JP2543170Y2 - 机の脚体装置 - Google Patents

机の脚体装置

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JP2543170Y2
JP2543170Y2 JP6899391U JP6899391U JP2543170Y2 JP 2543170 Y2 JP2543170 Y2 JP 2543170Y2 JP 6899391 U JP6899391 U JP 6899391U JP 6899391 U JP6899391 U JP 6899391U JP 2543170 Y2 JP2543170 Y2 JP 2543170Y2
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崇爾 西澤
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、事務机等の机の脚体装
置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、机における脚体装置は、実開昭
62−17933号公報に開示されているように、薄金
属板製の中空状の脚体における前面下部に、断面上向き
コ字型の足部材を突出させ、その突出部において、前記
脚体における左右側板内面と足部材の左右板外面との間
に当該左右板外面間寸法が小さくなるような段部を形成
し、足部材に被嵌した合成樹脂製の下向きコ字型のカバ
ー体の外面が、脚体の左右側板外面と略同一面となるよ
うにし、且つ前記カバー体の左右側壁内面に内向きに突
出させた各々前後一対の係止爪を、足部材の左右板に穿
設した前後一対の係止孔に各々嵌合係止するように構成
してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この構成によれば、カ
バー体を足部材に対して真上方向から被嵌してカバー体
における前後対の係止爪が足部材における前後対の係止
孔に嵌合する。このとき、カバー体が足部材に対して前
後移動しない(ガタつかない)ようにするには、前後の
位置の各係止爪の前後寸法より足部材における各係止孔
の前後寸法を大きく形成すると共に、前後対の係止爪の
前後縁の間隔と足部材における前後対の係止孔の前後縁
間隔とが一致している必要がある。
【0004】しかし、これによっても、次のような不都
合がある。即ち、前記足部材の左右板外面と脚体の左右
側板との段部前縁に、カバー体の後縁がきっちりと接当
するとはかぎらない。例えば、カバー体の後側の係止爪
の後縁からカバー体の後縁迄の寸法が、足部材における
左右板の後側係止孔の後縁から段部前縁迄の距離より小
さいと、前記段部の前縁とカバー体の後縁との間に縦長
の隙間ができるし、反対に前記前者が後者より大きい
と、段部前縁を乗り越えてカバー体の後縁が後法に突出
するので、カバー体の左右側壁外面と脚体の左右側板と
が同一平面状につながらない。従っていずれにしても、
脚体のカバー体を被嵌した部分の外観が悪くなるという
問題があった。
【0005】しかるに、カバー体及び足部材の前記各部
分の寸法を過不足なく製作すること、つまり製作誤差を
小さくすることは非常に困難である。本考案は、この問
題を解決して、各部品にある程度の製作誤差があっても
カバー体がガタつかず、且つ外観も良好な脚体装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案は、机における脚体の前端下部に、断面上向きコ
字型の足部材を前向き突出し、該足部材に合成樹脂製の
断面下向きコ字型のカバー体を着脱自在に被嵌してなる
机の脚体装置において、前記脚体の左右側板内面間に嵌
挿した前記足部材の左右板基部外面に対して前記脚体の
左右側板前縁を露出させて段部を形成し、足部材の底板
前端部寄り部位に設けた係合部に、前記カバー体の前端
部内面に突設した先端係止爪を、その弾力に抗して係合
する一方、該カバー体を前記係合部を中心に回動させて
足部材に被嵌するとき、当該カバー体の左右側壁内面に
設けた基部係止爪を足部材における左右板に穿設した係
