JP2547049Y2 - 給紙装置における重送防止機構 - Google Patents
給紙装置における重送防止機構Info
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- JP2547049Y2 JP2547049Y2 JP1990092709U JP9270990U JP2547049Y2 JP 2547049 Y2 JP2547049 Y2 JP 2547049Y2 JP 1990092709 U JP1990092709 U JP 1990092709U JP 9270990 U JP9270990 U JP 9270990U JP 2547049 Y2 JP2547049 Y2 JP 2547049Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は給紙装置における重送防止機構に係り、特に
複数の枚葉用紙を最上面側の用紙から各葉毎に順次繰出
して処理装置側に供給するようになされた給紙装置にお
ける重送防止機構に関する。
複数の枚葉用紙を最上面側の用紙から各葉毎に順次繰出
して処理装置側に供給するようになされた給紙装置にお
ける重送防止機構に関する。
（従来の技術および解決すべき課題） 枚葉の用紙毎にラベルの貼着および印刷等の処理を施
す自動ラベル貼着機および枚葉印刷機などの処理装置に
枚葉用紙を逐次給紙する際には、所定の枚葉用紙を載置
したテーブルに用紙繰出し部材を臨ませて、最上面側の
用紙から一枚ずつ処理装置側に送り出すようになされて
いる。
す自動ラベル貼着機および枚葉印刷機などの処理装置に
枚葉用紙を逐次給紙する際には、所定の枚葉用紙を載置
したテーブルに用紙繰出し部材を臨ませて、最上面側の
用紙から一枚ずつ処理装置側に送り出すようになされて
いる。
この場合載置された枚葉用紙間が繰出し時に二枚以上
重なり合ったまゝ送出されることがあり、このような状
態で重送された用紙は前記処理装置中で、紙詰り等の不
具合を生じるおそれがある。
重なり合ったまゝ送出されることがあり、このような状
態で重送された用紙は前記処理装置中で、紙詰り等の不
具合を生じるおそれがある。
このような欠点を解消するため、給紙台に載置された
用紙への空気の吹付けによる捌き等の手段がとられてい
る。しかし、たとえば連続して逐次給紙される各枚葉用
紙とこれに対して夫々貼着されるラベルとの間に特定の
対応関係があるような用途の場合に用紙の重送が生じる
と、大量の製品における前記連続した対応関係が失われ
てしまうので、このような用途のための給紙装置では重
送を完全に防止すると共に全ての用紙を処理装置に確実
に給紙することが要求される。
用紙への空気の吹付けによる捌き等の手段がとられてい
る。しかし、たとえば連続して逐次給紙される各枚葉用
紙とこれに対して夫々貼着されるラベルとの間に特定の
対応関係があるような用途の場合に用紙の重送が生じる
と、大量の製品における前記連続した対応関係が失われ
てしまうので、このような用途のための給紙装置では重
送を完全に防止すると共に全ての用紙を処理装置に確実
に給紙することが要求される。
（課題を解決するための手段） したがって、本考案の目的は用紙を一枚づつ確実に給
紙することのできる信頼性のある枚葉用紙の給紙装置に
おける重送防止機構を提供することにある。
紙することのできる信頼性のある枚葉用紙の給紙装置に
おける重送防止機構を提供することにある。
前記本考案の目的は載置された複数の枚葉用紙を最上
面側の用紙から各葉毎に繰出して処理装置側に供給する
給紙装置における重送防止機構において、 複数の枚葉用紙上を載置しかつ載置された用紙の最上
面を所定の高さに保つように昇降自在になされた用紙載
置テーブルと、 載置された枚葉用紙の最上面に間欠的に当接し、最上
面側の枚葉用紙を給紙経路に沿って順次繰出す用紙繰出
し部材と、 前記枚葉用紙の一枚分の厚さよりも大きくかつ二枚分
の厚さよりも小さい間隙をもって前記給紙経路に沿って
互いに対向して設けられた一対のロールとからなり、二
枚以上の枚葉用紙が挟まれたときには、ロールが前記枚
葉用紙の繰出し方向と逆方向に回転駆動される重送防止
ロールと、 前記重送防止ロールを通過した用紙を処理装置側に送
る少なくとも一対の紙送りロールとを備えていることを
特徴とする給紙装置における重送防止機構によって達成
