JPH0350039Y2 - - Google Patents

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JPH0350039Y2
JPH0350039Y2 JP5862488U JP5862488U JPH0350039Y2 JP H0350039 Y2 JPH0350039 Y2 JP H0350039Y2 JP 5862488 U JP5862488 U JP 5862488U JP 5862488 U JP5862488 U JP 5862488U JP H0350039 Y2 JPH0350039 Y2 JP H0350039Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は容器の初期開口が為されたか否かを消
費者等が判別し得る蓋体であり、且つ、初期開口
が行なわれる迄の容器の密封を良好に行ない得る
容器蓋に関するものである。
〔従来の技術〕
今日、液状食料品の容器蓋として、容器が開口
されたものであるか否かを消費者等に知らせると
共に、初期開口を行なう迄の密封性を高める為
に、第10図に示す様に容器口部にアルミシール
等を施した容器が使用されている。
この容器の蓋体は合成樹脂製の中蓋66と外蓋
68とで構成され、嵌合又は螺子込みにより中蓋
66を容器口部61に固定し、該中蓋66に外蓋
68を被蓋し得る様にして中蓋66に注出口69
を形成し、容器口部61にアルミシール65等を
貼着するものであつて、初期開口を行なうに際し
ては中蓋66を容器口部61から取り外し、アル
ミシール65を除去した後、中蓋66を容器口部
61に再度固定し、以後は外蓋68を開閉して内
容液を注出口69から流出させる様にするもので
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
容器に高密封性を与える為、アルミシールを貼
着する作業は手数を要する故、アルミシールを用
いることなく高密封性が得られ、且つ、初期開口
を容易に行ない得る蓋体が要望された。
〔課題を解決するための手段〕
強固に容器口部へ嵌合固定する蓋体本体と、該
蓋体本体を覆う外蓋とにより容器蓋を構成し、前
記蓋体本体の天板部から上方へ内部に空腔を有す
る筒状体を付設し、該筒状体の胴部に折損用薄肉
部を設けることにより、該薄肉部よりも上方部分
を折損除去し得る様にすると共に、前記外蓋の天
板部裏面に環状の係止突起を設け、以て折損除去
された筒状体上方部分の折損端部を外蓋天板部の
裏面に係合固定し得る様にする。
〔作用〕
本考案は蓋体本体によつて容器を密封する容器
蓋であり、蓋体本体に形成する筒状体胴部に設け
た薄肉部により筒状体の上方部分を折損除去する
様にして容器を開口し、蓋体本体に残存する筒状
体をもつて注出口を形成することができる。従つ
て、初期開口においても蓋体本体を容器口部から
外す必要が無く、蓋体本体を容器口部に強固に固
定することができ、高い密封性を得ることができ
る。
又、筒状体上方部分を折損除去した後は、筒状
体上端を下方とする様にして折損除去した筒状体
上方部分の折損端部を天板部裏面に設けた係止突
起に係合させることにより、筒状体の薄肉部より
も上方の部分を外蓋天板部裏面に固定し、以て外
蓋を蓋体本体へ被蓋したときに筒状体上端を前記
注出口に挿入し得る栓体とすることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例は、第1図に示す様に蓋体本体
11と外蓋31とをもつて容器蓋10とするもの
であり、蓋体本体11における円筒状の側壁部1
2の下端近傍内側には容器口部61へ蓋体本体1
1を嵌合固定する為の内側膨出部14を形成し、
側壁部12上方の外側には外蓋31を固定する為
の雄螺子部15を形成する。更に、蓋体本体11
の天板部17中央から上方へ筒状体21を形成
し、該筒状体21は適宜の肉厚にして内部に空腔
27を有し、且つ、上方の直径を細くするテーパ
ー状の胴部22と半球状の上端25とで構成する
ものであり、この蓋体本体11を第2図に示す様
に容器口部61へ嵌合固定することにより容器を
密封し得る様にする。
