JP2545035Y2 - 椅子におけるガススプリングの操作装置 - Google Patents

椅子におけるガススプリングの操作装置

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JP2545035Y2
JP2545035Y2 JP1991106380U JP10638091U JP2545035Y2 JP 2545035 Y2 JP2545035 Y2 JP 2545035Y2 JP 1991106380 U JP1991106380 U JP 1991106380U JP 10638091 U JP10638091 U JP 10638091U JP 2545035 Y2 JP2545035 Y2 JP 2545035Y2
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JP
Japan
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gas spring
push rod
chair
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seat
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JP1991106380U
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JPH0553544U (ja
Inventor
綾 濱垣
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、椅子における背もたれ
の後傾角度を調節するためのガススプリング、又は、座
体を高さ調節するためのガススプリングの操作装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子における背もたれの後傾角度を調節
するためのガススプリングの操作装置として、実開平3
−64533号公報には、椅子における座受け部材の前
部に左右長手の支軸を装架し、この支軸に、平面視コ字
状のブラケットを被嵌して、このブラケットに、ガスス
プリングの前端を固着すると共に、該ガススプリングの
プッシュロッドに対する押圧体を回動自在に軸支し、更
に、前記支軸に、前記押圧体を回動操作し得るようカム
状に形成した合成樹脂製の作動体を被嵌し、椅子の外側
からのレバー操作にて作動体を回動し、押圧体を介して
ガススプリングのプッシュロッドを押圧するようにした
考案が記載されている。
【0003】また、他の先行技術としての実開平2−1
41232号公報には、合成樹脂製の作動体で直接にプ
ッシュロッドを押すことによって、プッシュロッドを押
圧してガススプリングを操作することが記載されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、作動体を
合成樹脂にて形成すると、作動体が複雑な形状であって
も容易に製造することができ、しかも、合成樹脂には錆
が発生しないため、作動体の回動を円滑に行うことがで
きると言う利点を有する。しかし、その反面、合成樹脂
は金属に比べて磨耗し易いため、ガススプリングの操作
を長期間繰り返しているうちに、作動体のうち押圧体に
接当する部分が磨耗してしまい、プッシュロッドの押圧
操作を確実に行えなくなる虞がある問題があった。
【0005】本考案は、この問題を解消することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1に係る考案は、『椅子の座受け部材に、背もた
れの後傾角度調節用のガススプリング又は座体の高さ調
節用のガススプリングにおけるプッシュロッドに対する
合成樹脂製の作動体を、椅子の外側からの操作にて前記
ガススプリングのプッシュロッドを直接に押圧し得るよ
う回動自在に設けた場合において、該作動体のうち前記
プッシュロッドに接当する表面部位に、金属製の接当片
を一体成形によって固着する』の構成にした。
【0007】また、請求項2に係る考案は、『椅子の座
受け部材に、背もたれの後傾角度調節用のガススプリン
グ又は座体の高さ調節用のガススプリングにおけるプッ
シュロッドに対する回動式の金属製押圧体を、当該押圧
体の回動にてプッシュロッドが押圧されるように設ける
と共に、椅子の外側からの操作にて回動する合成樹脂製
の作動体を、当該作動体の回動によって前記押圧体がプ
ッシュロッドを押圧する方向に回動するように設けた場
合において、作動体のうち前記押圧体に接当する表面部
位に、金属製の接当片を一体成形によって固着する』の
構成にした。
【0008】
【考案の作用・効果】このように、作動体のうちプッシ
ュロッド又は押圧体に接当する部位に、金属製の接当片
を取り付ける構成にすると、作動体の回動にてプッシュ
ロッドを直接に押圧したり、作動体の回動にて押圧体を
回動したりすることを繰り返し続けても、接当片が磨耗