される。
面側の用紙から各葉毎に繰出して処理装置側に供給する
給紙装置における重送防止機構において、 複数の枚葉用紙上を載置しかつ載置された用紙の最上
面を所定の高さに保つように昇降自在になされた用紙載
置テーブルと、 載置された枚葉用紙の最上面に間欠的に当接し、最上
面側の枚葉用紙を給紙経路に沿って順次繰出す用紙繰出
し部材と、 前記枚葉用紙の一枚分の厚さよりも大きくかつ二枚分
の厚さよりも小さい間隙をもって前記給紙経路に沿って
互いに対向して設けられた一対のロールとからなり、二
枚以上の枚葉用紙が挟まれたときには、ロールが前記枚
葉用紙の繰出し方向と逆方向に回転駆動される重送防止
ロールと、 前記重送防止ロールを通過した用紙を処理装置側に送
る少なくとも一対の紙送りロールとを備えていることを
特徴とする給紙装置における重送防止機構によって達成
される。
（作用） 本考案においては、用紙載置テーブル上に載置された
多数の枚葉用紙のスタックの最上面が、給紙時の用紙載
置テーブルの上昇にともなって常に所定の高さに位置さ
れる。この状態で用紙繰出し部材が最上面の用紙に当接
され、繰出し部材によって最上面の枚葉用紙が給紙経路
に沿って繰出される。用紙繰出し部材は以降間欠的に次
葉の用紙に係合して枚葉用紙を逐次繰出し、下流側の重
送防止ロールに送出する。
多数の枚葉用紙のスタックの最上面が、給紙時の用紙載
置テーブルの上昇にともなって常に所定の高さに位置さ
れる。この状態で用紙繰出し部材が最上面の用紙に当接
され、繰出し部材によって最上面の枚葉用紙が給紙経路
に沿って繰出される。用紙繰出し部材は以降間欠的に次
葉の用紙に係合して枚葉用紙を逐次繰出し、下流側の重
送防止ロールに送出する。
ここで一枚づつ繰出された枚葉用紙は一対の重送防止
ロールの間の間隙を通過して紙送りロールを経て処理装
置側に送られる。
ロールの間の間隙を通過して紙送りロールを経て処理装
置側に送られる。
一方、最上面と次葉の用紙との間の捌きが充分でなく
二枚以上（たとえば二枚の用紙）が繰出し部材によって
同時に繰り出されると、一対の重送防止ロールの間隙は
用紙二枚分の厚さよりも小さいので二枚以上の用紙はこ
の重送防止ロールに挟まれて繰出し方向と逆方向に駆動
されるロールの回転によって給紙経路にそって逆送さ
れ、用紙載置テーブルに載置された用紙スタックに戻さ
れて再度給紙がそのまゝ続行される。
二枚以上（たとえば二枚の用紙）が繰出し部材によって
同時に繰り出されると、一対の重送防止ロールの間隙は
用紙二枚分の厚さよりも小さいので二枚以上の用紙はこ
の重送防止ロールに挟まれて繰出し方向と逆方向に駆動
されるロールの回転によって給紙経路にそって逆送さ
れ、用紙載置テーブルに載置された用紙スタックに戻さ
れて再度給紙がそのまゝ続行される。
ここで駆動しロールは各葉の用紙の繰り出し時にのみ
用紙スタックの最上面に当接するよう間欠的に作動され
るので、重送された用紙の前記逆方向の走行時には繰り
出しロールはそのスタックの上方に退出しており、用紙
の前記戻り動作をさまたげることはない。
用紙スタックの最上面に当接するよう間欠的に作動され
るので、重送された用紙の前記逆方向の走行時には繰り
出しロールはそのスタックの上方に退出しており、用紙
の前記戻り動作をさまたげることはない。
尚、本考案においては対向する一対の重送防止ロール
の間の給紙経路の間隙を調節可能とし、使用される枚葉
用紙の厚さに応じて重送防止のために適切な間隙を設定
できるようにすることが好ましい。
の間の給紙経路の間隙を調節可能とし、使用される枚葉
用紙の厚さに応じて重送防止のために適切な間隙を設定
できるようにすることが好ましい。
また、本考案においては枚葉用紙の繰り出しに先立っ
て各用紙に充分な捌きを与えるため、用紙の載置端面の
上部に回転当接して各葉間に繰り出し方向へのずれを生
じさせる用紙捌きロールを用紙載置テーブル側に設けて
もよい。
て各用紙に充分な捌きを与えるため、用紙の載置端面の
上部に回転当接して各葉間に繰り出し方向へのずれを生
じさせる用紙捌きロールを用紙載置テーブル側に設けて
もよい。
実施例 以下本考案を図面に示す実施例によって詳細に説明す
る。
る。
第１図は本考案の給紙装置における重送防止機構を適
用したカードラベラの構成の概要を示す説明図であり、
第２図および第3A〜3C図は前記重送防止機構の動作を示
す説明図である。
