JP2545834B2 - ヘツドレスト装置 - Google Patents

ヘツドレスト装置

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JP2545834B2
JP2545834B2 JP62046700A JP4670087A JP2545834B2 JP 2545834 B2 JP2545834 B2 JP 2545834B2 JP 62046700 A JP62046700 A JP 62046700A JP 4670087 A JP4670087 A JP 4670087A JP 2545834 B2 JP2545834 B2 JP 2545834B2
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shoes
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健美 服部
伸彦 武田
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヘッドレスト装置に関し、特に、前方並び
に後方シートのヘッドレストを、容易に前倒し可能とさ
せるために利用される。
(従来の技術) 車輌用シートのヘッドレストを前倒し、乗員の視界を
広くさせることは、たとえば、特開昭59−14530号公報
にみられる如く公知である。この従来例を第8図に示
す。ヘッドレスト1にその上端が固定された対のステー
2の一部にヒンジ部3を設け、一方、シートバックフレ
ーム4に対のパイプ状のサポート5を固定する。ヘッド
レスト1のステー2をパイプ状のサポート5内に納めた
状態で、ヘッドレスト1が乗員の頭部を支える働きをす
る。一方、ヘッドレスト1を持上げ、ステー2のヒンジ
部3をサポート5の外部に引出すと、ヒンジ部3がヘッ
ドレスト1を前方に傾けることを可能にする。
(本発明が解決しようとする問題点) この従来技術は、しかしながら、ヘッドレスト1を持
上げ前方に傾けた時、サポート5の先端部及びステー2
のヒンジ部3より下方の部分が突き出た形で露出するの
で(第7図参照)、たとえば、このヘッドレスト機構を
前席に設けた時、急制動時後席の乗員の頭部が、この突
き出た部分に当たり、きわめて危険である。又、このヘ
ッドレスト機構を後席に設けると、前席の乗員が身をの
り出し、ヘッドレストを操作する必要があり、煩しい作
業となっている。
それ故に、本発明は、乗員に対し安全であり且つその
操作が容易であって、しかも、各部品間に応力集中のな
いヘッドレスト装置が提供することを、解決すべき問題
点とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記した問題点を解決するために、シート
バックフレームに固定され且つ上下方向に延在する長孔
を有する対のガイドレール、該ガイドレールに沿って移
動し且つヘッドレストのステーの下部を保持する対のシ
ュー、該各シューを連結且つその先端が前記長孔内に挿
入されるロッド、前記ロッドを昇降させる駆動装置、前
記ガイドレールの上部に配置され前記シューと当接する
下向きの円弧状カム面を備えるカム部材と、前記長孔の
上部に延出し前記シューと前記カム部材との当接時にお
いて前記ロッドと係合して前記ロッドを下向きに押さえ
る付勢力を発生するトーションスプリングとを有し、前
記シューと前記カム部材との当接により前記トーション
スプリングの付勢力を受けた前記シューの向きを水平方
向に変えて前記ヘッドレストを倒す構成としたヘッドレ
スト装置を提供する。
(作用) 本発明によれば、ガイドレールの長孔にその先端が挿
入されたロッドによりシューがガイドレールに沿って昇
降運動をしている時は、ヘッドレストはシートバックに
対し昇降する。シューが上昇し、カム部材に当接する
と、シューはその向きを水平方向へと変え、ヘッドレス
トを前方(又は後方)に倒すことになる。ヘッドレスト
を前方(又は後方)に倒すと、ヘッドレストの自重によ
りシュー及びロッドが上向きの力を受け、ロッドが長孔
の上端に押付けられようとするが、トーションスプリン
グがロッドを下向きに附勢するので、ロッドと長孔の上
端との押付力が緩和される。
(実施例) 第1図、第2図及び第3図を参照する。シートバック
