JP2545802Y2 - 洗濯機の脚装置 - Google Patents

洗濯機の脚装置

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JP2545802Y2
JP2545802Y2 JP1991065781U JP6578191U JP2545802Y2 JP 2545802 Y2 JP2545802 Y2 JP 2545802Y2 JP 1991065781 U JP1991065781 U JP 1991065781U JP 6578191 U JP6578191 U JP 6578191U JP 2545802 Y2 JP2545802 Y2 JP 2545802Y2
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JP
Japan
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washing machine
leg
elastic
dehydration
main body
Prior art date
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Application number
JP1991065781U
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English (en)
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JPH0518483U (ja
Inventor
隆生 倉世古
務 岡田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洗濯機の脚装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例として、洗濯機本体の底部に設け
られた固定脚の床面との間に円筒形の弾性脚を介在し、
この弾性脚の床面との接地面に、凹部または凸部を設け
た洗濯機の脚装置が、特開平2−72298号公報(F
16M 11/22)に示されている。
【0003】脱水初期に、脱水槽を駆動するモータの回
転数が100〜200rpmになると外槽は共振して大
きく振動し、それによって洗濯機本体は大きく振動す
る。その後、駆動モータは、800〜900rpmに達
すると、高速同期回転する(以下この期間を脱水安定期
という)が、このとき、外槽は細かく振動し、洗濯機本
体も細かく振動する。
【0004】上記従来例は、弾性脚の床面との接地面
に、凹部または凸部を設けることにより、脱水初期に
は、床面との接地面積を大きくし、強固な支持状態とす
ることで、振幅を抑え、脱水安定期には、素早く弾性脚
を上下に伸縮させて細かな振動を吸収することで、洗濯
機本体の振動を低減するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし従来例にあって
は、弾性脚の構造が非常に複雑で、成形しにくいという
問題があった。
【0006】本考案は、斯かる問題点を解消するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の洗濯機の脚装置
は、洗濯機本体の底部に設けられ、下側に開口する凹所
を有する固定脚と、この固定脚の凹所内に、該凹所の開
口部から突出するように遊嵌され、洗濯機本体を床面に
弾性支持する球形の弾性脚とを備えている。
【0008】
【作用】弾性脚が球形であるので、上方からの荷動に対
し、圧縮されやすく、脱水初期には、床面との接地面積
が大きくなって、大きな振動を低減できる。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を各図面に基づいて説明す
る。
【0010】図3において、1は機枠、2はこの機枠1
内に4本の吊り棒3により吊り下げ支持された外槽、4
は各吊り棒3と外槽2下部側壁との間に介挿された防振
装置、5は外槽2内に回転自在に支承された洗濯兼脱水
槽で、図示しないが周囲に多数の脱水孔を有している。
6はこの洗濯兼脱水槽5の底部に回転自在に配設された
回転翼、7は洗濯兼脱水槽5及び回転翼6に動力伝達機
構8を介して連結された駆動モ−タで、洗濯時には回転
翼6のみを回転させ、脱水時には洗濯兼脱水槽5、回転
翼6共に高速で一方向回転させる。
【0011】図1及び図2において、9は洗濯機本体の
底部に設けられた脚台である。10はこの脚台9のコー
ナー部近傍4ケ所に設けられ、下側に開口する円筒形の
固定脚で、開口部では、内側に向かって3ケ所から突起
片11が張り出している。従って、開口部はその分固定
脚中央部の内径よりも小さくなっている。12は固定脚
10に遊嵌された球形の弾性脚で、その径は固定脚中央
部の内径より小さく開口部よりも大きい。この弾性脚1
2は、横の径が小さくなるよう縦長に圧縮されて開口部
から嵌入され、一旦嵌入されると、その径が開口部より
大きいので、洗濯機本体が持ち上げられても、固定脚1
0から外れ落ちることはない。