用したカードラベラの構成の概要を示す説明図であり、
第２図および第3A〜3C図は前記重送防止機構の動作を示
す説明図である。
第１図中、枚葉用紙としての多数のカードのスタック
Ｐが用紙載置テーブルとしてのカードテーブル１上に載
置され、用紙繰り出し部材としての繰り出しロール２の
繰り出し方向への回動によって最上面のカードから給紙
経路に沿う方向に（図中左側へ）一枚づつ順次繰り出さ
れる。繰出されたカードは後述する一対の重送防止ロー
ル５、６の間隙を通して紙送りロール群７〜10からカー
ドラベラの貼着ロールR1を含む一連の処理ロール群R1〜
R3側に送出される。各ロールにはカードをロール間で確
実に受渡すために供給されるカードを保持してロール面
の所定の位置に密着させる咬み爪（図示せず）が設けら
れている。前記紙送りロール群７〜10と貼着ロールR1と
の間の紙送り経路には光電管センサpHが設けられてお
り、紙送り経路上でのカードの有無を検知して後述する
ラベルの送りを制御する信号を出力するようになされて
いる。
Ｐが用紙載置テーブルとしてのカードテーブル１上に載
置され、用紙繰り出し部材としての繰り出しロール２の
繰り出し方向への回動によって最上面のカードから給紙
経路に沿う方向に（図中左側へ）一枚づつ順次繰り出さ
れる。繰出されたカードは後述する一対の重送防止ロー
ル５、６の間隙を通して紙送りロール群７〜10からカー
ドラベラの貼着ロールR1を含む一連の処理ロール群R1〜
R3側に送出される。各ロールにはカードをロール間で確
実に受渡すために供給されるカードを保持してロール面
の所定の位置に密着させる咬み爪（図示せず）が設けら
れている。前記紙送りロール群７〜10と貼着ロールR1と
の間の紙送り経路には光電管センサpHが設けられてお
り、紙送り経路上でのカードの有無を検知して後述する
ラベルの送りを制御する信号を出力するようになされて
いる。
一方、ラベルスタッカＬからは貼着面を剥離紙Siで保
護された貼着ラベルSiが前記貼着ロールR1の直上に臨ま
された剥離処理部に連続的に送られ、鋭角な先端部を有
する剥離板Ｈに沿って案内される際に剥離紙Siが剥離さ
れてラベルＳの粘着面が露出される。ここで貼着ロール
R1の周面に送られたカードの上面に前記ラベルＳが接着
され、移送方向にスリットして２等分するスリットロー
ラR2および２等分されたカードをそれぞれ移送方向と直
交する方向にカットするカッタローラR3等で整形された
後、ラベル付カードとしてコンベアC1およびC2を通して
排出される。
護された貼着ラベルSiが前記貼着ロールR1の直上に臨ま
された剥離処理部に連続的に送られ、鋭角な先端部を有
する剥離板Ｈに沿って案内される際に剥離紙Siが剥離さ
れてラベルＳの粘着面が露出される。ここで貼着ロール
R1の周面に送られたカードの上面に前記ラベルＳが接着
され、移送方向にスリットして２等分するスリットロー
ラR2および２等分されたカードをそれぞれ移送方向と直
交する方向にカットするカッタローラR3等で整形された
後、ラベル付カードとしてコンベアC1およびC2を通して
排出される。
尚ラベルＳから剥がされた剥離紙Siはマージナルロー
ルＭ、ダンサローラＮ等を介して巻取ローラＷに巻取ら
れる。
ルＭ、ダンサローラＮ等を介して巻取ローラＷに巻取ら
れる。
この場合、各カードとこれに対して貼着されるラベル
とは予め連続的に一対一の対応関係が設定されており、
仮にカードが紙送り経路上に送られてこない場合は光電
管センサPHでこれを検知し、ラベルの送りも途中で停止
してカードが送られてくるまで待機状態となる。
とは予め連続的に一対一の対応関係が設定されており、
仮にカードが紙送り経路上に送られてこない場合は光電
管センサPHでこれを検知し、ラベルの送りも途中で停止
してカードが送られてくるまで待機状態となる。
こゝで繰出しロール２によって二枚以上のカードが同
時にカードラベラに送られると、重送カード以降の各カ
ードではこのようなラベルとの対応が失われてしまい、
少なくとも１ロット分のカード製品が全て不良品となる
おそれがある。
時にカードラベラに送られると、重送カード以降の各カ
ードではこのようなラベルとの対応が失われてしまい、
少なくとも１ロット分のカード製品が全て不良品となる
おそれがある。
このような二枚以上のカードの同時送りを防止する本
考案に係る重送防止機構の概要を前記第２図および第3A
