JP2540215Y2 - クランクとペダル軸の結合構造 - Google Patents

クランクとペダル軸の結合構造

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JP2540215Y2 JP1992010299U JP1029992U JP2540215Y2 JP 2540215 Y2 JP2540215 Y2 JP 2540215Y2 JP 1992010299 U JP1992010299 U JP 1992010299U JP 1029992 U JP1029992 U JP 1029992U JP 2540215 Y2 JP2540215 Y2 JP 2540215Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自転車のペダル軸とクラ
ンクを結合する結合構造に関するもので、該ペダル軸の
クランクへの取付けが確実且つ容易に行えるようにした
ものである。
【0002】
【従来技術及び課題】最近、スーパーマーケット等で自
転車の販売がされることが多くなったが、該スーパーマ
ーケット等では自転車に関する技術知識の乏しい未習熟
者によって自転車の組立てが行われることから、該組立
て作業の簡便性が一層望まれるようになってきた。
【0003】上記スーパーマーケット等では入荷された
自転車にペダル等を組付けて完成品にするが、該ペダル
をその取付け対象たるクランクに組付ける為の構造とし
て従来は図7に示すような構造を採用していた。クラン
ク(1) の軸孔(11)には雌ネジ(11a) が刻設されていると
共に、これに螺入するペダル軸(2)の先端部には雄ネジ
(21b) が刻設されている。そして、これらのネジの刻設
方向は、ペダル(A) の踏込みによって該ペダル(A) が締
る方向に形成してあることから、左右のペダル(A) (A)
では逆方向にネジ切りしてある。従って、上記スーパー
マーケット等の非専門店で自転車の組立てを行う未習熟
者は、上記左右のペダルのネジ切り方向が逆になってい
ることを知らないことが多く、ペダルの組付け作業を簡
便に行えないことが多い。
【0004】そこで、かかる不都合を解決するものとし
て実願平3-101611号の考案(以下、先行技術という)を
既に提案した。上記先行技術に開示した図8のものでは
クランク(1) に軸孔(11)が貫設されていると共に、ペダ
ル軸(2)の先端に形成された小径軸部(28)の先端部には
環状溝(22)が形成されている。
【0005】上記クランク(1) にペダル軸(2)を組付け
る際には該ペダル軸(2)の先端の小径軸部(28)をクラン
ク(1) の軸孔(11)に挿入し、上記小径軸部(28)の先端部
を前記クランク(1) の車体側に突出させる。そして、該
小径軸部(28)の先端突出部に周設された環状溝(22)に割
りリング等の弾性リング(30)を外嵌すると、ペダル軸
(2)がクランク(1) に抜け止め状態に固定される。
【0006】このものでは、ペダル軸(2)をクランク
(1) の軸孔(11)に挿入すると共に該ペダル軸(2)の挿入
先端部の外周に弾性リング(30)を外嵌するだけでその組
付けが行え、既述従来のように左右のペダル軸(2)(2)
でネジ切りの方向を考慮する必要がないから、該左右の
ペダルが完全に画一化された作業で組立てられる利点が
ある。即ち、ペダルの組立て作業の効率化が図れるので
ある。 [請求項1の考案について] しかしながら、上記図8の先行技術のものでは、ペダル
軸(2)の先端外周に外嵌させた弾性リング(30)は外部に
完全に露出した状態になっていることから、該弾性リン
グ(30)にこれを外嵌する際と逆の外力が作用した場合に
はペダル軸(2)が脱落してしまう恐れがある。
【0007】請求項1の考案はかかる点に鑑みて成され
たもので、『自転車用ギアクランクのクランク部にペダ
ル軸を結合する構造』に於いて、未習熟な者でも容易に
組立て得るようにすると共に、組立て後はペダル軸(2)