することは殆どないから、ガススプリングのプッシュロ
ッドを押圧してガススプリングを伸縮操作することを、
確実に行うことができる。
【0009】また、接当片はガススプリングのプッシュ
ロッド又は押圧体に接当する部位に設けているに過ぎ
ず、その他の大部分は合成樹脂にて形成するものである
から、作動体を合成樹脂製としたことによる利点、すな
わち、製造の容易性や作動の円滑と言った利点を損なう
こともない。更に、接当片は一体成形によって固着する
ものであるから、接当片を高い精度で取付けることがで
き、その結果、接当片付きの作動体を高い精度で加工で
きてプッシュロッドを的確に押圧操作できる。
【0010】従って本考案によると、作動体の製造の容
易性及び加工精度、並びに作動の円滑さを損なうことな
く、ガススプリングを長期間にわたって確実に操作する
ことができる効果を有する。
【0011】
【実施例】次に、本考案を背もたれの後傾角度調節用ガ
ススプリングに適用した場合の実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図7は請求項1を具体化した第1実施
例を示しており、このうち図1は要部の分離斜視図、図
2は縦断側面図、図3は図2の III−III 視平面図、図
4は図3のIV−IV視断面図、図5は図3のV−V視断面
図、図6は図3のVI−VI視断面図、図7は図4のVII-VI
I 視断面図である。
【0012】これらの図において図2や図3で示す符号
1はガススプリング(図示せず)を内蔵した脚体を、符
号2は前記脚体1の上端に固着した上向き開口状の座受
け部材を各々示しており、該座受け部材2における左右
両側板2aの上端に形成したフランジ2bには、クッシ
ョン体3を備えた座板4を固着している。
【0013】座受け部材2における左右両側板2aの後
部に、断面下向きコ字状に形成した背もたれ支持杆5の
前後中途部を水平状の枢着ピン6にて回動自在に枢着す
る一方、座受け部材2の内部にガススプリング7を前傾
状の姿勢で配置し、このガススプリング7の後端と、前
記背もたれ支持杆5における左右両側板5aの前端とを
水平状のピン8にて回動自在に枢着し、更に、座受け部
材2における左右両側板2aの前端間に水平状の支軸9
を装架し、該支軸9に、平面視コ字状のブラケット10
を回動自在に被嵌し、該ブラケット10に、前記ガスス
プリング7におけるピストンロッド11の先端をナット
12にて固着し、プッシュロッド13を支軸9に向けて
露出している。
【0014】そして、前記支軸9には、合成樹脂にて筒
状に形成した作動体14を回動自在に被嵌している。図
1の分離斜視図及び図3に示すように、前記作動体14
の一端を座受け部材2の側方に突出し、この一端に断面
非円形の小径軸部14aを形成して、これに、略L字状
に形成した操作レバー15の基端部15aを回転不能に
嵌着することにより、操作レバー15の回動操作にて作
動体14を回動し得るように構成している。
【0015】例えば図1に示すように、前記座受け部材
2には、作動体14を前方から抜き差しできるようにし
た孔16を切り欠き形成して、側板2aに、支軸9に対
する軸受け部17を前向き突設している一方、前記作動
体14には、前記ブラケット10の側板10aが嵌まる
第1切り欠き溝18と、座受け部材2における軸受け部
17が嵌まる第2切り欠き溝19とを形成することによ
り、ブラケット10と作動体14とが支軸9に対して独
自に回動し得るように構成している。
【0016】そして、前記作動体14のうちブラケット
10の左右両側板10aで挟まれた部位を、プッシュロ
ッド13に対する平坦部を備えたカム部14bに形成
し、このカム部14bにおける平坦部に金属板製の接当
片20を埋設している。すなわち、接当片20を一体成
形によって作動体14に固着している。図3における符
号21,22はそれぞれカラーを示す。なお、図2及び
図3に示すように、前記脚体1の上端にも、当該脚体1
に内蔵したガススプリングをロック状態と非ロック状態
とに切り換えるためのプッシュロッド13′を突設して
いる。
【0017】以上の構成において、図5に示すように、
操作レバー15を矢印A方向に回動すると、図3の矢印
で示すように作動体14も同方向に一体的に回動し、作
動体14のカム部14bにてガススプリング7のプッシ
ュロッド13が押圧されるため、ガススプリング7のロ
ックが解除されて、内圧にてピストンロッド11が突出
する。
【0018】従って、背もたれにもたれかからない状態
でプッシュロッド13を押圧した状態を保持し、背もた
れが所望の姿勢になった段階で操作レバー15から手を
離してプッシュロッド13に対する押圧を解除すること
により、背もたれを前傾方向に姿勢変更することができ
る。逆に、作動体14にてプッシュロッド13を押圧し
た状態を保持しつつ、椅子に座った人が背もたれにもた
れ掛かって、ガススプリング7の内圧に抗してピストン
ロッド11を後退させることより、背もたれを後傾方向
