JP2539552Y2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2539552Y2
JP2539552Y2 JP1992024026U JP2402692U JP2539552Y2 JP 2539552 Y2 JP2539552 Y2 JP 2539552Y2 JP 1992024026 U JP1992024026 U JP 1992024026U JP 2402692 U JP2402692 U JP 2402692U JP 2539552 Y2 JP2539552 Y2 JP 2539552Y2
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章 前田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、端子を接続するコネク
タのコネクタ内部への浸水を防止できる防水コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水コネクタとしては図
6に示すような実開昭63−61776号公報に開示さ
れたものと類似のものがある。この図において、コネク
タ1は、その後端面から前方へ向って穿設された端子1
0を収容する端子挿入孔2を有している。一方、端子1
0は、その後端部に電線11を接続し、さらに端子10
後方の電線11の周囲には、端子挿入孔2よりも少し径
の大きいゴム等の環状弾性体12を圧着している。
【0003】このような構成で、端子10をコネクタ1
の端子挿入孔2に挿入すると、環状弾性体12が径方向
に圧縮され、環状弾性体12が端子挿入孔2の壁面に密
着されて端子挿入孔2内部への浸水を防止できるように
なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、電線1
1に環状弾性体12を圧着する作業は、手間のかかる作
業であり、また、このような環状弾性体12を有する端
子10を端子挿入孔2に挿入するには、環状弾性体12
を端子挿入孔2に圧入しなければならないため、コネク
タ1に端子10を接続する作業が著しく遅くれてしまう
という問題があった。
【0005】本考案は上記の点に着目しなされたもの
で、コネクタ内部への浸水を防止でき、しかもコネクタ
と端子の接続が容易であり、作業性を向上できる防水コ
ネクタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案では、端子収容室の後方に該端子収容室から延設
されて端子金具及び端子金具に連結された電線が挿通す
る筒状の端子挿入部を有するコネクタハウジングと、前
記端子挿入部の後端に当接する基部に前記端子挿入部と
対向する端子挿入孔を有する端子挿入部ホルダとからな
る防水コネクタであって、前記コネクタハウジングと前
記端子挿入部ホルダのいずれか一方に設けた仮係止用突
起及び本係止用突起と、他方に設けられて前記仮係止用
突起及び本係止用突起に前記端子挿入部の軸方向に沿っ
て前記端子挿入部ホルダを前記コネクタハウジングに向
けて相対移動させることで順次係合する被係止部と、前
記端子挿入部に一体に設けられると共に、前記端子挿入
部ホルダを前記挿入部の軸方向に沿って前記コネクタハ
ウジングに向けて相対移動させることにより縮径し前記
本係止により前記電線の外周に密着当接する薄肉の環状
凹部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】仮係止用突起と被係止部とを係合させた状態で
は、コネクタハウジングに対して端子挿入部ホルダは仮
係止位置に係止される。この状態では、環状凹部が縮径
されていないので、端子金具及び電線を容易に挿通する
ことができる。次に仮係止位置の端子挿入部ホルダを端
子挿入部の軸方向に沿ってコネクタハウジング側に移動
すると端子挿入部ホルダが端子挿入部に当接し、さらに
移動させて端子挿入部ホルダを本係止位置に係止させる
と環状凹部が縮径して電線の外周に密着当接する。これ
により、コネクタハウジングの端子収容室内への浸水を
防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本考案に係る防水コネクタの一実施
例を示す。図中、防水コネクタ20は、端子を収容する
箱状のコネクタハウジング30と、コネクタハウジング
30内への浸水防止のために用いられるキャップ状の端
子挿入部ホルダ40とで構成される。
【0010】コネクタハウジング30は、図3に示すよ
うに、その内部に端子50を収容できる端子収容室31
を設け、この端子収容室31の後壁から後方へ突出し端
子収容室31に連通した筒状の端子挿入部32を一体に
成形している。端子挿入部32の中間部では、周囲の壁
