の外周段部3に、パ
ッキン装着筒12の内周段部13を、上下位置調節可能
に係合し、前記パッキン装着筒12の上部内周に設けた
環状突出部15を、環状に形成したパッキン20の外周
に設けた環状の係止用凹溝21に嵌入して止着したもの
である。
【0032】したがって、パッキン20は、環状突出部
15によって、所定の姿勢を保って保持されるのにかか
わらず、上下方向の位置の調節ができ、パッキン20の
上部密封部24と下部密封部23を、外筒側当接面39
と口部当接面5に、略同一の圧接力で圧接できるもので
ある。
【0033】よって、外筒44等を容器1に位置合せし
て固定する容器の密封装置であっても、パッキン20の
上部密封部24、又は、下部密封部23の一方が、密封
に充分で、かつ、嵌着が容易にできる圧接力で圧接され
るパッキン20に形成すれば、パッキン20の上部密封
部24と下部密封部23の両方が、充分に密封できると
共に、容易に嵌着できる圧接力のものとなるので、外筒
44の嵌着が容易で、かつ、充分に密封できる密封装置
とすることができるものである。
【0034】そして、パッキン20は、上部密封部24
と下部密封部23間の、係止用凹溝に、環状突出部15
を嵌入して係止しているので、パッキン20を半径方向
に屈曲させることにより、容易に装着でき、かつ、パッ
キン20の上部密封部24と下部密封部23に無理な力
が掛からず、上部密封部24と下部密封部23の上下面
に応力が残留することがなく、良好に密封できるパッキ
ンとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の要部を一部断面とした図
【図2】 本考案の一実施例のパッキンの半裁断面図
【図3】 本考案の一実施例のパッキン装着筒の半裁断
面図
【図4】 従来例の断面図
【符号の説明】
1 容器 2 口筒部 3 外周段部 5 口部当接面 12 パッキン装着筒 13 内周段部 15 環状突出部 20 パッキン 21 係止用凹溝 23 下部密封部 24 上部密封部 39 外筒側当接面 44 外筒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器1の口筒部2の上部外周に、外周段
    部3を設け、この外周段部3に、パッキン装着筒12の
    下部内周に設けた内周段部13を、上下位置調節可能に
    係合し、前記パッキン装着筒12の上部内周に、環状突
    出部15を設け、この環状突出部15を、環状に形成し
    たパッキン20の外周に設けた係止用凹溝21に嵌入し
    て、前記環状突出部15に前記パッキン20を止着し、
    このパッキン20の下部に、口筒部2の口部当接面5に
    密接する下部密封部23を設け、パッキン20の上部
    に、前記口筒部2に嵌着される外筒44によって、下方
    に押圧される外筒側当接面39に密接する上部密封部2
    4を設けた容器口部の密封装置。
JP8988991U 1991-10-31 1991-10-31 容器口部の密封装置 Expired - Fee Related JP2548972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8988991U JP2548972Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 容器口部の密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8988991U JP2548972Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 容器口部の密封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542159U JPH0542159U (ja) 1993-06-08
JP2548972Y2 true JP2548972Y2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=13983314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8988991U Expired - Fee Related JP2548972Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 容器口部の密封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548972Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536398B2 (ja) * 2004-02-27 2010-09-01 紀伊産業株式会社 密閉容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0542159U (ja) 1993-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6313854U (ja)
JPH089391B2 (ja) 容器用のキャップ
JP2548972Y2 (ja) 容器口部の密封装置
JPS6267369A (ja) ドラム状の容器と環状部材との組合せ
JPS636042Y2 (ja)
CA2115347A1 (en) Screw cap for sealing a bottle or the like
JPS624521Y2 (ja)
JP2599937Y2 (ja) スポイト付き容器
JPH0424870Y2 (ja)
JPS6231410Y2 (ja)
JPH0350038Y2 (ja)
JPH066042Y2 (ja) チューブ容器
CN114423688B (zh)
JPH09142507A (ja) 壜 体
JPH0211319Y2 (ja)
JPS6335886Y2 (ja)
JPH0454923Y2 (ja)
JPH0449097Y2 (ja)
JPH0535236Y2 (ja)
JPS6236754Y2 (ja)
JPS6243572Y2 (ja)
JPS5911892Y2 (ja) ネジキヤツプと容器口部とに係る構造
JPS5821396Y2 (ja) 閉鎖型チユ−ブ容器のキヤツプ
JPH08295355A (ja) 中栓付き蓋
JPH0350039Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees