JP2548098Y2 - 計器の異音防止構造 - Google Patents

計器の異音防止構造

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JP2548098Y2
JP2548098Y2 JP1993015412U JP1541293U JP2548098Y2 JP 2548098 Y2 JP2548098 Y2 JP 2548098Y2 JP 1993015412 U JP1993015412 U JP 1993015412U JP 1541293 U JP1541293 U JP 1541293U JP 2548098 Y2 JP2548098 Y2 JP 2548098Y2
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insulator
vibration
hairspring
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hair spring
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JPH0674920U (ja
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克浩 熊沢
柴田  均
博万 柴田
博文 今泉
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Denso Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、計器の指針軸の外周部
に配設された渦巻状のヘアスプリングが振動することに
より発生する異音を、効果的に防止する計器の異音防止
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】計器の指針軸の外周部には、指針の零位
置への復帰用に、或は自発光指針における電源供給用に
渦巻状のヘアスプリングが配設されている。しかし、こ
の種のヘアスプリングは、通常、約50Hz付近に共振
点があり、自動車等の車両に搭載される計器にあって
は、走行時にその共振周波数付近の振動が発生した場
合、ヘアスプリングがその共振点で容易に振動し、異音
を発生する問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、従来、計器の
ヘアスプリングの下側に隙間を介して当て板を設け、ヘ
アスプリングの振動を当て板により防止する構造(実開
昭50−75352号公報)、或は指針軸の外周部に上
下2段に配設された2本のヘアスプリングの間に、振動
防止用のインシュレータを設け、そのインシュレータの
両面にリブを放射状に設けて振動を防止する構造(実開
昭60−179870号公報)が提案されている。
【0004】しかし、この種の従来の振動防止構造は、
ヘアスプリングのスラスト方向の振動に対しては有効で
あるが、ヘアスプリングがそのラジアル方向に振動した
場合、振動防止効果があまりなく、走行時の車両の計器
においては、通常、ヘアスプリングのラジアル方向に振
動がより大きく発生し、ヘアスプリング同志の干渉音も
加わり、音圧の高い異音が発生しやすい問題があった。
【0005】本考案は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、計器のヘアスプリングのラジアル方向の
振動を抑制して、ヘアスプリングの振動による異音の発
生を防止し得る計器の異音防止構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 このため、本考案の計
器の異音防止構造は、指針軸の外周部に所定の空間を介
してヘアスプリングが配設され、該ヘアスプリングの上
又は下に間隙を介して円板状のインシュレータが該指針
軸に固定され、該インシュレータが該指針軸と共に回動
する計器において、該インシュレータに、該ヘアスプリ
ングの内周部と該指針軸の外周部との間の所定の空間
で、かつ該インシュレータと共に回動する防振凸部が突
設されており、該ヘアスプリングの径方向内周側への移
動を抑制するように構成される。
【0007】
【作用・効果】このような構造の計器では、インシュレ
ータが計器の指針軸に固定されるため、インシュレータ
が計器フレーム等固定側に固定される場合に比べ、指針
軸とインシュレータの位置関係を高精度に取付けること
ができる。計器を装着した車両が走行している時には、
指針軸が回動することで、ヘアスプリングが内側へ巻き
込まれているため、走行中に計器が振動して、計器内の
ヘアスプリングがそのラジアル方向に振動した場合、ヘ
アスプリングはその内周部に位置する防振凸部に当っ
て、ヘアスプリングの振動が確実に阻止され、振動によ
る異音やヘアスプリング同志の干渉音の発生は防止され
る。また、インシュレータの重量バランスもとりやすく
なる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は自発光指針を持つ計器の部分断面図
を示し、図2はその計器におけるインシュレータ・ヘア
スプリング組付体の平面図を、図3はその底面図を示し
ている。図1において、1は計器の指針駆動部であり、
例えば交差コイル式の指針駆動機構が内蔵され、その駆
動機構により回転する指針軸3が上方に突出している。
指針駆動部1上には合成樹脂製のカバー体2が固定さ
れ、そのカバー体2上には、後述の自発光指針7への給
電を行う2個の給電端子4、5がかしめにより取付けら
れる。
【0010】指針軸3の先端には自発光指針7のボス部
7aが嵌着され、その下側にはインシュレータ6が軸3
に嵌挿・固定される。自発光指針7のボス部7aには給
電用のめすコンタクト8、9が固定され、自発光指針7
内の図示しない放電管、蛍光管、発光素子(LED)等
に電気接続される。
【0011】インシュレータ6は、図2、図3に示すよ
うに、合成樹脂により円板状に形成され、中央に指針軸
3が貫通するボス部が設けられ、上面と下面にはラジア
ル方向に複数のリブ6aが平面から放射状に突出して設
けられる。また、インシュレータ6の中央部付近には2