厚よりも壁厚の薄い環状凹部32aを設け、その中間部
を括れさせてある。このため、端子挿入部32を端子挿
入方向へ圧縮すると、環状凹部32aが縮径され、この
圧縮状態を解除すると、環状凹部32aが拡径されて端
子挿入部32が復元されるようになっている。
【0011】さらに、図1に示すようにコネクタハウジ
ング30の外面には、端子挿入部32寄りに仮係止用突
起34を設け、さらに端子50の挿入方向へ所定長さ離
間して本係止用突起35を設けている。
【0012】端子挿入部ホルダ40は、端子挿入部32
に冠着可能なキャップ状をなした基部41と、その対向
する両側壁から前方へ突出しコネクタハウジング30の
両側壁の仮係止用突起34、本係止用突起35と順次係
合できる一対の可撓性の被係止部としての係止アーム4
2とで構成される。
【0013】基部41の後壁には、基部41を端子挿入
部32に冠着したときに、端子挿入部32の端子挿入孔
32bと対向する位置に端子挿入部32後端の径と同等
の端子挿入孔41aを設けている。
【0014】このような構成の防水コネクタ20に端子
50を接続するには、図2及び図3に示すように、まず
端子挿入部ホルダ40をコネクタハウジング30の端子
挿入部32に被ぶせ、コネクタハウジング30の仮係止
用突起34と端子挿入部ホルダ40の係止アーム42を
係合して端子挿入部ホルダ40をコネクタハウジング3
0に仮係止する。このとき、コネクタハウジング30の
端子挿入部32の端子挿入孔32bと端子挿入部ホルダ
40の端子挿入孔41aとが対向し、しかも端子挿入部
32が端子挿入方向へ圧縮されず、このため端子挿入部
32の環状凹部32が縮径されない状態になっている。
【0015】次に、端子50を端子挿入部32に挿入す
る。この状態では端子挿入部32の環状凹部32aが縮
径されていないので、端子50を端子挿入部32に容易
に挿入することができる。
【0016】さらに、この状態から端子挿入部ホルダ4
0をコネクタハウジング30に向って押圧すると、コネ
クタハウジング30の端子挿入部32が端子挿入方向へ
圧縮され、端子挿入部32の環状凹部32aが次第に縮
径される。そして図4,図5に示すように環状凹部32
aが端子50を接続した電線51に完全に密着すると、
端子挿入部ホルダ40の係止アーム42をコネクタハウ
ジング30の本係止用突起35に係合し、本係止するこ
とができる。このように係止アーム42を本係止用突起
35に係合すると、防水コネクタ20と端子50の接続
が完了される。
【0017】このような防水コネクタ20に端子50を
接続した状態では、端子挿入部32の環状凹部32aが
端子50を接続した電線51に密着しているので、防水
コネクタ20の端子収容室31内への浸水を防止するこ
とができる。
【0018】また、防水コネクタ20に端子50を接続
する際には、端子挿入部32が縮径されない状態で、端
子50を端子挿入部32に挿入でき、端子50挿入後
は、端子挿入部ホルダ40をコネクタハウジング30に
向って押圧し端子挿入部ホルダ40の係止アーム43を
コネクタハウジング30の本係止用突起35に係合する
だけなので、防水コネクタ20と端子50の接続の際の
作業性を著しく向上することができる。
【0019】さらに、本実施例によれば、環状凹部32
aを端子挿入部32に一体に形成したことにより、別体
の弾性防水材を容易する必要がない。この結果、防水構
造における部品点数が低減し、また別体の弾性防水材を
組み付ける工数も少なくなるので、製造コストを低減す
ることができる。また、本実施例によれば、端子挿入部
ホルダ40を端子挿入部32の軸方向に移動することで
環状凹部32aを縮径させることができ、環状凹部32
aを電線に密着当接することができるので防水作業が容
易になる。すなわち、環状凹部32aを半径方向に圧縮
する場合、環状凹部の外周側から中心に向けて押圧する
ために圧縮用部材を環状凹部の外周にはめ込む作業と比
較して、本実施例のように挿入部ホルダ40をコネクタ
ハウジング側に向けて軸方向に移動させる作業の方が簡
単で作業性が良い。
【0020】なお、本実施例では、端子挿入部ホルダ4
0の基部41をキャップ状として端子挿入部32に冠着
したが、これに限定されるものではなく、基部41を単
に板状にして端子挿入部32後端に当接することもでき
る。この場合には、係止アーム42を仮係止用突起34
に係合したとき、端子50の端子挿入部32への挿入に
支障がない程度に端子挿入部32を圧縮するようにして
端子挿入部ホルダ40をコネクタハウジング30に固定
し、かつ端子挿入部32の端子挿入孔32bと基部41
の端子挿入孔41aの各位置を対向させるようにすれば
よい。このようにしても前述した実施例の場合と同様な
作用効果を有する。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、端