そして、前記筒状体21の胴部22における筒
状体21の中間高さ位置には環状に該胴部22を
一周する薄肉部23を形成し、該薄肉部23によ
り筒状体21を中間位置で折損することを可能と
し、薄肉部23よりも上方部分の筒状体21を折
損除去することによつて注出口を形成する様に初
期開口を行い、以て容器を開口し得る様にする。
更に、筒状体21の薄肉部23直上にはフランジ
部24を形成し、以て筒状体21における該フラ
ンジ部24の部分と薄肉部23の部分との強度の
差を大きくし、薄肉部23での折損破断を容易と
し、且つ、後述の様に、折損除去した筒状体上方
部分28を外蓋天板部37の裏面に取り付けるに
際し、取付けを容易に行ない得る様にする。
又、外蓋31は側壁部32の下方内側に前記蓋
体本体11に形成した雄螺子部15と螺合する雌
螺子部35を形成し、外蓋天板部37の中央部に
は、前記筒状体21の上端25を挿入し得る内腔
43を有する突出部41を該外蓋天板部37の上
方へ成形し、更に外蓋天板部37の裏面には、第
3図に示す様に前記内腔43と同心円状に配置さ
れた不連続状の係止突起51を設け、該係止突起
51は基部53を前記筒状体21に形成したフラ
ンジ部24の外径よりも僅かに大きな内径の円形
を形成する様に設け、先端部55には内方膨出部
57を形成するものとし、第4図に示す様に、折
損除去した筒状体21の上方部分28を上下逆向
きとして折損端部側に設けたフランジ部24を該
係止突起51に係合させることにより、筒状体上
方部分28を外蓋天板部37の裏面へ容易に係止
し得る様にする。
従つて、筒状体21を中間位置で折損すること
により注出口を開口した後は、折損除去した筒状
体上方部分28を外蓋天板部37の裏面に取り付
け、以て外蓋31を蓋体本体11に被蓋したとき
には、筒状体21の上端25を注出口に挿入する
様にして容器を閉鎖することができる。
又、他の実施例としては、第5図に示す様に蓋
体本体11に設ける筒状体21の上端25平坦と
し、且つ、薄肉部23から筒状体上端25迄の距
離を小さくし、又、外蓋31においては第6図に
示す様に外蓋天板部37の中央に透通孔48を設
けると共に、該透通孔48と同心円状の環状突出
部45を外蓋天板部37の上面に設け、該環状突
出部45の内側には複数の突起体46を等間隔に
設けることにより開口治具とし、且つ、筒状体2
1に設けるフランジ部24には該突起体46を係
合させる溝部29を形成する。
この第2実施例は、外蓋31を取り外した後、
第7図に示す様に該外蓋31の上下を逆にして筒
状体上方部分28を透通孔48に挿入し、環状突
出部45の内側に設けた突起体46をフランジ部
24の溝部26に係合させた後、外蓋31を回転
させることにより筒状体21を薄肉部23で捩切
る様にして筒状体上方部分28を容易に折損除去
することができる。
そして、その他の実施例としては、蓋体本体1
1を第1実施例と同一としつつ、第9図に示す様
に外蓋天板部37を平坦な形状とし、係止突起5
1の基部53を多少長くすると共に係止突起51
の内側に当接部59を形成し、筒状体21を薄肉
部23で折損して筒状体上方部分28を蓋体本体
11から取り除き、該筒状体上方部分28を外蓋
天板部37裏面に取り付けたとき、前記当接部5
9により筒状体上方部分28が外蓋天板部37か
ら所定の距離だけ下がつた位置に固定され、以て
注出口を筒状体上部25により閉鎖し得る様にす
ることもある。
尚、上記実施例は、何れも筒状体21の全体に
テーパーを付け、上方の直径を順次小さくする様
にしているも、薄肉部23よりも下方は同一直径
とし、薄肉部23よりも上方の筒状体上方部分2
8のみにテーパーを形成する場合も有る。
そして、係止突起51は、前述の実施例の様に
不連続とする場合に限ることなく、環状に連続し
た係止突起とすることも有し、又、筒状体21の
薄肉部23直上にフランジ部24を形成すること
に替えて薄肉部23の上方に係合用溝部を形成し
て外蓋天板部37の裏面に設けた係止突起51に
係合させることも有り、更に、外蓋31は蓋体本
体11に螺合させる場合に限ることなく、嵌合式
とすることもできる。
〔考案の効果〕
本考案は容器口部へ嵌合固定する蓋体本体によ
