JP2543965Y2 - 熱交換器の分岐部構造 - Google Patents

熱交換器の分岐部構造

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JP2543965Y2
JP2543965Y2 JP1990059349U JP5934990U JP2543965Y2 JP 2543965 Y2 JP2543965 Y2 JP 2543965Y2 JP 1990059349 U JP1990059349 U JP 1990059349U JP 5934990 U JP5934990 U JP 5934990U JP 2543965 Y2 JP2543965 Y2 JP 2543965Y2
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branch
heat exchanger
core
branch pipe
pipe
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JP1990059349U
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Inventor
正隆 福澤
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東洋ラジエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として空調用エバポレータ等の熱交換器に
用いられる分岐部構造であって、主パイプから複数の分
岐パイプが突設され、夫々の分岐パイプ先端がコアチュ
ーブの開口端にろう付けにより接合されるものに関す
る。
〔従来技術〕
従来、エバポレータ用熱交換器に設けられる分岐部構
造は第6図及び第7図の如く形成されていた。即ち、熱
交換器コア5に主パイプ1及び分岐部2を介して複数の
分岐パイプを接続するには、次のようにしていた。
先ず、第7図に示す如く主パイプ1の先端に分岐部2
を設け、その先端に同一の分岐パイプ3,4,8を突設す
る。夫々の分岐パイプの全長は同一であると共に、その
内外径が同一のものが用いられていた。そして、このよ
うな分岐パイプ3,4,8を熱交換器コア5のコアチューブ
6,7,9に夫々ろう付けにより接合していた。
〔解決しようとする課題〕
従来の分岐構造は、第6図に示す如く、その主パイプ
1及び分岐部2の配置位置が周辺の機器より制約を受
け、一定の狭い範囲に置かれる。すると、夫々の分岐パ
イプ3,4,8の長さが一定であるため、分岐部2に対して
最も遠いコアチューブ6の開口端に接続される分岐パイ
プ3はその曲がり部が少ない形状になり、最も短い距離
にあるコアチューブ9に接続される分岐パイプ8は異常
に変形して配置せざるを得ない。それにより、分岐パイ
プの曲げ形状の一部が複雑となり、体裁を悪くする欠点
があった。従来、第7図に示す如く分岐パイプ3,4,8の
長さを夫々同一とする理由は、夫々の分岐パイプ内部に
均一に冷媒を流通させる必要があるからである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案は体裁が良く、且つ無駄の無い熱交換
器の分岐部構造を提供することを目的とし、その目的達
成のために次の構造をとる。
本考案の分岐部構造は一本の主パイプ1の先端に分岐
部2を介して複数本の分岐パイプ3,4の一端が夫々接続
される。そして、その分岐パイプ3,4の他端が夫々熱交
換器コア5の同一長さ及び同一直径の各コアチューブ6,
7の開口端に接続される。そして、夫々のコアチューブ
6,7の開口端と前記分岐部の直線距離が互いに異なもの
に関する。ここにおいて、本考案の特徴とするところ
は、前記直線距離が短い位置に配置される分岐パイプ4
の長さを、直線距離が長い位置に配置される分岐パイプ
3より短くする。それと共に、長い方の分岐パイプ3の
断面内直径を短い前記分岐パイプ4のそれより大きくし
且つ、夫々の各分岐パイプ3,4の夫々の断面外直径が同
一に形成され、夫々の各分岐パイプ3,4の先端部外周が
前記コアチューブ6,7の開口端内面に挿入されて、その
挿入部が接続されたものである。
〔作用〕
本考案の分岐部構造によれば、より長い分岐パイプの
内直径が短い分岐パイプのそれよりも大きく形成され且
つ、各分岐パイプ3,4の夫々の断面外直径が同一に形成
されているから、夫々の分岐パイプの流通抵抗を等しく
し、各分岐パイプの冷媒の流路を等しくすることができ
る。
しかも、長い分岐パイプの先端がより長いコアチュー
ブの一端開口内面に接続されるから、夫々の分岐パイプ
を整然と配置し、体裁が良く冷媒の流れ状態の良い分岐
部構造となる。そして各分岐パイプ3,4の断面外直径が
同一であるから、同一直径のコアチューブに夫々同一条
件で容易にろう付けができ、量産性の高い熱交換器を提
供できる。
〔実施例〕 次に、図面に基づいて本考案の実施例につき説明す
る。
第1図は本分岐構造の第1実施例の要部を示し、第2
図はその分岐構造を有する熱交換器の略図、第3図は同
分岐構造の分岐部2の縦断面図であり、第4図はその斜
視図である。又、第5図は本考案の第2実施例の分岐構
造の要部を示す。
この実施例の熱交換器は多数のプレートフィン1,1が