子挿入部ホルダをコネクタハウジングに仮係止した状態
では、端子挿入部の環状凹部が縮径されないので端子挿
入部に端子を容易に挿入でき、さらに、この端子を挿入
した状態から端子挿入部ホルダをコネクタハウジングに
向って押圧し、本係止状態とすれば、環状凹部が縮径さ
れ端子を接続した電線に密着できる。このため、コネク
タハウジング内への浸水を防止でき、しかも端子のコネ
クタへの接続が容易となり、作業性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る防水コネクタの一実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】係止アームを仮係止用突起に係合し端子を挿入
した状態を示す図1の防水コネクタの側面図である。
【図3】同断面図である。
【図4】係止アームを本係止用突起に係合し端子を挿入
した状態を示す図1の防水コネクタの側面図である。
【図5】同断面図である。
【図6】従来の防水コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20 防水コネクタ 30 コネクタハウジング 31 端子収容室 32 端子挿入部 32a 環状凹部 34 仮係止用突起 35 本係止用突起 40 端子挿入部ホルダ 41 基部 41a 端子挿入孔 42 係止アーム(被係止部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子収容室の後方に該端子収容室から延
    設されて端子金具及び端子金具に連結された電線が挿通
    する筒状の端子挿入部を有するコネクタハウジングと、
    前記端子挿入部の後端に当接する基部に前記端子挿入部
    と対向する端子挿入孔を有する端子挿入部ホルダとから
    なる防水コネクタであって、 前記コネクタハウジングと前記端子挿入部ホルダのいず
    れか一方に設けた仮係止用突起及び本係止用突起と、 他方に設けられて前記仮係止用突起及び本係止用突起に
    前記端子挿入部の軸方向に沿って前記端子挿入部ホルダ
    を前記コネクタハウジングに向けて相対移動させること
    で順次係合する被係止部と、 前記端子挿入部に一体に設けられると共に、前記端子挿
    入部ホルダを前記挿入部の軸方向に沿って前記コネクタ
    ハウジングに向けて相対移動させることにより縮径し前
    記本係止により前記電線の外周に密着当接する薄肉の環
    状凹部とを備えたことを特徴とする防水コネクタ。
JP1992024026U 1991-10-28 1992-04-15 防水コネクタ Expired - Lifetime JP2539552Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992024026U JP2539552Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 防水コネクタ
US07/964,295 US5266045A (en) 1991-10-28 1992-10-21 Waterproof connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992024026U JP2539552Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 防水コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0584057U JPH0584057U (ja) 1993-11-12
JP2539552Y2 true JP2539552Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=12127019

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53124795A (en) * 1977-04-08 1978-10-31 Nippon Denso Co Ltd Waterproofing means for connector
JPS5548507Y2 (ja) * 1978-12-15 1980-11-13
JPH0770334B2 (ja) * 1989-12-27 1995-07-31 矢崎総業株式会社 端子係止具付コネクタ

Also Published As

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JPH0584057U (ja) 1993-11-12

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