り容器を密封し得るものであり、容器の初期開口
は蓋体本体に形成した筒状体を折損して注出口を
開口するものである故、消費者等が蓋体本体を容
器口部から外す必要が無く、従つて強固に容器口
部へ固定することができ、又、蓋体本体に形成す
る筒状体を折損除去して開口するものである故、
蓋体本体の材質として適度な硬度と靭性を有する
合成樹脂を用いることができ、該蓋体本体が外力
によつて変形し、密封性が低下することを防止し
得るものであり、容器の高密封性を得ることがで
きる。従つてアルミシール等による容器の密封を
不要とし、密封容器の製造を容易とすることがで
きる。
又、初期開口は筒状体の上方を折損除去するも
のである故、開口が容易であり、且つ、未開口の
ものか否かを容易に判別でき、更に、外蓋により
蓋体本体に形成する筒状体を保護し、不用意に筒
状体が折損することを防止することができる。
そして筒状体を折損して開口した後は、筒状体
の一部である薄肉部よりも上方部分を栓体として
外蓋に固定し得るものであり、該栓体により外蓋
を蓋体本体に被蓋したときに再度容器を密封する
様に閉鎖し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る容器蓋の一実施例を示す
半断面図にして、第2図は該容器蓋を容器口部に
取り付けた状態を示す図、第3図は外蓋の裏面図
にして、第4図は初期開口後の状態を示す図であ
り、第5図は第2実施例を示す容器蓋の半断面図
にして、第6図は外蓋上面図、第7図は初期開口
を示す図であり、第8図は初期開口後の状態を示
す図、第9図は他の実施例における初期開口後の
状態を示す図にして、第10図は従来の密封容器
を示す図である。 10……容器蓋、11……蓋体本体、12……
側壁部、14……膨出部、15……雄螺子部、1
7……天板部、21……筒状体、22……筒状体
胴部、23……薄肉部、24……フランジ部、2
5……筒状体上端、27……空腔、28……筒状
体上方部分、29……溝部、31……外蓋、32
……外蓋側壁部、35……雌螺子部、37……外
蓋天板部、41……突出部、43……内腔、45
……環状突出部、46……突起体、48……透通
孔、51……係止突起、53……基部、55……
先端部、57……内方膨出部、59……当接部、
61……容器口部、65……アルミシール、66
……中蓋、66……外蓋、69……注出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋体本体と該蓋体本体へ被蓋する外蓋とから成
    り、蓋体本体は平板状の天板部と該蓋体本体を容
    器口部へ強固に嵌合固定する円筒状の側壁部とを
    有し、前記蓋体本体の天板部には内部に空腔を有
    する筒状体を形成し、該筒状体の胴部に薄肉部を
    設けて該筒状体を中間位置にて折損することによ
    り筒状体上方部分を折損除去可能とし、又、外蓋
    の天板部裏面には係止突起を設け、以て折損除去
    した筒状体上方部分を前記係止突起により筒状体
    上端を下方とする様に外蓋天板部裏面に取り付け
    得る構造としたことを特徴とする容器蓋。
JP5862488U 1988-04-28 1988-04-28 Expired JPH0350039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5862488U JPH0350039Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28

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JP5862488U JPH0350039Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28

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JPH01161460U JPH01161460U (ja) 1989-11-09
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