〜3C図について説明する。
考案に係る重送防止機構の概要を前記第２図および第3A
〜3C図について説明する。
図中、カードスタックＰを載置したカードテーブル１
はスタックＰの最上面が常に給紙経路Ｆと同一面となる
ように上昇可能にカードラベラの機枠に取り付けられて
いる。カードテーブル１の上方には用紙繰出しロール２
およびこれをカードスタックＰの最上面に間欠的に当接
させる案内アーム３からなる繰出し機構が設けられてお
り、繰出しロール２は第２図中矢印Ｂ方向に回転し、カ
ードP1との摩擦係合によってこれを給紙経路Ｆに沿って
図中矢印Ａ方向に送出するようになされている。
はスタックＰの最上面が常に給紙経路Ｆと同一面となる
ように上昇可能にカードラベラの機枠に取り付けられて
いる。カードテーブル１の上方には用紙繰出しロール２
およびこれをカードスタックＰの最上面に間欠的に当接
させる案内アーム３からなる繰出し機構が設けられてお
り、繰出しロール２は第２図中矢印Ｂ方向に回転し、カ
ードP1との摩擦係合によってこれを給紙経路Ｆに沿って
図中矢印Ａ方向に送出するようになされている。
またテーブル１にはカードスタックＰの載置端面の上
部に回転当接する用紙捌きロール４が設けられており、
テーブル１の上昇によって順次上昇する各葉のカードを
次葉のカードに対して矢印Ａ方向にづらしてカード間の
捌きを与えるようになされている。
部に回転当接する用紙捌きロール４が設けられており、
テーブル１の上昇によって順次上昇する各葉のカードを
次葉のカードに対して矢印Ａ方向にづらしてカード間の
捌きを与えるようになされている。
テーブル１の下流側には一対の重送防止ロール５、６
が前記給紙経路Ｆを挟んで上下方向の間隙Ｇをもって対
向配置されている。
が前記給紙経路Ｆを挟んで上下方向の間隙Ｇをもって対
向配置されている。
このロール５、６間の間隙Ｇは前記各カードの一枚分
の厚さよりも大きくかつ二枚分の厚さよりも小さいよう
に設定されている。この間隙Ｇは図示の具体例ではカー
ドの約1.5倍の厚さに相当する寸法に設定されている
が、この寸法は使用される枚葉用紙の厚さにしたがっ
て、適宜な手段により任意に調節される。たとえば垂直
方向に配置した上下の重送防止ロール５、６の中、上方
のロール６の両端の図示しない軸受部を支承部に沿って
上下方向に摺動自在とし、それによって上下ロールの間
の給紙経路の間隙Ｇを用紙の厚さに対応させて設定する
ことができる。
の厚さよりも大きくかつ二枚分の厚さよりも小さいよう
に設定されている。この間隙Ｇは図示の具体例ではカー
ドの約1.5倍の厚さに相当する寸法に設定されている
が、この寸法は使用される枚葉用紙の厚さにしたがっ
て、適宜な手段により任意に調節される。たとえば垂直
方向に配置した上下の重送防止ロール５、６の中、上方
のロール６の両端の図示しない軸受部を支承部に沿って
上下方向に摺動自在とし、それによって上下ロールの間
の給紙経路の間隙Ｇを用紙の厚さに対応させて設定する
ことができる。
また一対の重送防止ロールの中の下側のロール５は前
記繰出しロール２の回転方向Ｂとは逆の方向Ｃに回転駆
動されるようになされており、一方上側のロール６はフ
リーロールとなっており、通常は回転せずに停止してい
る。
記繰出しロール２の回転方向Ｂとは逆の方向Ｃに回転駆
動されるようになされており、一方上側のロール６はフ
リーロールとなっており、通常は回転せずに停止してい
る。
このような実施例においては、カードの給紙に際して
テーブル１に載置されたカードスタックＰの最上面のカ
ードP1の上面が給紙経路Ｆとほゞ同じ高さとなるように
カードテーブル１を図示しない駆動機構により上昇させ
る。またこれと同時に載置されたカードスタックＰの端
面に当接する用紙捌きロール４を矢印Ｄ方向に駆動して
スタックＰ上部の各葉のカードを対応する次葉のカード
よりも僅かに矢印Ａ方向にずらして捌きを与え、これら
のカード間が密着しないようにしておく。
テーブル１に載置されたカードスタックＰの最上面のカ
ードP1の上面が給紙経路Ｆとほゞ同じ高さとなるように
カードテーブル１を図示しない駆動機構により上昇させ
る。またこれと同時に載置されたカードスタックＰの端
面に当接する用紙捌きロール４を矢印Ｄ方向に駆動して
スタックＰ上部の各葉のカードを対応する次葉のカード
よりも僅かに矢印Ａ方向にずらして捌きを与え、これら
