JP2542617B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、半導体装置の製造方法に係わり、特に配線
層接続の改良をはかった半導体装置の製造方法に関す
る。
(従来の技術) 近年、Si基板上に形成した絶縁膜に設けた開口部に対
する電極配線の形成方法として、Alを主成分とする材料
のスパッタ法等に代り、水素(H2)と6弗化タングステ
ン(WF6)ガスを用いた化学気相成長法(CVD法)により
W膜を形成する方法が提案されている。この方法では、
基板表面での反応速度が堆積速度を律速する支配的要因
となるため、従来のスパッタ法等に比べて大幅な段差被
覆率の向上が実現される。
しかしながら、W膜と下地酸化膜(SiO2膜)とは密着
性が弱く、W膜とSi基板との間の応力に耐えられずW膜
の剥離が頻繁に起こる。そのため、W膜の表面形状は平
坦性を失い、その後のパターン加工を困難にする。ま
た、剥がれが起こらないようにW膜を薄膜化すると、開
口部の中心部は凹部となるので、上層に絶縁膜を被着し
てその開口部の真上に第2の開口部を形成する場合、局
所的に絶縁膜厚が異なってしまう。このため、均一なエ
ッチングが困難であり、接続部が接触不良となる虞れが
あった。
この問題を解決する方法として最近、W膜とSi基板と
の間に密着性の良好な金属層を設ける方法が提案されて
いる。特に、下層との密着性が良好でそれ自身電気的抵
抗率が100μΩcm以下となり、また上層に堆積したW膜
と下層に位置するSi基板との反応を高温(700℃以上)
でも阻止し得る物質として、Ti,Zr,Hf,Nb,Ta,Mo,W等の
窒化物が有効である。
ところが、これらの金属窒化物層上にW膜をCVD法で
堆積させる際に、従来通りのWF6の水素還元法を用いる
と、W膜の成長速度が極めて遅いか、堆積しないことが
判明した。即ち、WF6の水素還元法を用いたCVD法では、
Al,W,Si上には制御性良く所望の膜厚のW膜を形成し得
るが、同じ導電性物質である金属窒化物上では極めて不
安定なW膜成長が観察された。スパッタ法では金属窒化
物層上にも問題なく金属膜の形成できるが、この場合は
先に述べたように段差被覆性の点で問題がある。このた
め、金属窒化物層上にCVD法で金属膜を再現性良く形成
する技術が要望される。
一方、高融点金属窒化物は、金属間化合物より化合物
形成で生じる自由エネルギー低下が大きく且つ導電性を
有することから、反応障壁として有効であり、これまで
にTin,ZrN,HfN等が応用されている。通常、これらの金
属窒化物とSiとの接触抵抗が高いため、その間にシリサ
イドを予め介在させるか、または金属層を介在させ熱処
理によって金属硅化物を形成している。ところが、高融
点金属の1つであるWを用いてW/TiN/TiSi2/Si構造を実
現すると、900℃を越える熱処理によってSi原子の外方
拡散が顕著となり、Wの硅化物化速度が極めて大きくな
ってしまう。また、Al/TiN/TiSi2/Si構造においてもTiN
の表面層を若干酸化する等の熱処理を行わないと、450
℃程度でAlがTiNを突き抜けてSi基板に侵入していくた
め、Si層で接合破壊等が起り易くなってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来、半導体若しくはその上に形成した絶
縁膜或いは金属膜上に形成した金属窒化物層上に所望厚
みの金属膜をCVD法で形成する方法においては、再現性
良く所望の厚みの金属膜を短時間で形成することは困難
であった。また、反応障壁としての金属窒化物層を用い
ても、金属とSiとの反応を確実に防止することは困難で
あった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、金属窒化物層上にCVD法で金属膜を
再現性良く且つ短時間に堆積することができ、スループ
ットの向上をはかり得る半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
また、本発明の他の目的は、金属とSiとの反応を確実
に防止することができ、信頼性の高い金属/Siコンタク
トを実現し得る半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の骨子は、CVD法で用いるガスを選択すること
により、金属窒化物層上への金属膜の成長を容易にした
ことにある。さらに、金属窒化物層の窒素を過剰として
反応障壁効果を高めることにある。
即ち本発明は、半導体基板上に金属窒化物層を介して
金属膜を形成する工程を含む半導体装置の製造方法にお
いて、金属ハロゲン化合物ガスと硅素−水素化合物ガス
を含有する水素ガスとの混合ガスを用いた化学気相成長
法によって、前記金属膜を前記金属窒化物層上に堆積す
るようにした方法である。
また本発明は、半導体基板上に金属窒化物層を介して
金属膜を形成する工程を含む半導体装置の製造方法にお
いて、前記金属窒化物層をその初期平均組成が該金属窒
化物の金属−窒素間で形成される最も窒素成分の多い金
属窒化物よりも窒素成分が過剰となるように形成する方
法である。