の脱落が確実に防止でき且つ分解時には該ペダル軸(2)
の取外しが容易に行えるようにすることを課題とする。
【0008】
【手段】上記課題を解決する為の請求項1の考案の技術
的手段は、『ペダル軸(2)の先端面に螺入したボルト
(7)と、該ボルト(7)の頭部(71)と前記ペダル軸(2)の
境界部に遊嵌状態に装着され且つ外径が該装着部近傍の
ペダル軸や上記ボルト頭部の外径より大きな弾性リング
(30)と、該弾性リング(30)の外径より小さな内径を有し
且つクランク(1) に貫設された軸孔(11)と、該軸孔(11)
の車体側に位置する内周縁部に周設した環状段部(13)
と、該環状段部(13)と反対側に位置する軸孔(11)の内周
縁を面取りして形成し且つペダル組立て時には上記弾性
リング(30)の外周縁が当接するテーパー面(12)と、更
に、ペダル軸(2)の外周に形成した起立壁(23)を設け、
該起立壁(23)と上記した弾性リング(30)でクランク(1)
を挟持するようにした』ことである。
【0009】
【作用】上記技術的手段の作用をペダル軸(2)の取付け
作業に従って説明する。先ず、ペダルを製造する際にペ
ダル軸(2)の先端部にボルト(7)を螺入しておくと共
に、これらペダル軸(2)とボルト(7)の頭部(71)との境
界部に弾性リング(30)を遊嵌状態で装着しておく。尚、
この状態では、弾性リング(30)の外径はその装着部近傍
のペダル軸や上記ボルト頭(71)の外径よりも大きくなっ
ているから、前記弾性リング(30)はペダル軸(2)の外周
から張出した状態になっている。
【0010】さて、上記の状態にあるペダル軸(2)をク
ランク(1) に結合する際には、先ずペダル軸(2)の先端
部をクランク(1) の軸孔(11)に対向させ、この状態でペ
ダル軸(2)をクランク(1) の軸孔(11)側に挿入して行
く。すると、ペダル軸(2)の先端部とボルト(7)の頭部
(71)の境界部に遊嵌装着した弾性リング(30)の外周縁
は、クランク(1) に形成した軸孔(11)の車体外側に位置
する内周縁に形成したテーパー面(12)に当接することと
なる。
【0011】従って、この状態でペダル軸(2)をクラン
ク(1) 側に押し込んで行くと、上記弾性リング(30)は上
記テーパー面(12)との当接によって直径収縮せしめられ
ながらクランク(1) の軸孔(11)内に自然に押し込まれて
行く。次にペダル軸(2)を更に押し込むと、上記弾性リ
ング(30)は前記軸孔(11)内を移動してやがて該軸孔(11)
から脱出しそうになるが、該軸孔(11)に於ける車体側の
内周縁には環状段部(13)が周設されているから、該環状
段部(13)部分に上記弾性リング(30)が到達した際に該弾
性リング(30)はその弾性復帰力で直径拡大してその外周
部が該環状段部(13)部分に収容された状態になる。即
ち、該環状段部(13)に弾性リング(30)の外周部が係合
し、これにより、ペダル軸(2)が初期方向に抜けなくな
るのである。又、この状態では上記弾性リング(30)とペ
ダル軸(2)の外面に形成した起立壁(23)によって上記ク
ランク(1) が挟持された状態になって該ペダル軸(2)が
取付けられた状態になる。
【0012】そして、ペダル軸(2)をクランク(1) 側に
押し込む作業を左右のペダルに対して実行するとこれら
左右のペダルの取付け作業が完了する。即ち、左右のペ
ダルに対して画一化された組立て作業を行なうことによ
り、これらペダルの組付け作業が完了するのである。次
に、上記組付け状態にあるペダルを分解する必要のある
ときは、ペダル軸(2)の先端部に螺入したボルト(7)を
取外せば良い。
【0013】ボルト(7)を取外すと、上記クランク(1)
に貫設した軸孔(11)の車体側の内周縁に形成された環状
段部(13)に係合している前記弾性リング(30)が外れるこ
ととなり、これにより、ペダル軸(2)がその組付け時と
逆の方向に抜き取れることとなる。
【0014】
【効果】請求項1の考案は次の特有の効果を有する。 .左右のペダルが完全に画一化された作業で組立てら
