JP2541025B2 - Mrイメ―ジング法 - Google Patents

Mrイメ―ジング法

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JP2541025B2
JP2541025B2 JP3083494A JP8349491A JP2541025B2 JP 2541025 B2 JP2541025 B2 JP 2541025B2 JP 3083494 A JP3083494 A JP 3083494A JP 8349491 A JP8349491 A JP 8349491A JP 2541025 B2 JP2541025 B2 JP 2541025B2
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pulse
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imaging
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JP3083494A
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直人 飯島
一成 山崎
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴を利用し
てイメージングを行なう、MRイメージング法に関し、
とくにプリサチュレーション法によるMRイメージング
法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】MRイメージング法において、画像化に
不要な信号成分を選択的に消去する技術としてプリサチ
ュレーション法が広く用いられている。従来のプリサチ
ュレーション法では、無信号化させたい領域を選択的9
0度パルスを用いて選択励起することによってその領域
の縦磁化を横磁化に変換し、その直後に大振幅の傾斜磁
場パルス(スポイラーパルス)を加えて横磁化の位相を
分散させ消去する手法をとることが一般的である(J.P.
Felmke et al.,Radiology 1987;164,559-564)。
【0003】この従来のプリサチュレーション法による
パルスシーケンスを図1に示す。まずRFパルスとして
90度パルス1(同図A)をプリサチュレーション用ス
ライス選択傾斜磁場パルス3(同図B)とともに印加し
てプリサチュレーションしたい領域のみを選択的に励起
し、その領域の磁化を横磁化に変換する。続いて90度
パルス2を画像化したいスライスを選択するためのスラ
イス選択傾斜磁場4(同図C)とともに印加してその画
像化領域を選択励起し、読み出し傾斜磁場5(同図
D)、位相エンコード傾斜磁場6(同図E)を加えて発
生するNMR信号に位置信号をエンコードするが、この
画像化のためのパルスシーケンスの前に大振幅のスポイ
ラーパルス9(同図B、C、D、E)を加える。このス
ポイラーパルス9によりプリサチュレーション領域の横
磁化の位相が分散され、この領域からの信号7が消去さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプリサチュレーション法では、横磁化の消去
のために余分な大振幅の傾斜磁場パルスを印加する必要
があって問題が多い。すなわち、このスポイラーパルス
は比較的大きな強度で印加する必要があり、時間的にも
効率が低下するとともに、傾斜磁場発生系に余分な負担
がかかることになる。またSSFP(Steady-stateFree Prec
ession)を用いる高速撮像シーケンスにこの方法を適用
しようとすると、スポイラーパルスがSSFP状態の磁化の
位相回転量に影響を与え、画像に悪影響を及ぼす。
【0005】この発明は、上記に鑑み、スポイラーパル
スを使用することなく横磁化を消去することができる、
プリサチュレーション法によるMRイメージング法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング法においては、プ
リサチュレーション領域を選択励起する選択的90度パ
ルスの位相と、画像化領域を選択励起する選択的90度
パルスの位相とを独立に操作することによってプリサチ
ュレーション領域で発生する横磁化の位相変化と画像化
領域で発生する横磁化の位相変化とを独立に変化させる
ことが特徴となっている。これにより、1つのライン
(1つの位相エンコード量)でのプリサチュレーション
・画像化のシーケンスを偶数回繰り返し、たとえばその
奇数回目でプリサチュレーション領域で発生する横磁化
の位相と画像化領域で発生する横磁化の位相とを同位相
に、偶数回目で逆位相の関係とすることによって、これ
らのシーケンスで得られた信号を積算するときにプリサ
チュレーション領域で発生する横磁化の信号を逆位相で
加え、画像化領域で発生する横磁化の信号を同位相で加
えるようにすることができる。その結果、プリサチュレ
ーション領域の横磁化の信号は相互に打ち消し合って、
消去されてしまい、プリサチュレーション領域は有効に
無信号化される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図2はこの発明を適用した
パルスシーケンスを示すものである。この実施例では、
画像化のためのパルスシーケンスとしてグラジェントエ
コー法が用いられている。90度パルス1(図2のA)