止孔に嵌合係止し、且つカバー体の後端縁が前記段部に
押圧するように構成したものである。
【0007】
【実施例】次に本考案を具体化した実施例について説明
すると、符号1は、側面視コ字型の脚体2と、袖抽斗3
とにより天板4を支持した机を示す。脚体2は薄金属板
にて中空状に形成され、脚体の前端上部から前向きに支
持アーム5を突設し、脚体前部下部には、断面上向きコ
字型の足部材6を突設し、足部材6にABS樹脂等の合
成樹脂製のカバー体7を着脱自在に被嵌してなるもので
ある。
【0008】この場合、脚体2の左右両側板2a,2b
の前端に連設する前板2cの下部と、前記左右両側板2
a,2bの前端とを切欠いて嵌挿口8を形成し、該嵌挿
口8に足部材6の基部を嵌挿してスポット溶接にて固着
する。薄金属板を屈曲させて形成した足部材6は底板6
cと左右板6a,6bとからなり、前記左右板6a,6
bは足部材6の基部側で高く、先端に行くに従って高さ
の低い側面視略三角形状をなし、左右板6a,6bを上
端を各々内向きに屈曲させて前後長手の上縁片9,9を
形成する。従って、前記嵌挿口8の箇所において、脚体
2の左右両側板2a,2bの前端縁と足部材6の左右板
6a,6b外面との間には、各々側板2a,2bの板厚
分だけの段部が形成されることになる。
【0009】左右板6a,6bの下部寄り部位には、
前、中、後の3箇所に略矩形状の係止孔10,11,1
2を穿設する一方、足部材6の底板6cの前部には、複
数の略矩形の孔状または凹み状の係合部13,13を設
ける。カバー体7は、左右側壁7a,7bとその上部を
連設して覆う上壁7cとからなる断面下向きコ字型で、
前記足部材6を上からすっぽりと覆うことができる構成
である。カバー体7の後端は開放され、その後端縁7d
は、前記脚体2の嵌挿口8の左右側板2a,2bの前縁
14に沿うような切り口となっている。また、カバー体
7の左右側壁7a,7bの外間寸法(H1 )は脚体2の
左右両側板2a,2bの外面間寸法(H2 )と略同じに
形成する。カバー体7の上壁7cの前端部下面には、下
向きに一体的に突出する複数の補強リブ15,15を左
右平行状に設け、この各補強リブ15の下端には左右側
壁7a,7bの下端縁より下方に突出する先端係止爪1
6を設けて、前記足部材6の底板6c前端部寄り部位の
係合部13,13に係合する構成である。
【0010】このとき、各先端係止爪16自体に弾力性
を有するように、補強リブ15との付け根部前後に切り
溝17,17を設けてある。そして、前記先端係止爪1
6の前縁から後端縁7dまでの前後寸法(L1)を、足
部材6における係合部13の前縁から前記嵌挿口8にお
ける左右側板2a,2bの前縁14までの寸法(L2)
より若干短くなるように設定する。実施例では、前後長
さ430mmのカバー体7 において、各先端係止爪16の
前後寸法を略4mm 、厚さ寸法3.5mm 、先端係止爪16の
下向き突出長さを略13mmとし、(L1−L2)の差は略
1mm程度とし、この寸法差により、後述するように、カ
バー体7の装着時に先端係止爪16にはカバー体7を後
向き押圧する弾力を付与するものである。
【0011】カバー体7の左右側壁7a,7b内面に
は、前記係止孔10,11,12に各々係合する前係止
爪18と中係止爪19と基部係止爪20を一体的に内向
きに突設する。この構成により、カバー体7の前端側を
足部材6の前端側から被せ、先端係止爪16,16を底
板6cにおける係合部13,13に差し込み係合する。
その状態で係合部13箇所を中心にしてカバー体7の後
端を下向き回動させつつ、足部材6に被嵌する。このと
き、カバー体7を若干足部材6の先端側に押しつけて前
記先端係止爪16,16を弾性的に湾曲させる。カバー
体7の基部係止爪20が足部材6における係止孔12に
嵌合させるように、被嵌作業を完了すると、前記先端係
止爪16の後向き弾力により、カバー体7の後端縁7d
が前記嵌挿口(における左右側板2a,2bの前縁14
に押圧接当するので、当該カバー体7は足部材6に対し
て前後に移動せず、ガタ付くことがない。また、脚体2
に対して足部材6を固着する作業の誤差や前記嵌挿口8
の切欠き精度の誤差があっても、その誤差を吸収して、