れるから、左右のペダルでネジ切り方向を考慮しながら
組立て作業をする必要のあった既述従来のものに比べ
て、該ペダルの組立てが簡易且つ迅速に行える。 .ペダルを組付けた状態では、弾性リング(30)が環状
段部(13)内に収容・保護された状態になるから、該弾性
リング(30)が脱落する心配が少なくなる。 .ボルト(7)を取外すだけでペダル軸(2)が抜き取れ
るから、ペダルの分解作業が簡便に行える。 [請求項2の考案について] 請求項2の考案は、上記請求項1の考案と同一課題を解
決するものである。
【0015】
【手段】請求項2の考案の技術的手段は、『弾性リング
(30)に於ける車体側の外周縁を面取りして形成したテー
パー面(33)を設け、該テーパー面(33)を請求項1の考案
のテーパー面(12)に代えて利用するようにした』ことで
ある。
【0016】
【作用・効果】上記技術的手段によれば、ペダル軸(2)
の先端部をクランク(1) の軸孔(11)に挿入する際には、
弾性リング(30)の車体側外周縁を面取りして形成したテ
ーパー面(33)がこれに対応する前記軸孔(11)の内周縁に
当接する。即ち、軸孔(11)に侵入する弾性リング(30)が
該軸孔(11)に楔状に侵入して行くのである。爾後更にペ
ダル軸(2)を押込むと上記請求項1の考案と同様にして
ペダル軸(2)がクランク(1) に結合されることとなる。 [請求項3の考案について] 請求項3の考案は、請求項1及び2の考案と産業上の利
用分野及び構成の主要部を共通にするもので、既述先行
技術の考案に於いてペダル軸(2)の取付け状態の安定化
を図ることをその課題とする。
【0017】
【手段】上記課題を解決するための請求項3の考案の技
術的手段は、『請求項1又は2の考案において、クラン
ク(1) に貫設した軸孔(11)の車体側内周縁を面取りする
か又は弾性リング(30)の車体外側の外周縁を面取りする
ことによってガタ付き防止用のテーパー面(T) を形成し
た』ことである。
【0018】
【作用・効果】上記技術的手段によれば、ペダル軸(2)
をクランク(1) の軸孔(11)に挿入し終えて該軸孔(11)か
ら弾性リング(30)が脱出すると、該弾性リング(30)は自
らの弾性力で直径拡大する。すると、上記軸孔(11)の車
体側内周縁又はこれに対応する弾性リング(30)の外周縁
を面取りしてテーパー面(T) が形成されているから、軸
孔(11)から車体側に脱出して直径拡大する上記弾性リン
グ(30)は、前記ガタ付き防止用のテーパー面(T) の部分
でクランク(1) と当接しながら直径拡大する。即ち、上
記テーパー面(T) で当接しながら直径拡大する弾性リン
グ(30)の弾性力によって、ペダル軸(2)がクランク(1)
側に引付けられるのである。従って、ペダル軸(2)の外
周に形成した起立壁(23)がクランク(1) の車体外側面に
強固に当接せしめられることとなり、ペダル軸(2)の取
付け状態が安定化する。
【0019】
【実施例】次に上記した本考案の実施例を説明する。図
1に示すように、この実施例ではボルト(7)とC字状の
弾性リング(30)によってクランク(1) とペダル軸(2)が
結合されるようになっている。クランク(1) の下端部に
は、図2に示すように軸孔(11)が貫設されていると共
に、該軸孔(11)の車体側の内周縁には、環状段部(13)が
周設されており、該環状段部(13)の底壁(14)は図3に示
す如くテーパー面(請求項3の考案の技術的手段に記載
のテーパー面(T) に対応している)となっている。そし
て、軸孔(11)の中心軸を含む断面内に於けるテーパー面
(T) の母線の間の角度すなわちテーパー角度Rは140
度〜150度に設定するのが望ましい。又、上記軸孔(1
1)の車体外側の内周縁(15)は面取りされて該周縁部もテ
ーパー面(12)となっている。そして、該テーパー面(12)
のテーパー角度Sは60度〜90度に設定するのが望ま
しい。
【0020】次に、ペダル軸(2)の先端部には小径軸部