小隙を有して並列されると共に、夫々のフィン1のチュ
ーブ挿通孔が整合され、各チューブ挿通孔にコアチュー
ブ6,7,9が挿通される。このコアチューブ6,7,9は一般に
U字状に形成された断面円形のチューブを用いることが
多い。夫々のコアチューブ6,7,9の形状及び長さは同一
とされる。このようにしてなる熱交換器コア5の両側に
は夫々サイドメンバ10が配置される。又、各コアチュー
ブ6,7,9の開口端は拡開される。なお、この図面では省
略のため、コアチューブ6,7,9の数が比較的少ないが、
一般にはさらに多数のコアチューブが配置される。そし
て、コアチューブ6,7,9の一方の開口端に分岐パイプ3,
4,8の先端がろう付けにより接続される。これらの分岐
パイプは第1図に示す如く夫々長さの異なったものが用
いられる。そして、最も短い分岐パイプ8の断面内直径
が最小で、最長の分岐パイプ3の断面内直径が最大であ
る。そして、各分岐パイプの断面直径と長さの相関関係
は、夫々の内部を流通する冷媒の流体抵抗が同一となる
ように形成されている。このようにしてなる分岐パイプ
の夫々の先端をコアチューブ6の開口端に接続する。こ
のとき、より長い分岐パイプ3の先端は主パイプ1先端
に対してより遠いコアチューブ6の開口端に挿入され、
該挿入部がろう付け部15により接合される。なお、主パ
イプ1及び分岐部2の先端部は第3図に示す如く形成さ
れている。即ち、主パイプ1の先端内部に3本の分岐部
が主パイプ1先端から放射状に3本穿設されている。3
本の穿設孔は夫々同一直径に形成される。そして、その
穿設孔の先端部を段付け状に拡開した孔とし、その拡開
孔部に分岐パイプ3,4,8の一端部を嵌着し、該嵌着部を
ろう付け固定したものである。
また、各コアチューブの他端はヘッダ13に連結され
る。そして、冷媒が主パイプ1から各分岐パイプ、各コ
アチューブを介してヘッダ13に流通し、フィン外面に送
風が行われ、冷媒より冷却された空気が室内等に導かれ
る。
次に、第5図は本考案の第2実施例であり、この実施
例は分岐パイプ3,4,8の断面の外直径が夫々異なり、最
長の分岐パイプ3のそれが最大で、最短の分岐パイプ8
のそれが最小である。しかしながら、夫々の分岐パイプ
の肉厚は同一に形成されている。その結果、分岐パイプ
3の断面内直径D1が最大となり、分岐パイプ8の断面内
直径D2が最小となる。そして、これらの分岐パイプ内部
の流路抵抗は夫々等しく形成されている。
〔考案の効果〕
本考案の熱交換器の分岐部構造は以上のような構成か
らなり、次の効果を有する。
本考案の構造は分岐部2からの直線距離が夫々異なっ
た複数のコアチューブ6,7,9に接続される分岐パイプに
おいて、前記直線距離が長いものほど分岐パイプの長さ
を長くしたため、曲がり部が少なく整然とした体裁のよ
い分岐部構造を提供すると共に、分岐パイプの長さが長
いほど、その分岐パイプの断面内直径を大きくしたか
ら、主パイプ1から流出する熱交換媒体を各分岐パイプ
にほぼ均等に分配することができる。それにより、熱交
換器コア各部における熱交換性能を均一に維持し得る効
果がある。
しかも、本考案の各分岐パイプ3,4の外直径が同一に
形成されているから、同一直径のコアチューブ6,7に夫
々同一条件で容易にろう付け接合し、量産性が高い熱交
換器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本分岐構造の第1実施例の要部を示し、第2図
はその分岐構造を有する熱交換器の略図、第3図は同分
岐構造の分岐部2の縦断面図であり、第4図はその斜視
図である。又、第5図は本考案の第2実施例の分岐構造
の要部を示す。第6図は従来型分岐構造の要部を示し、
第7図はその分岐パイプの展開状態を示す。 1……主パイプ、2……分岐部 3,4,8……分岐パイプ、5……熱交換器コア 6,7,9……コアチューブ 10……サイドメンバ10、11……フィン 12……Uベンド部、13……ヘッダ 15……ろう付け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一本の主パイプ1の先端に分岐部2を介し
    て複数本の分岐パイプ3,4の一端が夫々接続され、該分
    岐パイプ3,4の他端が夫々、熱交換器コア5の同一長さ
    及び同一直径の各コアチューブ6,7の開口端に接続さ
    れ、夫々の前記コアチューブ6,7の開口端と前記分岐部
    2の直線距離が互いに異なる熱交換器の分岐部構造にお
    いて、前記直線距離の短い位置に配置される前記分岐パ
    イプ4の長さが、直線距離の長い位置に配置される分岐
    パイプ3より短くされ、長い方の前記分岐パイプ3の断
    面内直径が短い前記分岐パイプ4のそれよりも大きくさ
    れると共に、前記各分岐パイプ3,4の夫々の断面外直径
    が同一に形成され、夫々の各分岐パイプ3,4の先端部外
    周が、前記コアチューブ6,7の開口端内面に挿入され
    て、その挿入部が接続された熱交換器の分岐部構造。
JP1990059349U 1990-06-04 1990-06-04 熱交換器の分岐部構造 Expired - Lifetime JP2543965Y2 (ja)

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