JP2545357B2 - 符号化されたデイジタルビデオ信号の記録再生方法 - Google Patents

符号化されたデイジタルビデオ信号の記録再生方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディジタル符号化された信号、特に画像の
再生のために実際に必要とされるデータレートにまで減
じられたデータレートを持ち、またとりわけフレーム間
符号化およびフレーム内符号化によって実行されるよう
な、あらゆる記録媒体における符号化されたディジタル
ビデオ信号の記録再生方法に関するものである。
約216Mビット／秒の生データを含むディジタルカラー
画像を記録するには、記録されるべきデータを、例えば
ビデオレコーダによって決められるような狭帯域チャン
ネルのために減ずることが必要である。とりわけ、デー
タの減少のための次のような方法が知られている。
1. フレーム内符号化画像。この場合には、伝送される
べき情報が、冗長ないし重要でない部分を減ずるという
方法によって、画像の内容が減ぜられる。
2. フレーム間符号化画像。この符号化の間では、単
に、連続的なフレームにおける差異分だけが記録され
る。
フレーム内符号化記録の欠点は、10〜15Mビット／秒
の記録に必要なデータレートに関して、画像品質が極め
て貧弱であるという事実の中に存在する。情報の10％以
下が記録されるにすぎない。
フレーム間符号化記録の欠点は、情報が単に相対的な
ものであるために、記録の、あらゆるポイントにおいて
再生を開始するということが不可能であることであり、
スタートフレームが損なわれてしまうことである。
本発明は、フレーム内符号化およびフレーム間符号化
を用いたデータ減少法の長所を結合させた記録方法を提
供し、同時に、インサートカッティングと同様に高速サ
ーチ走行を可能にするという目的に基づくものである。
この目的は、本発明によって達成されるが、それは広
い視野で見た場合には、画像の再生のために実際的に必
要なデータレートにまで減じられたデータレートを持
つ、ディジタルビデオ信号の符号化方法を提供するもの
であり、それはとりわけ、フレームシーケンスの開始
が、始端が記録媒体の固定の基準位置に関してそろうよ
うにされた、固定長のブロックを有するフレーム内符号
化画像によって決められ、またいくつかのフレーム間符
号画像がそれに続くことを特徴とする、フレーム間符号
化およびフレーム内符号化によって達成されるものであ
る。
本発明によれば、フレームシーケンスは、１つのフレ
ーム内符号化画像がフレームシーケンスの最初に記録さ
れ、そしていくつかのフレーム間符号化画像がそれに続
くような方法で符号化される。フレーム内符号化画像
は、固定長のブロックを有する。このフレームシーケン
スは、一定、または可変数の符号化フレームを含んでい
る。
本発明の実施例は、フレームシーケンスの構造を示す
図を基にして説明される。
フレームシーケンス23は、１つのフレーム内符号化画
像１と、いくつかのフレーム間符号化画像２〜10から構
成される。各画像１〜10は、その最初にフレーム同期化
信号12〜21を有している。フレーム内符号化画像１のブ
ロックは固定長である。フレーム間符号化画像２〜10の
ブロックは可変長であり、また連続フレームにおける情
報の差異に依存する。フレーム内符号化画像１は、各フ
レームシーケンス23の最初で、フレーム内識別信号Ｓに
よって識別される。
この記録方法では、どの方向にでも高速サーチ走行が
可能である。フレーム内符号化画像は、ｎ回のフレーム
内識別信号毎に走査されるが、ここでｎは整数である。
さらにまた、特異的な有用のインサートカッティング
が可能である。各インサートカッティングは、フレーム
内符号化画像の前で始まり、そして終わる。
フレーム内符号化画像１およびフレーム間符号化画像
２〜10の各々その最初に１つのフレーム同期化信号12〜
21を設けることにより、任意の個所での画像のブロック
開始ポイントを容易に見つけ出すことができ、その際、
ブロック開始ポイントを例えば、ビデオテープの所定縁
部のような、同一個所に移動させる必要はないという効
果が得られる。
フレーム内符号化画像を、始端が記録媒体の固定の基
準位置に関してそろうようにされた、固定長のブロック
にすることにより、例えば、インサートカッティングの
場合の、高速サーチ走行が可能であるという効果が得ら
れる。
フレーム間符号化画像を可変長のブロックにすること
により、できる限り低い総データレートの維持のもと
で、画像内容に応じてデータレートを高めることができ
るという効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケーゼン，ヴエルナー ドイツ連邦共和国 4130 メルス１ ア ドラーシユトラーセ 25 (72)発明者 カトロ，ジヤン‐イヴ フランス国 35000 ルネ リユ パピ ユ 28 (72)発明者 リシヤール，クリスチヤン ジヤツク フランス国 35530 ブレス リユ デ プレ オート 12 (56)参考文献 特開 昭57−166785（ＪＰ，Ａ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】画像の記録再生のために実際に必要なデー
    タレートに低減されたデータレートを有する符号化され
    たディジタルビデオ信号の記録再生方法であって、画像
    シーケンス（23）の最初に１つのフレーム内符号化画像
    （１）を配置し、かつ該フレーム内符号化画像（１）に
    は１つまたはそれ以上のフレーム間符号化画像（２〜1
    0）が続くようにして、前記画像シーケンス（23）が繰
    返される記録再生方法において、フレーム内符号化画像
    （１）およびフレーム間符号化画像（２〜10）の各々そ
    の最初に１つのフレーム同期化信号（12〜21）を付し、
    前記すべてのフレーム内符号化画像をその各始端が記録
    媒体の固定の基準位置に関してそろえて記録された固定
    長のブロックにし、前記フレーム間符号化画像を可変長
    のブロックにするとともにフレーム内符号化画像（１）
    の各記録された始端を該始端に対応して付されたフレー
    ム内識別信号（Ｓ）によって識別することを特徴とする
    符号化されたディジタルビデオ信号の記録再生方法。
  2. 【請求項２】画像の記録再生のために実際に必要なデー
    タレートに低減されたデータレートを有する符号化され
    たディジタルビデオ信号の記録再生方法であって、画像
    シーケンス（23）の最初に１つのフレーム内符号化画像
    （１）を配置し、かつ該フレーム内符号化画像（１）に
    は１つまたはそれ以上のフレーム間符号化画像（２〜1
    0）が続くようにして、前記画像シーケンス（23）が繰
    返される記録再生方法において、フレーム内符号化画像
    （１）およびフレーム間符号化画像（２〜10）の各々そ
    の最初に１つのフレーム同期化信号（12〜21）を付し、
    前記すべてのフレーム内符号化画像をその各始端が記録
    媒体の固定の基準位置に関してそろえて記録された固定
    長のブロックにし、前記フレーム間符号化画像を可変長
    のブロックにするとともにフレーム内符号化画像（１）
    の各記録された始端をフレーム内識別信号（Ｓ）によっ
    て識別し、この識別によって高速サーチモードでは前記
    フレーム内符号化画像だけを再生することを特徴とする
    符号化されたディジタルビデオ信号の記録再生方法。
JP60504659A 1984-10-10 1985-10-01 符号化されたデイジタルビデオ信号の記録再生方法 Expired - Lifetime JP2545357B2 (ja)

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