(作用) 本発明によれば、半導体基板上に金属窒化物層を介し
てCVD法により金属膜を形成することにより、半導体基
板上に密着性が良好で段差被覆性及び電気伝導性共に良
好な配線層を形成することが可能となる。さらに、金属
膜形成のためのCVD法において、水素中に硅素−水素化
合物ガスを含有せしめたことにより、金属窒化物上に多
数の核形成場所が生じることになり、これにより所望の
膜厚の金属膜を短時間で再現性良く形成することが可能
となる。
また、金属窒化物層の窒素を過剰とすることにより、
窒化物粒界に窒素を析出させ、該窒化物層における未反
応の金属の残留を防止でき、金属との界面及び窒化物内
部での粒界における金属或いはSiの拡散を抑制し、金属
/Si構造の熱的安定性をより高温まで保持することがで
きる。このため、良好なコンタクト特性及び良好なPN接
合特性を得ることが可能となる。従って、低抵抗配線を
信頼性良く形成することができ、半導体装置の高密度化
及び高集積化をはかることも可能となる。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例方法に係わる半導体装
置の製造工程を示す断面図である。まず、第1図(a)
に示す如く、比抵抗6Ωcmのp型(100)Si基板11上にL
P−CVD法により400℃でSiH4とN2Oとの混合ガスを用い
て、0.8μmのSiO2膜12を形成し、続いて500ÅのTiN膜
(金属窒化物層)13を形成する。TiN膜13は200℃の基板
温度にて、TiのターゲットをN2とAr(50%ずつ)の混合
ガス中で圧力を5m Torrと設定し、スパッタ法により形
成した。
次いで、LP−CVD法により水素(H2),モノシラン(S
iH4)及び6弗化タングステン(WF6)の混合ガスを用
い、H2を0.173Torr,SiH4を0.013Torr,WF6を0.065Torrの
各分圧に保持し、380℃の基板温度で、第1図(b)に
示す如くTiN膜13上にW膜(金属膜)14を0.2μm形成す
る。このとき、堆積時間は2分40秒であった。その後、
第1図(c)に示す如く、通常のリソグラフィと反応性
イオンエッチング(RIE)を用いて、配線パターンを加
工する。
なお、上記CVD法の実施に際しては、第2図に示す如
きコールドウォール型CVD装置を用い、反応炉21内に収
容されるサセプタ22に複数の基板23を配置し、ヒータ24
により基板を加熱すると共に、反応炉21内に所定のガス
を導入してW膜やSiO2膜等の成長を行った。
ここで、W膜を成長する際に用いたSiH4の添加量は0.
013Torrであったが、このときにW膜中に含まれるSiの
量はSIMS分析により1.3〜1.8%程度であった。また、Si
H4の添加量に対してW膜の成長速度をプロットすると、
第3図のようになる。SiH4添加なしの場合0〜48Å/min
であり、0.013TorrのSiH4分圧では750Å/min、0.026Tor
rでは1400Å/minとなり、成長速度の安定性は飛躍的に
向上した。また、下地がWの場合はSiH4の添加なしで
も、200Å/minと安定した成長速度であった。
かくして本実施例方法によれば、W膜の形成の際にCV
D法で用いるガスとして、WF6とH2との混合ガスにSiH4
添加することにより、つまりキャリアガスとしてのH2
SiH4を添加することにより、TiN膜13上に十分速い速度
で再現性良くW膜14を成長することができる。ここで、
TiN膜13は下地SiO2膜12との密着性が良く、さらにTiN膜
13とW膜14との密着性は極めて良好である。従って、Si
O2膜12上に密着性良くW膜14を形成することができ、配
線パターンの形成に極めて有効である。また、従来工程
を大幅に変えることなく、ガスの種類を選択するのみの
で簡易に実現し得る等の利点もある。
第4図は本発明の第2の実施例方法を説明するための
工程断面図である。この実施例は深い開口部を有する下
地の上に開口部の穴埋めも兼ねた平坦化配線を形成する
例である。
まず、第4図(a)に示す如く、比抵抗6Ωcmのp型
(100)Si基板41の表面にヒ素(As)ドープによるn+層4
2を形成し、この上に約1.3μmのSiO2膜43をLP−CVD法
で形成する。続いて、RIEによりSiO2膜43の所望の位置
に直径0.5μmの開口部44を設ける。
次いで、650℃のLP−CVD法により分圧0.1TorrでH
2を,分圧0.05TorrでTiCl4を,分圧0.06TorrでNH3を導
入し、第4図(b)に示す如く全面に約500ÅのTiN膜
(金属窒化物層)45を被着する。続いて、基板温度を40
0℃とし、分圧0.173TorrでH2を,分圧0.013TorrでSiH4
を,分圧0.065TorrでWF6を導入し、TiN膜45上に約300Å
のW膜(金属膜)46を堆積する。
次いで、分圧0.272TorrのH2と分圧0.03TorrのWF6を導
入して、第4図(c)に示す如く約2000ÅのW膜47を堆
積する。このとき、W膜47は下地がW膜46であることか
ら、SiH4の添加なしで再現性良く形成される。次いで、
第4図(d)に示す如く、RIE等によりW膜47,46及びTi