(28)が形成されており、該小径軸部(28)の基端部の起立
壁(23)の部分にはゴム製の弾性リング(35)が外嵌されて
いる。又、小径軸部(28)にはその先端面から刻設された
雌ネジ(24)が形成されており、該雌ネジ(24)にはボルト
(7)が螺入されている。上記ボルト(7)の頭部(71)とそ
のネジ軸(72)の境界部には小径段部(73)が形成されてい
ると共に、該小径段部(73)には弾性リング(30)が遊嵌さ
れており、該弾性リング(30)は自由状態に於ける外径が
上記ボルト(7)の頭部(71)やペダル軸(2)の小径軸部(2
8)の外径より大きく設定されている。又、自由状態にあ
る上記弾性リング(30)の外径は、既述したクランク(1)
の軸孔(11)の一方の内周縁に形成したテーパー面(12)の
最大径部よりも小さく設定されている。
【0021】次に、上記ペダル軸(2)をクランク(1) に
組付ける作業について説明する。図2の状態にあるペダ
ル軸(2)の小径軸部(28)をクランク(1) の軸孔(11)に挿
入すると、小径軸部(28)の先端部に具備させた弾性リン
グ(30)の外周部がこれに対向する軸孔(11)(クランク
(1) に貫設されている)の一方の内周縁(15)を面取りし
て形成したテーパー面(12)に当接する。
【0022】そして、この状態で更にペダル軸(2)をク
ランク(1) 側に押し込むと、上記弾性リング(30)は前記
クランク(1) に於ける軸孔(11)のテーパー面(12)との当
接によって直径収縮せしめられ、該弾性リング(30)は軸
孔(11)の奥に向けて移動する。そして、更にペダル軸
(2)を最終位置まで押込むと、その小径軸部(28)の先端
部に具備させた弾性リング(30)が軸孔(11)の車体側の内
周縁部に周設した環状段部(13)部分に到達する。する
と、このときに弾性リング(30)がその弾性力で直径拡大
し、該弾性リング(30)の外周部が上記環状段部(13)内に
嵌入する。そして、弾性リング(30)が直径拡大する際に
は、該弾性リング(30)の車体外側の外周縁部が上記環状
段部(13)の底壁(14)に当接しながら直径拡大すると共
に、該底壁(14)はテーパー面(T) となっているから、ペ
ダル軸(2)がクランク(1) 側に引き付けられる。そし
て、図4に示すように、上記直径拡大する弾性リング(3
0)でクランク(1) 側に引付けられたペダル軸(2)は、そ
の小径軸部(28)の基端部の起立壁(23)の部分においてク
ランク(1) の表面に当接せしめられた状態になる。又、
上記小径軸部(28)の基端部に外嵌したゴム製の弾性リン
グ(35)もクランク(1) の構成壁に押圧せしめられ、これ
により、ペダル軸(2)がガタ付くことなくクランク(1)
に取付けられる。
【0023】尚、上記環状段部(13)における底壁(14)の
テーパー面(T) のテーパー角度Rを既述したように14
0度〜150度に設定した場合、自らの弾性で直径拡大
する弾性リング(30)が上記テーパー面(T) に圧接せしめ
られると効率的にペダル軸(2)の固定ができる。次に、
図5,図6に示す第2実施例のものは、弾性リング(30)
の2つの外周縁を共に面取りしてテーパー面(33)(34)を
形成したもので、車体側に位置するテーパー面(33)は、
ペダル軸(2)の挿入時に弾性リング(30)の直径収縮を容
易にする機能を果たす。又、他方のテーパー面(34)(請
求項3の考案の技術的手段に記載のテーパー面(T) に対
応している)は、取付け完了時に、ペダル軸(2)を車体
側に引っ張ってガタ付きを防止する機能を果たす。従っ
て、該テーパー面(34)を形成する場合には、上記第1実
施例に於ける環状段部(13)の底壁(14)をテーパー状にす
る必要がない。
【0024】そして、弾性リング(30)のテーパー面(33)
(34)の内、ペダル軸(2)の先端側に位置するテーパー面
(33)のテーパー角度Uは70度前後にするのが望まし
く、これにより、ペダル軸(2)の挿入作業を円滑に進行
させ得る。又、他方のテーパー面(34)のテーパー角度W