に倒れた方向に姿勢変更することができる。
【0019】そして、上記のようなガススプリング7の
操作を長い年月にわたって繰り返しても、接当片20が
金属板製であることにより、当該接当片20が磨耗する
ことは殆どないから、プッシュロッド13が押し込み不
足となってガススプリング7が操作不能になる事態を確
実に防止できるのである。図8〜図9に示す第2の実施
例は、請求項2を具体化した第2実施例である。すなわ
ち、作動体14にてプッシュロッド13を直接に押圧す
ることに代えて、ブラケット10の左右両側板10a
に、側面視でく字状に屈曲した金属製の押圧体23の上
端をピン24にて前後回動自在に枢着し、作動体14に
て押圧体23を回動し、押圧体23にてプッシュロッド
13を押圧するようにしたものである。
【0020】この場合も、合成樹脂製の作動体14に金
属板製の接当片20を一体成形によって固着し、この接
当片20を介して押圧片23を回動することにより、ガ
ススプリング11のプッシュロッド13を押圧操作する
ようにしている。
【0021】図10に示すのは請求項1を具体化した第
3実施例である。この実施例では、作動体14を支軸9
とプッシュロッド13との間に配置し、該作動体14の
上端を、座受け部材2の左右両側板2aに回転自在に軸
支した操作軸25に回動不能に固着し、操作軸25の端
部に操作レバー15を取付けて、作動体14にてプッシ
ュロッド13を直接に押圧操作するようにした場合にお
いて、作動体14のうちプッシュロッド13に接当する
部位に金属板製の接当片20を一体成形によって固着し
たものてある。
【0022】本考案は、座体の高さ調節用のガススプリ
ングにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】椅子の縦断側面図である。
【図3】図2のIII − III視平面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図3のV−V視断面図である。
【図6】図3のVI−VI視断面図である。
【図7】図4のVII−VII視断面図である。
【図8】第2実施例を示す要部平面図である。
【図9】図8のIX−IX視断面図である。
【図10】第3実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 脚体 2 座受け体 3 座板 5 背もたれ支持杆 7 ガススプリング 9 支軸 10 ブラケット 11 ピストンロッド 13 プッシュロッド 14 作動体 14b カム部 15 操作レバー 20 接当片 23 押圧体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】椅子の座受け部材に、背もたれの後傾角度
    調節用のガススプリング又は座体の高さ調節用のガスス
    プリングにおけるプッシュロッドに対する合成樹脂製
    作動体を、椅子の外側からの操作にて前記ガススプリン
    グのプッシュロッドを直接に押圧し得るよう回動自在に
    設け、該作動体のうち前記プッシュロッドに接当する表
    面部位に、金属製の接当片を一体成形によって固着した
    ことを特徴とする椅子におけるガススプリングの操作装
    置。
  2. 【請求項2】 椅子の座受け部材に、背もたれの後傾角度
    調節用のガススプリング又は座体の高さ調節用のガスス
    プリングにおけるプッシュロッドに対する回動式の金属
    製押圧体を、当該押圧体の回動にてプッシュロッドが押
    圧されるように設けると共に、椅子の外側からの操作に
    て回動する合成樹脂製の作動体を、当該作動体の回動に
    よって前記押圧体がプッシュロッドを押圧する方向に回
    動するように設け、該作動体のうち前記押圧体に接当す
    る表面部位に、金属製の接当片を一体成形によって固着
    したことを特徴とする椅子におけるガススプリングの操
    作装置。
JP1991106380U 1991-12-24 1991-12-24 椅子におけるガススプリングの操作装置 Expired - Lifetime JP2545035Y2 (ja)

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JP4524094B2 (ja) * 2003-12-04 2010-08-11 株式会社岡村製作所 椅子におけるガススプリングの操作装置
JP4582540B2 (ja) * 2004-12-27 2010-11-17 コクヨ株式会社 傾動操作装置を備えた椅子

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JP3064533U (ja) * 1999-02-16 2000-01-21 陽子 須田 ミルフィオリ使用ステンドグラス付照明器具

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