JP2544105B2 - 電子レンジ用シユリンクテ−プ - Google Patents

電子レンジ用シユリンクテ−プ

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JP2544105B2
JP2544105B2 JP60294832A JP29483285A JP2544105B2 JP 2544105 B2 JP2544105 B2 JP 2544105B2 JP 60294832 A JP60294832 A JP 60294832A JP 29483285 A JP29483285 A JP 29483285A JP 2544105 B2 JP2544105 B2 JP 2544105B2
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JP
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microwave oven
heat
shrink tape
shrinkable film
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公 杉澤
優 渋木
今義 今田
保 加守田
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HAUSU SHOKUHIN KK
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HAUSU SHOKUHIN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子レンジによる加熱によって熱収縮して物
品の一部分あるいは全体に動きを与えることができる新
規な電気レンジ用シュリンクテープに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
シュリンクフィルムとは延伸フィルムのことであり、
従来から商品包装、食品包装等の包装材料として広く使
用されているものであり、多くの種類のフィルムが市販
されている。
一方、近年その安全性と便利性から電子レンジはほぼ
一家に一台保有される大衆的電気器具になりつつある。
しかるに歴史が浅いことからこれからの利用のバリエー
ションの広がりが期待されているものである。
そこで本発明者らは電子レンジの加熱方式が従来のオ
ーブンレンジ等と相異して特徴的であること及びシュリ
ンクフィルムの特性に着目して、上記シュリンクフィル
ムの包装材料以外への用途について種々検討した結果本
発明を完成するに到った。
〔発明の構成〕
したがって、本発明は、電子レンジによって加熱され
る食品を収納した容器からの伝熱によって熱収縮し、そ
の収縮率が35%以上である熱収縮性フィルム、及び電子
レンジによる加熱によって剥離しない固定強度を有し、
該熱収縮性フィルムを容器に固定できる固定手段を、該
熱収縮性フィルムの少なくとも両端部に有する電子レン
ジ用シュリンクテープであって、電子レンジによる加熱
によって食品を収納した容器に動きを与えることができ
る電子レンジ用シュリンクテープを含む、電子レンジ加
熱用容器を提供する。
以下本発明を詳説する。
まず本発明において「熱収縮性フィルム」とは電子レ
ンジによって加熱された物品からの伝熱によって所定の
温度で1方向又は2方向(縦横十文字)に熱収縮するフ
ィルムをいう。この熱収縮性フィルムとしては、市販さ
れ容易に入手可能なシュリンクフィルムをそのまま使用
できる。
シュリンクフィルムは通常ポリエチレン、放射線照射
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリスチレン、プライ
オフィルム等を原料として延伸法(例えばフラット式二
段二軸延伸法、フラット式同時二軸延伸法、チューブ式
二段延伸法、チューブ式一段延伸法等)によって製造さ
れるものである。
本発明においては上記いずれのシュリンクフィルムも
良好に使用することができるが特に収縮率が35%以上の
フィルムが適当である。
ただし、収縮率は で表わされる。
特に所定温度に達した時点でテープを迅速に収縮させ
る場合には、当該所定温度より約10℃低い温度から当該
所定温度までの温度域に於いて、当該フィルムの有する
全収縮率の45%以上、好ましくは60%以上が収縮するフ
ィルムを使用するのが適当であり、フィルムの材質はポ
リ塩化ビニルであることが好ましい。
さらに、シュリンクフィルムの厚さは通常10μ以上の
ものを用いる。特に強度を要する場合(例えばテープに
強力な物理的仕事をさせる場合)にはフィルムの厚さは
45μ以上、好ましくは95μ以上とするのが適当であり、
この場合の材質としてはポリエチレン、ポリ塩化ビニル
が特に好ましい。
尚シュリンクフィルムは熱収縮する所望の温度域によ
ってその材質を適当に選択することができる。
次に「熱収縮性フィルムを物品に固定するための固定
手段」としては、熱収縮性フィルムを物品に固定するこ
とができ、かつ電子レンジによる加熱によって該物品か
ら該フィルムが剥離することのないものであればいずれ