N膜45を選択エッチングして配線パターンを形成する。
このように本実施例方法では、TiN上に最初SiH3を含
むH2とWF6を導入し、SiH4還元でW膜を成長させたの
ち、H2とWF6のみのH2還元でW膜を成長させている。2
段階成長としているのは、SiH4還元では成長速度が大き
いため、アスペクト比2.6の開口部では反応ガスの濃度
が不足して、開口部内の成長速度が平坦部より遅くなる
ため、より段差被覆性の優れたH2還元で補っている。即
ち、SiH4還元でTiN表面上でのW膜の安定な成長をさせ
てから、H2還元でW膜を厚膜化させている。H2還元を用
いた場合、TiN上に直接用いると、その表面状態により
0〜48Å/minと云う成長速度になるが、TiN上にW膜が
形成されていれば150Å/minと云う安定した成長速度が
得られる。従って、アスペクト比の大きな開口部44内に
W膜46,47を段差被覆性良く埋込むことができ、配線層
の形成に極めて有効である。
第5図は本発明の第3の実施例方法を説明するための
工程断面図である。この実施例は、開口部の導体膜埋込
みに選択CVD法を用いた例である。
まず、第5図(a)に示す如く、比抵抗6Ωcmのp型
(100)Si基板51の表面にAsドープによるn+層52を形成
し、その上にスパッタ法でTiN膜を堆積し、700℃のNH3
雰囲気中で加熱して300ÅのTiSi2膜53及び1000ÅのTiN
膜(金属窒化物層)54を形成する。続いて、TiN膜54上
に厚さ1.3μmの絶縁膜55を形成する。この絶縁膜55
は、0.8μmの常圧CVD法で形成したSiO2膜に0.5μmのB
PSG膜を積層させた2層からなっている。続いて、絶縁
膜55に口径0.5μmの開口部56を形成する。
次いで、400℃の基板温度で、分圧0.173TorrのH2と0.
013TorrのSiH4及び0.065TorrのWF6を導入したCVD反応炉
内にて5分間の堆積を行うことにより、第5図(b)に
示す如くW膜(金属膜)57を開口部56内に選択的に形成
する。なお、このとき、平坦部の絶縁膜上にはW膜が成
長しないのと、底からの成長のため段差被覆性は問題と
ならない。
第6図は本発明の第4の実施例方法を説明するための
工程断面図である。この実施例は、金属膜とSi基板との
反応を確実に防止するために、これらの間の金属窒化膜
を窒素過剰としたものである。
まず、第6図(a)に示す如く、比抵抗4〜6Ωcmの
p型(100)Si基板61に約6000Åの素子分離用酸化膜62
を形成する。続いて、素子形成領域の一部にAsを50KeV
で2×1015cm-2イオン注入し、950℃,60分の熱処理を行
い、n+型拡散層63を形成した。次いで、第6図(b)に
示す如く、LP−CVD法で全面に約0.3μmのSiO2膜64を形
成し、約7000〜8000Åの寸法のコンタクトホール64を開
口した。また、コンタクト部に再度Asを30KeVで1×10
15cm-2イオン注入し、1000℃で15秒の熱処理を行い、n+
層63′を形成した。
次いで、高真空のスパッタ装置内にて第6図(b)に
示す基板上に、100ÅのTi膜をアルゴンでスパッタ堆積
し、その後窒素とアルゴンとの混合ガス雰囲気中(圧力
5×10-3Torr)でTiターゲットをスパッタすることによ
り、第6図(c)に示す如く全面に1000ÅのTiNX膜(金
属窒化物層)66を形成する。このとき、xは1よりも大
とした。次いで、10%水素+窒素混合ガス中にて700℃,
30分の熱処理により100ÅのTiを全てTiSi2に変えた後、
第6図(d)に示す如く全面に0.6μmのAl膜(金属
膜)67を堆積する。その後、Al膜67をパターン加工して
10%水素+窒素混合ガス中で450℃30分のシンターを行
う。
この実施例では、第7図に示す如く、TiNX膜66のN/Ti
比が1以下(x≧1)の場合と比べ、0.2μmの接合リ
ーク電流を著しく低減することができる。200×500μm2
の接合面積に対し、N/Ti比が0.9以下の場合、10-8〜10
-7A(電圧5V印加時)であるのに対し、N/Ti比が1.1では
10−11A、1.2以上では10−13AとAl/Si反応を抑制した結
果、接合リーク特性の著しい改善が見られた。
また、同一手法でAlの代りにWを用いた場合、950℃
でのWのシリサイド化速度は、N/Ti比が1ではW厚換算
にして10Å/minであるのに対し、N/Ti比が1.2では0.2〜
0.5Å/minと低下し、反応障壁効果が著しく向上した。
かくして本実施例方法によれば、下地Si基板61と配線
層となるAl膜67との間に介在させるTiN膜66を窒素過剰
とすることにより、Al膜67との界面及びTiN膜66中での
粒界におけるAl若しくはSiの拡散を抑制し、Al/Si構造
の熱的安定性をより高温まで保持することができる。つ
まり、TiN膜66の反応障壁効果を高めることができ、良
好なコンタクト特性及び良好なpn接合特性を得ることが
できる。従って、低抵抗配線を信頼性良く形成すること
ができ、半導体装置の高密度化及び高集積化等にも有効
である。
なお、本発明は上述した各実施例方法に限定されるも