フレーム側6に対の離間したガイドレール7を固定す
る。ガイドレール7は断面略コの字形をなし、その側壁
に上下方向に延在する長孔8を有す。図示例では、シー
トバックフレーム6に固定したアッパパネル9とロアパ
ネル10との間にガイドレール7を配したが、ガイドレー
ル7がシートバックフレーム6に強固に支持される手段
なら、他の手段を用いても良い。ガイドレール7の上端
にカム面11を有するカム部材12を取付ける。又、ガイド
レール7の上面には、シュー13の案内を、カム面11と共
に成す縁14を有するガイド片15を有す。カム面11は、図
示の如く、下向きの円弧状をなす。
ガイドレール7によりその上下方向の動きが案内され
るシュー13は、ヘッドレスト1のステー2の下部を受け
る。ステー2の下部のシュー13への取付は、ステー2の
下部をシュー13の孔に挿入し、両者をEリング16を用い
て固定すれば良い。対のシュー13をロッド17によって連
結する。シュー13へのロッド17の取付は、シュー13の孔
18にロッド17を通し、ロッド17の先端を、ガイドレール
7の長孔8より若干突出するようにして成される。ロッ
ド17の中央部にナット部材19を固着する。
シュー13にその下端を保持されたステー2は、カム部
材12の孔20及びアッパパネル9の孔21を介してシートバ
ックフレーム6より上方に延出する。ステー2はその適
所に平坦部22を有し、この平坦部22が、カム部材12並び
にアッパパネル9のスリット23、24内を移動可能であ
る。
ナット部材19は、その上部がブッシュ25を介してアッ
パパネル9に軸支されるスクリューロッド26と螺合す
る。又、スクリューロッド26はロアパネル10に固定され
たギヤボックス27内のギヤと噛合い、ギヤボックス27内
のギヤは電動モータ28からの回転トルクをケーブル29を
介して受けて回転し、スクリューロッド26を回転させ
る。スクリューロッド26の回転運動は、ナット部材27は
ロッド17を介してシュー13に伝達され、シュー13をガイ
ドレール7に沿って昇降させる。
両ガイドレール7にその両側が固定され且つスクリュ
ーロッド26を覆うようプロテクタ30を配す。プロテクタ
30の背面に略U字状のトーションスプリング31を保持さ
せる。トーションスプリング31の両端32は、ガイドレー
ル7の側方を通って、ガイドレール7の長孔8の上部へ
と延出する。
第5図を参照して、ヘッドレスト1の前(又は後)倒
れを説明する。スクリューロッド26が回転すると、該ス
クリューロッド26に螺合するナット部材19を保持するロ
ッド17の両端がガイドレール7の長孔8に入っているた
め、ロッド17及びシュー13はガイドレール7に沿って昇
降することになる。シュー13が上昇する場合を例にとる
と、第4図に仮想線で示すによう、シュー13が上昇し、
その上縁が、カム部材12のカム面11に当ると、シュー13
が第4図に仮想線で示すようにその向きを変え始める。
即ち、上昇してくるシュー13の上方の縁がこの円弧状の
カム面11に当接しながら、その当接位置を変え、シュー
13を水平にさせる。この際、ステー2の平坦部22がアッ
パブラケット9とカム部材12のスリット部23、24に入る
ので、ステー2がパイプ状のものであっても、このシュ
ー13の方向変えが可能となる。ガイド片15の縁14が、こ
のシュー13の向きを変える際のシュー13の案内と保持を
なす。シュー13の方向変えが進むと共に、シュー13を貫
通するロッド17がガイドレール7の長孔8の上端に当た
り、シュー13の動きを止める。
ロッド17が長孔8に沿って一上昇し、長孔8の上部に
くると、このロッド17の先端がトーションスプリング31
の先端32に係合し、このスプリング31の附勢力に抗し
て、ロッド17がさらに上昇することになる。このため、
第5図に示すヘッドレスト1の前倒れ時には、ロッド17
はスプリング31の附勢力を受けて下向きに押されている
ことになり、ロッド17と長孔8の上端との押付力は緩和
され、長孔8の上端に応力を集中させることはない。
かくして、シュー13は、第5図に実線で示す位置に止
まり、ステー2に固定されたヘッドレスト1を前(又は
後)倒しさせることになる。云い換えれば、ガイドレー
ル7の長孔8の上端は、ロッド17の上昇に対するストッ