【0012】また、ここでは、弾性脚の材質は、イソプ
レン・イソブチルゴムまたはポリノルボルネン系ゴム等
の軟質ゴムである。
【0013】脱水初期には、洗濯兼脱水槽5内の洗濯物
が水分を多く含んでいるので、洗濯機本体は重くなり、
固定脚10を介し本体を支えている弾性脚12には大き
な加重が加わる。弾性脚12は、固定脚10に遊嵌され
ているので、図4のように上部、下部とも大きく圧縮さ
れ、床面との接地面積は大きくなる。このとき、外槽2
が共振して大きく揺れても、弾性脚12は、接地面積は
大きく、強固な支持状態になっているので洗濯機本体は
大きく揺れない。
【0014】一方、脱水安定期には洗濯物の水分が排出
されるので洗濯機本体は軽くなってくる。本体が軽くな
ると、弾性脚12は、図5のように球に近い形状にな
る。このとき弾性脚12は、細かな振動に対応させて素
早く上下に伸縮し、振動を吸収する。
【0015】以上のように、本実施例の洗濯機の脚装置
においては、脱水初期には、脚を強固にし大きな振動を
抑えることができ、かつ、脱水安定期には、細かな振動
に対応させて素早く弾性脚を上下伸縮させ振動を吸収す
ることができる。よって、洗濯機本体の振動を低減する
ことができる。
【0016】さらに、弾性脚の構造が非常に簡単で、成
形しやすく、また、固定脚への止着も、弾性脚を変形さ
せて開口部より挿入するだけででき、ネジなどで止める
必要がないので、コストがかからず、取り付け作業も簡
単に行うことができる。
【0017】なお、本脚装置は、完全自動式洗濯乾燥機
等、脱水時の振動が特に大きいドラム式の洗濯機に対
し、さらに大きく効果を発揮する。
【0018】
【考案の効果】本考案の洗濯機の脚装置の構成によれ
ば、脱水初期及び脱水安定期の洗濯機本体の振動を、大
きく低減することができる。又、弾性脚が球形であるの
で、荷重によって、弾性脚の上部と下部がそれぞれ容易
に圧縮されるので、より振動低減の効果がある。 固定脚
の凹所内に弾性脚を設けることにより、弾性脚を周囲か
ら固定脚で支持できるので、洗濯機の横揺れによって、
弾性脚が座屈することを防止できる。
【0019】また、弾性脚の構造が簡単なので、成形し
やすく、コストも削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洗濯機の脚装置の底面図である。
【図2】同じく図1のA−A断面図である。
【図3】本考案の脚装置が設けられた洗濯機の概要を示
す側面断面図である。
【図4】脱水初期(大加重時)の弾性脚の状態を示す断
面図である。
【図5】脱水安定期(小加重時)の弾性脚の状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 固定脚 12 弾性脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−129895(JP,A) 特開 平1−185299(JP,A) 実開 昭63−180979(JP,U) 実開 昭64−6499(JP,U) 実開 昭57−201875(JP,U) 実開 昭54−71366(JP,U) 実公 昭45−29117(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯機本体の底部に設けられ、下側に開口
    する凹所を有する固定脚と、この固定脚の凹所内に、該
    凹所の開口部から突出するように遊嵌され、洗濯機本体
    を床面に弾性支持する球形の弾性脚とを備えたことを特
    徴とする洗濯機の脚装置。
JP1991065781U 1991-08-20 1991-08-20 洗濯機の脚装置 Expired - Lifetime JP2545802Y2 (ja)

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JPH0518483U JPH0518483U (ja) 1993-03-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2278235T3 (es) * 2004-01-29 2007-08-01 Contitech Luftfedersysteme Gmbh Elementos de muelle para vehiculos ferroviarios.
JP5483167B2 (ja) * 2008-07-24 2014-05-07 株式会社ニチプレ 自転車収納装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5471366U (ja) * 1977-10-28 1979-05-21
JPH01129895A (ja) * 1987-11-13 1989-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機

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JPH0518483U (ja) 1993-03-09

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