JP2540476Y2 - キャップ付きのチューブ容器 - Google Patents
キャップ付きのチューブ容器Info
- Publication number
- JP2540476Y2 JP2540476Y2 JP1989099986U JP9998689U JP2540476Y2 JP 2540476 Y2 JP2540476 Y2 JP 2540476Y2 JP 1989099986 U JP1989099986 U JP 1989099986U JP 9998689 U JP9998689 U JP 9998689U JP 2540476 Y2 JP2540476 Y2 JP 2540476Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- tube container
- cap
- upper plate
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案はキャップ付きのチューブ容器に係る。
「従来の技術」 キャップ本体と蓋板とをいわゆる三点ヒンジ機構を介
して合成樹脂材により一体に成形することが広く行われ
ており、又その成形を容易とするため、キャップ本体周
壁の後部上方に上面開口の縦穴を穿設しておき、蓋板後
部から三点ヒンジ機構を介して垂設した差込み板を上記
縦穴内へ嵌着させることで蓋板付きのキャップを形成す
ることも知られている。尚そのキャップは、キャップ本
体頂壁に注出口を穿設しておき、蓋板裏面から垂下する
栓棒をその注出口に嵌合させ、上記三点ヒンジ機構を中
心に蓋板を回動させることで上記栓棒が外れて注出口が
開口するよう設けたものである。
して合成樹脂材により一体に成形することが広く行われ
ており、又その成形を容易とするため、キャップ本体周
壁の後部上方に上面開口の縦穴を穿設しておき、蓋板後
部から三点ヒンジ機構を介して垂設した差込み板を上記
縦穴内へ嵌着させることで蓋板付きのキャップを形成す
ることも知られている。尚そのキャップは、キャップ本
体頂壁に注出口を穿設しておき、蓋板裏面から垂下する
栓棒をその注出口に嵌合させ、上記三点ヒンジ機構を中
心に蓋板を回動させることで上記栓棒が外れて注出口が
開口するよう設けたものである。
「考案が解決しようとする課題」 三点ヒンジ機構を介してキャップ本体或いは容器本体
に付設された蓋板は、キャップ本体等に対する開閉蓋の
際、弾性反転するから、通常の肉薄ヒンジで連結した場
合のように、キャップ本体に対して蓋体がガタ付きせ
ず、又開蓋時にあっても蓋体はキャップ本体等に対して
一定角度を保ち、容器を傾けた場合も蓋体がキャップ本
体に対して揺動しないから、その蓋体が収納物注出の際
に邪魔とならない利点がある。よってチューブ容器にそ
のような三点ヒンジ機構付き蓋体を付設できれば便利で
ある。
に付設された蓋板は、キャップ本体等に対する開閉蓋の
際、弾性反転するから、通常の肉薄ヒンジで連結した場
合のように、キャップ本体に対して蓋体がガタ付きせ
ず、又開蓋時にあっても蓋体はキャップ本体等に対して
一定角度を保ち、容器を傾けた場合も蓋体がキャップ本
体に対して揺動しないから、その蓋体が収納物注出の際
に邪魔とならない利点がある。よってチューブ容器にそ
のような三点ヒンジ機構付き蓋体を付設できれば便利で
ある。
しかしチューブ容器は、その胴部圧搾によって収納物
を注出するものであるから、通常行われているようにチ
ューブ容器に三点ヒンジ機構を介して蓋板を付設する
と、その付設部分としての胴部上部の剛性が大となっ
て、該部における上記圧搾が不能となり、よって注出不
能の収納物が増えることとなる欠点があった。
を注出するものであるから、通常行われているようにチ
ューブ容器に三点ヒンジ機構を介して蓋板を付設する
と、その付設部分としての胴部上部の剛性が大となっ
て、該部における上記圧搾が不能となり、よって注出不
能の収納物が増えることとなる欠点があった。
本案は上記欠点を除去して胴部上端部を剛性化させる
ことなく、三点ヒンジ機構を介して蓋板を付設すること
が可能としたものである。
ことなく、三点ヒンジ機構を介して蓋板を付設すること
が可能としたものである。
「課題を解決するための手段」 胴部２の上端面を上板３で閉塞すると共に、該上板前
部に注出口４を穿設し、かつ上板五面に開口させて上板
後部に横穴５を穿設したチューブ容器本体１と、該チュ
ーブ容器本体の上板３外周に、頂壁11周縁から垂下する
周壁12を嵌合させると共に、頂壁裏面から垂設した栓棒
19を上記注出口４に嵌合させ、更に周壁12の後部下端か
