JP2544018Y2 - 屋根用目地カバー - Google Patents

屋根用目地カバー

Info

Publication number
JP2544018Y2
JP2544018Y2 JP1990121398U JP12139890U JP2544018Y2 JP 2544018 Y2 JP2544018 Y2 JP 2544018Y2 JP 1990121398 U JP1990121398 U JP 1990121398U JP 12139890 U JP12139890 U JP 12139890U JP 2544018 Y2 JP2544018 Y2 JP 2544018Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
edge
joint
lid
fore
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990121398U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04113603U (ja
Inventor
昭三 小林
Original Assignee
カネソウ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カネソウ株式会社 filed Critical カネソウ株式会社
Priority to JP1990121398U priority Critical patent/JP2544018Y2/ja
Publication of JPH04113603U publication Critical patent/JPH04113603U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2544018Y2 publication Critical patent/JP2544018Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、隣接する建物の屋上面に跨がって両建物間
の目地を覆う屋根用目地カバーに関する。
[従来技術] 屋上面を有する建物相互の目地を覆う場合にあって、
その隣接する建物の側壁間に生ずる目地を外壁用カバー
で覆い、さらに屋上部の目地を屋根用目地カバーで覆っ
ている。前記外壁用カバーは一般にエキスパンションジ
ョイントといわれ、建物相互の移動に追従しうるもので
ある。
前記屋根用目地カバーの従来構成にあっては、目地を
介して隣接する建物の屋上に跨がって、該目地を上方か
ら覆う主体カバー部と、該主体カバー部の両端部に配設
された小口カバー部とを一体的に連成してなるものであ
る。そして屋上に被着した状態で、外壁用カバー部の上
端部を小口カバー部で覆っている。この外壁用カバー部
の上端と小口カバー部との間は25mm程度の間隙が設けら
れている。
[考案が解決しようとする問題点] 建物の地盤の不同沈下や地震若しくは暴風雨により建
物相互が離近方向に大きく揺れると、これに伴って前記
外壁用カバーが大きく傾動する。
ところで、従来の屋根用目地カバーにあっては、外壁
用カバーの傾動に伴って、前記小口カバー部の内面に外
壁用カバーが衝接する。このためこの小口カバー部は主
体カバー部と一体的に固定されているから、この衝撃に
より小口カバー部を湾曲させたり、破損させることがあ
った。
さらに、前記外壁用カバー部を設けない場合にあって
も、建物相互が前記目地に沿って相対移動した場合に、
一方の建物が小口カバー部に衝接して、上述と同様な問
題を生じることとなる。
本考案は、上述の問題点を除去し得る屋根用目地カバ
ーの提供を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、小口カバー部の少なくとも一方を、前記主
体カバー部の端縁に連成した上縁部と、該上縁部の下縁
に回動可能に吊持した蓋体とで構成すると共に、前記蓋
体をほぼ垂直位置に係止する支持縁を前記主体カバー部
の端縁部に設け、引ばねの一端を前記蓋体に、他端を前
記主体カバー部に夫々固定し、該引ばねの付勢力により
前記蓋体を支持縁に弾接して垂直位置に保持するように
したことを特徴とするものである。
[作用] 建物が目地に沿って相対移動した場合にあって、該建
物の側壁に設けられた外壁用目地カバーまたは建物本体
が前記小口カバー部に当接すると、引ばねに抗して蓋体
が外方に傾動し、該小口カバー部は損傷を生ずることな
く前記建物の相対移動に追従する。
また上述の建物が定常位置にある場合には、前記引ば
ねにより蓋体は支持縁に弾接して垂直状に保持され、こ
のため該蓋体は主体カバー部の端縁開口を確実に覆っ
て、風等によりガタ付を生ずることはなく、目地の上端
を覆って、雨水等の流入を阻止することとなる。
[実施例] 本考案の屋根用目地カバーCの一実施例を第1〜5図
について説明する。
前記目地カバーCは目地に沿って覆う主体カバー部1
とその両端に設けた小口カバー部2a,2bとから成り、該
目地カバーCはその中心の頂端1aから両方に緩傾斜で垂
下した屋根状をしており、隣接する建物x,xの屋上面に