をプリサチュレーション用スライス選択傾斜磁場パルス
3(同図B)とともに印加してプリサチュレーションし
たい領域のみを選択的に励起し、その領域の磁化を横磁
化に変換する。続いて90度パルス2を画像化したいス
ライスを選択するためのスライス選択傾斜磁場4(同図
C)とともに印加してその画像化領域を選択励起する。
その際、発生するNMR信号に対して、読み出し傾斜磁
場5(同図D)を加えて1軸方向の位置情報をエンコー
ドするとともに、位相エンコード傾斜磁場6(同図E)
を加えて他の軸方向の位置情報をエンコードする。
【0008】このようなプリサチュレーション・画像化
のパルスシーケンスを偶数回(少なくとも2回)、同一
位相エンコード量について繰り返し、同一のラインのデ
ータを偶数個得る。このとき、たとえば奇数回目と偶数
回目とでプリサチュレーション用励起パルス1の位相を
交互に反転させる。他方、画像化用励起パルス2の位相
はつねに同位相とする。すると、プリサチュレーション
領域の横磁化の位相は交互に反転するが、画像化領域の
横磁化の位相はつねに一定となる。そのため、同一の位
相エンコード量のデータ同士を積算すると、画像化領域
からの信号8は単純に加算されるが、それに対してプリ
サチュレーション領域からの信号7は正負の位相を繰り
返すので互いに打ち消し合って消去されてしまい、その
領域が有効に無信号化されたことになる。
【0009】上記の例では、プリサチュレーション用励
起パルス1の位相を交互に反転し、画像化用励起パルス
2の位相を一定にしたが、逆にプリサチュレーション用
励起パルス1の位相を一定にし、画像化用励起パルス2
の位相を交互に反転して、受信器の検波位相を変化させ
るか、データの積算時に積算メモリ内でソフトウェア的
に符号処理を行なうことによって、プリサチュレーショ
ン領域からの信号が相互に打ち消し合い、かつ画像化領
域からの信号が単純に加算されるようにして、信号加算
することもできる。
【0010】なお、励起パルス1の位相は交互に正負に
反転するものであれば、(X−Y平面内の)どの方向で
もよい。さらに必要とあれば、1方向の位相の反転(た
とえば+X、−X)の代わりに、+X、+Y、−X、−
Yというような位相制御を行ない、4回のデータ採取で
得た1組のデータを積算することもでき、こうするとプ
リサチュレーション領域におけるさらに高精度の無信号
化が可能となる。また、理論的には2位相、4位相の制
御にとどまらず、8位相、16位相の制御を行なうこと
も可能であるが、励起回数が多くなり、しかもハードウ
ェア的な制御も複雑となるため、実用上は4位相制御程
度が望ましい。
【0011】また、上記の実施例では画像化のためのパ
ルスシーケンスとしてグラジェントエコー法を用いてい
るが、他の任意のパルスシーケンスを採用することがで
きる。とくに、SSFP法にプリサチュレーション法を組み
込む場合に上記の方法を採用すると、良好な結果を得る
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のMRイメージング法によれば、スポイラーパル
スを使用することなくプリサチュレーション領域の横磁
化を消去して有効に無信号化することができるため、時
間的な効率が向上するとともに、余分な大振幅の傾斜磁
場を用いないので傾斜磁場発生系の負担が軽減される。
とくに、この方法をSSFPを用いた高速撮像シーケンスに
適用すると良好な結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のパルスシーケンスを示すタイムチャー
ト。
【図2】この発明の一実施例にかかるパルスシーケンス
を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 プリサチュレーション用90度パルス 2 画像化用90度パルス 3 プリサチュレーション用スライス選択傾斜磁
場 4 画像化用スライス選択傾斜磁場 5 読み出し傾斜磁場 6 位相エンコード傾斜磁場 7 プリサチュレーション領域からの信号 8 画像化領域からの信号 9 スポイラーパルス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリサチュレーション領域を選択的90
    度パルスを用いて選択励起する工程と、続いて行なわれ
    る、画像化領域を選択的90度パルスを用いて選択励起
    する工程とを有し、これらの選択的パルスの位相を操作
    することによってプリサチュレーション領域で発生する
    横磁化の位相変化と画像化領域で発生する横磁化の位相
    変化とを独立に変化させ、プリサチュレーション領域で
    発生する横磁化を逆位相で加え、画像化領域で発生する
    横磁化を同位相で加えるようにして、複数回の励起で得
    られた信号を積算することを特徴とするMRイメージン
    グ法。
JP3083494A 1991-03-21 1991-03-21 Mrイメ―ジング法 Expired - Lifetime JP2541025B2 (ja)

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JPH04292138A JPH04292138A (ja) 1992-10-16
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