カバー体7を足部材6に対して緩むことなく装着できる
のである。
【0012】さらに、足部材6に対するカバー体7の固
定は、前記先端係止爪16の箇所と左右側壁内面の前係
止爪18、中係止爪19、基部係止爪20だけであるか
ら、ねじ止め等の複雑な作業を不要とし、且つ構造も簡
単となる。そして、カバー体7が破損しても、その交換
作業も至極簡単に実行できる。なお、符号21,22は
足部材6及び脚体2の下面に高さ調節可能に取付くアジ
ャスタ、符号23は脚体2の内側側板2bより上下方向
に凹み形成した上下長手のコード挿通路、符号24はコ
ード挿通路23を着脱自在に覆う通路カバー、符号25
は前記コード挿通路23の上端箇所において机1の天板
4より下方で外側にコードを引き出す通路を備えた枠
体、符号26は枠体25の外側開口寸部を着脱自在に塞
ぐ蓋体である。
【0013】前記実施例において、前記カバー体7にお
ける先端係止爪16は補強リブ15と一体的に形成した
が、別体の先端係止爪16をカバー体7先端部寄り部位
に固着突設する構成であっても良い。
【0014】
【考案の作用・効果】以上に説明したように、本考案
は、机の脚体の左右側板内面間に嵌挿した前記足部材の
左右板基部外面に対して前記脚体の左右側板前縁を露出
させて段部を形成し、足部材の底板前端部寄り部位に設
けた係合部に、前記カバー体の前端部内面に突設した先
端係止爪を、その弾力に抗して係合する一方、該カバー
体を前記係合部を中心に回動させて足部材に被嵌すると
き、当該カバー体の左右側壁内面に設けた基部係止爪を
足部材における左右板に穿設した係止孔に嵌合係止し、
且つカバー体の後端縁が前記段部に押圧するのであるか
ら、装着後のカバー体は足部材に対してガタ付くことが
なく、また、カバー体の取付け作業も至極容易となると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】机の正面図である。
【図2】作りの側面図である。
【図3】脚体装置における各部品の斜視図である。
【図4】脚体と足部材との取付け状態を示す側面図であ
る。
【図5】脚体と足部材との取付け状態を示す平面図であ
る。
【図6】足部材先端の斜視図である。
【図7】カバー体の側面図である。
【図8】カバー体の一部切欠き平面図である。
【図9】図4のIX−IX矢視断面図である。
【図10】図4のX−X矢視断面図である。
【符号の説明】
1 机 2 脚体 2a,2b 左右側板 2c 前板 6 足部材 6a,6b 左右板 6c 底板 7 カバー体 7a,7b 左右側壁 8 嵌挿口 9 上縁片 10,11,12 係止孔 13 係合孔 14 前縁 15 補強リブ 16 先端係止爪 17 切り溝 18 前係止爪 19 中係止爪 20 基部係止爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机における脚体の前端下部に、断面上向
    きコ字型の足部材を前向き突出し、該足部材に合成樹脂
    製の断面下向きコ字型のカバー体を着脱自在に被嵌して
    なる机の脚体装置において、前記脚体の左右側板内面間
    に嵌挿した前記足部材の左右板基部外面に対して前記脚
    体の左右側板前縁を露出させて段部を形成し、足部材の
    底板前端部寄り部位に設けた係合部に、前記カバー体の
    前端部内面に突設した先端係止爪を、その弾力に抗して
    係合する一方、該カバー体を前記係合部を中心に回動さ
    せて足部材に被嵌するとき、当該カバー体の左右側壁内
    面に設けた基部係止爪を足部材における左右板に穿設し
    た係止孔に嵌合係止し、且つカバー体の後端縁が前記段
    部に押圧するように構成したことを特徴とする机の脚体
    装置。
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JP2780149B2 (ja) * 1994-03-10 1998-07-30 株式会社岡村製作所 家具の台脚の保護カバー取付装置

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