跨がって建物x,x間の目地y上を、該目地yに沿って覆
っている。
前記建物x,xの両側面には、目地yを側面で覆う外壁
用カバー6が配設され、その上端を建物x,xの屋上面近
傍まで延設し、その上端部を小口カバー部2a,2bで覆っ
ている。この外壁用カバー部6の上端と小口カバー部2
a,2bとの間は25mm程度の間隙が設けられている。
一方の小口カバー2aは主体カバー部1の一端に連成し
た上縁部3と、該上縁部3に支持された蓋体4とから成
り、さらに詳述すれば、前記上縁部3はほぼ三角状をし
ており、この下縁に蝶番5を配設し、該蝶番5により矩
形状の蓋体4を前後方向に回動可能に支持している。
また前記蓋体4は、引ばね10,10により内方付勢さ
れ、主体カバー部1の両側壁1b,1bの端縁部の内面に固
定したL形片からなる支持縁8,8を弾接して、ほぼ垂直
位置に支持される。
この引ばね10,10は、その一端を蓋体4の両側内面に
固定したばね掛け片11,11に、他端を両側壁1b,1bに固定
したばね掛け片12,12に夫々固定して、前記蓋体4の両
側を上述のように内方付勢している。これにより、蓋体
4は定常状態で、引ばね10,10により支持縁8,8に弾接し
て垂直位置に保持されるから、主体カバー部1の端部に
生じる開口が確実に覆われ、風が吹いてもばたつきを生
ずることがなく、建物x,xの目地yを覆って、該目地y
に雨水が吹き込まない。
前記外壁用カバー6は、エキスパンションジョイント
といわれる隣接する建物の相対移動に追従し得るもので
あり、第2,5図に示す様に、夫々一方の建物に回動可能
に固定された二枚のカバー板7a,7bを重ね合わすことに
より構成している。このため、建物が上下左右に相対移
動した場合にも、カバー板7a,7bの相対移動により、そ
の移動に追従し得る様になっている。
かかる構成にあって、第4,5図に示すように建物が目
地カバーに沿って矢線方向に相対移動した場合に、前記
間隙を越えて建物x,xが相対移動した場合に前記外壁用
カバー6は大きく傾動し、一方のカバー7aの下縁が小口
カバー2aの蓋体4の内面に当接する。ところが蓋4は小
口カバー2aの上縁部3に配設した蝶番5により回動自在
に連結されて、引ばね10,10により内方に付勢されてい
るから、前記当接に伴って付勢力に抗して外方に傾動
し、このため小口カバー2a及びカバー7aには湾曲または
破損を生じない。
また、前記外壁用カバー6は、建物の上下及び左右方
向に追従し得るものであるから、結局、建物x,xの三次
元方向の相対移動に対して、無理なく追従することがで
きる。このため地震,暴風雨等に対して支障なく、目地
yを被覆することができる。
尚、外壁用カバーの構造は、種々提案され、一端が建
物に固結された二枚のカバー板からなるもの、一端が回
動可能に建物に固定された二枚のカバー板からなるもの
のほか、一端がいずれかの建物に固定され、他端が自由
端となっている一枚のカバー板から成るもの等種々提案
され得る。
さらに、前記カバー主体部の両端部に設けた小口カバ
ー部の少なくとも一方に前記主体カバー部の端縁に連成
された上縁部と、該上縁部の下縁に回動可能に吊持され
た蓋体を、前記実施例にあっては蓋体4を蝶番5により
前記小口カバー2aの上縁部3に回動自在に吊持した構成
のものを示したが、ほぼ円形の凹部と凸部の嵌合による
もの等、上縁部3と蓋体4を回動可能に支持する構成の
ものであれば良く、種々の構成が提案され得る。
また上述の構成にあっては、一方の小口カバー部2aに
のみ蓋体4を支持した構成を示したが、両方の小口カバ
ー部2a,2bに蓋体4を配設し、かつ引ばね10,10により内
方付勢するようにしても良い。
[考案の効果] 本考案は、上述の説明によって明らかにしたように、
主体カバー部の両端部に設けた小口カバー部の少なくと
も一方を、主体カバー部の端縁に連成した上縁部と、該
上縁部の下縁に回動可能に吊持された蓋体とで構成し、
該蓋体を引ばねによりほぼ垂直位置に内方付勢するよう
にしたものであるから、地震や暴風雨により建物相互
が、目地に沿って相対移動して外壁用カバーまたは建物
が小口カバー部の内面に当接しても、前記蓋体が外方向
に傾動するため、小口カバー部に無理な力が加わること
はなく、該小口カバー部及び外壁用カバー当接の破損を
防止でき、小口カバー部に蓋体を設けた単純構成からな
るものであるから製造容易であり、さらには引ばね10,1
0の付勢作用により、定常状態では主体カバー部1に固
定した支持縁に弾接して、ほぼ垂直位置に支持され、こ
のため風が吹いてもばたつきを生じることがなく主体カ
バー部1の端部に生じる開口を確実に覆い、目地カバー
の機能を損なうことがない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は取付け状
態を示す斜視図、第2図は要部の斜視図、第3図は小口
カバー部2aの横断平面図、第4図は蓋体4の傾動状態を
示す要部の縦断側面図、第5図は要部の一部切欠平面図
である 1…主体 1a…頂端 2a,2b…小口カバー部 3…上縁部 4…蓋体 5…蝶番 6…外壁用カバー 7a,7b…カバー板 8…支持縁 10…引ばね c…目地カバー x,x…建物 y…目地

