JP2540884B2 - 液晶表示素子の配向処理方法 - Google Patents

液晶表示素子の配向処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶を媒体として数字、文字等のパターン
を表示する液晶表示素子の配向処理方法に関する。
[従来の技術] 従来、2枚の透明基板の間にネマチック液晶を挟持し
た液晶セルに、常に所定のパターンを表示するため、パ
ターンに相当する箇所のみに平行配列処理を施したツイ
ストネマチック型液晶表示素子がある。
このツイストネマチック配列と平行配列とを合せ持つ
ツイストネマチック型液晶表示素子の配向処理は、次の
ような方法で行われる。
(a)ガラス、プラスチックなどの透明基板の表面に、
真空蒸着、スプレイ、高周波スパッタなどの方法で、酸
化すず、酸化インジウムなどの透明で電気抵抗が小さい
金属酸化物の薄い導電層を形成する。
(b)つぎに、ネマチック液晶をディスプレイ素子とし
て使用するため、前述の導電層にフォトエッチングによ
り表示電極パターンを形成する。
(c)ネマチック液晶の液晶分子を基板に平行に配向さ
せるため基板表面に溝状の構造を形成する。このため、
まず透明基板の表面に、ポリビニルアルコールやポリイ
ミドの溶液を印刷、または塗布して、薄い配向膜を形成
する。つぎに、配向膜の表面を脱脂綿やガーゼ、ティッ
シュペーパー、またはダイヤモンドペースト、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨンなどを材質とするバフ布な
どの研磨具で一方向に擦り(ラビング)、一定方向の溝
を形成(配向処理)する。
(d)ラビングされたどちらか一方の配向膜の表面に、
常に表示したい所定のパターンを切り抜いた薄い金属板
(マスク)を重ね、あらかじめラビングした方向に対
し、所定の角度偏った方向(例えば直交方向)にラビン
グ(以下マスクラビングと称する)する。
このマスクラビングは、その方向を正確に設定するた
め、前述の研磨具を巻いたローラーなどの研磨手段によ
り行われる。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに、従来の配向処理方法では、ラビング工程の
際に発生する塵やほこりなどがマスクと配向膜の表面と
の間に介在した場合、静電気によりゴミ等が配向膜の表
面に付着した場合、マスク自体に有する突起、バリおよ
びキズ等がある場合などには、マスクラビングする際
に、ゴミやキズ等が押圧されて配向膜の表面にキズ状の
配向欠陥が発生する。そしてこの欠陥部分が、ネガ表示
部分では白点に、ポジ表示部分では黒点となって表れ、
液晶表示素子の有効視野の範囲において外観不良となる
問題点を有していた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、マスクラビングする際の配向欠陥の発生を防止し
た液晶表示素子の配向処理方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、ネマチック液晶
を挟持する2枚の透明基板に、ラビングによりツイスト
ネマチック配列処理を施し、前記2枚の透明基板のうち
どちらか一方の基板に、表示したい所定のパターンを切
り抜いた薄板状のマスクを載せ、該マスクの上から、前
記一方の基板にあらかじめラビングされたラビング方向
と所定の角度偏った方向にラビングすることでツイスト
配列と平行配列を合せ持つ液晶表示素子の配向処理方法
において、前記マスクの前記一方の基板に合わされる面
に、前記液晶表示素子の有効視野を含む範囲内で凹部を
形成したことを技術的手段とする。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明は、マスクラビングに使用す
るマスクの一方の面に、液晶表示素子の有効視野を含む
範囲内で凹部を形成し、その凹部を形成した一方の面を
マスクラビングする基板の表面に合わせる。
そして、そのマスクの上からラビングすることによ
り、ラビング工程の際に発生する塵やほこり、マスク自
体に有する突起、バリおよびキズなどが、配向膜の表面
とマスクの凹部との間に介在していても、マスクラビン
グする際にゴミやキズ等が押圧されず、配向膜の表面に
配向欠陥が生じることがない。その結果、液晶表示素子
の有効視野の範囲において、液晶表示面における外観不
良の発生を防止することができる。
[実施例] 次に、本発明の液晶表示素子の配向処理方法を図面に
示す一実施例に基づき説明する。
第1図は本発明のマスクの斜視図、第4図は液晶セル
の構成概略図を示す。
本実施例の液晶セル1は、第4図に示すように、ガラ
ス、プラスチックなどにより構成される2枚の透明基板
2の表面にそれぞれ薄い透明電極層3を形成し、その間
に正の誘電異方性を有する本発明の液晶表示素子である
ネマチック液晶4を挟持して形成される。
透明電極層3は、透明基板2の表面に、酸化すず、酸
化インジウムなどの透明で電気抵抗の小さい金属酸化物
を、真空蒸着、スプレイ、高周波スパッタなどの方法で
形成する。また、透明電極層3には、フォトエッチング
により所定の表示電極パターンが形成され、この透明電
極層3の上に、ポリビニルアルコールやポリイミドの溶
液を印刷、または塗布して、薄い配向膜5が形成され
る。
つぎに、2枚の透明基板2の表面に形成された配向膜
5にツイストネマチック配列処理を施すため、一方の配
向膜5aの表面を脱脂綿やガーゼ、ティッシュペーパー、
またはダイヤモンドペースト、ナイロン、ポリエステ
ル、レーヨンなどを材質とするバフ布などの研磨具で擦
り(以下ラビングと呼ぶ)、一定方向の溝を形成(配向
処理)する。他方の配向膜5bの表面には、一方の配向膜
5aの表面にラビングした方向と90度の角度をなすように
ラビングする。この結果、ネマチック液晶4の液晶分子
の長軸がラビングした方向に平行に配向され、ツイスト
ネマチック配列される。
上述したツイストネマチック配列処理が施された液晶
セル1に、一部、平行配列を施すため、ラビングされた
一方の配向膜5aの表面に、薄い金属板(以下マスク6と
呼ぶ)を重ね、あらかじめラビングした一方向に対し、
所定の角度偏った方向(例えば90度方向)にラビング
(以下マスクラビングと称する)する。
マスクラビングに使用するマスク6は、0.05mmから0.