のではない。例えば、第1〜第3の実施例において、金
属窒化物層はTiNに限るものではなく、Zr,Hf,Nb,Ta,Mo,
W等の窒化物であってもよい。さらい、金属膜形成のた
めの金属ハロゲン化合物ガスとしては、WF6の代りにMoF
6を用いることが可能である。また、金属窒化物層と下
地基板との間に配置する金属膜としては、TiSi2の代り
に他の金属の硅化物、Al,W等の金属単体を用いることも
可能である。また、水素−硅素化合物はSiH4以外に、Si
H6,SiH8を用いてもよい。さらに、水素−硅素化合物の
添加量は、仕様に応じて適宜変速可能である。
また、第4の実施例において、金属膜はAlやW等に限
るものではなく、Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Ni,Mo又はCrを主体と
する金属であってもよい。さらに、金属窒化物層の金属
はTiに限らず、Ti,Zr,Hf,Ta又はNbを主体とする金属で
あればよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、CVD法におい
て、金属ハロゲン化合物ガスと硅素−水素化合物ガスを
含有する水素ガスとの混合ガスを用いることにより、金
属窒化物層上に低抵抗金属膜を再現性良く短時間で、且
つ段差被覆性良く形成することができる。従って、配線
層の信頼性向上及び半導体装置のスループット向上をは
かり得る。また、金属窒化物層を窒素過剰に形成するこ
とにより、金属膜と下地基板との反応を確実に防止する
ことができ、信頼性の高い金属/Siコンタクトを実現す
ることができ、その有用性は絶大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例方法に係わる半導体装置
の製造工程を示す断面図、第2図は上記実施例に用いた
CVD装置を示す概略構成図、第3図はSiH4添加によるW
膜堆積速度の変化を示す特性図、第4図は第2の実施例
方法を説明するための工程断面図、第5図は第3の実施
例方法を説明するための工程断面図、第6図は第4の実
施例方法を説明するための工程断面図、第7図はN/Ti比
に対する接合リーク電流の変化を示す特性図である。 11,41,51……Si基板、12,43,55……SiO2膜(絶縁膜)、
13,45,54……TiN膜(金属窒化物層)、14,46,47,57……
W膜(金属膜)、42,52……n+層、44,56……開口部、53
……TiSi2膜。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に金属窒化物層を介して金属
    膜を形成する工程を含む半導体装置の製造方法におい
    て、金属ハロゲン化合物ガスと硅素−水素化合物ガスを
    含有する水素ガスとの混合ガスを用いた化学気相成長法
    によって、前記金属膜を前記金属窒化物層上に堆積する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記金属窒化物層の金属は、Ti,Zr,Hf,Nb,
    Ta,Mo又はWであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記金属ハロゲン化合物ガスは、WF6又はM
    oF6であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記硅素−水素化合物ガスは、SiH4,Si2H6
    又はSi3H8であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記半導体基板は、その表面に拡散層,金
    属膜又は絶縁膜が形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板上に金属窒化物層を介して金属
    膜を形成する工程を含む半導体装置の製造方法におい
    て、前記金属窒化物層をその初期平均組成が該金属窒化
    物の金属−窒素間で形成される最も窒素成分の多い金属
    窒化物よりも窒素成分が過剰となるように形成したこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記金属膜は、前記金属窒化物層の金属と
    比べて窒化に伴う自由エネルギーの低下が小さいことを
    特徴とする特許請求の範囲第6項記載の半導体装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】前記金属膜は、Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Ni,W,M
    o又はCrを主体とする金属であることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記金属窒化物層の金属は、Ti,Zr,Hf,Ta
    又はNbを主体とする金属であることを特徴とする特許請
    求の範囲第6項記載の半導体装置の製造方法。
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