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】目地を介して隣接する建物の屋上に跨がっ
    て、該目地を上方から覆う主体カバー部と、該主体カバ
    ー部の両端部に配設された小口カバー部とを備えてなる
    目地カバーにおいて、前記小口カバー部の少なくとも一
    方を、前記主体カバー部の端縁に連成した上縁部と、該
    上縁部の下縁に回動可能に吊持した蓋体とで構成すると
    共に、前記蓋体をほぼ垂直位置に係止する支持縁を前記
    主体カバー部の端縁部に設け、引ばねの一端を前記蓋体
    に、他端を前記主体カバー部に夫々固定し、該引ばねの
    付勢力により前記蓋体を支持縁に弾接して垂直位置に保
    持するようにしたことを特徴とする屋根用目地カバー。
JP1990121398U 1990-11-19 1990-11-19 屋根用目地カバー Expired - Lifetime JP2544018Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990121398U JP2544018Y2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 屋根用目地カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990121398U JP2544018Y2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 屋根用目地カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113603U JPH04113603U (ja) 1992-10-05
JP2544018Y2 true JP2544018Y2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=31931074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990121398U Expired - Lifetime JP2544018Y2 (ja) 1990-11-19 1990-11-19 屋根用目地カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2544018Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074237A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 San Rail:Kk エキスパンション手摺り

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063614U (ja) * 1983-10-05 1985-05-04 ドーエイ外装有限会社 家屋の棟カバ−装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074237A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 San Rail:Kk エキスパンション手摺り

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04113603U (ja) 1992-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2544018Y2 (ja) 屋根用目地カバー
JP2544017Y2 (ja) 屋根用目地カバー
JPS584047A (ja) エキスパンシヨンジヨイント
JPH0133615B2 (ja)
JPH0423125Y2 (ja)
JP3329442B2 (ja) 免震ビル等の溝蓋装置
JP2582512Y2 (ja) 伸縮継手交差部のカバー構造
JPH069144Y2 (ja) 目地カバー装置
JP2001336222A (ja) 床用目地装置
JPH0320405Y2 (ja)
JP3630530B2 (ja) 伸縮通路を備えた建築物
JP3320967B2 (ja) 可動蓋体
JPH0126803Y2 (ja)
JPH0750484Y2 (ja) 伸縮継手装置
JPH0547202Y2 (ja)
JP2020084694A (ja) 壁面用目地装置
JP2847094B2 (ja) 伸縮天井構造
JP2837390B2 (ja) 伸縮継手装置
JP3616919B2 (ja) 辷り出し窓
JP2001254449A (ja) 免震ビル等の目地装置
JP2569688Y2 (ja) 出隅および入隅用伸縮継手装置
JPH0519457Y2 (ja)
JP3087086B2 (ja) 目地カバー装置
JPH052724Y2 (ja)
JPH0342161Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term