の手段も採用することができる。
例えば第1図に示すように熱収縮性フィルム1の片面
に設けた下引き剤層3及び粘着剤層2を固定手段とする
ことができる。この場合、フィルム1と粘着剤層2との
結合力が強い場合には下引き剤層3は必ずしも設ける必
要ははい。
また第2図に示すような構造で粘着剤層2、下引き剤
層3及び支持体層4を固定手段として熱収縮性フィルム
に設けることもできる。所望により図3に示すように支
持体層等に加えて吸水シート層5を設け、加熱前にこれ
に吸水させることによって、物品からの伝熱によらない
(または伝熱が不十分な)場合でも、熱収縮性フィルム
に十分な熱収縮を生じさせることもできる。尚これらの
場合、支持体層4と粘着剤層2との結合力が強い場合に
は、下引き剤層3は必ずしも設ける必要はない。
ここで「支持体」とは電子レンジ耐熱性のものであれ
ば何れでもよい。具体的には、塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル等の合成樹脂フィル
ムテープ、紙テープ、布テープ、ゴムテープ、金属箔テ
ープ等を使用することができる。
また「粘着剤」としては、天然ゴム、再生ゴム、ブタ
ジエン−アクリロニトリゴム、ネオプレンゴム、ポリウ
レタンゴム、ブチルゴム、SBR、ポリイソプレンゴム等
のゴム系ポリマー、アクリル樹脂共重合体等の合成樹脂
系ポリマー等を使用することができる。加熱中にも充分
な接着力を得ることができること及び取扱いの面で再生
ゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ネオプレン
ゴム、ポリウレタンゴム等の耐熱性ゴム系ポリマーが好
ましい。また熱収縮性フィルムの収縮張力との関係から
これら粘着剤(ポリマー)に粘着付与剤又は軟化等を添
加することによって粘着力を適当に調節することもでき
る。
また固定手段が熱収縮性フィルムの両端部以外に設け
られる場合には、両端部には電子レンジによる加熱によ
って物品からフィルムが剥離することがない強い固定強
度を有する粘着剤を用い、一方両端部以外にはフィルム
の熱収縮によって物品から剥離することができる程度の
固定強度を有する粘着剤を用いることが好ましい。これ
は、加熱前にテープを物品にしっかりと固定できるとと
もに、加熱中フィルムをスムーズに熱収縮させて物品に
所望の動作を行なわしめることができるからである。た
だし、使用の態様によっては両端部以外の粘着剤と両端
部の粘着剤とは同一のものでもよい。
さらに固定手段の一部分に断熱材層を設けることもで
きる。これによって該断熱材層が設けられた部分の熱収
縮性フィルムの収縮を防止して固定強度を確保すること
ができる。
また「下引き剤」としては、粘着材と支持体との結合
力を強めるために、粘着材及び支持体の混合物或いはグ
ラフト重合物等を必要に応じて使用することができる。
さらに必要によりテープの提供時等に粘着剤の部分を
覆うために、シリコーン処理した剥離紙等の被覆物を使
用することもできる。
「吸水シート」としては発泡合成樹脂等の高分子吸水
材等を使用できる。
尚第1〜3図に示す如き粘着剤層等から固定手段が構
成されている場合、粘着剤層は片面のみでなく両面に設
けて、両面接着型のテープとすることもできる。
さらに粘着剤系以外の固定手段としては、係止部材
(例えば包帯止めのような物品を係止するための鋭利な
部分を有するもの、鉤)、咬止部材(例えば鍔口ばさ
み)、嵌着、螺着部材等を使用することもできる。
〔使用例〕
熱収縮性フィルムと固定手段とからなる本発明の電子
レンジ用シュリンクテープは例えば以下のような用途に
用いることができる。ただしこれらに限定されるもので
はない。
(1)袋状容器の収束、密閉 第5図−Aに示すように、電子レンジ加熱前に食品14
を収納した袋状容器17の収束部16に本発明のテープ11を
捲着する。次いで電子レンジ中で加熱する。それによっ
て本発明のテープは収縮して容器の収束部は収束、密閉
される(第5図−B)。
(2)食品(餃子、しゅうまい、饅頭等)等の成形 第6図−A、Bに示すように、餃子の皮等の皮状食品
18に肉だんご等19を包んだものをさらにフィルム材20を
2つ折りにして包み込み、該フィルム材の外周の適当な
箇所に本発明のテープ11を捲着する。次いで電子レンジ
で加熱するとテープの収縮によってフィルム材内部の皮
状食品が押圧、結着されて餃子等に成形される(第6図
−C)。
(3)容器の蓋の開閉シール 第4図−Aに示すように折りぐせ10を付けた容器の蓋
12の上面に折りぐせの線とは垂直に本発明のシュリンク
テープ11を固定する。次いでこの容器(食品(スープ)
14が充填されている)(第4図−B)を電子レンジで加
熱する。それによって本発明のテープ11が収縮して、適
度に加熱されたところで蓋が開き、かつ蓋が開くことに
よって食べごろも示す(第4図−C)。
一方容器の蓋の内面(下面)に本発明のシュリンクテ
ープを固定すると(図示せず)、電子レンジによる加熱
によって蓋が閉じる方向にテープの張力が働いて蓋が容
器とシールされた状態をつくることができる。
〔発明の効果〕
本発明の電子レンジ用シュリンクテープは電子レンジ
による加熱によって熱収縮性フィルムと固定手段とが一