ら、三点ヒンジ機構14を介して取付板13を前方へ突出
し、該取付板を上記横穴５内へ嵌着させたキャップ10と
からなる。
部に注出口４を穿設し、かつ上板五面に開口させて上板
後部に横穴５を穿設したチューブ容器本体１と、該チュ
ーブ容器本体の上板３外周に、頂壁11周縁から垂下する
周壁12を嵌合させると共に、頂壁裏面から垂設した栓棒
19を上記注出口４に嵌合させ、更に周壁12の後部下端か
ら、三点ヒンジ機構14を介して取付板13を前方へ突出
し、該取付板を上記横穴５内へ嵌着させたキャップ10と
からなる。
「作用」 キャップ10の周壁12および頂壁11との間に三点ヒンジ
機構14を有する取付板13は、チューブ容器本体１の上板
３後面から前方へ差込み、嵌着させてあるから、その上
板外周から垂下する胴部２の上部を剛性化して同部圧搾
による収納物注出を困難にすることは全くない。
機構14を有する取付板13は、チューブ容器本体１の上板
３後面から前方へ差込み、嵌着させてあるから、その上
板外周から垂下する胴部２の上部を剛性化して同部圧搾
による収納物注出を困難にすることは全くない。
「実施例」 １はチューブ容器本体で、可撓性に富む胴部２上端面
を上板３が閉塞する。該上板前部には注出口４が穿設し
てあり、注出口を穿設した上板部分はノズル上に上方へ
突出するとよい。又上板後部には上板後面に開口させて
横穴５を穿設している。該横穴は図示のようにその前端
部を上方へ開口６してもよい。上板の上面外周には外面
および上面開放の凹部７を周設している。尚図示例のよ
うに上板３が外周からは短周壁3aを垂設して該短周壁外
面に胴部上端を嵌め、接着するとよい。
を上板３が閉塞する。該上板前部には注出口４が穿設し
てあり、注出口を穿設した上板部分はノズル上に上方へ
突出するとよい。又上板後部には上板後面に開口させて
横穴５を穿設している。該横穴は図示のようにその前端
部を上方へ開口６してもよい。上板の上面外周には外面
および上面開放の凹部７を周設している。尚図示例のよ
うに上板３が外周からは短周壁3aを垂設して該短周壁外
面に胴部上端を嵌め、接着するとよい。
キャップ10は、頂壁11周縁から周壁12を垂下する蓋板
を有し、その周壁12下端を上記凹部７に嵌合させてい
る。又その周壁後部に既述横穴５内へ嵌着させた取付け
板13を付設する。該取付板と上記蓋板とは公知の三点ヒ
ンジ機構14を介して連結するもので図示例において、15
が下方ヒンジ、16,16が中間ヒンジ、17は上方ヒンジで
ある。蓋板は中間ヒンジ16,16を中心として第１図の二
点鎖線が示すように、下方ヒンジ15を下端に、又上方ヒ
ンジ17を上部前端に有する逆Ｌ字状弾性帯板18の作用に
より弾性反転する。頂壁11の裏面からは注出口４に嵌合
させる栓棒19を垂下しており、該栓棒は上記蓋板の開蓋
および閉蓋により注出口４から抜け、又嵌合する。
を有し、その周壁12下端を上記凹部７に嵌合させてい
る。又その周壁後部に既述横穴５内へ嵌着させた取付け
板13を付設する。該取付板と上記蓋板とは公知の三点ヒ
ンジ機構14を介して連結するもので図示例において、15
が下方ヒンジ、16,16が中間ヒンジ、17は上方ヒンジで
ある。蓋板は中間ヒンジ16,16を中心として第１図の二
点鎖線が示すように、下方ヒンジ15を下端に、又上方ヒ
ンジ17を上部前端に有する逆Ｌ字状弾性帯板18の作用に
より弾性反転する。頂壁11の裏面からは注出口４に嵌合
させる栓棒19を垂下しており、該栓棒は上記蓋板の開蓋
および閉蓋により注出口４から抜け、又嵌合する。
「考案の効果」 本案は既述構成とするもので、蓋板の周壁12下部をチ
ューブ容器本体の上板３外周に嵌合させると共にその周
壁12の後部下端面から三点ヒンジ機構14を介して取付板
13を前方へ突出し、該取付板をチューブ本体の胴部２上
端面を閉塞する上板３後部に上板後面を開口して穿設し
た横穴５内へ嵌着させるようにしたから、その取付板を
下方に垂下して胴部の上部内へ嵌着させた場合のように
その取付板により胴部の剛性が高められて収納物押出し
のための胴部圧搾が困難となることがない。又三点ヒン
ジ機構を介して蓋板をチューブ容器本体上部に付設した
から、通常のキャップ螺合式のチューブ容器のように、
そのキャップ着脱の面倒がなく、更に蓋板は三点ヒンジ
機構を介してチューブ容器本体上部に付設したから、開
蓋時その蓋板が揺れて収納物注出の邪魔となることもな
い。
ューブ容器本体の上板３外周に嵌合させると共にその周
壁12の後部下端面から三点ヒンジ機構14を介して取付板