のカード間が密着しないようにしておく。
この状態で案内アーム３を作動させて用紙繰出しロー
ル２をカードスタックＰの最上面のカードP1の上面に当
接させる。すると繰出しロール２の矢印Ｂ方向の回動に
よってカードP1が給紙経路Ｆに沿って図中Ａ方向に繰出
される。
ル２をカードスタックＰの最上面のカードP1の上面に当
接させる。すると繰出しロール２の矢印Ｂ方向の回動に
よってカードP1が給紙経路Ｆに沿って図中Ａ方向に繰出
される。
ここで、下流側の一対の重送防止ロール５、６の間隙
Ｇはカードの一枚分の厚さより大きいため第3A図に示す
ようにカードP1は円滑に間隙Ｇを通過し給紙ロール７、
８（９、10）に引取られて第１図示のカードラベラのラ
ベル貼着ロールR1に供給される。
Ｇはカードの一枚分の厚さより大きいため第3A図に示す
ようにカードP1は円滑に間隙Ｇを通過し給紙ロール７、
８（９、10）に引取られて第１図示のカードラベラのラ
ベル貼着ロールR1に供給される。
ここで繰出しロール２によって二枚以上のカード、た
とえば最上面のカードP1と次葉のカードP2とが同時に繰
出されると、重送防止ロール５および６の間隙Ｇがこの
二枚分の厚さよりは小さいので、第3B図に示すようにカ
ードP1とP2は間隙Ｇを通過することができず、重送防止
ロール５、６に挟まれて矢印Ｃ方向に回転するロール５
とロール５の駆動力が間隙Ｇに詰まったカードP1とP2を
介して伝達され矢印Ｃ′方向に回転するロール６によっ
て給紙経路Ｆに沿って逆方向に、すなわちテーブル１の
カードスタックＰ側に逆送される。この場合、用紙繰出
しロール２のスタック最上面への当接は間欠的であって
この逆送時にはスタックＰの上方に退出しているので、
カードはロール５の回転によって支障なく逆送されてカ
ードスタックＰの最上面に位置し、次回の繰出しロール
２の当接時に通常の場合と同様最上面のカードとして繰
出されることになる。
とえば最上面のカードP1と次葉のカードP2とが同時に繰
出されると、重送防止ロール５および６の間隙Ｇがこの
二枚分の厚さよりは小さいので、第3B図に示すようにカ
ードP1とP2は間隙Ｇを通過することができず、重送防止
ロール５、６に挟まれて矢印Ｃ方向に回転するロール５
とロール５の駆動力が間隙Ｇに詰まったカードP1とP2を
介して伝達され矢印Ｃ′方向に回転するロール６によっ
て給紙経路Ｆに沿って逆方向に、すなわちテーブル１の
カードスタックＰ側に逆送される。この場合、用紙繰出
しロール２のスタック最上面への当接は間欠的であって
この逆送時にはスタックＰの上方に退出しているので、
カードはロール５の回転によって支障なく逆送されてカ
ードスタックＰの最上面に位置し、次回の繰出しロール
２の当接時に通常の場合と同様最上面のカードとして繰
出されることになる。
また二枚のカードが前後方向にずれた状態で繰出され
ても、二枚のカードが間隙Ｇに詰まってしまった場合に
は、上側のロール６は下側のロール５の駆動力が伝達さ
れ矢印Ｃ′のように逆方向に回転しようとするが、第3C
図に示すように重送防止ロール５、６間でカードP2が下
側のロール５によって通過を阻止され、二枚のカードが
捌かれれば上側ロール６は矢印Ｃ′のように逆回転せず
にカードP1は間隙Ｇを通過可能である。
ても、二枚のカードが間隙Ｇに詰まってしまった場合に
は、上側のロール６は下側のロール５の駆動力が伝達さ
れ矢印Ｃ′のように逆方向に回転しようとするが、第3C
図に示すように重送防止ロール５、６間でカードP2が下
側のロール５によって通過を阻止され、二枚のカードが
捌かれれば上側ロール６は矢印Ｃ′のように逆回転せず
にカードP1は間隙Ｇを通過可能である。
従ってカードP1は間隙Ｇを通過して給紙ロール７、８
に引取られるが、下側のカードP2は間隙Ｇによって送り
を阻止され、その下面に接触して矢印Ｃ方向に回転する
ロール５によって給紙経路Ｆに沿ってテーブル１のカー
ドスタックＰ側に逆送される。
に引取られるが、下側のカードP2は間隙Ｇによって送り
を阻止され、その下面に接触して矢印Ｃ方向に回転する
ロール５によって給紙経路Ｆに沿ってテーブル１のカー
ドスタックＰ側に逆送される。
このように本考案の実施例においては、用紙繰出ロー
ル２の下流側の給紙経路Ｆに沿って一対の重送防止ロー
ル５、６を設け、それらのロール間隙Ｇをカード一枚分
の厚さよりは大きく、かつ二枚分の厚さよりは小さく設