は、既述した軸孔(11)の一端に形成した環状段部(13)の
底壁(14)のテーパー角度Rと同様に140度〜150度
に設定するのが望ましい。かかる角度を採用すると、弾
性リング(30)が軸孔(11)から車体側に脱出してそのテー
パー面(34)が上記環状段部(13)の内周縁に圧接したとき
は、ペダル軸(2)が効率良くクランク(1) 側に引付けら
れて該ペダル軸(2)のガタ付きが防止できる。
【0025】尚、上記各実施例では、ペダル軸(2)をク
ランク(1) の軸孔(11)に単純に挿入するようにしたが、
これらペダル軸(2)とクランク(1) の対設部に回り止め
用の共通のピンを植設しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の分解斜視図
【図2】ペダル組付け前の状態にある第1実施例の説明
【図3】第1実施例における環状段部(13)部分の拡大図
【図4】ペダル組付け後の第1実施例の説明図
【図5】第2実施例の説明図
【図6】第2実施例に使用する弾性リング(30)の要部拡
大断面図
【図7】従来例の説明図
【図8】先行技術の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・クランク (2)・・・ペダル軸 (7)・・・ボルト (11)・・・軸孔 (12)・・・テーパー面 (13)・・・環状段部 (23)・・・起立壁 (30)・・・弾性リング (33)・・・テーパー面 (71)・・・頭部 (T) ・・・テーパー面

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車用ギアクランクのクランク部にペ
    ダル軸を結合する構造に於いて、ペダル軸(2)の先端面
    に螺入したボルト(7)と、該ボルト(7)の頭部(71)と前
    記ペダル軸(2)の境界部に遊嵌状態に装着され且つ外径
    が該装着部近傍のペダル軸や上記ボルト頭部の外径より
    大きな弾性リング(30)と、該弾性リング(30)の外径より
    小さな内径を有し且つクランク(1) に貫設された軸孔(1
    1)と、該軸孔(11)の車体側に位置する内周縁部に周設し
    た環状段部(13)と、該環状段部(13)と反対側に位置する
    軸孔(11)の内周縁を面取りして形成し且つペダル組立て
    時には上記弾性リング(30)の外周縁が当接するテーパー
    面(12)と、更に、ペダル軸(2)の外周に形成した起立壁
    (23)を設け、該起立壁(23)と上記した弾性リング(30)で
    クランク(1) を挟持するようにしたクランクとペダル軸
    の結合構造。
  2. 【請求項2】 弾性リング(30)に於ける車体側の外周縁
    を面取りして形成したテーパー面(33)を設け、該テーパ
    ー面(33)を請求項1の考案のテーパー面(12)に代えて利
    用するようにしたクランクとペダル軸の結合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の考案において、クラン
    ク(1) に貫設した軸孔(11)の車体側内周縁を面取りする
    か又は弾性リング(30)の車体外側の外周縁を面取りする
    ことによってガタ付き防止用のテーパー面(T) を形成し
    たクランクとペダル軸の結合構造。
  4. 【請求項4】 ガタ付き防止用のテーパー面(T) のテー
    パー角度を140度〜150度に設定した請求項3のク
    ランクとペダル軸の結合構造。
  5. 【請求項5】 ペダル軸(2)の外周に形成した起立壁(2
    3)の基端部にゴムリング等の弾性リング(35)を外嵌装着
    した請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のクランク
    とペダル軸の結合構造。
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