13を前方へ突出し、該取付板をチューブ本体の胴部２上
端面を閉塞する上板３後部に上板後面を開口して穿設し
た横穴５内へ嵌着させるようにしたから、その取付板を
下方に垂下して胴部の上部内へ嵌着させた場合のように
その取付板により胴部の剛性が高められて収納物押出し
のための胴部圧搾が困難となることがない。又三点ヒン
ジ機構を介して蓋板をチューブ容器本体上部に付設した
から、通常のキャップ螺合式のチューブ容器のように、
そのキャップ着脱の面倒がなく、更に蓋板は三点ヒンジ
機構を介してチューブ容器本体上部に付設したから、開
蓋時その蓋板が揺れて収納物注出の邪魔となることもな
い。
第１図は本案チューブ容器の断面図、第２図は開蓋状態
で示す斜視図、第３図はその背面図である。 ５……横穴、10……キャップ 13……取付板、14……三点ヒンジ機構
で示す斜視図、第３図はその背面図である。 ５……横穴、10……キャップ 13……取付板、14……三点ヒンジ機構
Claims (1)
- 【請求項１】胴部２の上端面を上板３で閉塞すると共
に、該上板前部に注出口４を穿設し、かつ上板後面に開
口させて上板後部に横穴５を穿設したチューブ容器本体
１と、該チューブ容器本体の上板３外周に、頂壁11周縁
から垂下する周壁12を嵌合させると共に、頂壁裏面から
垂設した栓棒19を上記注出口４に嵌合させ、更に周壁12
の後部下端から、三点ヒンジ機構14を介して取付板13を
前方へ突出し、該取付板を上記横穴５内へ嵌着させたキ
ャップ10とからなるキャップ付きのチューブ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989099986U JP2540476Y2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | キャップ付きのチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989099986U JP2540476Y2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | キャップ付きのチューブ容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0338747U JPH0338747U (ja) | 1991-04-15 |
| JP2540476Y2 true JP2540476Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31649012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989099986U Expired - Lifetime JP2540476Y2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | キャップ付きのチューブ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540476Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1995179B1 (en) * | 1999-06-30 | 2011-03-23 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Synthetic resin made tube container |
| JP4270680B2 (ja) * | 1999-10-22 | 2009-06-03 | 大日本印刷株式会社 | チューブ容器 |
| JP4270679B2 (ja) * | 1999-10-22 | 2009-06-03 | 大日本印刷株式会社 | チューブ容器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5422521Y2 (ja) * | 1974-02-18 | 1979-08-06 | ||
| JPS6367451U (ja) * | 1986-10-21 | 1988-05-06 |
-
1989
- 1989-08-28 JP JP1989099986U patent/JP2540476Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0338747U (ja) | 1991-04-15 |
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