定してあるので、二枚分以上のカードが同時に繰出され
たときには、カードP1とP2は重送防止ロールに挟まれ、
下方のロール５は給紙方向とは逆方向に回転駆動されか
つロール５の駆動力を受けて回転するロール６も逆方向
に回転駆動されるので、間隙Ｇに挟まれたカードP1とP2
は自動的にスタックの最上面に戻されて次回の繰出し時
に最上面カードP1は再度給紙され、たとえカードの重送
が生じても全体としての給紙作業は中断することなく連
続して行われ全てのカードが順次一枚づつ給紙されるこ
とになる。
ル２の下流側の給紙経路Ｆに沿って一対の重送防止ロー
ル５、６を設け、それらのロール間隙Ｇをカード一枚分
の厚さよりは大きく、かつ二枚分の厚さよりは小さく設
定してあるので、二枚分以上のカードが同時に繰出され
たときには、カードP1とP2は重送防止ロールに挟まれ、
下方のロール５は給紙方向とは逆方向に回転駆動されか
つロール５の駆動力を受けて回転するロール６も逆方向
に回転駆動されるので、間隙Ｇに挟まれたカードP1とP2
は自動的にスタックの最上面に戻されて次回の繰出し時
に最上面カードP1は再度給紙され、たとえカードの重送
が生じても全体としての給紙作業は中断することなく連
続して行われ全てのカードが順次一枚づつ給紙されるこ
とになる。
さらに重送カードがロール５、６で阻止されて下流の
紙送り経路に送られていないときには光電管センサPHが
これを検知して、次に通常の紙送りがなされるまでラベ
ルＳの供給を停止するので、各カードとこれに貼着され
るラベルとの間の一対一の対応は常に維持される。
紙送り経路に送られていないときには光電管センサPHが
これを検知して、次に通常の紙送りがなされるまでラベ
ルＳの供給を停止するので、各カードとこれに貼着され
るラベルとの間の一対一の対応は常に維持される。
また、重送防止のための機構としてはカードテーブル
１の下流側に一対のロール５、６を設けるだけでよいの
で構造は極めて簡単である。
１の下流側に一対のロール５、６を設けるだけでよいの
で構造は極めて簡単である。
尚、本考案の実施例においては、一対の重送防止ロー
ル５、６の中の下側ロール５を繰り出し方向と逆方向に
回転する駆動ロールとしたが、上側のロール６もしくは
上下両ロールをこのような駆動ロールとしてもよい。
ル５、６の中の下側ロール５を繰り出し方向と逆方向に
回転する駆動ロールとしたが、上側のロール６もしくは
上下両ロールをこのような駆動ロールとしてもよい。
また用紙繰り出し部材としては図示の繰出しロール２
の他、最上面の用紙P1に間欠的に当接してこれを給紙方
向に繰り出すよう作動する部材であれば任意のものが用
いられる。
の他、最上面の用紙P1に間欠的に当接してこれを給紙方
向に繰り出すよう作動する部材であれば任意のものが用
いられる。
（考案の効果） 本考案によれば枚葉用紙の給紙装置からの二枚以上の
同時送りを簡単な機構によって確実に防止し、かつ全て
の用紙を所定の順序で給紙することができる。
同時送りを簡単な機構によって確実に防止し、かつ全て
の用紙を所定の順序で給紙することができる。
第１図は本考案を適用するカードラベラの概要を示す説
明図であり、第２図および第3A〜3C図は本考案の重送防
止機構の概要を示す説明図である。 １……カードテーブル ２……用紙繰出しロール ３……案内アーム ４……用紙捌きロール ５、６……重送防止ロール ７〜10……給紙ロール Ｆ……給紙経路 Ｇ……ロール間隙 PH……カード検知センサ P1……最上面カード P2……次葉カード（重送カード）
明図であり、第２図および第3A〜3C図は本考案の重送防
止機構の概要を示す説明図である。 １……カードテーブル ２……用紙繰出しロール ３……案内アーム ４……用紙捌きロール ５、６……重送防止ロール ７〜10……給紙ロール Ｆ……給紙経路 Ｇ……ロール間隙 PH……カード検知センサ P1……最上面カード P2……次葉カード（重送カード）
Claims (4)
- 【請求項１】複数の枚葉用紙を最上面側の用紙から各葉
毎に繰出して処理装置側に供給するようになされた給紙
装置における重送防止機構において、 複数の枚葉用紙Ｐを載置しかつ載置された用紙の最上面
を所定の高さに保つように昇降自在になされた用紙載置
テーブル１と、 載置された枚葉用紙Ｐの最上面に間欠的に当接し、最上
面側の枚葉用紙を給紙経路に沿って順次繰出す用紙繰出