1mmまでの厚さのステンレス鋼板が使用され、常に表示
したい所定のパターン(数字、文字、記号等)7が切り
抜かれている。
また、マスク6の一方の面6aには、第1図に示すよう
に、液晶セル1の有効視野を含む範囲内で、ある深さD2
(D2=0.02mm〜1/2D1,D1=マスク6の厚み)だけエッチ
ング処理されており、凹部8が形成されている。
次に、上述したマスク6を使用したネマチック液晶4
の配向処理方法について説明する。
まず、ツイストネマチック配列処理を施した2枚の配
向膜5のうち、一方の配向膜5aの表面に、第3図に示す
ように、凹部8が形成されたマスク6の一方の面6aを重
ね合わせる。このとき、配向膜5の表面、およびマスク
6の表面に付着した塵やほこりなどをエアー吹付等の手
段により除去する。なお、マスク6の一方の面6aに形成
された凹部8は、液晶セル1の有効視野を含む範囲内で
あり、凹部8の範囲に相当する配向膜5の表面上には直
接マスク6が接触することはない。
マスク6の他方の面6bを、第2図に示すように、配向
膜5にあらかじめラビングされた一方向に対し90度の角
度をなして、脱脂綿やダイヤモンドペーストなどの研磨
具を巻き付けたローラー9を作動させてラビングする。
その結果、マスク6に切り抜かれた所定のパターン7部
分だけ、配向膜5にあらかじめラビングされた一方向に
対して90度の角度をなしてラビングされる。
上述のように、マスクラビングする際に、配向膜5の
表面とマスク6との間に、エアー吹付等の手段では除去
できないゴミ(数um〜数10um程度)、またはマスク6自
体に有する突起、バリおよびキズなどが介在していて
も、液晶セル1の有効視野の範囲内において、マスク6
の配向膜5側の表面に凹部8を形成したことにより、ゴ
ミやキズ等が押圧されず、配向膜5の表面に配向欠陥が
生じることがない。その結果、液晶セル1の有効視野の
範囲において、液晶表示面における外観不良の発生を防
止することができる。
なお、上記実施例では、マスクの表面に形成する凹部
を、エッチング処理で行った場合を例示したが、エレク
トロフォーミング法によって製作することもできる。
また、液晶表示素子の有効視野を含む範囲内として、
マスクの一方の面に凹部を形成したが、透明電極層に形
成した表示電極パターンを含む範囲内で形成しても良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマスクの斜視図、第2図はマスクを使
用してラビングする際の状態図、第3図は第2図のA−
A線に沿う側面断面図、第4図は液晶セルの構成概略図
である。 図中 1……液晶セル、2……透明基板、4……ネマチ
ック液晶(液晶表示素子)、5……配向膜、5a……一方
の配向膜(一方の基板)、6……マスク、8……凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネマチック液晶を挟持する2枚の透明基板
    に、ラビングによりツイストネマチック配列処理を施
    し、前記2枚の透明基板のうちどちらか一方の基板に、
    表示したい所定のパターンを切り抜いた薄板状のマスク
    を載せ、該マスクの上から、前記一方の基板にあらかじ
    めラビングされたラビング方向と所定の角度偏った方向
    にラビングすることでツイスト配列と平行配列を合せ持
    つ液晶表示素子の配向処理方法において、 前記マスクの前記一方の基板に合わされる面に、前記液
    晶表示素子の有効視野を含む範囲内で凹部を形成したこ
    とを特徴とする液晶表示素子の配向処理方法。
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