本のコネクタピン10、11が上方に突出して設けられ
る。2本のコネクタピン10、11は上記自発光指針側
のめすコンタクト8、9の平面位置に合うように配置さ
れ、組み付け時にはコネクタピン10、11がめすコン
タクト8、9に差し込まれ接続される。
【0012】コネクタピン10の中間に固定された端子
部10aには、上側に配置される渦巻状のヘアスプリン
グ12の内側端がかしめ等により固定され、他方のコネ
クタピン11の末端(インシュレータの底面側)に固定
された端子部11aには、下側に配置されるヘアスプリ
ング13の内側端が固定される。一方、ヘアスプリング
12の外側端は上記給電端子5にかしめ等により固定さ
れ、下側のヘアスプリング13の外側端は反対側の給電
端子4に固定される。
【0013】インシュレータ6上面におけるヘアスプリ
ング12の内側位置には、コネクタピン11の外周を囲
うように防振・絶縁部6bが突設され、さらに、インシ
ュレータ6下面におけるヘアスプリング13の内周部対
向位置には間隙を介して、下側のヘアスプリング13の
ラジアル方向の振動を阻止する円柱状の防振凸部6cが
突設される。さらに、インシュレータ6の外周縁部に
は、ヘアスプリング12の外周部に対し間隙を介して、
ラジアル方向の振動を阻止する防振凸部6dが上側に突
設され、また、同様にヘアスプリング13のラジアル方
向の振動を阻止する防振凸部6eが下側に突設される。
【0014】このような防振・絶縁部6b、及び防振凸
部6c,6d,6eは、上側のヘアスプリング12又は
下側のヘアスプリング13の内周部と外周部つまり巻径
方向の外側又は内側に、間隙を持って対向する位置に配
置され、ヘアスプリング12、13がラジアル方向に振
動した時、その振動を阻止するように作用する。
【0015】このように構成された計器では、指針駆動
部1の動作により指針軸3が回転し、自発光指針7か指
示値を示すように動作するが、自発光指針7内の放電管
等に給電端子4、5、ヘアスプリング12、13、及び
コネクタピン10、11等を通して通電され、指針7が
発光する。
【0016】計器が車両に搭載され、その走行時に計器
が振動し、ヘアスプリング12、13がそのラジアル方
向に振動した場合、ヘアスプリング12はその外周部に
位置する防振凸部6d又は内周部に位置する防振・絶縁
部6bに当ってその振動を阻止され、ヘアスプリング1
3はその外周部に位置する防振凸部6e又は内周部に位
置する防振凸部6cに当ってその振動を阻止され、振動
による異音やヘアスプリング同志の干渉音の発生は防止
される。
【0017】また、計器内のヘアスプリング12、13
がそのスラスト方向に振動した場合、ヘアスプリング1
2はその下側に位置するインシュレータ6のリブ6aに
当って振動を阻止され、下側のヘアスプリング13はそ
の上側に位置するインシュレータ6のリブ6aに当って
振動を阻止され、振動による異音の発生は防止される。
【0018】さらに、ヘアスプリング12、13にその
スラスト方向とラジアル方向の複合振動が発生した場合
でも、上記と同様に、インシュレータ6両面のリブ6
a、防振・絶縁部6b、防振凸部6c、6d、6eの作
用によりその振動は阻止される。さらに、インシュレー
タ6上の防振・絶縁部6bが、コネクタピン11の外周
を囲うように配置されるため、上側のヘアスプリング1
2と異極のコネクタピン11との短絡は防止される。
【0019】なお、上記実施例では、自発光指針の計器
に本考案を適用したが、通常の指針を持つ計器、つまり
ヘアスプリングを通電手段として使用せずに帰零用にの
み使用する計器にも適用することができる。この場合、
インシュレータにコネクタピン等の取付けは不要であ
る。
【0020】また、上記実施例では、2本のヘアスプリ
ングを使用したが、1本のヘアスプリングの場合にも、
本考案を適用することができ、1本のヘアスプリングの
場合には、インシュレータの上面又は下面のみにリブ及
び防振凸部を設ければよい。さらに、防振凸部は、ヘア
スプリングに対し隣接(接触)して設けてもよく、ま
た、ヘアスプリングの外周部と内周部の何れか一方に設
けても効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す計器の部分断面図であ
る。
【図2】インシュレータ・ヘアスプリング組付け体の平
面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】図2の IV − IV 断面図である。
【図5】図2のV −V 断面図である。
【符号の説明】
1−指針駆動部、3−指針軸、6−インシュレータ、6
a−リブ、6c,6d,6e−防振凸部、12、13−
ヘアスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 今泉 博文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−75352(JP,U) 実開 昭60−179870(JP,U) 実公 昭9−12649(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針軸の外周部に所定の空間を介して
    アスプリングが配設され、該ヘアスプリングの上又は下
    に間隙を介して円板状のインシュレータが該指針軸に固
    定され、該インシュレータが該指針軸と共に回動する計
    器において、該インシュレータは、該ヘアスプリングの
    内周部と該指針軸の外周部との間の所定の空間で、かつ
    該インシュレータと共に回動する防振凸部が突設されて
    おり、該ヘアスプリングの径方向内周側への移動を抑制
    することを特徴とする計器の異音防止構造。
JP1993015412U 1993-03-30 1993-03-30 計器の異音防止構造 Expired - Lifetime JP2548098Y2 (ja)

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JPH0674920U JPH0674920U (ja) 1994-10-21
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