体に働いて、該テープを施した物品に種々の動き(仕
事)をさせることができるものである。その結果本発明
の電子レンジ用シュリンクテープは電子レンジの使用の
バリエーションを大きく広げることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子レンジ用シュリンクテープの斜視
図、第2図は本発明の電子レンジ用シュリンクテープの
平面図及び断面図、第3図は本発明の電子レンジ用シュ
リンクテープの断面図である。 第4〜6図は本発明の電子レンジ用シュリンクテープの
使用例を表わす。 1……熱収縮性フィルム、2……粘着剤層、 3……下引き剤層、4……支持体層、 5……吸水シート層、10……折りぐせ、 11……本願のシュリンクテープ、12……蓋、 13……容器本体、14……食品、 15……収縮した本願のシュリンクテープ、 16……収束部、17……袋状容器、 18……皮状食品、19……だんご、 20……フィルム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今田 今義 東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウ ス食品工業株式会社内 (72)発明者 加守田 保 東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウ ス食品工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−53092(JP,A) 実開 昭60−33066(JP,U) 実開 昭60−171875(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子レンジによって加熱される食品を収納
    した容器からの伝熱によって熱収縮し、その収縮率が35
    %以上である熱収縮性フイルム、及び電子レンジによる
    加熱によって剥離しない固定強度を有し、該熱収縮性フ
    イルムを容器に固定できる固定手段を、該熱収縮性フイ
    ルムの少なくとも両端部に有する電子レンジ用シュリン
    クテープであって、電子レンジによる加熱によって食品
    を収納した容器に動きを与えることができる電子レンジ
    用シュリンクテープ。
  2. 【請求項2】熱収縮フィルムの両端部以外に設けた固定
    手段が、該フィルムの熱収縮によって物品から剥離する
    程度の固定強度を有するものである特許請求の範囲第
    (1)項記載の電子レンジ用シュリンクテープ。
  3. 【請求項3】固定手段が下引き剤及び粘着剤から構成さ
    れる特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項に記載の
    電子レンジ用シュリンクテープ。
  4. 【請求項4】固定手段が支持体、下引き剤及び粘着剤か
    ら構成される特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載の電子レンジ用シュリンクテープ。
  5. 【請求項5】固定手段が吸水シート、支持体、下引き剤
    及び粘着剤から構成される特許請求の範囲第(1)項又
    は第(2)項記載の電子レンジ用シュリンクテープ。
  6. 【請求項6】固定手段が係止部材、咬止部材、嵌着部材
    及び螺着部材からなる群から選ばれる一員である特許請
    求の範囲第(1)項記載の電子レンジ用シュリンクテー
    プ。
  7. 【請求項7】熱収縮性フィルムがポリエチレン、放射線
    照射ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
    ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリスチレン及び
    プライオフィルムからなる群から選ばれる特許請求の範
    囲第(1)項記載の電子レンジ用シュリンクテープ。
  8. 【請求項8】熱収縮性フィルムの厚さが45μ以上である
    特許請求の範囲第(7)項記載の電子レンジ用シュリン
    クテープ。
  9. 【請求項9】電子レンジによって加熱される食品を収納
    した容器からの伝熱によって熱収縮し、その収縮率が35
    %以上である熱収縮性フイルム、及び電子レンジによる
    加熱によって剥離しない固定強度を有し、該熱収縮性フ
    イルムを容器に固定できる固定手段を、該熱収縮性フイ
    ルムの少なくとも両端部に有する電子レンジ用シュリン
    クテープであって、電子レンジによる加熱によって食品
    を収納した容器を開放することができる電子レンジ用シ
    ュリンクテープを含む、電子レンジ加熱用容器。
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JPS62158671A JPS62158671A (ja) 1987-07-14
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