し部材２と、 前記枚葉用紙の一枚分の厚さよりも大きくかつ二枚分の
厚さよりも小さい間隙Ｇをもって前記給紙経路に沿って
互いに対向して設けられた一対のロール５、６とからな
り、二枚以上の枚葉用紙が挟まれたときには、ロール
５、６が前記枚葉用紙の繰出し方向と逆方向に回転され
る重送防止ロールと、 前記重送防止ロール５、６を通過した用紙を処理装置側
に送る少なくとも一対の紙送りロールとを備えているこ
とを特徴とする給紙装置における重送防止機構。 - 【請求項２】前記一対のロール５、６のうち一方のロー
ル５が前記枚葉用紙繰出し方向と逆方向に回転駆動され
るとともに、他方のロール６がフリー回転し、二枚以上
の枚葉用紙が挟まれたときには、ロール５、６が前記枚
葉用紙の繰出し方向と逆方向に回転される前記請求項１
記載の重送防止機構。 - 【請求項３】前記一対ロール５、６の間の給紙経路の間
隙Ｇが調節可能になされている前記請求項１または２記
載の重送防止機構。 - 【請求項４】前記用紙載置テープル１が、前記載置され
た枚葉用紙Ｐの載置端面に回転当接するように設けられ
て、各用紙間に順次繰出し方向へのずれを生じさせるた
めの用紙捌きロール４を備えている前記請求項１または
２記載の重症防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990092709U JP2547049Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 給紙装置における重送防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990092709U JP2547049Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 給紙装置における重送防止機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0451439U JPH0451439U (ja) | 1992-04-30 |
| JP2547049Y2 true JP2547049Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=31829379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990092709U Expired - Fee Related JP2547049Y2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 給紙装置における重送防止機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547049Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58199101A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-19 | 松下電工株式会社 | 積載単板の取り出し方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5649963Y2 (ja) * | 1976-02-03 | 1981-11-21 | ||
| JPH01149338U (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-16 |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP1990092709U patent/JP2547049Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58199101A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-19 | 松下電工株式会社 | 積載単板の取り出し方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0451439U (ja) | 1992-04-30 |
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