パの働きをし、且つヘッドレスト1の前倒しの位置を規
制する。
カム部材12のカム面11及び縁14は、第5図に仮想線で
示した位置から実線で示した位置へのシュー13の動きを
可能にするものであり、そのような形状が選択される。
第5図に示すヘッドレストを前(又は後)に倒した
後、ヘッドレストを元の位置に戻すには、電動モータ28
を逆転させ、スクリューロッド26を逆回転させる。この
スクリューロッド26の回転はロッド17を長孔8に沿って
下降させるので、シュー13は、カム面11並びに縁14に案
内されてガイドレール7内に入り、第4図に示す位置に
下降する。ヘッドレスト1の高さは、シュー13の位置を
変えることで自在に調節できる。トーションスプリング
31がロッド17を常に下向きに附勢するので電動モータ28
の始動トルクは比較的小さくてすむ。
図示例では、電動モータ28を用いたが、勿論、電動モ
ータ28に代えて、手動ハンドルによってスクリューロッ
ド26を回転させてもよい。
(効果) 第6図に示すように、本発明によれば、ヘッドレスト
1をシートバックの頂部より下側に、その前(又は後)
倒れ時に位置させることができるので、乗員の視界は大
であり、又シートバックより危険物が露出しない。これ
は、第7図に示す従来例の如く、ヘッドレストの前倒時
に、ヘッドレストがシートバックの頂部より上方に位置
し且つサポート等が外部に露出するのに較べ、きわめて
有用である。さらに、各シートのヘッドレストを運転者
が自己のシートに座ったまま自在に操作できるので、ヘ
ッドレストの扱いが簡単となる。
このような効果に加えて、ヘッドレストの前倒し時
(又は後倒し時)にトーションスプリングの附勢力をロ
ッドに作用させ、ロッドを下向きに押しているので、ヘ
ッドレストの自重が、ロッドを介してナット及びスクリ
ューロッドに作用することはない。このため、ナットと
スクリューロッドの螺合部でのこじれや偏摩耗がなく、
作動不良や異音を発生させることはない。かくして、ヘ
ッドレストの倒し作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の斜視図、第2図はスプリングを
配した状態を示す本発明の一例の斜視図、第3図はその
分解図、第4図及び第5図はガイドレールに沿うシュー
の動きを示す側面図、第6図は本発明によるヘッドレス
トの倒れ時を示す側面図、第7図は従来例のヘッドレス
トの倒れ時を示す側面図、第8図は従来のヘッドレスト
装置を示す部分斜視図である。 図中: 1……ヘッドレスト、2……ステー、 6……シートバックフレーム、 7……ガイドレール、8……長孔、 11……カム面、12……カム部材、 13……シュー、17……ロッド、 19……ナット部材、22……平坦部、 26……スクリューロッド、 28……電動モータ、30……プロテクタ、 31……トーションスプリング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックフレームに固定され且つ上下
    方向に延在する長孔を有する対のガイドレール、該ガイ
    ドレールに沿って移動し且つヘッドレストのステーの下
    部を保持する対のシュー、該各シューを連結且つその先
    端が前記長孔内に挿入されるロッド、前記ロッドを昇降
    させる駆動装置、前記ガイドレールの上部に配置され前
    記シューと当接する下向きの円弧状カム面を備えるカム
    部材と、前記長孔の上部に延出し前記シューと前記カム
    部材との当接時において前記ロッドと係合して前記ロッ
    ドを下向きに押さえる付勢力を発生するトーションスプ
    リングとを有し、前記シューと前記カム部材との当接に
    より前記トーションスプリングの付勢力を受けた前記シ
    ューの向きを水平方向に変えて前記ヘッドレストを倒す
    構成とした、ヘッドレスト装置。
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JPH0389652U (ja) * 1989-12-29 1991-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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